【試合詳細】4・8 新日本プロレス両国国技館大会 【IWGP世界ヘビー級】オカダ・カズチカvsSANADA 【IWGPジュニア】高橋ヒロムvsロビー・イーグルス 【IWGPタッグ】後藤洋央紀&YOSHI-HASHIvsカイル・フレッチャー&マーク・デイビス 【TV王座】ザック・セイバーJr.vs海野翔太 【IWGP女子】メルセデス・モネvsAZMvs葉月

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『CSテレ朝チャンネル Presents テレビ朝日 新日本プロレス放送50周年記念 SAKURA GENESIS 2023』
日程:2023年4月8日(土)
開始:17:00
会場:東京都・両国国技館
観衆:6,510人

▼新日ちゃんぴおん。グランプリ獲得記念特別試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
●棚橋弘至/エル・デスペラード/YOH
13分10秒 横入り式エビ固め
鈴木みのる(パンクラスMISSION)/○矢野通/グレート-O-カーン

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
[UNITED EMPIRE]○ジェフ・コブ/アーロン・ヘナーレ/フランシスコ・アキラ
8分1秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め
[BULLET CLUB/HOUSE OF TORTURE]“キング・オブ・ダークネス”EVIL/高橋裕二郎/●SHO

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
[L.I.J]内藤哲也/鷹木信悟/●BUSHI
9分20秒 足4の字固め
[Just 5 Guys]タイチ/○金丸義信/DOUKI

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
タマ・トンガ/ヒクレオ/●マスター・ワト
8分46秒 CRII→片エビ固め
[BULLET CLUB]デビッド・フィンレー/KENTA/○エル・ファンタズモ

▼IWGP女子選手権試合 3WAYマッチ 60分1本勝負
【王者】○メルセデス・モネ
13分53秒 モネメーカー→片エビ固め
【挑戦者】●AZM(スターダム)
※もう1人は【挑戦者】葉月(スターダム)
※モネが初防衛に成功。

▼NJPW WORLD認定TV選手権試合 15分1本勝負
【王者/TMDK】○ザック・セイバーJr.
13分35秒 ジャックナイフ式エビ固め
【挑戦者】●海野翔太
※ザックが4度目の防衛に成功。

▼IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/CHAOS/毘沙門】●後藤洋央紀/YOSHI-HASHI
15分30秒 コリオリス→片エビ固め
【挑戦者組/UNITED EMPIRE/Aussie Open】マーク・デイビス/○カイル・フレッチャー
※後藤&YOSHI-HASHIが3度目の防衛に失敗。デイビス&フレッチャーが新王者となる。

▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者/L.I.J】○高橋ヒロム
21分12秒 TIME BOMB II→片エビ固め
【挑戦者/TMDK】●ロビー・イーグルス
※ヒロムが3度目の防衛に成功。

▼IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者/CHAOS】●オカダ・カズチカ
26分58秒 デッドフォール→体固め
【挑戦者/Just 5 Guys】○SANADA
※オカダが3度目の防衛に失敗。SANADAが新王者となる。

SANADAがオカダを制して悲願のIWGP世界ヘビー級王座戴冠もジュニア王座防衛のヒロムが挑戦表明!オージー・オープンが悲願のタッグ王座初戴冠!モネがIWGP女子王座初防衛!

第1試合


 三谷紬アナウンサーがリングに登場し、テレビ朝日が一番面白い番組を決める 『バラバラ大選挙』で新日チャンピオンが優勝したことを報告。

 鈴木とオーカーンが試合開始前から仲間割れし、YOHとデスペが先発でもめると、鈴木とデスペが一緒になってYOHを場外に投げ捨てストロングスタイル同士で試合開始。

 手4つをフェイントにバックとリストの取り合い。鈴木が腕固めも切り返したデスペがヘッドロックで絞り上げる。
 鈴木がリストをとって切り返すとデスペはカニバサミで倒そうとするが、鈴木はそのまま潰そうとするもデスペがバックをっとっていくが鈴木は回転して逃れる。
 デスペがタックルも鈴木がフロントネックで捕らえ、バックを取るがデスペがリストを取って切り返すと鈴木は足を刈って倒しヒールホールド。デスペはロープを掴みブレイク。
 エルボーの打ち合いからデスペがチョップを打ち込みガットショットからピンチェロコを狙うも、切り返した鈴木がガットショットからゴッチ式パイルドライバーを狙う。耐えたデスぺとリストの取り合いから鈴木が矢野にタッチを要求。嫌がる矢野を見て、鈴木はデスペを離して矢野の胸にチョップを打ち込みタッチ。
 デスペの背中にYOHがタッチ。

 矢野が場外に出て対戦を拒否しオーカーンとタッチ。

 オーカーンが片足タックルで倒し、リストをとっていくがYOHがハンドスプリングからアームホイップ。さらにロープに振ってカニバサミで倒すとロープに飛んで低空ドロップキック。
 YOHはストンピングからガットショット。ロープに飛んでラリアットも、オーカーンは避けると辮髪でチョーク攻撃。これを離すとチョーク攻撃。
 オーカーンはモンゴリアンチョップ連発から顔面を踏みつけ、ボディスラムからフォールも2。
 オーカーンはコーナーに叩きつけ、ガットショットから玉座。これを離すとスリーパーからバックブリーカー。さらにスナップスープレックスからフォールも棚橋がカット。
 オーカーンは棚橋をモンゴリアンチョップから場外に投げ捨てるが、YOHがヘッドロックもオーカーンは背中にエルボーから投げようとする。着地したYOHが低空ドロップキックからタッチしようとするが、オーカーンはガットショットも、YOHは辮髪を巻き付けてのネックブリーカードロップ。YOHは棚橋にタッチ。

 棚橋はロープに飛んで太陽ブロー。オーカーンのモンゴリアンチョップをガードした掟破りのモンゴリアンチョップからコーナーに叩きつけボディブローからボディスラム。コーナーに登りセカンドロープからのサマーソルトドロップを投下しフォールも2。
 棚橋はロープに飛ぶが、オーカーンは王統流二段蹴りからタッチしようとするが鈴木と矢野は拒否。
 棚橋はオーカーンにビンタからロープに飛ぶが、オーカーンは一本背負いで迎撃し、タッチを要求すると矢野がタッチ。

 棚橋が矢野の背後からスクールボーイも2。矢野がガットショットもキャッチした棚橋がドラゴンスクリューからコーナーに振り、トレイン攻撃からデスペとYOHが矢野を棚橋に振り、棚橋がスリングブレイドからデスペとYOHが矢野に攻撃しようとするもお互いカット。棚橋がデスペに矢野を羽交い締めにさせ、YOHがトラースキックも矢野が避けるとそれを見た上でデスペにビンタ。デスペがYOHにチョーク攻撃も、棚橋がそれを仲裁に走るが矢野が棚橋を突き飛ばしてYOHとデスペに叩きつけると、棚橋の背後から急所攻撃からスクールボーイで3カウント。

<試合後コメント>
矢野通
「(スプレー缶を抱きしめながら)もう無理! 無理だって! ヒロシ、ごめんなさい! 人の良さを利用してしまいました! 私は懺悔致します! ごめんなさい! でも、あのタッグは無理! 無理! とにかく無理!」

グレート-O-カーン
「余を輝かすことすらできねえ5流レスラーじゃなければよ、今回のは面白い試みだと思うよ。まさに祭りに相応しい。だいたい今、新日本プロレスに存在意義もありゃせんユニットが多すぎるんじゃ! じゃから対戦カードの地位がなくなる。だから対戦カードを見てもワクワクしない。だから話題を呼べない。いいか? いつも話題を提供しているのはこの余だ。それからよ、オイ、我々連合帝国は例え同門対決だろうが、愚民の手のひらをひっくり返させるほどの試合ができる。
結局、選手の成長性、ユニットの魅力、ユニットのグッズの売上、未来、実力、それら全て兼ね備えているのは我々連合帝国だけだ。他のユニットはそろそろアレだな、ユニット抗争でもしようか? ユニットvsユニット、大戦争だ。それを全て支配できるのは、この余が率いる、4年9カ月無敗のイギリス最強王者のグレート-O-カーンが率いるUNITED EMPIRE。これがUNITED EMPIREの力だ」

エル・デスペラード
「こんなカードを組む番組なんか大っ嫌いだ、バーーカ!!」

棚橋弘至
「(※股間を押さえながら)アーッ! プロレスラーになっていろんな試合をしてきたけども、今日が一番カオスでした。アー……。出直すよ、イチからね」

YOH
「(※デスペラードのお辞儀を真似てから座り込んで)何だよ……。今日さぁ、何のための試合か、全然分かんなくてさぁ。この試合ってやる意味あんのかなぁ。何、『新日ちゃんぴおん。』のグランプリ記念か。まぁそこはおめでとうでいいんだけどさぁ、誰がこのカード組んだっていうの? 棚橋さん、デスペラード……アイツが対角にいるんだったら、俺は喜んだかもしれないけど、アイツが横にいると何か気持ち悪くてさぁ。組みました、すぐ仲良くできるって……普通はそうじゃないよねぇ。はぁ~……あんまり好きじゃないんだよね。アイツのことさぁ。わっかんないよねぇ。うーん……。(※しばし考え込む)何だろねぇ、アイツに対して……好きじゃないんだよねぇ……(※立ち上がって控室へ)」

第2試合


 HOTが奇襲し試合開始。
 SHOがアキラの顔面を踏みつけ、ヘッドロックからショルダータックル。首を踏みつけてからロープに飛ぶが、アキラは避けるとコルバタで投げ捨てロープに飛んでスライディングキック。避けたSHOがリングに投げ入れるよとするが、アキラはエプロンでの619からロープに飛ぶも、EVILが場外から足を掴んで倒し、そのまま引きずり出して場外乱闘へ。
 リングに戻るとアキラがエルボーも、SHOがサミングからフォールも2。
 SHOはフロントネックで捕らえEVILにタッチ。

