【試合詳細】2・24 新日本プロレス北海きたえーる大会 【IWGP世界ヘビー級】内藤哲也vsSANADA 辻陽太vs上村優也 鷹木信悟vsタイチ 高橋ヒロムvsDOUKI BUSHIvsTAKAみちのく タマ・トンガ&タンガ・ロアvsヒクレオ&エル・ファンタズモ オカダ・カズチカ&矢野通&石井智宏&後藤洋央紀&YOSHI-HASHIvsマット・リドル&ジェフ・コブ&グレート-O-カーン&フランシスコ・アキラ&カラム・ニューマン
『THE NEW BEGINNING in SAPPORO』
日程:2024年2月24日(土)
開始:14:00
会場:北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
観衆:5,355人
▼タッグマッチ 20分1本勝負
矢野通/○斗猛矢(フリー)
7分48秒 SOD→片エビ固め
本間朋晃/●村島克哉
▼10人タッグマッチ 20分1本勝負
○海野翔太/エル・デスペラード/真壁刀義/YOH/ボルチン・オレッグ
7分50秒 デスライダー→片エビ固め
[HOUSE OF TORTURE]“キング・オブ・ダークネス”EVIL/SHO/成田蓮/高橋裕二郎/●金丸義信
▼10人タッグマッチ 20分1本勝負
[CHAOS]○オカダ・カズチカ/矢野通/石井智宏/後藤洋央紀/YOSHI-HASHI
11分34秒 レインメーカー→片エビ固め
マット・リドル/ジェフ・コブ/グレート-O-カーン/フランシスコ・アキラ/●カラム・ニューマン
▼タッグマッチ 20分1本勝負
[G.o.D]●タマ・トンガ/タンガ・ロア
14分4秒 ゴッドセンド→片エビ固め
[G.o.D]○ヒクレオ/エル・ファンタズモ
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○ニック・ネメス/田口隆祐
7分43秒 デンジャーゾーン→片エビ固め
[BULLET CLUB]デビッド・フィンレー/●外道
▼シングルマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]○BUSHI
9分13秒 膝固め
[Just 5 Guys]●TAKAみちのく(JTO)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]●高橋ヒロム
14分45秒 スープレックス・デ・ラ・ルナ
[Just 5 Guys]○DOUKI
▼シングルマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]●鷹木信悟
14分45秒 バックドロップホールド
[Just 5 Guys]○タイチ
▼敗者髪切りマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]○辻陽太
28分20秒 ジーン・ブラスター→体固め
[Just 5 Guys]●上村優也
▼IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者/L.I.J】○内藤哲也
24分5秒 スイング式首固め
【挑戦者/Just 5 Guys】●SANADA
※第8代王者が初防衛に成功。
内藤がSANADAとのリマッチを制しIWGP世界ヘビー級王座初V!辻が上村との髪切りマッチで激勝!オカダ、タマの新日本ラストマッチに会場が涙!
第0試合
斗猛矢と本間の対面でゴング。ロックアップでの力比べからヘッドロックの攻防、ショルダータックルでのぶつかり合いを斗猛矢が制してなぎ倒す。
代わる矢野は、斗猛矢とのダブルショルダータックルを決めるが、本間がエルボーで自軍コーナーに押し込んで村島にタッチ。
村島は本間と2人でダブルショルダータックル。村島はエルボー連打からロープに振ろうとするが、矢野が髪を掴んで引き倒し場外へと投げ捨てる。矢野は場外鉄柵で痛めつけてからリングに戻すが、村島がジャンピングエルボーで一矢報いて本間にタッチ。
本間は矢野にエルボー連打からフェイスクラッシャー。小こけしを発射も、矢野がかわして自爆させ斗猛矢にタッチ。
斗猛矢は本間をシーソーフリップでコーナーに叩きつけ、逆水平チョップを連打。さらにラリアットを発射も、これをキャッチした本間がDDTで突き刺して村島にタッチ。
村島はエルボー連打も、斗猛矢はビクともせず仁王立ち。強烈な逆水平チョップ一発でなぎ倒してロープに飛ぶも、村島がカウンターのドロップキック。本間と2人で斗猛矢にトレイン攻撃を見舞い、本間がこけしロケットから小こけし。村島が逆エビ固めも、斗猛矢がロープブレイク。
村島がブレーンバスターを狙うが、逆に斗猛矢が担ぎ上げて滞空時間の長いブレーンバスター。村島はロープに飛ぶが、斗猛矢がカウンターのトラースキックからSODで突き刺して3カウントを奪った。
<試合後コメント>
矢野通
「昨日も言ったけど! 昨日も言ったけど! プロレスラー名・斗猛矢、議員名・足立知也、この人と組めてよかった! 生きててよかった! 生きててよかった! 生きててよかった! 登別に愛し愛され、生きててよかった!」
斗猛矢
「新日本プロレス北海きたえーる2連戦、参戦させていただき、本当にありがとうございました。矢野さんの観光大使のご活躍。その縁によって、こうして新日本プロレスのリングに立つことができました。生きててよかった! 本当に生きててよかった。これからも、斗猛矢の歴史を刻む闘い、また新日本さんにぜひ、新日本さんのリングで斗猛矢の生きざまを見せていきたいと思います。
そして2日間、本間朋晃選手、久々の再会でした。そしてヤングライオンの2人、本当に気持ちいい選手でした。だけど俺も、まだまだ負けない。28年間のキャリアで、プロレス界の泥水をすすって生き抜いてきた。オレはまだまだ負けない。もっともっと新日本、いろんな選手と闘ってみたいです。今後ともぜひ、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。生きててよかった! ありがとうございました!」
――これまで新日本プロレスをどのように見ていましたか?
