「今の女子プロレスの中で最高の闘いをできた」1・4東京ドームで岩谷麻優とAZMが最高峰のIWGP王座戦を実現!
4日、東京ドームにて新日本プロレス『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム』が開催。第2試合では岩谷麻優の持つIWGP女子王座にAZMが挑戦した。
2023年4月にメルセデス・モネを倒し第3代IWGP女子王者になった岩谷は、1年9ヶ月の長期政権を築いている。去年の1・4で防衛戦が組まれなかった岩谷はショックを受け、ベルトの価値を上げ続けた結果今年は無事試合が組まれる事に。
挑戦するAZMは11歳でスターダム3期生としてプロレスデビューし、22歳ながらキャリア11年のベテランレスラー。
AZMは直前会見で、昨年12月の両国国技館でスターダムの王者が上谷沙弥(赤いベルト)、スターライト・キッド(白いベルト)、羽南&飯田沙耶(ゴッデス=タッグ)と20代の生え抜き若手が戴冠したことをあげ、センターの岩谷麻優も世代交代させることを宣言していた。
試合は開幕エルボー合戦から岩谷が強烈なソバット。ハイスピードな攻防から岩谷がフロッグスプラッシュで決めにかかる。返したAZMは断崖式フットスタンプからダイビングフットスタンプと連撃し、ハイキックでも打ち勝ったAZMだったが岩谷はトラースキック。さらに顔面へのバカタレキックからミサイルキックも顔面に突き刺し、トドメのムーンサルトプレスもAZMが避けると二段式バズソーキックを叩き込む。岩谷のドラゴンを切り返したAZMがカナディアンデストロイヤーからダブルアーム・カナディアンデストロイヤーで突き刺しフォールも2。
AZMがラ・ミスティカからあずみ寿司も2。AZMは再度ミスティカを狙うが力付くで捕らえた岩谷がツームストンパイルドライバーで突き刺し、ムーンサルトプレスを投下しフォールも2。ならばと岩谷は二段式ドラゴンスープレックスホールドで3カウントを奪った。
試合を終えたAZMは「闘ってみて、やっぱりスターダムのアイコンは岩谷麻優だけだなと思いました。だから私はアイコンも欲しいけど、アイコンよりもっともっといい肩書きを見つけて、スターダムのトップに絶対立って、また岩谷麻優をこの私が倒しに行きます」とコメント。
9度目の防衛に成功した岩谷は「今の女子プロレスの中で最高の闘いをAZMとできたと自分は思います。男子プロレスしか見たことがないとか、スターダム見たことがない、女子は興味がないとか、そういう言葉がまだまだあるかもしれない。けど、その感情を自分たちの試合で覆すことができたと思っております。2025年もIWGP女子、岩谷麻優の年にしていきたいと思います」と宣言した。