 EVILはコブラツイストで捕らえ、場外のHOTメンバーと手を繋いで引っ張り絞り上げる。これを離すとフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。
 EVILは裕二郎にタッチ。

 裕二郎はボディへの膝からチョップを打ち込み、コーナーに振って走り込むがアキラは足を伸ばしてカットしエルボー連打。裕二郎はボディスラムも、立ち上がったアキラがエルボー連打からチョップ。裕二郎はボディスラムからエルボーを打ち込みロープに飛ぶが、アキラはゼロ戦キックで迎撃しヘナーレにタッチ。

 ヘナーレはショルダータックルからエルボーとボディブローを交互に打ち込み、エルボー連打からコーナーに振ろうとするが、裕二郎は逆に振って走りこむも、避けたヘナーレが串刺しラリアットからサモアンドロップ。ヘナーレはローキック連打からミドルキックで蹴倒しフォールも2。
 ヘナーレはエプロンの東郷にエルボーも、東郷が避けると裕二郎がトラースキック。裕二郎はSHOにタッチ。

 SHOとEVILが交互にストンピングからSHOがローキック。さらにEVILがチョップを打ち込み、YOHがミドルも受けきったヘナーレが交互にエルボーとボディブローを打ち込むと、EVILをSHOに突き飛ばして同士討ちさせEVILにニールキック。ヘナーレはコブにタッチ。

 コブはSHOのサミングをキャッチし、ガットショットも受け切るとコーナーに振り串刺し攻撃。避けたSHOがロープに飛んでラリアットも、受けきったコブがチョーク攻撃。SHOは指折りで逃れてロープに飛んでスピアーも、コブは微動だにせずに受けきりショートレンジのショルダータックルで倒す。だが裕二郎が髪を掴んで動きを止め、EVILがボディへトラースキックからコーナに振りトレイン攻撃。
 SHOがロープに飛んでスピアーで倒しフォールも2。
 SHOはトーチャーツールを持ち出すがレフェリーがとめるも、背後で東郷がコブにスポイラーズチョーカーでチョーク攻撃。コブがトーチャーツールを投げ捨てると、東郷がスリーパーでおぶさりSHOが走り込むが、コブは東郷を背負ったままSHOをツアー・オブ・ジ・アイランドで叩きつけてフォールし3カウント。

アキラ「KUSIDA、お前の挑戦受けてやるよ」

<試合後コメント>
フランシスコ・アキラ
「ヘイ、クシダ、ケビン・ナイト。オーケー。(俺がリングで言った言葉を)オマエたちが聞いた通り、俺たちは挑戦を受けてやるぜ。何故だか知りたいか? 理由を知りたいか? なぜなら1日目から俺は日本にいる。俺は自分の心と情熱を持って戦ってきたからだ。俺とTJPはチャンピオンとして戦っている。だから俺たちはオマエたちにチャンスを与えてやろうと思う。これはレッスンだ。決して“Catch 2/2”のようにはなれないというレッスンだ! これはクシダへのメッセージだ。おい、クシダ。おまえはジムさんの教え子か? 俺もジムさんの教え子だ。どっちがベストだろうな。俺の方が凄いと証明してやる!」

アーロン・ヘナーレ
「俺のキャリアにとって、何て1週間なんだ! 俺が試合に負けたことは関係ない。俺があのシンゴとの試合をもたらしたんだ。そしてそれをシンゴはわかっている。俺は軽んじられていない。シンゴからのリスペクトだけじゃない。レスラーもファンも世界中の人々のリスペクトを得た。今年は“ゴールド”を取る年だって言っただろう? KOPW、俺はまだここにいる。いつでも準備をしておけ。おまえが誰であろうと、おまえがどんなにタフだと思っていようと。俺はここにいるんだからな!」

ジェフ・コブ
「あぁ、やれやれ。あれを見たか? 素晴らしい! UNITED EMPIREがHOUSE OF TORTUREを追い出してやったよ。あぁ、アキラはちょっと嬉しすぎたみたいだ。裏でまた闘いたかったのか? ノーノーノー! 闘う必要はない、俺たちはここでやるからな。『ニューイヤー(東京ドーム大会)』『NEW JAPAN CUP』……UNITED EMPIREは俺たちがやろうとしてきたことを正確に実行できていなかった……。そこでだ『SAKURA GENESIS』! 桜がキレイに咲いてるな! 今晩、“W”……! 数週間のオフがやってくる。何をしようか? 俺たちにはゴールがあると言っただろう? 9人のUNITED EMPIREがいるんだ。数週間の休み。設計図を見直して計画を練ろう。何が起きるのか言うなよ。お楽しみだ……!」

第3試合


 先発は内藤とDOUKI。内藤が走り込んでエルボー連打から髪を掴んでひねり上げ、エルボーからヘッドロックで絞り上げる。
 ロープを背負ってDOUKIを蹴りつけて走り込むが、DOUKIはヘッドシザースホイップからロープ駆け上がり式のアームホイップからクロスチョップで倒しストンピング連打。
 内藤はDOUKIをロープに振るとBUSHIとともにダブル攻撃で倒し、鷹木がセントーンから内藤がサミング。
 内藤は髪を掴んで鷹木にタッチ。

 鷹木はガットショットからロープに振って追走ニーからロープに飛んでショルダータックルで倒す。
 鷹木はブレーンバスターからフォールも1で離してタイチを挑発。鷹木はBUSHIにタッチ。

 BUSHIと鷹木で股裂き。エルボーの打ち合いをBUSHIが制してストンピングからネックブリーカードロップ。フォールも2。
 BUSHIは内藤にタッチ。

 DOUKIがエルボー連打も内藤もエルボー連打からツバを吐く。
 内藤はサミングからコーナーに振って串刺しドロップキックから足を刈って倒し振り子式串刺しドロップキック。
 内藤はジャベで捕らえるが金丸がカット。
 内藤はエルボーからガットショットも、立ちあがったDOUKIとバックの取り合い。逃れたDOUKIがガットショットから延髄斬りも、内藤が走り込むがDOUKIは巻き込んでDDT。
 DOUKIはタイチにタッチ。内藤も鷹木とタッチ。

 ショルダータックルのぶつかりあいからタイチのローと鷹木のチョップの打ち合い。タイチがロー連打も鷹木がダブルチョップ。タイチがソバットからロープに飛ぶが、鷹木が追走ラリアットからロープに振ろうとするが、タイチはトラースキックを打ち込み逃れる。
 タイチはバズソーキックもキャッチした鷹木が足へのエルボーからバックを取るが、逃れたタイチがロープに飛んでアックスボンバーも鷹木のパンピングボンバーと相打ち。タイチがバックを取るが、鷹木が切り返して担ぐも、着地したタイチにナックルからショートレンジラリアット。受けきったタイチがアックスボンバーでなぎ倒し金丸にタッチ。

 金丸はガットショットも、鷹木がコーナーに振って走り込むが、金丸が足を伸ばしてカットするとロープに飛ぶが、鷹木が担ぐも着地した金丸がロープに飛ぶも、鷹木はホイップして担ぎデスバレーボム。鷹木はBUSHIにタッチ。

 BUSHIはミサイルキックからウインドミル。BUSHIと鷹木が金丸をコーナーに振りトレイン攻撃から内藤がマンハッタンドロップからの延髄斬り。BUSHIがバッククラッカーで繋ぎフォールもDOUKIがカット。
 BUSHIはライトニングスパイラルを狙うが金丸が逃れて低空ドロップキック。金丸がニークラッシャーから膝裏への低空ドロップキック。さらに足4の字で捕らえるが、DOUKIがBUSHIにダイビングフットスタンプで追撃。カットしようとした内藤をイタリアン・ストレッチ No.32で、鷹木をタイチが聖帝十字陵で捕らえる。このままBUSHIがギブアップした。

<試合後コメント>
TAKAみちのく
「SANADAだけじゃねえよ。今やみんな勢いづいちゃってるよ、オイ。タイチ、また行くか? DOUKIもよ、内藤に噛みついたな、オイ。ノブさんもよ、BUSHI仕留めたな。今までだったらどうだ? 俺らは負けてたかもしんねえけどよ、SANADAだけじゃねえ。全員勢いづいてる、活気づいてるからよ。また何か起こるぞ。楽しみだな、オイ」

DOUKI
「内藤! (※スペイン語で挑発してから、日本語に戻して)機会があればよ、俺はずっとオマエとやりたかったんだよ、オイ! ちょうど暇そうだからよ、ここに面白い相手がいるぜ? 内藤!(※と、この後もスペイン語で挑発してから控室へ)」

BUSHI
「アーッ、アーッ! このままじゃ、このままじゃ、終わんねぇぞ! な!」

タイチ
「(※赤コーナー側のインタビュースペースにやってきて)オイ、こっちまで来てやったんだ。鷹木どこだ? 鷹木どこに行った? どこ行ったんだよ。わざわざ来てやったんじゃねぇかよ。こっちのコーナーによ。いいよ、こっちでしゃべってやるよ。鷹木よぉ、今日はSANAやんが、そして俺たちが必ず景色変えんだ。新日本プロレス、これで。こっからスタートするんだ。SANAやんは間違いなくベルト獲ってくる。そして俺自身も景色変えなきゃいけねぇんだよ、もう。そのためにはよぉ、鷹木、まずはオメーを倒さねぇとよぉ、景色変わんねぇんだよ。去年、テメーに何連敗したと思ってんだ。あ!? オメーをぶっ倒さねぇと景色変わんねぇんだ。俺の景色が。鷹木、もう一回俺の前に立て。KOPWだ? 何だ? どっちでもいいよ、そんなものは。とりあえずオマエ、俺の前に立てよ。悪いけどよぉ、俺の前で潰れてもらわねぇとよぉ、俺自身、新しく進めねぇんだよ。なぁ。間違いなく今日はSANAやんが結果出してくれるんで、俺だってそこに着いていく。俺や、ノブ叔父やDOUKIだって景色帰るために進んでるんだよ。そのために鷹木、邪魔なんだよオマエが。オマエら(報道陣)、しっかり伝えとけよ。鷹木、俺の前に立て。オマエを認めてるから言ってんだぞ!(※と、立ち去る)」

