IWGPジュニアタッグ王者のYOHが“師匠”ロッキー・ロメロを撃破!「ROPPONGI 3Kが青春っすね」
22日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『BEST OF THE SUPER Jr.26』が行われた。
この日の第4試合では、BEST OF THE SUPER Jr.のBブロック公式戦でCHAOS所属かつタッグチーム“ROPPONGI 3K”で活動をともにするロッキー・ロメロとYOHが師弟対決を行った。
試合前に互いに握手代わりに3Kポーズを合わせ、正々堂々の戦いを誓って始まったこの試合は、YOHが足攻め、ロッキーが腕攻めと見た目は派手ながらも堅実で丁寧な攻防を展開。
ロッキーがYOHのドラゴンスクリューをスカしての腕十字や、YOHのエルボーをキャッチしたままコーナーに駆け上がって腕へダイビングニードロップを落とすなどキャリアで勝るロッキーがYOHの攻め口を潰す形で試合を優勢に進め、YOHをロープにぶら下げてミサイルキックを放つが、これをYOHが回避すると自爆したロッキーは序盤の足攻めのダメージもあり機動力が鈍くなってしまう。
それでも攻撃の手を休めないロッキーだったが、YOHはコツコツと足攻めを続け、最後はロッキーのラリアットをかわして足を取りスターゲイザー(カーフキラー)で絞り上げ“師匠”ロッキーからタップを奪った。
試合後、YOHがロッキーを助け起こすと、ロッキーはYOHの腕を掲げ上げて勝利を祝福。その後2人は軽く抱き合って健闘を称え合った。
YOHは達成感に満ちた表情で「ロッキーがいなかったら今の俺もSHOもないから。無限大、無限大の感謝っすね。こうやってシングルで思い切り試合やってね、仲がもっと深まったというか、肌と肌を合わせて感じたこともあるし、ロッキーと組んで、ロッキーと友達で良かったなって心底思います。これからもROPPONGI 3Kと一緒に成長して強くなっていきます。……ROPPONGI 3Kが青春っすね」と語り会場を後にした。
対するロッキーは、「自分が勝つことが出来なかったのは悔しいが、監督として率いてきたYOHが最高の試合を見せて俺をタップさせた結果は喜ばしいし賞賛に値する」と試合には破れたもののYOHの成長について嬉しそうに語る。
そして、最後は明日の田口戦について「“田口カントクvsロッキーカントク”のコーチ対決の勝者が新日本プロレスの名誉ある“ヘッドコーチ”という栄誉ある立場になる」と闘志を燃やしつつ、田口の選手として、カントクとしての手腕を評価してから去っていった。