「やはりインディーで育ってきて、ずっとプロレス界のド端っこを歩いてきて、新日本プロレスっていうのは、私は1度も海外……まあメキシコには行ってたことあるんですけど、海外のプロレスには興味を持ったことがなくて、やはり新日本プロレスは一番、その中でも最大手の団体で、やはりあこがれのリングでもありました。
だから今回、プロレスキャリア28年目、年齢にして50歳になって、ようやくこの新日本プロレスのリングにたどり着けたことは、ほんとに生きててよかった。感慨深いものがあります。ほんとに大ケガから立ち上がって立ち向かって、今日この場にも立てていることを、ほんとに感謝しています。
これからもほんとに、今までプロレス界のキャリア28年間の中でも、見たことのない、感じたことのない景色でした。ほんとに新日本プロレスには、矢野通選手には、感謝しかありません。ほんとにありがとうございました」
――新日本プロレスでは今年9月に北海道ツアーを予定しているそうです。もしかすると登別大会があるかもしれません。
「そうですね。登別大会、もし新日本プロレスが登別でやるとなれば、39年ぶりなんです(前回は1985年10月6日、登別市総合体育館)。私が中学生のころ、プロレスが大好きで、プロレスをナマで見ることがなかなかなかった時に、新日本プロレスさんが登別の体育館で(大会を)やってくれて。メインがアントニオ猪木さん、新日本プロレスを創ったアントニオ猪木さんがメインで闘っていて(カードは、猪木、坂口征二、木村健吾組vsブルーザー・ブロディ、ロジャー・スミス、リック・オリバー組=表記は当時のリングネーム)、私はそれを夢中になって追いかけ回してた。
ぜひだから、登別の子供たちにも、プロレスという素晴らしさ、プロレス文化を広めていきたいなと。なので、ぜひ新日本プロレスさんが北海道巡業を久しぶりに再開するということで、ぜひ登別でも新日本プロレスさんをやっていただけるように、矢野選手と、観光大使である矢野選手と協力しながら、市の方も議員として動かしていきたいと思います。ぜひよろしくお願いします。ありがとうございました」
本間朋晃
「『旗揚げ記念日』を除いて、今日が『NEW JAPAN CUP』前の最後の闘い。俺は何回でも言ってる。俺は絶対、『NEW JAPAN CUP』、出るんだ。出るんだ。絶対、出るんだ。願いは叶うためにあるんだ。その先だって見てんだ。絶対、あきらめねえからな」
村島克哉
「(※フロアに片ヒザを着いて)今日、こうやって北海道で、試合を組んでいただいて、ホントにうれしいです。結果としては、僕が実力のなさで負けてしまったのですが、こうやっていろんな選手と闘うことができるってことは、自分が強くなるためのもっともっと必要だと思うので、これからもどんどん闘っていきます。ありがとうございました」
第1試合
入場時から「あれがタイトルマッチなのかよ!」と前夜の恨み節をぶつけていたデスペラードがSHOに殴りかかり、乱闘となる中でゴング。
SHO、成田、金丸が3人がかりでデスペラードに向かっていくが、真壁&YOHが救出しコーナーでのテンカウントパンチの競演。さらにボルチンがショルダータックルで軽々ふっ飛ばし、成田をブンブン振り回してからのサイド・スープレックス。さらにボルチンがカミカゼを狙うが、成田がレフェリーをひっつかんでいる間にEVILがボルチンに急所打ち。HOTが軽快にタッチを回しながらボルチンをいたぶっていき、SHO&金丸がトレイン攻撃からダブルブレーンバスターを狙う。しかし、ボルチンが2人まとめてブレーンバスターで叩きつけ海野にタッチ。
海野が次々とHOTの面々を蹴散らしていき、金丸に串刺しバックエルボーからフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。EVIL&裕二郎がカットしてトレイン攻撃を見舞い、逆さ吊りにしたところに東郷が股間へのダイビング・フィストドロップ。金丸がウイスキーボトルで殴りかかるが、ボルチンが猛然と飛び込んできて救出。海野がEVILをドロップキックで撃退するも、SHO&成田が2人で突っ込んでくる。真壁がダブルラリアットで2人まとめてなぎ倒し、デスペラードがトペ・コンヒーロで飛んでいって救援を断つ。
海野は金丸にデスライダーを狙うが、金丸がサムソンクラッチ、バックスライド、ジャックナイフと巧みな丸め込み攻勢。ロープへ飛ぶが、海野がホップアップ式エルボースマッシュで迎撃し、ブレイズブレイドからデスライダーで突き刺して3カウントを奪った。
試合後、YOHがIWGPジュニアのベルトを強奪して逃走。激怒したSHOが追いかけていき、元ROPPONGI 3K対決の機運が高まった。
すると、突然場内が暗転し会場スクリーンに謎の男からのメッセージが放映。
その正体はアメリカ大会で海野を襲撃していたジャック・ペリー。海野は「やってやるよ!」と呼応し、海外からの刺客からも闘っていくことになった。
<試合後コメント>
YOH&SHO
YOH「(※持ち逃げしたIWGPジュニアヘビー級のベルトを手にしながら)ヨッシャー! 1回戦通過だコノヤロー! オイ、次は俺だ! なあ、SHOくん、なあSHOくんさ……(※ここでSHOの怒鳴り声が聞こえ、YOHはインタビューバックの裏に隠れる)」
SHO「(※YOHを追いかけて、コメントスペースに現れるが、YOHが隠れていることには気づかずに)待てコラ! どこ行ったコラ! 返せオイ!人のベルトじゃコノヤロー、コラ! どこや? 人のベルト盗るとか最低やろうが、ふざけんなコノヤロー!クソッたれが、ボコボコにしたるわ、コノヤローオラ! オーイ、どこじゃコラ!?(※と怒鳴りながらYOHを探しにコメントブースを去って行く)」
YOH「……行った? 行った?(※インタビューバックから顔を出しスタッフに確認をしたあと、出てくる)(※IWGPジュニアヘビー級のベルトにキスをして)シビれようぜ(※と言って控室へ)」
エル・デスペラード
「クソみてえな負け方した翌日に、まさか同じコーナーのヤツまでわけがわからんことまで始めるからな、よくわかんねえ(※と言って控室に向かうが、引き返して)。ああ……でもこれだけで終わりたくねえな。まあ、事前に連絡は頂いてたんだけどよ、鈴木さんから。『STRONG STYLE』っていう名前を、もう新日本に返すって。それをわざわざ俺のタイトルマッチの後だよ。タイミング見計らって待っててくれたんだけど。
まあ、そういうことだ。STRONG STYLEってユニットは、一回これでケジメとして区切りをつける。まあスッキリしたケジメじゃないけど、あの人は新日本に今ちょっと上がらないって言うんだったらね。それは鈴木さんのせいじゃない。それを俺はやっぱり尊重するしかなくて。『いつもチーム組んでいるから』『いつも仲が良いから』『いつも話をするから』、それがチームかっていうとやっぱりそうじゃなくて。
俺と鈴木さんは別に仲違いしたわけでもなくて、このケジメをつけただけなんで。またどっかで道が交わることもあるでしょう。鈴木さん、一回まずはありがとうございました。新日本内ではとりあえず俺がやることは、俺が見つけます」
海野翔太
「昨日の敗戦、とても悔しい。ずっとずっと悔しくて、一晩明けたけどその気持ちは変わんないなあ。あんな邪気が蔓延ったヤツの手元にあるベルト、かわいそうでしょうがないよ。反則、介入、あったけど負けは負けだよ。言い訳はしない。負けは負けだ。でも必ず、NEVERを元の姿に、元の姿以上にキレイに輝かしいベルトに必ずしてみせるから、待っててくれよ。
その前にひとつやることあったな。1月だったかな? サンノゼですっかりお前のこと忘れていたよ、“ジャングル坊や”。SCAPE GOAT? 生贄か? お前に興味はないけど、襲われたぶんキッチリ借りは返してやるよ。いつでもいいぞ。どこでもいいぞ。日本でも、アメリカだろうと、受けて立ってやるよ!真っ正面からブチ当たってやるよ!