鷹木信悟&タイチ
鷹木「何がJust 5 Guysだ、アイツら! おぉ!? 結果を残してんのはSANADAだけだろ? SANADAに便乗してんじゃねぇよ。『Just SANADA Guys』に名前変えろって。何だよ、タイチもDOUKIも……(※すぐ近くで大きな物音がする)」
※タイチがやってくる。
鷹木「もういいって! いいって!」
タイチ「勝手に帰ったかと思ったよ。今言った通りだ。今先に言ったから、後で見とけ。ちゃんと課金して見とけ」
鷹木「オマエの話は聞いてねぇよ。オマエの話はいいんだよ! オマエは今日のメインのセコンドに集中しとけよ!」
タイチ「それも重要だよ。だけど、SANAやんだけじゃねぇんだよ。俺も、アイツらも、全員で景色変えなきゃいけねぇんだ。オマエが邪魔なんだ。頼む、もう一回俺の前に立ってくれ。オイ、俺はオマエに何連敗したと思ってんだよ。このままじゃよ、オメーの首を獲らねぇとよ、俺の景色は変わんねぇんだ」
鷹木「ここ(鷹木とタイチ)でやったらまた景色同じじゃねぇか」
タイチ「そんなことはどうでもいいんだ。俺は関係ねぇんだ、そんなことは。他の人間がどう思おうとどうでもいいんだ。俺はテメーの首狙ってんだ。オイ、お願いしてやるよ、オマエに初めて。頼む、俺の前に立ってくれよ」
鷹木「俺もチャンピオンとして逃げる理由は何一つねぇからな。いいよ、別にタイトルマッチどうこう関係ない。オマエの前に立つことなんか、朝飯前だ。やってやるよ」
タイチ「おう、それでこそオマエだ。認めてやってんだよ。うれしいだろ、俺に認めれらて。別にそれ(ベルト)も、別に持ってきても持ってこなくても、それはオマエに任せるよ。オマエの気持ち一つだ。とりあえずもう一回、俺の前に立て。分かったか。分かったか、鷹木。リベンジ待ってるぞ!(※と、立ち去る)」
鷹木「『リベンジ待ってるぞ』って言ってるヤツが、何で上から目線なんだよ。なぁ。別にいいんじゃない? おぉ、スペシャルシングル? ただのシングルマッチでもいいよ。何だったらオイ、次期シリーズ、コイツ(※と、肩にかけていたベルトを叩く)の防衛戦決まってねぇんだ。スペシャルシングルマッチとして、俺の第二の故郷、神戸でシングルでも組んでくれよ。なぁ。メインじゃもったいねぇ。俺とタイチだったらセミで十分だろ。セミファイナル。なぁ。神戸大会のセミファイナルで、鷹木信悟とタイチのスペシャルシングルマッチ、それで十分だろ。それ以外に! なぁオイ新日本プロレスの全選手! 俺とヘナーレの試合見たんだろ? 壮絶なKOPW。なぁ、ケンカ売りてぇんだったらどんどん、俺に売りに来てくれよ。誰とでも! どこでもやってやる。まぁその前に俺は来週からオーストラリアに行ってくる。3日連続、全てシングルだからな。鷹木信悟ここにありってものを、しっかり見せてくるよ」

内藤哲也
「今日の、(※両方の目を指差し)DOUKIの目、見た? あの目を見て、12年前、メキシコで初めてDOUKIと出会った時のことを思い出しましたよ。あの時のようなハングリーさが最近はちょっと薄まってたのかなと思ってたけど、新しいユニットになってまたハングリーさが戻ってきたんじゃない? 内藤「どうする、DOUKI? 俺と遊ぶか? ちょうど俺今、ノー・オクパード、忙しくないぜ? カブロン!」

第4試合


 先発はタマとフィンレー。ロックアップからコーナー際に押しこんだフィンレーがタマにエルボー。フィンレーがヘッドロックで絞り上げ、ショルダータックルからロープに飛ぶが、タマはリープフロッグからアームホイップ。さらにアームホイップから腕固め。逃れたフィンレーはリストをとってワトにタッチ。

 ワトはダイビングエルボーも、フィンレーが髪を掴むとワトの背中にヒクレオがタッチ。

 ヒクレオが地獄突きから逆水平チョップも、避けたフィンレーがエルボー連打からロープに飛ぶが、ヒクレオは担ぐも着地したフィンレーに串刺し攻撃。避けたフィンレーにヒクレオがビッグブーツ。KENTA、ファンタズモもビッグブーツで迎撃し、フィンレーがチョップを打ち込むとヒクレオがチョップで返す。ヒクレオはワトにタッチ。

 ワトはエルボー連打からロープに振ってバックエルボー。串刺し攻撃を狙うが、フィンレーはロープにホイップしてからブルーサンダー。フォールも2。
 フィンレーは踏みつけフォールからKENTAにタッチ。

 KENTAはサッカーボールキック連発から引き起こすが、ワトは延髄斬りからタッチしようとするがフィンレーとファンタズモがカット。
 KENTAはフィンレーにタッチ。

 フィンレーは顔面にストンピング連打からファンタズモにタッチ。

 フィンレーがフロントネックで捕らえ、ファンタズモがコーナーに登るがフィンレーは無視してブレーンバスター。
 ファンタズモはリングに降りてストンピングから、フィンレーの胸にチョップを打ち込みタッチ。

 フィンレーはエルボースマッシュからファンタズモの顔面を張ってタッチ。

 エルボーの打ち合いからワトがロープに振るが、ファンタズモが足を伸ばして迎撃してラリアット。避けたワトがその場飛びネックブリーカードロップからタッチしようとするがフィンレーとKENTAがカット。
 タマが2人まとめてドロップキックからファンタズモにエルボー連打。さらにラリアットでなぎ倒し、フィンレーがタマにエルボー連打からヘッドバッドを打ち込みロープに飛ぶが、ヒクレオが走り込んでダブルラリアット。
 さらにコーナーのKENTAとフィンレーに串刺しボディスプラッシュから、2人を同じコーナーにまとめるとタマが2人まとめて串刺しボディスプラッシュ。ヒクレオがラリアットでフィンレーを場外に叩き落とし、タマがKENTAにナックル。だがファンタズモもタマにトラースキックも、ワトがファンタズモにスクールボーイも2。ワトは逆打ちからレシエンテメンテで叩きつけてフォールも2。
 ワトは場外のKENTAにプランチャからコーナーに登り、場外のフィンレーにプランチャ。
 エプロンに登るとリングに飛び込むが、ファンタズモが避けてサドンデスからCRIIで突き刺しフォール。これで3カウント。

 フィンレーはNEVERのベルトでタマを殴りつけ、さらにヒクレオもKENTAがベルトで殴りつけ挑発した。
 フィンレーはタマを殴り続けるが、ファンタズモがカットし仲間割れに。KENTAと外道が仲裁するが、KENTAはファンタズモを担ぐとgo2sleepを叩き込みファンタズモがダウン。
 さらにKENTAと外道が羽交い締めにしてフィンレーが殴りかかろうとするが、石森がリングに走り込み仲裁・・・するかにみせて石森はファンタズモに急所攻撃。
 石森とKENTAがファンタズモの髪を掴んで引き起こし、フィンレーがシレイリで殴りつけてKOした。

<試合後コメント>
デビッド・フィンレー
「(KENTA、石森、外道を引き連れて現われ)エル・ファンタズモよ。俺はリーダーに見えるか? (KENTAらに視線を移して)コイツらは俺についてきてくれた。俺の哲学を理解している。俺のキラー(素晴らしい)な本能を理解している。今一度、この俺がBULLET CLUBの前リーダー(ジェイ・ホワイト)をどんな目に遭わせたのかおさらいしよう。このシレイリを使って、アイツの頭蓋骨を割ってやって、2カ月は人前に出れなくしてやった。何千マイルも離れた場所にいながら、アイツは未だにCLUBのロゴや名前を使ってやがる! だから会社から追放されたんだ! ELP、オマエは口が達者過ぎたようだ。リーダーについて語り過ぎた。問題だったのはリーダーではない。メンバーだ。だから俺がそのメンバーを選別した。俺はやると思ったことはやる。KENTAもキラー(素晴らしいヤツ)だ。石森もキラー(素晴らしいヤツ)だ。俺たちは皆、キラー(素晴らしいヤツ)だ。フィラー(中身がないヤツ)でなはい。そしてタマ・トンガ、帰ったらこの試合を注意深く見返してほしい。オマエの運命も同じ道を辿ることになるからな。片手にメモを取りながら見てほしい。そして、その王座が俺に獲られるまでもう時間がないことを実感してほしい。ベルトと一緒に子どもたちの記念撮影を撮っておくべきだ。そして息子に、娘に、そして妻に、ベルトを持って帰宅できなくなる日が近いことを伝えるべきだ。なぜならそのNEVER無差別級王座に、このTHE REBELが挑戦するからだ。これは俺のBULLET CLUBだ。BAD ASSなCLUBだ。THE REBEL時代が始まった」
※KENTAと外道は一緒にいたもののノーコメント

石森太二
「ざまあねぇな。笑っちまうよ。まぁアイツとは何度かジュニアタッグ獲って、その思い出は語り尽くせない。だが、その後どうだ? 見たら分かるだろ? アイツはもう…用済みだ! ということで、今日はここまでだ」

