肺炎で欠場の飯伏幸太が2ヶ月ぶりに復帰!棚橋弘至に敗北も「プロレス、ありがとう」

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 4日、埼玉・メットライフドームにて新日本プロレス『カードファイト!! ヴァンガード overDress Presents WRESTLE GRAND SLAM in MetLife Dome』が開催。メインイベントでは棚橋弘至の持つIWGP USヘビー級王座に飯伏幸太が挑戦した。

 飯伏は7月10日の大会から体調不良で欠場し、医師の診察の結果『誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)』と診断された。
 7月25日の東京ドーム大会にて鷹木信悟の持つIWGP世界ヘビー級王座に挑戦が決まっていたが、飯伏の欠場により急遽棚橋が挑戦。これには敗北した棚橋だったが、8月15日のロサンゼルス大会でランス・アーチャーの持つIWGP USヘビー級王座に挑戦し、日本人初戴冠となる勝利をすると「復帰戦、俺とやれ」と挑戦者に飯伏を指名していた。

 絞られた身体でリングに登場した飯伏は、かつてのような軽やかな動きで棚橋を翻弄。だが棚橋は足攻めで機動力を奪うとハイフライフローを投下するが、飯伏は剣山で迎撃しすぐさまカミゴェを叩き込む。さらに飯伏はボマイェからカミゴェを狙うが、棚橋は腕をクロスしてこれに耐えると飛びついてのスリングブレイドからフォール。腕を上げた飯伏を棚橋はドラゴンスープレックスホールドで叩きつけ、最後はハイフライフローアタックからハイフライフローを投下し3カウントを奪った。

 涙目でマイクを持った棚橋は「(観客の)みなさんが言えない代わりに、俺が言いますね。飯伏!おかえり。飯伏、まだまだ夢の続きがあるだろ?しっかりコンディション整えて上がってこいよ!」とエール。飯伏も「また!もう一回!試合お願いします!ありがとうございました!」と座礼をし、「やっぱり僕の中で棚橋さんは、ずっとずっと夢を与え続けてくれる人だなと改めて思いました。皆さん、ありがとうございました。プロレス、ありがとう」と笑顔を見せる。

 そして棚橋は「新日本プロレスで、いつもそこにいて『おかえり』って言う係、もうちょっと俺がやりますよ。何でかって言うと、ファンの皆さんが安心して戻ってこれた時に『おかえり』と言いたいから。まだ先になるけど、みんなね、それぞれの生活、それぞれの目標に向かって、頑張っていきましょうよ。でね、何かちょっとしたきっかけでいいんで『あぁ、棚橋、何してっかな?』とか『あぁ、私、そういえばプロレス好きだったな』とか思い出してもらって。そこには、棚橋がいますから。しつこいぐらい、うっとうしいぐらい、みんなを待ってますから」と、コロナ禍で頑張るプロレスファンへメッセージを贈った。

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