お前はまだAEWの選手なのか? 契約書切り捨てたのか? そんぐらい何も分かんないくらいお前には興味ないけど、正々堂々真っ正面からお前とぶつかって、叩きのめしてやる。新日本プロレスの強さ、怖さ、プライド、全部お前にぶつけてやるから覚悟しておけコノヤロー」
第2試合
オカダの新日本プロレスラストマッチ。本来ならば棚橋弘至がオカダと同じチームに入って10人タッグマッチで共闘する予定だったが、棚橋が右足の捻挫で欠場したことから矢野がダブルヘッダーで緊急出場。図らずも純CHAOS軍でのラストマッチとなった。
最後ということもあり、金の雨が降り注ぐ中でオカダが登場。選手コール時には割れんばかりのオカダコールが場内に沸き起こった。
オカダとリドルの対面でゴング。エルボー合戦からリドルがチョップ連打も、オカダがビッグブートで反撃。額を突き合わせての睨み合いから打撃戦となり、オカダがレインメーカーを狙うもリドルがかわしてハイキックを発射。オカダもこれをかわして睨み合い、両者タッチ。
後藤とアキラの対面。アキラがドロップキックの連打で押していき機動力で翻弄。ロープに飛ぶが、後藤がショルダータックルで迎撃。オーカーンが飛び込んできてモンゴリアンチョップを連打も、すぐにYOSHI-HASHIが助けに入ってダブルショルダータックルからざんまい。石井&オカダも加わってアキラにCHAOS5人で「せーの!」で太鼓の乱れ打ち。後藤がアキラにブレーンバスターを見舞って石井にタッチ。
石井はラリアットを発射も、かわしたアキラが延髄斬りを見舞ってコブにタッチ。
石井とコブが真っ向から打撃戦。コブが軽々とフロントスープレックスで投げ捨てるも、矢野が髪を掴んで引き倒し、素早くコーナーマットを外してアキラを叩きつける。リドルが飛び込んできてCHAOSの面々を次々とハイキック&ジャンピングニーで撃退していくが、石井が投げっぱなしジャーマンで排除。石井はコブにショルダータックルでぶつかっていくが、コブがキャッチしてアスレチックプレックスからその場飛びムーンサルト・プレス。コブはジャーマン・スープレックスも、石井が即座に起き上がってジャーマン・スープレックスでやり返しブレーンバスター。両者タッチ。
YOSHI-HASHIとオーカーンの対面。YOSHI-HASHIが逆水平チョップ連打からトラースキックを放っていくが、オーカーンがアイアンクローからのフェイスクラッシャー。逆水平チョップの打ち合いとなり、モンゴリアンチョップから地獄突きで優位を取ったオーカーンがラリアットを狙う。これをYOSHI-HASHIがトラースキックで迎撃しドラゴンスープレックス。オカダにタッチ。
オカダはオーカーンにツームストンパイルドライバーを狙うが、オーカーンがアイアンクローで逃れてラリアット。ニューマンにタッチ。
ニューマンは帝国の仲間たちとともにオカダにトレイン攻撃。ニューマンが顔面へのランニングブートからハイキック、タイガー・スープレックス・ホールドと連撃。これは矢野が必死のカット。ニューマンはオスカッターを発射も、オカダが回避。アキラが救援に来るも、オカダはドラゴンスクリューで撃退。コブ&リドルが迫りくるも、オカダがドロップキックで撃退。ニューマンがロープに飛ぶも、オカダがカウンターのドロップキック。
オカダはランドスライドからダイビング・エルボードロップ。さらにレインメーカーポーズで場内が大歓声に包まれる中でレインメーカーを叩き込んで3カウントを奪った。
試合後、オカダはCHAOSメンバー1人1人と笑顔で抱き合ってからマイクを取る。
オカダ「皆さん本当にお世話になりました!ありがとうございました!まだまだこれから新日本プロレス、すごい戦い見せてくれると思いますので、まだまだ新日本プロレスをよろしくお願いします。本当に、お別れじゃないですから。また会いましょう。17年間本当にありがとうございました!」
<試合後コメント>
CHAOS
オカダ「まあ無事に新日本プロレスのキャリアがとりあえず終わりまして、(※しばらく言葉に詰まり)あんま喋れないからノーコメントでいいかな、ハハハハハ。本当にいろんな人と闘ってきた思い出っていうのもあるし、それが今回もいろいろ出てきて、CHAOSのみんなとまた札幌でおうやって闘えて、本当に……(※涙声で)CHAOSにいれば泣くことなかったっすけど、離れたら離れたで寂しいなって……。
でもまあ、そんなことは言ってられないですし、次がもう始まるわけですから、次に向かってしっかりやっていきたいと思います。本当に凄いお世話になった人たちがたくさんいるし、菅林さんとかが拾ってくれて本当に新日本プロレス、選手だけじゃなく、スタッフだけじゃなく、お客さんもそうだし、ここにいるマスコミの皆さんもそうだし、皆さんのおかげでレインメーカーってのもここまで来れたと思いますんで。
またね、皆さんが思っているよりもっと凄い存在になって……また会えると思いますんで、はい。まあとりあえず新日本プロレスのオカダ・カズチカ、まあ所属ではないですけども、新日本プロレスに上がっているオカダ・カズチカっていうのはこれでおしまいで、次に行きたいと思います。本当にありがとうございました」
YOSHI-HASHI「(※ここで他のメンバーと一緒にコメントスペースにやってきて)ありがとう」
オカダ「ありがとうございます」
YOSHI-HASHI「(※ペットボトルの水を手渡して)オカダ、はい」
オカダ「アァ、ありがとうございます(笑)」
YOSHI-HASHI「ハハハハハ!」
矢野「ありがとな(※と言って、オカダとグータッチ)」
オカダ「ありがとうございます」
矢野「ありがとう」
後藤「ありがとう(※と言って、オカダの背中をポンと叩く)」
オカダ「ありがとうございました」
YOH「ありがとうございました」
オカダ「YOHもありがとう」
YOSHI-HASHI「なんか、本当にでも最後お水で(笑)。ビールではなくお水で」
オカダ「(※全員がペットボトルを持ったところで)YOSHI-HASHIさん、言ってくださいよ」
YOSHI-HASHI「(※オカダのお尻をポンと叩きながら)いや、カズ、じゃあ最後」
オカダ「ええ!? 僕なんすか!?(笑)」
YOH「空前絶後のざんまいでもいいですよ(笑)」
オカダ「俺、関係ないから、ざんまい(笑)。まあCHAOS入って12年、メンバーもいろいろ変わったりしましたけど、元々CHAOSのメンバーってのは凄いかけがえのないもので、(※また涙声になり)本当に大好きなメンバーなんでね、ありがとうございました。でもね、また……」
YOSHI-HASHI「本当にまたこれから……」
オカダ「YOSHI-HASHIさん、ちょっちょ……(笑)」
石井「(※YOSHI-HASHIに向かって)一言言え、お前」
YOSHI-HASHI「いやもう本当に怪我だけは気をつけて」
オカダ「そこですか?(笑)」
YOSHI-HASHI「でも、いろいろ出ていくことに関して言うかもしれないけど、ここにいる僕らはオカダ・カズチカの背中を押したいと思います。はい、それだけは間違いないです」
オカダ「ありがとうございます!」
石井「ヨシ!」
YOSHI-HASHI「頑張って!」
石井「頑張れよ!」
オカダ「頑張ります!」
矢野「頑張れよ!」
オカダ「乾杯!(※と言って、全員でペットボトルで乾杯)。今までで一番美味しいお水です。ありがとうございました!(※6人で肩を組んで記念撮影)」
矢野「(※記念撮影が終わると6人で円陣を組んで)ありがとう!」
※CHAOSメンバーが引き上げると、マスコミ、そして下田美馬さんと一緒に記念撮影をおこなった
グレート-O-カーン
「これで1つだけハッキリしたな。(※KOPWのベルトを見せながら)コイツ、“カズチカ・オカダ・プロレスリング”の略では決してないッ!! 今日、これまでのアイツの態度でそれだけはありえないことはハッキリした!
余はコイツを“キング・オブ・プロレスリング”として、余は、余だけは、いつ何時誰の挑戦でも、(※力を込めて)どんなルールだろうと受けて立ってやる。闘魂を語るなら最後ぐらい逃げずに闘ったらどうなんだ!! 下駄を履かせてもらって、それでも辞める。新日本よりも自分自身の欲望、カネを選んで、それでもまだ御涙頂戴の物語が欲しいか?
アァ!? 本当に本当に腹立たしいチキン野郎だよ! 都合のいいことばっか語りやがってよ。それはそうか。いつも言ってたもんな。カネ、カネ、カネ、カネってよ! アイツはそういう野郎だ。だから逃げたし、自分の欲望だけを優先しやがったんだよ。そんな野郎な、そういう小せえ野郎、余は大嫌いだ!