ヒクレオ
「KENTAよ。お前たちの前リーダー、ジェイ・ホワイトはやってやったぞ。卑劣なことをするのはもうやめろ。そんなことをするくらいならお前とは1対1のシングル戦でやりたい。BULLET CLUBはもう終わりだ」

タマ・トンガ
「この王座に挑戦したいって? フィンレー? 分かった。あぁ、やってやるよ」

第5試合


 AZMと葉月にモネがガットショットからまとめてヘッドロック。ロープに飛ぶと2人を飛び越えていくが、葉月とAZMが走り込むも、モネはAZMにハイキックから葉月にアームホイップ。AZMが走り込みアームホイップから丸め込むが、葉月も飛び込んで丸め込みの応酬も2。

 葉月がAZMと握手し、葉月はモネにも握手を要求。モネはAZMに握手を要求し、AZMはその手を握ると葉月にダブルのガットショットからロープに振ろうとするが、葉月は同士討ちさせるとロープの反動を使ったアームホイップから2人まとめてドロップキック。
 葉月はモネの顔面を踏みつけて顔面ウォッシュ。フルネルソンバスターからセントーンを投下しフォールも2。

 葉月は投げようとするが、モネは切り返すと担ぐも、葉月も切り返すとブレーンバスターを狙うが、モネが足を刈って倒しジャックナイフ。そこへAZMがダイビングフットスタンプを投下しカット。
 AZMは葉月に走り込むが、葉月は蹴りを避けてロープに振ろうとするも、AZMが逆に振ると葉月は場外のモネにトペスイシーダ。
 AZMがコーナを駆け上がり、場外の葉月とモネにダイビングクロスボディを投下する。
 AZMは葉月をリングに投げいれ、ストンピングからコーナーに登りダイビングフットスタンプ。フォールも2。

 葉月はロープに飛んでミスティカを狙うが、切り返した葉月がスリーパー。モネが蒼魔刀でカットし、2人まとめてクロスフェイスで捕らえる。
 AZMが抜けて葉月とAZMでモネにフェイスロックもレフェリーが注意。
 モネは2人まとめてフェイスクラッシャーから、葉月に串刺しダブルニーからAZMにも串刺しダブルニー。往復串刺しダブルニーからAZMの顔面に串刺しニー。さらに葉月の顔面にも串刺しニーからコーナーに登り、ダイブするが葉月が避けるとAZMを背負うが、葉月がドロップキックからAZMが丸め込むも葉月がカット。

 AZMは葉月に走り込むが、葉月は脇固めからクリップラークロスフェイス。AZMはロープに足を伸ばそうとするが、葉月が後方回転もAZMが切り返して腕固め。モネが突っ込みAZMにスクールボーイもAZMが切り返して羽折り固め。カットに来た葉月を飛び越えてモネにラ・ミスティカから、葉月をカニバサミでモネに叩きつけて2人まとめてNumero Uno。これをモネが回転してフォールも2。

 AZMはモネの背中にストンピングからコーナーに登るが、モネと葉月がチョップから正面に登り、ダブルの雪崩式ブレーンバスターを狙うが、AZMが突き飛ばして逆さ吊りにすると、2人まとめて断崖式フットスタンプを狙う。だが葉月が切り返してヘッドバッドから雪崩式ブレーンバスターを狙うが、モネが2人まとめて雪崩式パワーボム。
 
 膝立ちでエルボーの応酬から、葉月がモネにエルボー連打。モネがガードしてバッククラッカーから、走り込んで来たAZMにもバッククラッカー。さらにコーナーに登りAZMにダイビング蒼魔刀からフォールも2。

 モネはAZMにバッククラッカーも、すぐにAZMがボディにフットスタンプからあずみ寿司も2。

 モネとAZMがエルボーの打ち合いも、そこへ葉月がスワンダイブミサイルキックを打ち込んでふっ飛ばし、モネにビッグブーツからフォールも2。
 モネが葉月に左右のエルボーも、葉月がエルボー連打で押し倒しマウントエルボー連打。
 髪を掴んで引き起こしてロープに飛ぶが、モネが追走してエプロンに降りるとハイキックからコーナーに登るが、葉月がビッグブーツからコードブレイカー。
 葉月はコーナーからダイビングコードブレイカー。フォールもAZMがカット。

 葉月はバイシクルキック連打もガードしたモネがパントキッからモネもモネメーカーを狙うが、葉月が切り返して葉・月ストラルも、カットしたAZMが葉月にあずみ寿司も、返した葉月に再度あずみ寿司。これはモネがカット。

 モネは葉月にビンタからロープに飛ぶが、葉月はカウンターのボディスラムから髪を掴んで引き起こし、ブレーンバスターを狙うがAZMが丸め込もうとするも、モネがモネメーカーでAZMを葉月に叩きつけフォールし3カウント。

岩谷「新日本プロレス両国大会におこしの皆様、こんばんはー!まず、防衛おめでとうございます。4月23日、スターダム横浜アリーナ、そのベルト、岩谷麻優が、必ずとる」

 モネはビンタで岩谷を倒しリングを後にした。

<試合後コメント>
メルセデス・モネ
「私のリアクション、私がどう反応するのか聞きたいのね? AZM、ハヅキ! オーマイゴッド! あなたたちは未来だわ! だけどね、私は“今”なの。私はここにいて、スターダムと新日本プロレスのCEOなのよ! あなたたちガールズもと~っても良かったわ。だけど私の方がベターなの。私が最高なのよ!! 皆さんは今夜、素晴らしいことを思い知らされました。あの終わりにやってきたおバカな小娘。4月23日、あの子は終わります。二度とCEOを軽く見ないことね。今夜レッスンをしてあげました。4月23日にはもう教えることはないわ。(IWGP女子のベルトを掲げながら)なぜならこのベルトは私とずーーっと一緒にいるの。日本は今、私の国であり私がこの国を支配しているからです! 他に質問は? ノー? そう思ったわ。ねぇ、盛大なお祝いのパーティーがあるの。行かなきゃいけないわ。キレイにしなきゃね。リムジンが外で待ってるわ。ペントハウスに戻らなきゃ! キレイにして、だってパーティーがあるんだもの! お祝いよ! イエーイ! スシ、ラーメン! ほら、行きましょう!(※と言って、飛び跳ねながら控室へ)」

AZM
「アーーッ!(※叫びながらインタビュースペースにやってきて、前のめりに床に倒れ込む)悔しい! (※座り込んだまま向き直って)世界は……いや、まだ早かったのかもしれない。いや、早くない、モネの壁が高かっただけかもしれない。けど、次はタイトルマッチなんて言わないから、また私とシングル、ぜひしてください。そしてモネ、私を見つけてくれてありがとう。でもね、一個ごめん、何も関係ない話するけど、次の4・23横浜アリーナ、私、岩谷麻優とシングルマッチする予定だったけど、IWGP女子、まぁ獲れなかったので、ハイスピードマッチ、駿河メイちゃん、タッグパートナーまだ決まってないよね? そこに私もぜひ立候補させてください。よろしく!」

葉月
「(※荒い息を吐きながら床に座り込んで)IWGP女子のベルト、私がこの腰に巻いて可能性を広げようと思ったけど、できませんでした。4・23横浜アリーナはモネvs麻優さん、タイトルマッチが決まった。麻優さんとタイトルマッチ、したかった!
でも、負けは負けなので、気持ちを切り替えて4・23、フワちゃん2戦目、タッグパートナー“X”、まだ決まってないようなので、フワちゃんの師匠、私がタッグパートナーとして名乗りを上げ、フワちゃんを勝利に導きたいと思います。ありがとうございました」

岩谷麻優
「4月23日、横浜アリーナ、今日勝った人に挑戦しようと決めてて、メルセデス・モネ、最高の相手だと思います。必ず自分がIWGPのベルトを獲って、またスターダムのリングを輝かせて、世界に岩谷麻優の名を広めて、自分こそがシンノスーパースターになりたいと思います」

第6試合


 海野が走り込み前方回転エビ固めも、ザックが切り返し丸め込みの応酬。
 リストの取り合いから海野がヘッドロックもザックは切り返して足を刈って倒しトーホールドも海野はすぐに回転して逃れる。

 エルボースマッシュの打ち合いから海野が連打して打ち勝つ。ストンピング連打から投げようとするが、ロープに飛んだザックに海野が低空ドロップキックから串刺し攻撃を狙う。足を伸ばしてカットしようとしたザックの足をキャッチした海野が低空ドロップキックからニークラッシャー。さらにスクールボーイからの膝十字。ザックはロープを掴みブレイク。

 海野は足へのストンピングから背中にエルボー。さらにエルボースマッシュからリングに投げ捨てスライディングエルボースマッシュ。避けたザックが腕ひしぎで捕らえるが海野がロープに足を伸ばしブレイク。

 ザックは腕へのサッカーボールキックからブラジリアンキック。さらにビンタからリストを捻って肘へのフットスタンプ。
 海野は必死にエルボーも、ザックはビンタで挑発し両手を広げる。海野はエルボーからロープに飛んで低空ドロップキックも避けたザックがサッカーボールキック。さらに走り込んできた海野にカウンターのショルダーアームブリーカーも、海野は担いでポップアップからロープに飛んでスライディングエルボースマッシュ。
 海野はコーナーに振って串刺しエルボースマッシュから、フィッシャーマンスープレックスホールドも2。

 海野は担ごうとするが、ザックは切り返してコブラツイスト。海野はロープを掴みブレイク。

 ザックは前方回転エビ固めも、切り返した海野が飛びつき胴締めフロントネック。海野は強引にぶっこ抜くが、ザックはスリーパーで絞り上げる。
 海野は切り返してツイスト・アンド・シャウトから担いでリバースDDT。
 海野は走り込むが、ザックが飛びつき腕ひしぎ。海野はそのまま回転してフォールもザックはクラッチを切って腕を伸ばしていく。体勢を切り替えて腕固めも、海野はロープに足を伸ばしブレイク。

