納谷幸男が3・21後楽園でのKO-D無差別級王座獲り宣言! 「俺が火野さんから絶対ベルトを獲りたい」
DDTプロレスが3月2日、東京・千代田区の神田明神内で旗揚げ26周年記念興行『Judgement2023〜後楽園史上最長5時間スペシャル〜』(同21日、東京・後楽園ホール)に向け記者会見を行い、団体の至宝KO-D無差別級王座(王者は火野裕士)に挑戦する納谷幸男がベルト獲りを高らかに宣言した。
納谷は「初めてのKO-D無差別級挑戦。それがDDT26周年という、意味のある記念の大会でのメインでやらせていただくということで、すごく身が引き締まる思いです。俺と火野さんでどこにも負けない最高のメインイベントをやって、俺が火野さんから絶対ベルトを獲りたい」とキッパリ。
受けて立つ火野は「ベルトを獲ってリング上でも言ったんですけど、DDTにはデカくて強い選手がいる。もっとそういう選手が目立てば、いい団体になるんじゃないかと思います。言った後、納谷とHARASHIMAさんが挑戦権をかけてやりまして。会場で見せてもらったけど、強さにこだわった試合を見せてもらって。ホントに素晴らしい試合で、納谷君が勝って、このベルトに挑戦する。熱いすね。どこの団体にもできない強い戦いを見せてあげようと思います」と力を込めた。
両者は昨年11月1日、後楽園での「D王GP」公式戦で対戦し、火野が貫録勝ちを収めた。そこからの納谷の成長ぶりについて、納谷自身は「D王では負けてますけど、その後、そのときのチャンピオン樋口(和貞)さんを倒して決勝まで行って。上野(勇希)さんとメインイベントでやって、負けてしまいましたけど、自分のなかで着実に実力つけて、火野さんの前に立ってると思ってるので。そこは前回の自分より確実に強い自信があります」、火野は「自分から見ても、あのときの納谷とは違うと思う。彼はもともと持ってるもんがあるから。こんななデカい人、なかなかいないでしょ。力もあるし、それを今まで生かしきれなかった。D王で決勝までいって、上野に負けて。そのとき、自分もアドバイスしたりして。だから、そのときの納谷とは思ってない。しかもベルトがかかってる。あのときの試合より、一味も二味も違う、すごい試合になると思ってます」と話した。
また、同王座戦の特別立会人を務め、会見に同席した“鉄人”小橋建太氏は「チャンピオンの火野選手は今、脂が乗っている時期。これから火野時代を築いてほしい。納谷選手は去年のD王での成長ぶりは、ホントに目を見張るものがありました。あんなに成長した選手はなかなかいないんじゃないか。それだけ伸びた選手が強い王者に立ち向かっていく試合を楽しみたい」と語った。試合の予想に関しては、「火野選手は今38歳、脂乗ってるときですから。でも、その牙城を崩すような若い選手も出てきてほしい。一番成長してる納谷選手が、そこを突き破ってほしいという思いもあります。予想つかないですけど、ぶつかり合いの熱い試合を期待してます」と述べた。