いいか、よく覚えておけ。カネの雨は完全に止んだ! だったら、このグレート-O-カーンが、アイツよりもだ、カネのなる木で、新日本プロレスをカネでいっぱいにしてやるよ。いいか? “プロレス=アントニオ猪木”でも長州でも棚橋でも、もちろんオカダ・カズチカなんかでもない。“プロレス=グレート-O-カーン”にしてやる。
いいか? アイツよりも余の方が上だって、直接対決じゃなくて、そういうやり方で余の方が上だって証明してやる! もう二度とあんなチキン野郎の顔も見たくねえし、闘いたくもねえよ! 二度と前に現れんな、ボケッ!」
フランシスコ・アキラ
「わかるかい? 5年後にオカダは新日本プロレスに戻って来て、また一緒に闘えると信じているから、俺は頑張るよ。それに俺は長い間この会社にいるつもりだしさ。オカダがここに戻って来るのが待ちきれないよ。その時、俺はジュニアヘビー級のトップに立っているつもりだ。この先うまくいくことを祈っているよ!」
ジェフ・コブ
「ヘイヘイ、昨日俺はなんて言った? 俺は昨日なんて言ったか? 巻き戻してみろよ。30秒、40秒、実際には24時間前に戻して、聞いてくれ。なんて言ったか? UNITED EMPIREにはリーダーがいらないという意味じゃない。前に立つ者は誰であれ俺たちのリーダーであり、俺たちはかつてないほどに団結していると言ったのだ!
それを今日、君たちは見た。ああ、落ち込んだが、俺たちは種馬(リドル)を拾った! 噂は真実じゃない。マット・リドルはまだUNITED EMPIREの一員ではないぞ。まだわからない。ヤツのエージェントと話す必要があるな。俺たちのコーナーに種馬を置かないなんて愚かなことだが、そこでもないしここでもない。肝心なのはUNITED EMPIREだ。俺たちはつまずくかもしれないし、しくじるかもしれないし、倒れるかもしれない。だが、俺たちは必ず復活するのだ!
さて、ここにいる2人の紳士は、このユニットの若き大砲だと思っていただいてもいいだろう。フランシスコ・アキラ。そしてカラム・スピードマン。なんだっけ? “Prince of Pace”だ! それにグレート-O-カーン。変わらないのは、UNITED EMPIREの絆、UNITED EMPIREの友情、俺たちが持つチームワークだ!
オカダ、1年でも2年でも3年でも4年でも5年でも何年でもどこへでも行けばいいさ。ここへ戻り王座を取り戻したくなったら、その上には誰が座っているのか覚えておくことだな。たった1人でも2人きりでも3人でもないぞ。UNITED EMPIRE全員だ……!」
マット・リドル
「(※全員が引き上げた後、1人残って)オカダ、成功を祈っている。最後に一緒に闘ってくれてありがとう。またすぐに会えることを願うよ。だがお前のことは好きじゃないからな」
第3試合
偉大なレスラーを父に持つタマは、幼少期に父が何ヶ月も家を空けたことで寂しい思いをしてきた。そんなタマも妻と3人の子を抱える父となり、同じように何ヶ月も家を空けてしまっている現状に悩みを抱くように。
そんな中でタマが出した決断は、新日本プロレスを退団して家族の近くで新たな仕事を探すこと。今年1月4日の試合後にこの決断を明かしたタマは、派手なメモリアルマッチ等は行わず1月末で新日本のリングから静かに去った。
しかし、これに対してタマが属する【G.o.D】の新世代であるエル・ファンタズモ&ヒクレオは「俺たちにサヨナラを言わずに去るのか?ニューG.o.DとオールドG.o.Dで勝負だ!」とタマに最後の花道を用意。札幌の大舞台で遺恨なきG.o.D対決が行われることとなった。
この日のレフェリーは、G.o.Dメンバーとして両組から厚い信頼を得ている邪道。
タマ&ロアはフェイスペイントを施し、不気味な動きとともに入場してくるかつての姿を見せる。
場内から「G.o.D!」のコールが沸き起こる中、5人でグータッチを交わしてからタマとヒクレオの対面で試合開始。
タマがリングを這うかのような不気味な動きで翻弄していき、ドロップキックを見舞うもヒクレオは倒れずショルダータックル。さらにエルボードロップで追撃を放つも、タマがローリングして回避。両者タッチ。
ロアとファンタズモの対面。ショルダータックル合戦を制したロアだが、ファンタズモが下から丸め込んでエビ固めの応酬に。最初こそ律儀にカウントを叩いていた邪道レフェリーだが、途中でカウントを止めてガッチリ決着を付けるよう指示。
2vs2の激しいコーナーでの攻防が展開され、タマに対してヒクレオのサイドバスターからファンタズモがフォアアームドロップ。さらにロアには連携DDTを見舞い、ニューG.o.Dが優勢。
ヒクレオがロアをコーナーに詰めてチョップ連打。ファンタズモにタッチしつつオクラホマスタンピート。
ファンタズモはセントーン・アトミコからライオンサルトと連撃。スリーパーホールドからコーナーに振ろうとするが、ロアが串刺しラリアットからミサイルキック。タマにタッチ。
タマはエルボー&ボディブローを連打しラリアット。串刺しスプラッシュからエクスプロイダー。さらに投げようとするが、ファンタズモがスピニング・ネックブリーカー。ヒクレオにタッチ。
ロアが救援に来るも、ファンタズモのサドンデスからヒクレオのゴッドセンド。さらにスーパーサンダーキス'86を発射も、タマが飛び込んできてガン・スタンで迎撃。ヒクレオがタマにゴッドセンドを狙うが、ロアがスピアーで突っ込んで阻止。
タマ&ロアがヒクレオにマジックキラーを見舞い、ロアがダイビングヘッドバッド、タマがシュプリーム・フロー。さらにスーパーパワーボムを宣言もヒクレオが暴れて脱出。ロアがエイプシットを狙うが、ヒクレオがパワースラムで迎撃。ヒクレオがタマにゴッドセンドを狙うが、タマが着地してガン・スタンを発射。これをこらえたヒクレオがホップアップ式ガン・スタンで切り返してラリアット。
ヒクレオはタマにラストライドからゴッドセンドで叩きつけて3カウントを奪った。
試合後、タマはリング中央のライオンマークにキスを捧げる。その後は5人全員で手を掲げてから退場していった。
<試合後コメント>
G.o.D
ヒクレオ「(※ウィズ・カリファ『See You Again』を口ずさむ)♪長く感じてしまうよ」
ヒクレオ&ファンタズモ「♪友よ、君がいないと。また会った時に語るよ……(※その後、歌詞をごまかしながら歌う)」
タマ「(※2人が歌っている姿を見て)ハハハ。(※タンガ、ヒクレオ、ファンタズモは拍手する)長い旅だった。これがなければ、俺はこの世界で何も成し得ていなかった。(※G.o.Dメンバーに向かって)みんな、ありがとう……」
ファンタズモ「ニュージャパンの歴史の中で一番象徴的なタッグチームだ。『WORLD TAG LEAGUE』や『WRESTLE KINGDOM』で、そのコスチュームを身に着け、フェイスペイントを施し、あなたたちは私たちのために道を作ってくれた。
俺たちの成すことが、あなたたちが成したことの半分程度でしかなくとも、それは成功と呼べるだろう。ありがとう、兄弟(※タマと握手し抱擁を交わした後、タンガとも握手し抱擁を交わす)。俺たちは下がろう」