 ザックはボディを蹴りつけてロープに飛ぶが、避けた海野がスクールボーイも2。
 海野はラ・マヒストラルも2。
 海野がガットショットから延髄斬りも、避けたザックがジャパニーズレッグロールクラッチも海野が切り返してジャパニーズレッグロールクラッチも2。

 エルボースマッシュの打ち合いからザックがロープに飛ぶが、海野がポップアップしてのエルボースマッシュ。さらにランニングスピニングフェイスバスターからフォールも2。

 海野はパントキックから担ごうとするが、ザックが腕へのエルボースマッシュから走り込んでのエルボーもザックはビンタ。ザックがハイキックもガードした海野が延髄斬りも、ザックはサッカーボールキックからフォールも1。

 ザックは走り込むが、海野は担いでから投げようとするが、ザックは腕へのオーバーヘッドキックから走り込むも、海野はカウンターのスイングDDTからデスライダー。フォールも2。

 海野は変形DDTからデスライダーを狙うが、ザックが逆さ押さえ込みからジャパニーズレッグロールクラッチで3カウント。

<試合後コメント>
ザック・セイバーJr.
「(※介抱する藤田選手に対して)サンキュー、フジタ! ショータ! アイツは凄くいい。(勝利まで)もうすぐだったな。(※日本語で)チョット、ヤバイネ。(※英語に戻して)グッジョブ、ショータ! グッジョブ! 俺がアイツに対してやり過ぎたと思ってる人もいるかもしれない。そんなことはない。俺はショータのポテンシャルを最大限引き出したいと思っている。コネでここまで来れたかもしれないけれど、アイツには才能がある。それは間違いない。ショータこそが、新日本プロレスの未来かもしれない。そしてその時は、俺とまたやろう。俺たちはまだ終わってなんかいない。ショータ、昨日の記者会見でこの新日本プロレスには多くの王座があること、多過ぎるほどの王座があると言ってたな。俺もそう思う。そしてこの短い時間制限のある王座には、ベテランと同様若手にも挑戦する権利があるべきだとも言っていた。俺もそう思う。若手にもチャンスはあるべきだ。そしてそれは俺自身がやってきたことだ。俺は25歳のレン・ナリタとトーキョードームでのトーナメント決勝で対戦し、10分で勝利した。その次の挑戦者、トモチャン(石井智宏)。アイツは少し歳だがな。そしてその次の二人の若いアメリカ人選手たち。そして25歳のショータ。俺はこのタイトルに価値をもたらした。これは誰の力でもない。自分でやるべきことなんだ。いつも言っている通り、俺もまだ若手で、まだまだやってやるぜ。まだやるべきことがあるからな。俺も何度も王座に挑戦をし、悔しい結果を経験している。1年前、『NEW JAPAN CUP』で2回目の優勝をして、オカダ・カズチカの持つIWGP世界ヘビー級王座に2回目の挑戦をした。敗戦して、そしてTMDKというホームを見つけた。これまで長い間、TMDKはオーストリア内で素晴らしいプロレスを魅せてきた。そして今、グローバルに活躍する時がきたんだ。俺の持つこの歴史の浅い王座。ショータ、オマエがこの王座を欲しい理由は、ザック・セイバーJr.が持っているからだ。俺がIWGP世界ヘビー級への夢を絶ってまで培ってきたものだ。100%のフォーカスを捧げてきた。そして価値あるものにしてきた。ショータ、オマエがこの王座を欲しがるのはそれだけの価値があるからだ。4回の防衛、うち2回は海外での防衛に成功してるんだ。でもその歴史もまだ始まったばかりだ。そして次の挑戦者は指名をしたい。トム・ローラーだ。去年は何度か対戦したな。テッカーの同志だ。プロレス界では俺が最高のテッカーだ。トミーよ。NJPW WORLD認定TV王座を世界に持っていくぞ。来週、アメリカの首都、ワシントンD.C.に行くぞ。忙しいとは思うが、タイトルマッチの機会を与えよう。俺は素晴らしい王者だからな。そしてトミー、オマエはトミー・テッカーなのか、トミー・ティック(ダニ)なのかを判定してやろう。IWPGジュニアヘビー級王座はロビー・イーグルスがやってくれると思う。IWGPタッグ王座にも、注目しておきたい。なぜならTMDKが最強だからだ」

海野翔太
「一番警戒してた技で取られた。でもやっぱり、認めたくないけど、新日本プロレスのトップレスラーは、どいつもこいつもすげぇ。最強だよ。オスプレイと戦って、内藤さんと戦って、ザックと戦って、新日本プロレスのトップとは何か、こないだの名古屋で棚橋さんとオカダさんと戦って、感じたよ。遠いよ。遠い。トップまで、遠い。今日は油断してたわけでもないし、一瞬の隙を突かれて負けてしまった。最後、自分自身も追い込むところまで追い込めたとは思う。だけど負けた。結果が出てこない。自分の実力不足で。あと、新日本のトップのレスラーがいかに素晴らしいか、証明されてんな。でも! でも! そのトップを越すために、俺が新時代を作るために、俺はいるから。そこを必ず越えて、パラダイム・シフト、巻き起こしてやるよ。あと今日の試合、NEW JAPAN WORLD認定TV王座だろ? 俺のワガママ一個言っていいんだったら、WORLDに試合載せてくれよ」

第7試合


 先発はカイルとYOSHI-HASHI。ロックアップからリストの取り合いになり、そのまま下がったカイルの背中にマークがタッチ。

 マークのエルボーを避けたYOSHI-HASHIがヘッドロックからショルダータックルも、受けきったマークにYOSHI-HASHIがソバット。ヘッドロックから走り込むが、マークはショルダータックルで迎撃しカイルにタッチ。

 カイルとマークはYOSHI-HASHIをロープに振っていくが、YOSHI-HASHIはマークを場外に落としてカールをロープに振り、後藤がYOSHI-HASHIの背中にタッチして走り込む。

 ざんまいから後藤ごとハントと連携攻撃から、YOSHI-HASHIが走り込むがカイルが場外に投げ捨て、後藤にトラースキックからマークが場外に投げ捨て、マークはYOSHI-HASHIにトペ・スイシーダからカイルが場外の後藤にコーナーからの三角跳びケブラーダ。だがカイルは鉄柵に頭をぶつけ流血。カイルはマークにタッチ。

 連携攻撃からマークがフォールも2。
 後藤はチョップ連打もマークはボディに膝。後藤はコーナーに振って走り込むが、マークは足を伸ばしてカットしロープに飛ぶと、後藤のラリアットを避けるが後藤はローリングラリアットでなぎ倒す。
 後藤はYOSHI-HASHIにタッチ。

 YOSHI-HASHIはショルダータックルからボディブローとチョップを交互に打ち込むが、マークがコーナーに振るもYOSHI-HASHIは走り込んでチョップからソバット。さらに投げようとするが、マークはバックエルボー。YOSHI-HASHIはロープに飛んでヘッドハンター。カイルが走り込むが、YOSHI-HASHIはロープにかけると尻へのドロップキックで場外に叩き出す。
 YOSHI-HASHIはマークに串刺しエルボーからネックブリーカードロップ。フォールも2。
 YOSHI-HASHIはトラースキックもマークはキャッチし投げようとする。耐えたYOSHI-HASHIがロープに飛ぶが、マークはラリアットを叩き落としてチョップからバックドロップ。
 マークはカイルにタッチ。

 カイルは串刺し延髄斬り。さらに投げようとするが、耐えたYOSHI-HASHIにエルボー連打。YOSHI-HASHIはチョップで返してフルネルソンも、バックの取り合いからカイルが投げようとするが、YOSHI-HASHIが切り返すもカイルはハーフネルソンスープレックス。
 カイルはマークにタッチ。

 マークが担いでホイップすると、カイルが旋風脚を叩き込み、マークが再度担ぐとカイルが飛び込み合体RKO。フォールも2。
 マークはカイルにタッチ。

 カイルとマークはサンドイッチラリアットも、YOSHI-HASHIが避けて同士討ちさせる。だがマークが担いでカイルに投げ捨てるが、着地したYOSHI-HASHIがカイルのハイキックをマークに同士討ちさせて、マークにバッククラッカー。YOSHI-HASHIは後藤にタッチ。

 後藤はカイルにエルボーからマークに串刺しラリアット。カイルの前蹴りをキャッチした後藤にカイルはエルボー。
 カイルとマークは後藤をコーナーに振って走り込むが、後藤はラリアットで次々なぎ倒す。
 カイルと後藤がエルボーの打ち合いからカイルがエルボー連打。
 ロープに飛ぶが、後藤が追走してラリアットでなぎ倒し、村正からバックドロップ。フォールも2。
 後藤は投げようとするが、耐えたカイルにエルボー。引き起こして担ぐが、カイルは着地すると後藤がコーナーに下がって潰し、YOSHI-HASHIが串刺しラリアット。だがカイルは後藤にトラースキックもYOSHI-HASHIがカイルにトラースキック。後藤が担いでYOSHI-HASHIと激烈一閃。
 毘沙門は合体攻撃を狙うが、カイルが後藤を丸め込むが2。
 カイルが走り込むと後藤がショルダースルーからエプロンでのエルボーの打ち合い。後藤はカイルの足をロープにかけて一人消灯。
 後藤はミドルキックで蹴倒し、GTWからフォールもマークがカット。
 マークが後頭にエルボー連打。YOSHI-HASHIと交互にエルボーを打ち込み、YOSHI-HASHIにチョップから後藤に前蹴り。だが隠し狭間で迎撃し、後藤がマークをラリアットで場外に叩き出す。
 毘沙門は消灯を狙うが、カイルは後藤を蹴りつけるがYOSHI-HASHIがフルネルソンスープレックス。後藤が後頭部にラリアットから消灯を狙うが、切り返したカイルに再度消灯を狙うも、マークがYOSHI-HASHIにゼロ戦キックから後藤を担いでカイルとダブル・アンダーフック・スパインバスターからフォールも2。
 YOSHI-HASHIが交互にチョップも、カイルのトラースキックとマークのビッグブーツの同時攻撃。さらに毘沙門にサンドイッチラリアットから、YOSHI-HASHIを場外に投げ捨て後藤に再度サンドイッチラリアット。トドメのコリオリスで叩きつけ3カウント。

