【会見全文】クリス・ジェリコが内藤哲也と大乱闘!怒り心頭のジェリコは「内藤の選手生命を終わらせる」と激昂!

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 15日、新日本プロレス事務所にて新日本プロレス『WRESTLE KINGDOM13 in TOKYO DOME』についての記者会見が行われた。

 この日は現IWGPインターコンチネンタル王者であるクリス・ジェリコが緊急来日。
 ジェリコは若手時代には日本で冬木弘道に師事し「ライオン道」の名で活躍。その後はECW、WCW、WWEと活躍の場を増やし、史上初のWWE&WCW統一世界王者に輝くなど誰もが認めるレジェンドレスラーとなった。
 ジェリコは今年の1月4日の東京ドーム大会に登場し、当時ケニー・オメガが持っていたIWGP USヘビー王座を賭けて対戦。その後は内藤哲也のIWGPインターコンチネンタルのベルトに狙いを定め、観客に扮して内藤を襲撃したり、自撮りのビデオレターを幾度も送りつけたりと散々挑発した末、今年6月に同王座を奪取。その後は内藤のパレハであるEVILを相手に防衛戦を行い勝利している。

 来年1月4日の東京ドーム大会のダブルメインイベントで再びIWGPインターコンチネンタル王座を賭けて戦うことになった二人が記者会見の場で再び顔を合わせた。


内藤「世界のスーパースター、クリス・ジェリコ選手とこうしてこうして記者会見が出来る。こんな贅沢な時間はないですよ。これは全て、お忙しい中わざわざ時間を作ってくださった世界のスーパースター、クリス・ジェリコさんのおかげなわけで。クリス・ジェリコさん、ありがとうございます(立ち上がって深々と一礼。ジェリコも警戒して立ち上がる)。いや、それにしても、世界のスーパースター、クリス・ジェリコさんが新日本プロレスからの記者会見のオファーを快く受けてくださった。なんでかなあ?だって、世界のスーパースターですよ?そんな簡単にスケジュールを押さえられるはずがない。なのに、なぜか世界のスーパースター、クリス・ジェリコさんがこの場にいる。もしかしてやっぱり、ヒマなのかな?いやいやいや。そんなわきゃないか。だって、世界のスーパースターですから。きっとなにか狙いがあってこの場に来てくださったことでしょう。まさか、新日本プロレスに『来てくれ』って言われたからノコノコと日本に来たわけじゃないですよねぇ?そのへんの話、ぜひ聞かせて欲しいなあ?ねぇ、世界のスーパースター、クリス・ジェリコさん。世界が唸るようなコメントを是非この場でお聞かせください」

ジェリコ「内藤、笑わせてくれるぜ。自分の忙しいスケジュールとか、世界のスーパースターがノコノコ来たなんて話をしていたが、日本にはもう60回以上来てるんだよ。岩手も宮崎も札幌も、日本中で試合をしてきた。そして今俺は日本中、どこいつ現れるのか自分で選べる立場にある。IWGPインターコンチネンタルだってこれが初めてでもない。10回もこのベルトを持ったことがある。馬鹿にするのはいい加減にしろ。マディソン・スクエア・ガーデンでも、ロサンゼルスのステープルズ・センターでもメインイベントを張ったこの男をな。そして内藤、新日本プロレスでお前はスターかも知れないが、お前は俺ほどの世界的な名前はない。どうでもいいけど、言いたいことはただ一つだけだ。内藤、お前は俺ほどのビッグスターじゃないってことだ。まあ、この試合に関しては俺がどれだけのレジェンドであるかということよりも、お前をドミニオンで倒してこのベルトを獲った。その事実が一番重要なんじゃないのかな?」

――ジェリコ選手、先日内藤選手のメッセージ動画で「間抜けなメイク」という言葉がありましたが、それについてのご感想を
ジェリコ「そう、あの『間抜けなメイク』というというコメント。その間抜けなメイクをした俺にお前は負けたんだ。ここで言いたいのは、そういうキャラクターがどういう印象を受けようと、実際に上手く行っているということだ。そして新日本に来てから、俺はニホンジンのプロレスラーには一度も負けていない。もう一度だけ言っておく。一度も、ニホンジンの、プロレスラーに、負けたことはないんだ。間抜けなメイクをしようとも、お前のTシャツをパクろうと、俺がお前を倒したという事実。これ以外はなにもない。ドミニオンで一回目、そして1・4東京ドームで今一度お前のことを倒すんだ。この日本のプロレス界で全てにおいて最高のカードが組まれたと思う。第1試合からメインまでな。しかし、クリス・ジェリコvs内藤哲也。これはクラシックな試合にはならない。獰猛で、戦闘とも呼べる戦いであり、虐殺、抹殺、こういった行為が行われるだろう。そしてその翌日、皆が何を話すかというと、内藤哲也がどれだけひどく負けたかということだ。それも2回もな。そして俺はこのベルトを防衛する」