タマ「ニュージャパンよ、ありがとう。俺にチャンスをくれて、ありがとう。ここ、ニュージャパンで……ジャドー(※邪道をカメラの前に引っ張る。残りのG.o.Dメンバーは先に控室へ)。俺がニュージャパンに来た時、ジャドーがトレーナーだった。
彼は一生懸命、とても厳しく俺たちを鍛えてくれた。毎日、100%取り組んだ。一番最初の頃にジャドーがいなかったら、今の俺はどうなっていたかわからない。ジャドー、本当にありがとう(※邪道と抱擁を交わす)。
最後に、ファンのみんな、俺を認めてくれて、ありがとう。俺を受け入れて、俺にホームを与えてくれて、ありがとう。この後、俺が世界のどこへ行ったとしても、皆には知っていてほしいことがある。
みんなが、ニュージャパンが、俺のホームだ。どこに行っても、ここがずっと俺のホームなんだ。俺はこれからもずっと、ニュージャパンが、そして日本が俺のホームだということを、世界に示すよ。ありがとう。ありがとう」
邪道「(※タマが控室にも向かう後ろ姿を見送って)今日でタマ・トンガいなくなっちゃうけど、まあでも、また戻ってくるかもしれないし、所詮この世界は“NEVER SAY NEVER”だから。“絶対ない”ってことはないから。だから、アイツにはさよならは言わない。またタマ、会う日まで」
第4試合
ネメスとフィンレーの対面でゴング。ネメスが素早い低空タックルで倒してグラウンドでの首の取り合いを展開。組み合って持ち上げたネメスがボディスラムで叩きつけ、田口にタッチ。
田口はネメスにやり方を指示しながらヒップバッド。ネメスも素直に受け入れてヒップバッドを真似し、一緒に腰クネダンスからサンドイッチ式ヒップバッド。田口はフィンレーと外道の間を往復しながらランニングヒップ。さらにフィンレーにヒップアタックを発射も、かわされて自爆。フィンレーもヒップバッドでお返しし、ケツへのエルボー連打から外道にタッチ。
外道は本部席から木槌を奪って場外で田口を暴行。リング上でも尻を引っ叩いてからフィンレーにタッチ。
田口は起死回生のヒップアタックを発射も、フィンレーがアトミックドロップで迎撃。さらに外道と2人でトレイン攻撃を発射も、かわした田口が外道にヒップアタック。フィンレーにもなんとかヒップアタックを叩き込んでネメスにタッチ。フィンレーも外道にタッチ。
ネメスは2人にクローズラインからのラリアット。さらに外道へスイングネックブリーカーから怒涛のエルボードロップ猛連打。カットしたフィンレーがマウントナックル連打からアイリッシュカースを狙うが、振り払ったネメスが101。さらに田口がミサイルヒップを見舞ってフィンレーを排除し、ネメスが外道にデンジャーゾーンを叩き込んで3カウントを奪った。
ネメス「新日本プロレス、俺は昨夜俺のヒーローにリクエストをした。1つはタナハシとタッグパートナーにしてリングに立つことだ。もう1つリクエストをする。この王座を賭けてあなたと闘いたい。世界を燃やし尽くさないか!」
棚橋「アイ・アグリー・ウィズ・ユー!」
ネメス「Yeah!!」
<試合後コメント>
ニック・ネメス&田口隆祐
田口「まず昨日のコメントについて、お詫びと訂正、“HUNTER CLUB(ハンタークラブ)”という不適切な発言をしてしまったことをお詫び申し上げると共に、昨日のコメント、“HUNTER CLUB”は撤回させていただきます。非常に皆さんに不愉快な思いをさせてしまいまして、すみませんでした。今後二度とあのような汚い言葉を使うことは気をつけたいと思います。気を引き締めていきます、はい。
そして今日の試合はニックですね。あのう、昨日非常にいい試合でベルトを獲って、(タグチ)ジャパン入りの気持ちが凄く伝わりましたので、タグチジャパンとしては受け入れるということで、OKです。
あとはTシャツを作って、“29番”作って空けときますので、いつでもどうぞ。(※ネメスの姿を探しつつ)まあ、まだ来てないのかな? ニックはまだ来てないな。はい、とりあえずジャパンとしてはOKということです。はい、ジャパン、OKです」
ネメス「何か言いたいことがあるんだろう?」
──田口選手とタッグチームを組んでどうでしたか?
ネメス「タグチのことは知っていたが、リングに一緒に上がったことはなかった。彼のようにお尻で飛べるかわからなかったよ。彼はストロング・ファイターってだけじゃなく、笑顔で楽しく闘っている。彼のスタイルは際立っているし、リングではケツで負かすことができるんだ。俺のヒーローだな。
さて、俺自身についてだが、日本での一瞬一瞬が大好きだ。新日本プロレスの一員であることがとても嬉しい。このタイトルを保持しているのも、なぜこのベルトが自分の肩にかかっているのかを知るのも大好きだ! 日にちを指定し、場所を指定し、対戦相手を指名すれば、俺はそこにいる。
自分自身を証明することが大好きだから、俺は世界中のどこへでも行くぜ。この業界で俺がどれだけ優れているのか証明するのが大好きだ! 短いキャリアのヤツもいれば、長いキャリアのヤツもいる。俺は50年やれるかもしれない。もし俺が50歳になってもやっていたら、お前の息子が俺とやることになるかもな。
最高のものを見たいだろう? 大声を出すつもりもない。自分を抑えようとしているし、リラックスしようとしている。いつでもどこでも世界中の誰でも、俺の前に現れるヤツは、やれるもんならやってみろよ。マイク、バックステージでのファイト。リング上でも。歩き回ったり話をしたり。約束するが、俺ほどうまくやれるヤツも、俺に近いレベルでうまくやれるヤツもいない。
もし俺がいつもと同じようにうまくやれば、次の日は少しだけ更にうまくやれる。その次の日ももう少し更にうまくやれる。そうして10年経っても、俺はこのベルトを空に掲げているのさ! そして誰もが、IWGPグローバル王座とは俺の世界のことだと言うだろう。なぜなら、この王座は俺にとって世界を意味するからだ」
──なぜ次の挑戦者は棚橋選手なのですか?
ネメス「俺はタナハシとタッグを組みたいんだ。タナハシのファンなんだ。彼はとても賢く、とても強い。長いキャリアの社長だ。彼はリングの隅々まで知ってるし、そのための頭脳も持っている。誰もがそうはいかない。プロレスがとてもうまいヤツもいれば、闘いが得意なヤツもいる。体を鍛えるのが得なヤツもいれば、運動神経が良いヤツもいる。
タナハシはその全てを持っているんだ。とてもバランスがいい。一晩中リングに上がれるし、次の日にはスーツを着て社長業もやれる。俺はタナハシのファンなんだ。俺の顔を見てみろよ? 俺はタナハシのファンなんだぜ! 彼には俺の夢を叶えてほしかった。今夜は俺のタッグチームパートナーになってくれと頼んだが、それは叶わなかった。
だが俺にはわかっている。彼の目を見て、もう1つのリクエストがあると言った時。もうひとつだ。名誉を与えてくれませんか? 初防衛戦の相手として俺と闘ってくれる名誉を与えてくれませんか?