<試合後コメント>
UNITED EMPIRE&ザック・セイバーJr.
フレッチャー「ヘイ、とても感情的になってる……。頭の後ろに傷があることだしな! どれだけ切れてる? 教えてくれよ。多分、縫わなきゃいけないな。誰がそんなこと気にする!? 俺たちは新しいIWGPヘビー級タッグのチャンピオンなんだからな!」
デイビス「オウッ! オウッ!」
フレッチャー「この日のことを何年も、人生の半分近く考えていた。このベルトを持つことばかり考えていたんだ。デイビスはこれが本当の話だって知ってるよ。携帯の待ち受け画面はずっとこれだった。なぜなら俺は(ベルト取ることを)表明していたからだ! だから自分の顔の前に表示し続けた。俺たちは新王者だ! こいうなることは分かっていた! ヘイ! 俺は頭を打ったんだ。サイアクだが、ベルトなしにリョーゴクを去ることなんてできなかったんだから仕方がない。この試合の前、コメントをするたびに言ってただろう、これがなきゃ飛行機に乗れないって! 俺の頭がどんなにおかしくとも、俺自身がチャンピオンなんだ。俺とデイビスは世界を動かしているってずっと言ってきたよな。あれは正しかったよ。ただのキャッチフレーズじゃあなかったんだ。俺たちが世界で最高のタッグチームだって知っていたんだから!」
デイビス「その通りだ!」
フレッチャー「このベルトが欲しかったのは、俺もデイビスも新日本プロレスが大好きだからだ。このベルトを持って世界中のプロレス団体に行って、世界中のタッグチームを負かしてやりたい。そして誇りを持って“IWGP”の文字を示し、これが全てのプロレスラーにとって最も大切な文字であることを証明したいんだ。ヘイ、これからもチャンピオンシップがあるね。来週はSTRONG無差別級タッグ選手権(3WAYマッチ)。それまでに(頭の傷が)治るか分からないけど。フィンガークロス(幸運を祈るの意味)、ベイビー! タナハシや2セカンドのオリバーがいるからな。祝わなくちゃ」
デイビス「あぁ、なぜ祝うのか言ってやれ」
フレッチャー「俺たちは世界で最高のタッグチーム。俺とデイビスがオージー・オープン。俺たちはたった今、リョーゴクでビシャモンを倒した! 俺たちが世界を回してる!」
デイビス「オウッ!」
(※ここでUNITED EMPIREの他のメンバーがコメントスペースにやってくる)
アキラ「ビールはどこだ?」
コブ「コイツらは地獄を通り抜けてきたんだぞ! タイトルマッチに勝ったんだ! ビールはどこだ!?」
オーカーン「祝い酒だ、祝い酒! 祝い酒を持ってこい!」
コブ「誰の責任だ?」
皆「ビールはどこだ?」
ザック「(※急にコメントスペースに現われて)オイオイ! チョットマッテ! (※英語に戻して)オイオイ、落ち着けよ! よくやったな、ボーイ。俺のアクセントのせいで、見下しているように見えるかもしれない」
フレッチャー「俺もイギリスに住んでたよ」
ザック「オマエたち、素晴らしい試合だったな。オマエたちがタッグチャンピオンになったのは嬉しいけど、俺はTMDKのフロントマンなんだ。マイキー・ニコルスとシェインからメッセージがある。リトルメッセージだ。良くやったな。だが(※日本語で)デモ! デモ! (※英語に戻り)ヘビー級のタッグリーグを憶えているか? (※日本語で)タブンネ。(※英語に戻り)みんなあそこにいたよな?」
フレッチャー「俺たちは今倒したばかりのビシャモンに負けたよ」
ザック「オマエたちが世界で一番のタッグチームになりたいなら、誰かと協力したいだろう?」
デイビス「マイキーとシェインに伝えろ。俺たちは世界で最高のタッグチームだと」
ザック「誰が最高のオーストラリアのタッグチームかはっきりさせようぜ。ところで、俺のビールはどこだ?」
コブ「俺たちの祝いに突然現われて、タイトルについて話しやがって」
ザック「ナイスにしようとしただけさ」
コブ「ただで何かを要求することはできないぞ。だからな、ザック」
ザック「ハイ」
コブ「オマエはチャンピオンじゃないのか? オマエがタッグ王座へのチャレンジの話を持ってきたんだ。オマエのタイトルに俺を挑戦させてみないか?」
皆「オー! イェー!」
ザック「ジェフリー、ジェフリー! 俺のベルトには体重制限はないが、あんたは重すぎると思う。陸上哺乳類的には、あんたはかなり大きい。オーライ。つまりほら、俺は来週ワシントンで誰かと防衛戦するんだ。だからチャンピオンシップに戻ってくるかどうかは分からない。あんたも俺が戻ってくるか分からないんだ。だからタイトルマッチを約束することはできない。だけどシングルマッチをやることは約束できる。もしチャンピオンじゃなくなった俺を倒したら、次のターゲットを決めるんだな。ビッグJ、ビッグ・ジェフ。カンパイ!(※と言ってから引き上げる)」
オーカーン「逃げるんじゃねえぞ! この野郎! ぶっ飛ばしてやるよ!」
コブ「ヘイヘイヘイ! 今ここで起きてることを祝おうじゃないか! 新しいタッグチームチャンピオンだ! イエーイ!」
皆「オージー・オージー・オージー! オイオイオイ!!(※と声を揃えると、全員で缶ビールを片手に突き上げる)」

YOSHI-HASHI
「正直、心の中では、もし俺たちの持ってるベルトを脅かす存在がいるとするのであれば、心のどこかでアイツらの(存在が)頭にずっと浮かんでたよ。ただ、それを払拭するために俺は今日このタイトルマッチの舞台に上がって、ずっとずっと、勝つ、いいイメージばっかしてた。最後の、俺とごっちゃんの連係もイメージ通りの型にハマった。でもただ、最後の最後、あと一歩、ちょっと狂った。それぐらい、接戦の戦いだと、戦いながら俺は感じたよ。
物事は一瞬で変わっちゃうんだなって、改めて違う意味で今日、俺は思い知らされたよ。ただ、俺とごっちゃんはまだまだ、毘沙門としてやらないといけないことが残ってる。俺とごっちゃんは、まだ先の話だけど、『WORLD TAG LEAGUE』2連覇してんだよ。2連覇。今まで2連覇してるタッグチームは何組かいたろ? でも3連覇するチームは、今はいない。俺たちは必ず『WORLD TAG LEAGUE』3連覇をIWGPタッグチャンピオンとして成し遂げる」

第8試合


 ロビーが走り込み丸め込むが、ヒロムは逃れると場外へ、

 リングに戻るとロビーを避けていくが、ロビーはロープを駆け上がり式のアームホイップで投げ捨てロープに飛ぶとコルバタを狙うが、ヒロムが力付くで担ぎ上げて投げようとするも、ロビーは丸め込もうとするがヒロムは裏足4の字固めもロビーはロープを掴みブレイク。

 ヒロムはサンセットフリップパワーボムを狙うが、足のダメージで投げきれず、ロビーは足へのダイビングラリアット。さらに鉄柵を使って足攻めから4の字。

 リングに戻り、ロビーが足4の字もヒロムはロープを掴みブレイク。ヒロムは場外へ。
 ロビーは鉄柵に叩きつけようとするが、ヒロムが逆に振るもロビーはすぐにヒロムに近づいていく。ヒロムはリングに投げ入れるが、ロビーはすぐに場外に飛び込みヒロムの足へダイビングチョップから、エプロンへ足を叩きつけていく。

 リングに戻り、膝をリングに叩きつけるとコーナーに押し込みチョップ。コーナーに振り、串刺し攻撃もヒロムは足を伸ばしてカットしコルバタも、ロビーはこれを切り返して膝をリングに叩きつけながらフットスタンプ。
 ロビーはヒロムのテーピングを外し、膝へのニードロップから膝へのサッカーボールキック。
 ヒロムは膝立ちでチョップを連発も、ロビーもチョップで返し走り込む。ヒロムは足を伸ばしてカットしぶら下がり首4の字を狙うが、そのまま肩車して投げ捨てたロビーが膝への低空ドロップキックからロープに飛んで後頭部へラリアット。フォールも2で返されると膝十字。ヒロムはロープを掴みブレイク。

 ロビーは顔面と膝を蹴りつけ、ヒロムが立ち上がるとエルボー連打。ロビーはボディへの膝蹴りからミドルキック。
 ロビーはボディへミドルキック連打からPKも、キャッチしたヒロムにロビーはエルボーからロープに飛ぶ。だが追走したヒロムがコルバタで投げ捨て、串刺しラリアットからロープに飛ぶが、ロビーは膝へのスライディングエルボーで迎撃し、場外に転がったヒロムはトペ・コンヒーロ。

 ロビーはスワンダイブミサイルキックを膝に打ち込み、ヒロムがよろよろと立ち上がるとトラースキックも、ロビーはキャッチしリバース・ターボバックパックからフォールも2。

