鷹木信悟が石井智宏との壮絶肉弾戦を制してNEVER無差別級王座を防衛しNEW JAPAN CUP出陣を宣言!「こんな面白いもんこの俺が出ないわけ無いだろう!」
20日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『NEW JAPAN ROAD』が行われ、鷹木信悟が石井智宏との壮絶肉弾戦を制してNEVER無差別級王座を防衛した。
鷹木は、先月5日にNEVER無差別級王座を奪取した後藤を翌日の試合でKOし、「IWGPヘビーとICのベルトは内藤の力によって史上最高に光り輝いてる!それに比べてNEVERはなんてざまだ!」と一喝したことで遺恨が発生。その後今月1日の札幌大会で後藤との決戦を制して同王座を戴冠した鷹木だったが、NEVER戦線で前線を走ってきた石井が鷹木に執着を見せ、「次は俺だ!」と詰め寄って挑戦表明。
「IWGPヘビー級王座がナンバーワンなら、NEVERのベルトはオンリーワンにする」と語っていた鷹木は、石井の挑戦表明に対し「アイツだってNEVERの価値を落とした張本人だろう!」と激高しつつも、石井の挑戦を受けて立つ姿勢を見せていた。
試合は、開始直後から互いにショルダータックル、エルボー、逆水平チョップ、ヘッドバッド、ラリアットと常に正面に立ってゴツゴツと打撃を打ち合う肉弾戦となり観衆は息を呑む。
終盤にはバックドロップで投げ合う意地の張り合いも見せ、石井がコーナートップからの雪崩式ブレーンバスターで叩きつけるが、鷹木も雄叫びを上げてパンピングボンバー。これをフォールカウント1で返した石井はスライディングラリアットから垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、これを振り払った鷹木は突っ込んでくる石井に鷹木式GTR。そして最後はパンピングボンバーからのラスト・オブ・ザ・ドラゴンで死闘に終止符を打った。
試合後、鷹木は「2・1札幌では、『これがNEVERの戦いだ』『これが俺のプロレスだ』と言った。調子に乗ってもう一つ言っていいか?!オイ!今の魂と魂のぶつかり合い!これがプロレスだ!まだまだこんなもんじゃねえからな?さらに!このベルトの価値を高めてとことん暴れ狂うからな!これからも暴れ龍のごとく駆け上っていくぞ!」とマイクアピール。
さらにバックステージではダメージに顔を歪めながらも「ただ恐ろしいよ、あの44歳。強烈すぎるよ。何回も意識が飛びかけた。ただあの野郎の目が死んでなかったから、俺の魂も踏みとどまった。俺にはよ、この新日本で歴史がない。後藤と石井はこのベルトを5回も戴冠してるんだろ?だが歴史がない分、1つ1つインパクトを残していくからよ、まだまだやることは山程あるんだ」と今後の防衛ロードへの覚悟を語る。
そして、会社からNEW JAPAN CUP出場を打診されていたものの、NEVER無差別級防衛までは回答を保留していたことを明かし、「即決!一発のトーナメント、おもしれーじゃねーか!こんな面白いもんこの俺が出ないわけ無いだろう!おい新日本プロレス!令和初のニュージャパンカップ、初出場のこの俺がこのシングルのベルトを持って参加してやるよ!それ相応の面白い相手を一回戦で用意しろよ」と呵呵と笑う。
そして鷹木は翌日に迫ったNEVER6人タッグ王座の防衛戦に向け兜の緒を締めて去っていった。