この王座のためには、どこででも闘いたいと俺は言った。もし新日本プロレスで試合ができるのなら、この王座のためには、俺はタナハシと闘いたい。彼が俺のヒーローだからではなく、彼を尊敬しているからというだけでなく、世界中のレスラーがそうしているからだ。毎晩、自分自身を証明するのと同じくらい、史上最高の選手と対戦して、自分自身を証明しなければならないのだ。
他にどこから始めればいい? 樽の底か? ノーノーノー! 最高の中の最高を目指すのだ。タナハシにはベストでいてほしい。なぜならそのことで、俺が今よりももっと素晴らしくなれるからだ。そうして俺はチャンピオンとしてここから退場できることを願うし祈るよ。俺は最高の選手と闘うために入場し、最高のチャンピオンとして退場するんだ」
デビッド・フィンレー
「昨日、起きた最高にバカげた事件のことだが……よくよく考えたんだ。デビッド・フィンレーはどのように取り戻すかと。デビッド・フィンレーはどのようにトップに戻るかと。簡単な話だ。非常に楽勝。
ニックよ、お前は自分がねっちょりしたおべっか使いだってことを、皆に証明してみせたんだ。わかるか? タイトル戦について、なぜ俺を相手にリマッチをしない? 俺がいるのに、ノー! お前は社長の機嫌を取りやがって、ビ●チ! その程度ってことだ。そこで俺が何をするか、デビッド・フィンレーの大きな計画を話そう!
ニュージャパンよ、『NEW JAPAN CUP』を滅茶苦茶にしてやる。3回戦、4回戦、10回戦、100回戦あろうが、全てに勝利し、全員をぶっ潰す。そして優勝し、“俺の”IWGP GLOBALヘビー級王座を獲る」
第5試合
ゴングが鳴ると、組み合ってロープへの押し込み合い。BUSHIが離れ際に寝転んで挑発し、突っ込んできたTAKAを場外に出してトペ・スイシーダを狙う。TAKAはすばやくリングに戻って足払いからジャストフェイスロックに捕らえるも、BUSHIが素早くロープブレイク。
TAKAがヘッドロックからクルックヘッドシザース。さらに高等部への低空ドロップキックからトランスレイヴ、再びのクルックヘッドシザースから腕まで固めていくもBUSHIが足を伸ばしてロープブレイク。
コーナーやエプロンを用いて翻弄するBUSHIだったが、TAKAが的確に捕らえて腰投げからジャストフェイスロック。さらにトランスレイヴを発射も、かわしたBUSHIが低空ドロップキックでヒザを撃ち抜く。
BUSHIはミサイルキックで場外に叩き出し、トペ・スイシーダ。リングに戻して低空ドロップキックからフィッシャーマンズ・スクリュー。さらにティヘラを発射も、キャッチしてグラウンドに転がしたTAKAがジャストフェイスロック。そのままディックキラーに移行するが、BUSHIはなんとかロープを掴む。
TAKAはスーパーKからみちのくドライバーIIを狙うが、着地したBUSHIが掟破りのみちのくドライバーII。BUSHIはエムエックスを発射も、TAKAがトラースキックで撃ち落としスーパーKを狙うが、BUSHIが低空ドロップキックでヒザを撃ち抜く。ニークラッシャーからエムエックスを狙うと見せかけたヒザへのミサイルキックを叩き込み、膝固めで捕らえてギブアップを奪った。
<試合後コメント>
BUSHI
「勝ったぞ、勝ったよ。5番勝負、この5対5のシングルマッチ、俺がまず先に1勝したよ。このあと、どうなるかわからない。けど、俺はあのTAKAみちのくに勝ったんだよ。
なあ、不公平か? なあ、もし不公平ならJUST TAP OUTのリングでもう一度、TAKAみちのくとシングルやってもいいぞ。なあ、そっちのホームだったらTAKAみちのく応援されるんじゃないか? ひょっとしたら。
俺のスケジュールはこの先どうなってるかわからないけど、もしTAKAみちのくお前がもう一度やりたいんだったら、JUST TAP OUTのリングで用意してくれよ。なあ、代表!オファーお待ちしています」
TAKAみちのく
「(※うめきながらコメントスペースに座り込む)絶対に落とせねえ試合で、落としちまった……。俺の野望もすべて打ち砕かれた……。『BEST OF THE SUPER Jr.』? ジュニアシングル? ジュニアタッグ? コツコツとよ、ここから実績作って上がっていこうと思ったけど、すべて崩されたな……。
BUSHI、オメェすげえじゃねえか。俺の土俵だったな。俺は一点集中攻撃をいつもやってきてるけどよ、オメェもこういうの出来るんだな。メチャクチャ効いたよ、ヒザ攻撃。オイ、くすぶってんじゃねえよ、オメーもよ。俺はまだまだ出来るぞ。
俺はまだまだ出来るはずだろ、なあ? 諦めねえよ。まだまだ、まだまだ諦めねえよ。諦めたら終わりだからな。ああ……Just 5 Guysのみんなにな、勢いつけられなくて申し訳ない……。クソッ!」
第6試合
先にリングインして待ち受けていたDOUKIは、入場中のヒロムにトペ・スイシーダで突っ込んでいく。
慌ててゴングが鳴らされる中でDOUKIがデイブレイクを発射も、キャッチしたヒロムがエプロンに落としてサンセットフリップ・パワーボムを狙う。振り払ったDOUKIがラ・ケブラーダを狙うが、阻止したヒロムが担いで場外鉄柵への串刺しデスバレーボム。
戦いの場がリングに戻ると真っ向からの打撃戦が展開され、ブレーンバスターを狙い合う攻防からヒロムがファルコンアロー。ヒロムはヒロムちゃんボンバーを狙うが、DOUKIがカウンターのドロップキックで顔面をぶち抜く。
DOUKIはアームホイップで翻弄しつつトペ・レベルサで場外に放り出してラ・ケブラーダ。リングに戻してスワンダイブ式フットスタンプからイタリアンストレッチNO.32。さらに土遁の術まで決めるもヒロムはカウント2で返して見せる。さらにデイブレイクを狙うが、ヒロムがトラースキックで撃ち落としてサンセットフリップ・パワーボム。
ヒロムはコーナーデスバレーからTIME BOMBを狙う。これを回転エビ固めで切り返したDOUKIがスープレックス・デ・ラ・ルナを狙う。ヒロムがこれを飛行機投げで切り返しながらTIME BOMBを狙う。これをイタリアンストレッチNO.32で切り返したDOUKIだったが、ヒロムもジャックナイフで切り返しつつヒロムちゃんボンバー。ヒロムはもう一発ヒロムちゃんボンバーを叩き込み、ダイナマイト・プランジャー。さらにTIME BOMBを狙うが、DOUKIがホルヘ・リベラ・スペシャルで切り返す。これを抜け出したヒロムがトラースキックからヒロムちゃんボンバーを狙うも、DOUKIがカウンターのラリアット。ヒロムがトラースキックからヒロムちゃんボンバーを叩き込んでTIME BOMB 1.5。
ヒロムはビクトリー・ロイヤルを狙うが、DOUKIがイタリアンストレッチNO.32で切り返す。ヒロムがぶっこ抜いてビクトリー・ロイヤルを狙うが、DOUKIが変形インプラントDDTで突き刺しての切り返しを見せる。
DOUKIは摩利支天からスープレックス・デ・ラ・ルナで叩きつけて3カウントを奪った。
<試合後コメント>
DOUKI
「高橋ヒロムは強い。ダメージが深すぎたよ。歩くのもやっと。でも、今日勝ったのは俺だ。ヒザをついてコメントを出すわけにはいかない。やっと、やっとだ。お前と出会って10年近く、新日本に上がって4年、5年、やっと、やっと1勝だ。ヒロム、お前は世界最高のレスラーの1人だ。
でもな、俺が倒したかったのはそれだけじゃない。倒す価値のある選手、倒す価値のある選手ってのは、それだけじゃない。ヒロム、お前がどんな時も一番俺を評価してくれた、他のどんなレスラーよりも。別にお前とは仲が良いなんて思ってない。ただ、お前がどんな時も俺のことを一番評価してくれた。どんなヤツよりもだ。
だからよ、お前は俺にとって一番倒したい相手なんだ。そう、一番倒したい相手だ、お前に勝ってな。俺は世界で一番お前を倒したい。お前らも見てもわかる通り、今までの戦績、今までの俺の状態、お前が俺をここに引き上げてくれた。それはみんなわかってるだろう?