 ロビーはロン・ミラースペシャルもヒロムはロープを掴みブレイク。

 ロビーはアサイDDTからコーナーに登りワープ4.5。これをヒロムが剣山で迎撃するが、膝のダメージでヒロムものたうち回る。

 ロビーは足を持つが、下から蹴りつけて逃れたヒロムの足へロビーがサッカーボールキックから足4の字を狙うが、下から顔面を蹴りつけたヒロムがトラースキック。ロビーはキャッチし投げようとするが、逆にヒロムが投げようとするも、着地したロビーを再度担ぐとビクトリーロイヤル。両者ダウン。

 膝立ちでエルボーの打ち合いから、ロビーがラリアットを避けてバックドロップ。すぐにヒロムも投げ捨てジャーマン。だがロビーも投げ捨てバックドロップで叩きつけるが、ヒロムも投げ捨てジャーマン。ロビーがバックを取るがヒロムは投げ捨てジャーマンも、着地したロビーを担いたヒロムがコーナーへのデスバレーボムからそのままTIME BOMB。フォールも2。

 ヒロムはロープに飛ぶが、ロビーはハイキックからトラースキック。さらに延髄斬りも、避けたヒロムがトラースキック。ロビーが走り込むがヒロムがラリアット。再度ラリアットも、避けたロビーに逆の腕でラリアット。
 ヒロムは担ぐが、ロビーは暴れてコーナーまで動くと、そのまま登るがヒロムはチョップから正面に登る。
 ロビーは膝へのナックルから雪崩式アサイDDTを狙うが、ヒロムはそのまま担ぐも、ロビーは雪崩式リバースフランケン。さらにコーナーに登りワープ4.5を膝に投下しフォールするがヒロムが切り返すも2。

 ロビーはロン・ミラースペシャルで捕らえるが、ヒロムが必死に堪えて丸め込むが2。

 ロビーは走り込むと、ヒロムが前蹴りも、ロビーは膝への膝蹴りからターボパックパックを狙うが、ヒロムは名もなきヒロムロールで切り返すが2。

 ヒロムはトラースキック。再度トラースキックを狙うがロビーはローキックで倒す。だがヒロムはすぐに担いで立ち上がるとTIME BOMB 2.5。フォールも2。

 ヒロムはヒロムちゃんボンバーからTIME BOMB II。これでフォールし3カウント。

高橋ヒロム
「痛ぇ~!(※と呻きながら足を引きずってインタビュースペースにたどり着き、左足を伸ばして座り込む)ずっと痛かった! やせ我慢だよ! 当たり前だろ! 痛ぇ~! あぁ~、でもこうして防衛したよ。3度目か! まだ3度目か! 何だよ最多って! まだ言うの早かったなオイ! せめて半分ぐらい行ってからにすりゃよかったよ! でも俺は言ったこと曲げねぇぞ! 初めて獲った時からだ。ずっと言い続けてる。俺は狙うぞ。ロビー、『そんなこと意味ねぇ』って言ったか? 何て言った、昨日? (※立ち上がりながら)ジュニアは俺がチャンピオンでいる限り、いや、俺がチャンピオンじゃなくても、新日本プロレスが一番のブランドなんだよ。そんな自信もねぇのか? まずはそこから身につけてこい。いつも言ってる。最後に言ったろう。『すげぇ楽しかった』と。すげぇ楽しかったよ。負けてもそう感じるだろう。勝った俺はもっと楽しいぞ。さて、さて、さて、さて……(※と言いながら立ち去る)」

ザック・セイバーJr.&ロビー・イーグルス
ザック「あと少しだったな」
ロビー「ボーイズ(TMDKの仲間たち)が揃っていたらどうなっていたか。(※ザックが立ち去ると)俺は今日、業界を覆したかった。IWGPジュニアヘビー級王座を獲ることでそれが成せるはずだった。俺は自己中な男じゃない。TMDKに入った理由もそれだ。TMDKに自己中な人間はいない。俺たち…マイク、シェイン、ザック、若きフジタ…俺たちは皆、未来のためにいるんだ。プロレスをより良くするために、自分たちのため、王座のためではなくて、業界全体を良くしたいからだ。だから仲間たちとやってるんだ。リングサイドにマイクとシェインがいたらどうなっていたか想像してみてほしい。そして世界中のTMDKメンバーが応援してくれていたらどうなっていたか。粘れていたはずだ。もうすぐのところだったし、粘れていたはずなんだ。なのに…高橋ヒロム…鋼鉄の足を持っていてもいなくても…負けたよ。(※日本語で)オメデトウ、ヒロム。(※英語に戻して)でも俺の旅はここで終わりじゃない。『BEST OF SUPER Jr.』がこの後予定されている。今回は30回目という節目の年だ。今年の『SUPER Jr.』で痕跡を残さないわけにはいかない。5年目の痕跡となるわけだ! こんなことが言える外国人選手が俺以外にどこにいる? 俺こそが、外国人選手のMVPだからだ。ジュニアヘビー級では特にだ! ロビー・イーグルスは全てを捧げる! 『BEST OF SUPER Jr.』で俺は何かしらの方法で復讐をする。次は何かって? 次のTMDKは? 次のロビー・イーグルスの取る手は? (※日本語で)シンニホン。ニュージャパンタマシイ! (※英語に戻して)1週間も休みがない中、シングル3戦が予定されてる。ヒロムよ、オマエは何をしている? 鋼鉄の足をアイシングして過ごすのか? 俺はアデレードでリンク・バーネット、シドニーでニュージーランド道場のアンドレア・ウオボス、メルボルンでオマエのL・I・J仲間、シンゴ・タカギをスナイパー・ボブが狙って、それぞれから勝利を掴み取る。シンゴ、俺の庭に来るわけだな。ヘビー級かもしれないが、俺はヘビー級と同じ威力で当たっていくし、見たことのないジュニアヘビー級のハイフライを見せてやる」

第9試合


 ロックアップからバックの取り合い。SANADAがヘッドロックからオカダがロープに押し込みエルボー。
 SANADAが突っ込みロックアップからロープに押し込みクリーンブレイク。

 SANADAがガットショットからロープに振ってラリアットも、避けたオカダがロープに飛んでランニングバックエルボー。
 そのまま場外乱闘になるが、SANADAが鉄柵を使ったマジックスクリューでオカダをコンクリートの床に叩きつける。

 リングに戻り、SANADAは後頭部にエルボーからフロントネック。これを離して後頭部にエルボーからバックドロップ。
 SANADAはスリーパーで絞り上げるがオカダはロープに足を伸ばしブレイク。

 SANADAはエルボードロップからフォールも2。

 オカダはエルボー連打もSANADAはボディに膝蹴り。オカダがコーナーに振って串刺し攻撃も、避けたSANADAが投げようとするがオカダは着地。走り込んできたSANADAをオカダがフラップジャックで叩きつける。
 オカダはランニングエルボーからバックエルボー。SANADAがロープに振ってオカダのチョップを避けるもオカダはビッグブーツ。
 オカダはコーナーに振って串刺しジャンピングバックエルボーからガットショットを叩き込みDDT。フォールも2。

 オカダはリバースネックブリーカーを狙うが、耐えたSANADAをコーナーに振って串刺し攻撃を狙う。だがバックエルボーで迎撃したSANADAがコーナーに上るが、オカダはドロップキックで場外に叩き出す。
 オカダはコンクリートの床へDDT。SANADAは場外カウント15でリングへ。

 オカダはマネークリップで捕らえるがSANADAはロープを掴みブレイク。

 オカダはボディスラムからコーナーに登り飛び込むが、SANADAは避けると担ぐも、オカダは着地してコーナーに振るがSANADAはエプロンに着地しスワンダイブ式ミサイルキック。両者ダウン。

 SANADAは串刺し攻撃も、足を伸ばしてオカダが2度カット。ロープに飛んだオカダをSANADAがリープフロッグからドロップキックで場外に叩き出しプランチャを投下。

 リングに戻り、SANADAはトップロープに足をかけたマジックスクリュー。フォールも2。

 SANADAはSkullEndを狙うが、切り返したオカダが走り込んできたSANADAのラリアットを巻き込んでマネークリップ。SANADAは巻き投げると、走り込んで来たオカダをドラゴンスリーパーで捕らえるが、切り返したオカダがバックエルボーからロープに飛ぶが、SANADAが担いでTKO。
 SANADAはドラゴンスリーパーからSkullEnd。これを離してラウンディング・ボディプレスもオカダは剣山で迎撃。
 オカダは引き起こしてマネークリップで捕らえ、コーナーに押し込むと串刺し攻撃。足を伸ばしてカットしたSANADAがローリングエルボーも、避けたオカダがジャーマンからレインメカーを狙うが、SANADAが前蹴りでカット。オカダは手を離さずにSANADAの前蹴りを受けきり、起き上がりこぼし式ショートレンジラリアットからマネークリップ。ぐったりとしたSANADAを見てこれを離したオカダがコーナーに登り、ダイビングエルボードロップからレインメーカーポーズ。
 オカダはレインメーカーを狙うが、バックエルボーで逃れたSANADAがロープに飛ぶが、オカダはドロップキックからツームストンを狙うも、SANADAが暴れるとオカダはファイヤーサンダー。
 オカダはレインメーカーも、SANADAが避けて掟破りのレインメーカー。両者ダウン。

 額をこすりつけて睨み合い、膝立ちでエルボーの打ち合いからSANADAがエルボースマッシュ。
 オカダはビッグブーツからショットガン・ドロップキック。すぐに立ち上がったSANADAがエルボーからローリングエルボーを叩き込みロープに飛ぶが、オカダはドロップキックで迎撃しレインメーカーを狙うが、SANADAはポップアップ式TKO。
 SANADAはラウンディング・ボディプレス2連発からフォールも2。

