プロレスの王・鈴木みのるとデスマッチの王・葛西純が大流血戦!鈴木軍解散後のビジョンは「開かずの扉、どんどん開けていくぞ」

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 19日、東京都・国立代々木競技場にて『タカタイチ2人合わせて50周年記念興行』が開催され、鈴木みのると葛西純がノーDQマッチで激突した。

 この日の第4試合では、鈴木みのる&DOUKIvs葛西純&本間朋晃のタッグマッチが実施。
 リングインした葛西がマイクを取り、みのるへ「おいおいおいおい、こんだけのファンが、国立代々木競技場第2体育館に集まってくれたんだ。おい鈴木みのる、こんだけの客さんが来てくれて、そして、葛西純を呼んでおいて、通常ルールはねぇだろう。なぁ?お前プロレス王なんだろ?ノーDQも、立派なプロレスだ。反則裁定なしの、ノーDQルールで、プロレス王、葛西純と遊んでくれよ」と要求。みのるも「へっ!最初からそのつもりだ!」と喧嘩を買い、ノーDQマッチで試合開始。


 みのると葛西のイスチャンバラに始まった試合は早々に場外戦となり、葛西がみのるの額にフォークを突き刺してぐりぐりと抉ったことで大流血。しかし、みのるは怯むどころか狂気を孕んだ笑みを浮かべてさらに苛烈な攻撃を加える。
 葛西が竹串の束を取り出して振りかぶるも、みのるが逆に葛西の額に突き刺して一本足頭突き。葛西の額からも血が流れ出すが、葛西は自ら額にフォークを突き刺してさらに血を噴出させ、狂気と狂気がぶつかり合う展開に。
 DOUKIの奮戦もあり追い込まれる葛西&本間だったが、2人で裏摩周を決めて逆転。みのるにも葛西がパールハーバースプラッシュ、本間がこけしを炸裂させるも試合は決まらず。最後はみのると本間の一騎打ちとなり、本間がみのるの一本足頭突きを何発も耐え抜いて雄叫びを上げる意地を見せるが、最後はみのるが鬼の形相でスリーパーホールド。本間の力がガクリと抜け、レフェリーが慌てて試合を止めた。

 試合後、マイクを取ったみのるは葛西を見下ろし、「まあまあ楽しかったよ。世界一のデスマッチ王・葛西純さん。もう一度、お前の目の前で名乗ってやる。俺がプロレス王・鈴木みのるだ!」と勝利宣言。
 これを受けた葛西が握手を求め、みのるが応じようとするとその手を引っ込めて中指を突き立てる。みのるは葛西の指をキャッチしてへし折り、荒々しく会場をあとにした。

 バックステージに戻ったみのるは、鈴木軍が今年いっぱいで解散することについて多くの悲しみの声が集まっていることに触れ、「開かずの扉、どんどん開けていくぞ。今まで来なかった道、開けてこなかった扉、どんどんこじ開けていくぞ。その第一歩だ!俺はずっと先見てるぞ。お前らよりもずーっと先見てるぞ。そして、確実にそこに行くぞ。お前らに確実に伝わる形で、この先、鈴木みのるの未来、プロレスの未来、見せていってやろうじゃねえかよ。今の俺はなんでも出来るぞ?可能性は無限大だ!」と語り、高笑いで会場をあとにした。

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