今日だってな、お前のレベルに引き上げられて、この試合、そしてお前を倒すことができたと思っている。俺がよ、お前に1回勝ったぐらいで、『もう満足しました』、『もう新日本、上がるのやめます』、そんなこと言うと思うか? 俺にはな、まだまだいろいろやりたいことがある。
その1つにお前を、お前を何回でも倒してやりたいんだ。1回勝ったぐらいで、お前と同じレベルになったとは思ってない。ただな、俺はお前を倒すところまで来た。今日の勝ちは俺にとって、最高の1勝だ。とはいえ、やるべきことはまだまだたくさんある! ハハハハハ! これからが楽しみだろ? なあ、見てるお前らもそう思うだろ?」
高橋ヒロム
「(※コメントスペースに来ると四つん這いになって)情けなく見えるか? DOUKIに負けて、情けなく思うか? いや、アイツは俺よりも、俺よりも凄いスピードで成長してた。それだけだ。
いやぁ、昨日の、昨日のIWGPジュニア戦を見て、やっぱり俺があの位置に行かなきゃいけないと思った。そして、クソッ、考えすぎた、余計なことを……。内藤哲也のことも考えてた。この数年、ずっと考えてた。
でも、DOUKIはこのシリーズ、何もよそ見せず、俺のことだけを見てた。その差だよ。なんにも、何言っても、何言っても言い訳になるな。でも、これが本音だ。チクショー……。完全に、完全に負けました。
でも、でも、(※立ち上がりながら)俺はこんなんじゃ終わらないってわかるだろ? 俺はここで終わらないってわかるだろ? DOUKI、興味あんのかなんなのか知らないけど、IWGPジュニア挑戦してみろ。そして獲ってこい。その時はこの俺が挑戦してやる。
それまでにもっともっと、楽しませてあげられるように鍛え直すよ。クソッ! 完全に負けた。完敗だ! アァァァァッ! クソがッ!」
第7試合
両者ゴングとともに突っ込んでいってショルダータックルで正面衝突。鷹木はエルボーで、タイチはミドルキックで打ち合っていく。さらにタイチは脳天唐竹割りからステップキックを放つが、鷹木が受けきってショルダータックル。
鷹木はセントーンからバックドロップを狙うが、振り払ったタイチが延髄斬りからスピンキック。さらに土手っ腹にソバットを見舞ってからバズソーキックを発射も、キャッチした鷹木がドラゴンスクリュー。さらにスライディングラリアットからブレーンバスター。さらに龍魂ラリアットから「俺の時間がキタキタキターッ!」と絶叫。串刺しラリアットを狙うも、タイチがかわしてジャンピングハイキック。
タイチはオカダのリバースネックブリーカーに似た形の変形ブラックメフィストからカメラを探して「キタキタキターッ!」と叫んでパンタロンを脱ぎ捨てる。タイチはステップキックからパワーボムを狙うが、鷹木がフランケンシュタイナーで切り返し、龍魂ラリアットのフェイントからDDT。
鷹木は串刺しラリアットからコーナーに上げてSTAY DREAM。ふらりと起き上がったタイチが組み付いて高速バックドロップ。鷹木もバックドロップで返すが、タイチは即座にデンジャラス・バックドロップ。両者大の字に。
タイチは鷹木の腕を取りながらショートレンジ式ラリアット。鷹木も手を引き寄せながらのショートレンジ式ラリアットで意地の張り合い。アックスボンバーとパンピングボンバーの撃ち合いとなるも両者倒れず。激しい撃ち合いの末に相打ちとなって両者大の字に。ダブルダウンカウントが数えられ始める。
両者起き上がって再びアックスボンバーとパンピングボンバーの撃ち合い。タイチがガクリと膝をつくが、鷹木はナックル&ヘッドバッドで倒してスライディングエルボー。タイチがハイキックを叩き込むが、鷹木は倒れずパンピングボンバー。タイチも耐えてアックスボンバーで吹っ飛ばす。
ダブルダウンカウント9まで進むが、両者ギリギリで起き上がって膝立ちになりながらのエルボー合戦を展開。タイチがジャンピングハイキックを叩き込むが、鷹木は倒れずパンピングボンバー。タイチは延髄ラリアットからジャンピングハイキック。さらにジャンピングハイキックを放つが、鷹木がパンピングボンバーで撃ち落とす。
鷹木はロープに飛んでパンピングボンバーを発射も、かわしたタイチがドロップキックで顔面をぶち抜き、最後はデンジャラス・バックドロップ・ホールドで3カウントを奪った。
<試合後コメント>
タイチ
「どうだ? 少しはわかったか? “YouTube野郎”だ? したことねえのによ、“スパチャ物乞い”だとか好き勝手言いやがって。わかったな? Youtubeに懸ける想いだって、リング上に懸ける想いだって、同じくらい大事なんだよ。誰がYouTubeばっかりだコノヤロー。YouTubeばっかりやってたら、今日あんなタフな鷹木に勝てるわけねえだろ。
テメーら少しは黙っとけコノヤロー。テメーらに迷惑かけたのかYouTubeやっていて? ええ? 俺のファンは俺にスーパーチャット投げて、それを俺は読み返す。それでお互い次の日を生きる力になっているんだよ、救われてんだよ、みんな。それの何が悪いんだ? テメーら何否定する権利があるんだよ? ふざけんじゃねえぞ、コノヤロー。それを今日出したろ?
ウチのチャンネルのこともわからずに、好き勝手否定してくれんな、ボケ。ふざけんなよ。そういうお前らだって、推してる選手、推してる芸能人、なんだかわかんねえけど、その人たちが生配信やったら行くんだろ? チャットが済んだらスーパーチャット投げんだろ? じゃあお前ら、絶対観ねえな生配信、チャット投げんなよ。話してえだろ? 好きなヤツと。話してもらったら嬉しいだろ? みんな幸せになってんだぞ、これで。
それで何が悪いんだコノヤロー。鷹木だってそういう想いでやってんだろ? ちょっとでも、おもしろい動画録って鷹木のファン、ハポンのファンに喜んでもらえるようにやってんだろ? 何が悪いんだよ、それの。両立させて何が悪いんだよ? じゃあ矢野とかも全部否定しろよ。矢野の店とか。否定しろよ全部。そういうコミュニティなんだよ。わかんねえならガタガタ言うな。大事にやってんだ、こっちだって。わかったか?
俺だって、まだまだ選手諦めてねえんだよ。鷹木に勝ったってことはよ、デケえ勲章なんだよ。これからも俺は変わらねえぞ。YouTubeも、試合も、どっちも意地とプライド、命懸けてやっていくよ。何が悪いんだよ。気にすんなバカ。鷹木のチャンネルだって好きなヤツいっぱいいるんだろ?