 SANADAはデッドフォールを狙うが、切り返したオカダが延髄斬り。
 オカダはツームストンパイルドライバーを狙うが、SANADAはオコーナブリッジも2。

 オカダはツームストンパイルドライバーを狙うが、SANADAはそのままドラゴンスリーパー。巻き投げたオカダにSANADAがシャイニング・ウィザードからデッドフォールを狙うが、オカダはエメラルド・フロウジョンからレインメーカーを狙うも、オカダがデッドフォールで切り返しフォール。これで3カウント。

SANADA「やっと、ベルト、IWGPチャンピオンになりました。オカダさん、あなたが相手で良かった。またやろう」

 ヒロムがリングへ登場。

ヒロム「SANADAさん、NJC優勝、そしてIWGP世界ヘビー級王座奪取、ほんとにおめでとうございます。L.I.Jを抜けて正解だったと証明しましたねえ。さっそくですけど、その、IWGP世界ヘビー級王座、俺に挑戦させてくださいよ」
SANADA「ヒロムさん、いいんですけど、その前にやるべき相手がいるんじゃないですか?」
(※金丸にマイクを託す)
金丸「お前、俺の名前出してたな?SANADAに挑戦する前に、俺がお前のジュニアのベルト、挑戦してやるよ。お前に決定権はない。次は俺がお前のベルトに挑戦する」
ヒロム「SANADAさんとやる前に、金丸さんが、このベルトに挑戦する?はははは!そんなのただのご褒美じゃねーかやってやるよ金丸さん!IWGPジュニア王座のベルトを巻いたまま、IWGP世界ヘビー級王者を獲る夢を叶えに行こうか!やってやるよ金丸さん!SANADAさん、L.I.Jが俺色に染まる瞬間を見ててください」
SANADA「ヒロムさん、ヒロムさん、申し訳ないですけど、今日勝ったのは俺なんで帰ってもらってもいいですか?」
(ヒロムはリングから去る)
SANADA「両国の皆さん、久々にあれ、やりますか。ギフト、やりましょう。この光景は俺からのギフトって言いたいところなんですけど、今日のこの光景は、皆さんのギフトです。ありがとうございます。伝わりました?じゃあ最後に、最後に、一つだけ、言わせてください。世界で、一番、このIWGP世界ヘビーが好きです。See You Next Time!」

<試合後コメント>
Just 5 Guys
タイチ「(※拍手をしながら)ヨーシ、やった!」
金丸「ヨシ、乾杯(※と言って、ビールを配る)」
タイチ「早えな(笑)。飲みたくてしょうがねえじゃん。じゃあ、乾杯の音頭を取らせてもらいます」
TAKA「ヨッシャ!」
タイチ「(※缶ビールの表示を見ながら)え~っと、5℃」
金丸「その温度じゃねえよ! 何回やってんだよ。もういいよ」
タイチ「(※マスコミの方を指差し)3人ぐらいウケたよ(笑)。じゃあ、サナヤン、IWGP世界ヘビー戴冠おめでとう! 乾杯! 手が滑った(※と言いながらビールをSANADAの頭から注ぐ)。あ~あ~ベルトにかけるヤツがいるかよ(笑)」
SANADA「(※頭からかけられたビールを拭きながら)これやられる方はあんまり好きじゃない、嬉しくないっすよ」
タイチ「えっ、嬉しくない? 嬉しいっしょ? 気持ちは嬉しい?」
SANADA「(※金丸にビールを向けて)やります?」
金丸「いや、俺はいい」
タイチ「いやいやいや、やったな」
金丸「いいもの見た」

──では、代表質問始めさせていただきます。改めておめでとうございます。
SANADA「ありがとうございます」

──ようやくベルトを手に入れた思いを聞かせてください。
SANADA「このリングに来て7年なんですけど、ちょうど7年前の4月の両国で、しかもIWGP戦の乱入で、その時リングにいたのがオカダと内藤で。なんか対戦相手が、その時いた人に勝ったっていうのが、なんかストーリーあるなと思ってて。ここまで獲れなかったのも全部意味があったのかなと、今日獲るために今まで獲れなかったのかなと。まぁ一番の理由は(※周囲のタイチ、金丸、TAKA、DOUKIを指しながら)このJust 5 Guysのメンバーと組んで取れたっていうことが凄く嬉しいです」

──レスラー人生をかけて闘うと試合前にも話しておられました。今日はどんな思いでリングに上がりました?
SANADA「そうですね。ここでSANADAが負けたらもう後がないなとずっと思っていたので、やっと獲れたんですけど凄く嬉しいです」

──改めて同世代、4年前にはオカダ選手自身がライバルと表現されましたが、オカダ選手という相手はどんな存在だったのでしょうか?
SANADA「ライバルっていうのは自分で言うものじゃないと思っているんで、周りが言うべきだと思っているんで自分からは言えないですけど、そういう関係だったら嬉しいなと思います」

──まだその二人のストーリーっていうのは続いていくっていうことですか?
SANADA「まだまだ。今35なので、まだまだいけるんじゃないですか?」

──そうした中、次の挑戦者という形で高橋ヒロム選手が、かつて同じユニットの仲間でしたけど、改めてヒロム選手の挑戦はどのように感じているんですか?
SANADA「まだ正式には決まっていないので、その前にノブおじさんが行くので。それからですね」
金丸「もうこれは決定だよ。アイツに決定権はない。これが俺の挑戦するタイミングだよ。今まであったかもしれないけど、今がそのタイミングだった。ただそれだけだよ」

──これからどのような景色を私たちに見せてくれるのでしょうか?
SANADA「まず自分がチャンピオンになったことで景色が変わると思うんで。で、こうやってヒロムさんとかチャレンジャーで来るっていうこと自体がもう新しい景色で、こういうことが増えて、今までないものが今後実現していくんじゃないかと。それが新しい景色に繋がるなと思います」

──実際にそのベルトを腰に巻いたことはどんな思いですか?
SANADA「思ったより重かったんですけども、なんか凄い感動して涙が出てくるかなと思ったんですけど、やっぱりこのメンバーと共に獲れたんで嬉しさの方が勝っちゃって」

──コスチュームをショートタイツに変えてきましたけど、それは?
SANADA「そうですね」
タイチ「(※SANADAがしばらく考え込んでいるのを見て)あれ、ガウンは美川憲一をモチーフにしたんですか? 違う?」
金丸「違うよ。そんなわけねえだろう(笑)」
タイチ「違うんだ(笑)」
SANADA「美川憲一さんっぽかったですか?」
タイチ「ぽいなと思って。テーマ曲も…そんなわけねえ」
金丸「そんなわけねえだろう(笑)」
SANADA「そうじゃないことを祈っております」
タイチ「ちょっと見間違えた。ごめんね」

──シャイニングウィザードも出されましたけど、武藤さんが引退された年に新日本の最高峰に立ったということはどう思われますか?
SANADA「それはたまたまだと思います。別に狙っているわけでもないですし。あのう、もう言いたいこと言ったんで、皆さん、帰ってもらっていいですか?」
タイチ「(※TAKAに向かって)先輩締めましょうか」
TAKA「1月、“4 Guys”を結成してから『景色変える、景色変える』って言ってたけどよ、全く変わらなかったのが、こうやってSANADAが入って“5 Guys”になって、やっと景色が変わった。あくまでもこれはスタートにすぎないから、これからもこの新日本プロレスをこの5人で動かす。これは本当にスタートにすぎない。憶えておけ。俺たちはもうただの5人組じゃねえ。チャンピオンが加わった新たな5人組、Just! 5! Guys!」
SANADA「ハイ、ありがとうございました」
タイチ「おめでとう!」

オカダ・カズチカ&成田蓮
※肩を担がれて戻ってくるオカダを、NEVER6人タッグ王座のベルトを肩にかけた成田蓮が待ち受ける。
成田「オカダさん、いやオカダ! アンタがベルト持ってようが、持っていまいが俺には関係ない。俺が倒したいのはオカダ・カズチカ、アンタだ。あと2人揃えて、挑戦してください。アンタが俺ぐらいの年の時、逃げた人いますか?」
※オカダはぐったりとしたまま、指を立ててうなずく
成田「逃げんなよ、元チャンピオン!(※と、立ち去る)」
※オカダはまた肩を担がれて控室へ

高橋ヒロム
「どちらが勝っても挑戦するつもりだったけど、やっぱり心のどこかで“SANADAさん、アンタに勝って欲しい。SANADAさんアンタとやりたい”、そんな風に思ってたのかもしれない。SANADAさんがL・I・Jを抜けたこと……、正直オレは……心にきたよ。でもさ、まあなんて言うのかな、何か気持ち、わからなくもないなって。言ってることわからなくないなって。L・I・J、居心地良すぎるよね。わかるよ、それは。でもさ、オレ、L・I・Jに入った理由があるんだよ。オレは内藤哲也とシングルをやる為にL・I・Jに入った。シングルで初めて当たる為にL・I・Jに入っったんだ。楽しみだよ。もう、そろそろじゃないの。ねえ、見たいでしょ。もうみんな我慢の限界なんじゃない? ただただ、IWGP世界ヘビー級のベルトを欲しいだけじゃない。オレは夢を叶えることだけじゃないんだ。みんな、もう我慢の限界でしょ。コロナ、終わらせようよ。内藤さん、アップ、始めて下さい。それから、ノブおじ。キツイね〜、アレだけロビーに足責められて。ああー金丸さんか、確かにやりたいやりたい、ずっとやりたいって、ずーーっとやりたい言ってた。このベルトを取る前から、やりたいやりたい、アナタともう1回やりたいと言ってた。でも、ここにきてやっぱり、ノブおじ。バックステージに着いて、改めてキツい事を感じます。でも、オレは追い詰められて追い詰められて応援されて応援されて強くなるから。今は、楽しくて仕方ないです。さあ、夢を叶えに行こう」

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