――11月の大阪大会で内藤とは絶対にやらないと言っていたが、ドームでカード発表されたことについては
ジェリコ「この決断はもちろん自分一人でしたものじゃないが、ドミニオンで内藤を倒したときに、すでに内藤は自分の対戦相手のリストからは消えていた。だが、新日本の方から『もう一度再戦をしないか』という話が来て、受けてはやったが、実際に自分が戦うかどうか、当日に姿を現すかどうかは俺が決めることだ。なぜなら、俺はクリス・ジェリコだからだ。ただ、今回に関して言うと、内藤がうるさいハエのようにずーっと自分の周りをブンブン飛び回って払っても払っても払いきれなかった。払いきれないハエはどうすればいいか……叩き潰すしか無いよな?叩き潰すために、内藤の願いを叶えてやったってことだ。ここで1・4、俺は新日本プロレスそのもの、そして内藤に新たな学びを授けてやる。それが何かと言うと、誰も俺をコントロールできないということ。新日本プロレスだってそうだし、ハロルド・メイだってそうだ。東京ドームで俺は内藤の願いを叶えるが、それは俺がそうした学びを皆に授けてやるためだ」

――内藤選手、今回のジェリコ戦は大阪城ドームより世界の注目は高まると思うが、改めてジェリコ戦への想いを
内藤「『俺はクリス・ジェリコに負けてなんかいないんだぁ!』……なんてことは俺は言いませんよ。大阪城ホールでちゃんと3カウントを耳元で聞きましたからね。ただ、残念ながら僕はクリス・ジェリコ選手のことをよく知らないんでね。キャリア、何年デビュー、何年に何があったとかってのは見たけど、やはりピークを過ぎた選手なんだろうなといういんしょうがあるわけですよ。そんな選手に俺は大阪城ホールで負けてしまった。……人生最大の汚点かも知れないですね。そして年間を通して、ホント数えるほどしか試合をしてないクリス・ジェリコ選手が、今も新日本プロレスで大きい顔をしている。世界的な知名度があることは間違いない事実なわけで、それは素晴らしいことですよ。でもいちばん大事なのはリング上の試合であって、ほとんど試合をしてない選手がなんでこんな大きい顔をしてるんだと。その一番の理由はやはり、彼の目の前に置かれているIWGPインターコンチネンタル王座だと思うんですよね。あのベルトを保持しているからこそ、大きい顔ができる。新日本プロレスも彼を優遇する。その原因を作ってしまったのが……俺なんだよね。あのベルトが欲しいか欲しくないかって言われたら、ハッキリ言ってあまり魅力は感じないけどね。でもこれ以上クリス・ジェリコ……さんに大きい顔をされてるのはやはり面白くないんでね。ちょっとリセットしたいなと。彼を倒すと同時にそのベルトも一旦こちらに預かって、 何もない状態のクリス・ジェリコ選手にすれば、もう新日本プロレスもありがたく彼を呼ぶこともないでしょう。一回丸裸のクリス・ジェリコにしてみたいなと。そうすれば二度と彼が新日本プロレスのリングに上がることはないんじゃないですか。だって、この東京ドーム大会に向けて誰か彼の名前を出した選手が居ますか?内藤以外にいますか?棚橋は出しましたか?ケニーは出しましたか?オカダは出しましたか?飯伏は出しましたか?EVILは出しましたか?SANADAは出しましたか?誰も出してないよ。要するにさ、誰も魅力的に感じてないわけでしょ?今彼がこのリングに居座れる最大の理由として、このベルト保持者だという事実がある。このベルトを彼から奪い取って、そしてクリス・ジェリコをこのリングから葬り去りたいなと思います。それが東京ドームに向けての一番のモチベーションですかね」

ジェリコ「内藤、お前は……馬鹿なのか?プロレスを分かってるのか?本物のエンターテイメントがなんだか分かっているのか?この俺がピークを過ぎていたとしても、今の俺はお前の1000倍良いレスラーだ。お前本当に馬鹿なんだな」


 ここで内藤が突如水を口に含み、ジェリコの顔面に噴射。
 両者はもみ合って乱闘となり、ヤングライオンたちが必死にジェリコを引き剥がす。

内藤「ジェリコさ~ん♪ジェリコさぁ~ん♪トランキーロ!あっせんなよ!アディオス!ジェリコさ~ん♪アディオ~ス♪」(内藤は歌いながら退席)


ジェリコ「俺の東京ドームでの使命はここで決まった。内藤の選手生命を終わらせることにする。既にWRESTLE KINGDOMのチケットを持っている奴、額縁に入れて壁に大切に飾っておけ!なぜなら、その日は内藤がキャリアを終わらせた日として歴史に残るんだからな。そしてクリス・ジェリコが内藤に引退を強いた日ということを覚えておいてもらおう。ピークを過ぎたなんてよく言ってくれたもんだな。俺の選手としてのキャリアはまだ始まったばかりだ。よく覚えておけ。WRESTLE KINGDOM12で何があったか覚えてるか?あれで最高の新日本プロレスワールド史上最高の視聴数、最高の観客動員したんだってな?ということは、このクリス・ジェリコが新日本プロレスを食わせてやってるようなものだろう?すなわち、内藤哲也は俺に食わせてもらってるんだ。この選手がもう引退するんだから会社も少しは楽になるんじゃないか?ハロルド・メイにも言っておく。内藤に払わなくていい分の金を貯金できるぞ。内藤、冗談じゃない。1・4がお前の最後の試合になる。もしチケットを持ってない奴がいるなら今すぐ買え。世界中のファンよ、絶対に見ろ。これが最後のチャンスだぞ。あの馬鹿の内藤哲也がリングに上がるのは」

 ジェリコはイスやテーブルを投げつけながら怒り心頭で捲し立て、そのまま荒々しく退席していった。
 両者ともに完全に火が点いた1・4東京ドーム大会での決戦に目が離せない。

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