チャンネルなくなったら悲しいっていうファン、いっぱいいるだろ。登録者だって。そいつらの気持ちを無視して、俺たちは意地っ張りになったかもしれねえ。まあ、このあと、ちょっと鷹木には……生きてるかわからねえけど、鷹木に俺の思っていること伝えてくるよ。まあ、そいうことで俺のチャンネルは変わらず、これからも言い続けるぞ。チャンネル登録よろしく。今夜もやるからよ、約束通り。ざまあみろ!」
(※と言って控室へ向かう)
鷹木信悟&タイチ
「何が情けないってよ、去年の鹿児島(4.29鹿児島大会『KOPW 2023』争奪戦・鷹木式トライアドマッチ)みたいに動けなくなってレフェリーストップならともかく、まだ若干余裕がある中で、負けちまったこと、ホント情けないよ。ユニットとしても、『5-0でいくぞ』って言って、目の前の試合でヒロムが負けて、じゃあ俺がやってやるという気持ちで挑んで、何の言い訳もできない。間違いなくスリーカウントだよ。
(※ここで東京スポーツ岡本記者に)岡本! 東スポで記事になってたな。試合のタイトルこそ、別にシングルマッチだったかもしれないが……。隠し切れない……。昨日言ったタイチとの“地元出禁”ではなく“YouTube削除”、負けたら即削除……。まあX(旧Twitter)でもメチャクチャ反応あったからな、やるしかねえよ。オイ、大星。(※ここで渡辺大星リングアナを呼び、自身のスマホを受け取りYouTubeチャンネルを削除しようとする)ふう……。申し訳ねえな、38,500人の登録者に……。」
※ここでタイチが鷹木の前に再登場する。
タイチ「オイオイ、待てオイ! ちょっと……」
鷹木「おお、タイチ。タイチ!」
タイチ「ここにいるぞ、オイ見えるか?」
鷹木「さすがだな、オイ! 何の言い訳もできないって。『直前にイギリス遠征行ってて疲れてました』なんて、これっぽっちもねえよ。万全の状態でリングに上がった。どっちかが、ぶっ倒れるまで両者KOなんてたまるかって思ったよ。いいよ、約束通り『鷹木信悟ちゃんねる』……(※と言って報道陣にスマホを向ける)」
タイチ「さすがだな。潔いところ。」
鷹木「ああ……。何故か昨日、(登録者が)38,400人だったのが、『辞めるかも』なんて話したら、『負けたら即削除』なんて言ったら、100人アップして38,500人だよ」
タイチ「俺も増えたよ。おかげさんで。まあ、チャンネル消す前に俺の話聞けよ」
鷹木「いや、しかしな……」
タイチ「俺の話聞けよ、まず」
鷹木「違うんだよ、でもYouTubeどうこう、重みじゃなく……」
タイチ「たまには座って話そう、意地っ張りな2人じゃなく(※と言って座りだす)」
鷹木「ただ単純に鹿児島でお前に負けた」
タイチ「あー、ハイハイ」
鷹木「完全KOで負けた。レフェリーストップで負けたその借りを返さなきゃいけなかった。だから俺はすべてを背負って、YouTubeを背負って、闘ったら負けた」
タイチ「その時はその時の闘い。今日は今日の闘いがあったんだよ。お互い、意地っ張りだの、なんか借りだのなんだの……、でもよ、YouTube賭ける、削除って言ったけどさ、俺だって今日この結果になったのは、やっぱり視聴者たちの力があったし。『辞めないでくれ』『辞めたらイヤだ』って、みんなのアツい気持ちを受け取ったし。お前だってその大事な……、俺らはさ似たり寄ったりの登録者数しかいねえけど、少しずつボチボチ集めて、やっとここまでやってきたじゃん。
楽しみに観ているファンもいっぱいいるじゃん、お互い。なあ? 今よーく考えろ。俺たち意地っ張りだからよ、リスク背負って言ったかもしれない。もしかしたらお互いの登録者数、お互いのファンの気持ち、無視して突っ走っちまったかもしんないな。この結果コレだよ。お前、死んじまうぞ。俺もだけど。意地張りすぎだろ? 死んじまうぞお前。まあそんなに意地張るのもいいけど」
鷹木「そもそもよ、意地とプライドだろ? 当たり前だけど、絶対負けたくなかったんだから」
タイチ「俺だってそうだよ」
鷹木「いいよタイチ、何が言いたいかわかんねえ。情けはいらねえよ。情けはいらねえ……。言っちまったんだから。まあ正直、削除したことねえから、削除の仕方もよくわかんねえけどよ」
タイチ「わかんねえだろうな……」
鷹木「今間違って再生しちまって、(浜口)京子さんとの……(※と言ってスマホを報道陣に向ける)」
タイチ「お前宣伝してんじゃねえよ! 最後の最後に」
鷹木「京子さんとの焼肉デートが再生されちまったじゃねえか」
タイチ「最後の最後にお前再生数稼ごうとすんな、コノヤロー」
鷹木「ちげえよ」
タイチ「焼肉食おうがよ、なんなら各々デートしようが知らねえけどよ、そんなんでも楽しみにしてるヤツらがいるんだよ。昨日だって俺のところにいっぱい来たんだよ。どっちのチャンネルがなくなってもさみしいって。
アイツらの行き場なくなっちまうだろ? 鷹木ファンの行き場がなくなっちまうからよ。チャンネル削除なんてよ、こんなの俺たちの勝手な意地っ張りだろ? アイツらの気持ちちゃんと考えてやれよ。チャンネル削除なんてよ、さておき。お前が死んだ時、削除しろよ。まだ生きてんだろ」
鷹木「まだ死なねえよ」
タイチ「死にそうだけどな、こっちは」
鷹木「お前のほうがグッタリしてんじゃねえか、オイ」
タイチ「当たり前だろ。でもよ、昨日からけっこう調子良いんだよ。昨日サウナ入ってよ」
鷹木「オイ、やめろ(笑)」
タイチ「サウナ入ってたらよ」
鷹木「やめろって(笑)」
タイチ「サウナ入ってたらよ、バッタリ……、ゴールドジムのサウナ入ってたらよバッタリ、コイツと2人きりになったんだよ」
鷹木「それ言うなよ(笑)」
タイチ「同じ汗流してよ、次の日こんな試合してよ、なんなんだよ! 気まずくてありゃしねえよ、10分間。地獄のサウナだったよ昨日。次の日YouTube賭けて試合するってやつと、サウナ前日に一緒に入りやがって。なんなんだよ……。
まあ、お前の気持ちはわかったよ。チャンネル削除はそいつらに、かわいそうだろ? 1回保留だよ、ナシだよ。そんなもんナシだ。俺ら悪かった今回は、ファンに謝って……」
鷹木「じゃあもう1試合やるか?」
タイチ「え? もういいよお前は。ホントいい。今度はサウナで勝負だ。どっちが早く出るか」
鷹木「フッ。サウナマッチか?」
タイチ「だからよ、だからといって、『削除ナシ、それで終わり、じゃあな』なんて、そんな甘っちょろいこと言えねえから。せめて!お互いのファンが納得するカタチ、せめて……じゃあお前1回、俺のチャンネル出ろ」
鷹木「オイ……(苦笑)」
タイチ「俺のチャンネル出て、生配信でゲームやったり視聴者と遊べ」
鷹木「ゲームしたことねえよ、ほとんど」
タイチ「それが条件だ。それが出来ねえんだったら……いや、それだな。それで今回は、この話ナシにしようぜ。多くの奴らが傷つく。俺らの先走った意地で。なあ? それだけ。わかったか? 考えとけよ、オイ。答え出せよ。
何もナシはねえからな。俺のチャンネルの生配信出てくれ。わかったか? それで(お互いのファン)両方喜ぶんだ。それだけだ。もう当分いいだろ? 死んじまうよ、お前とやったら。命なくなっちまうよ。タフなヤツだよ相変わらず。バーカ、ホントに。次はお前サウナで対決だ。もういいよ」
鷹木「おう。次やるなら“サルナ”で……サウナシングルマッチだ」
タイチ「なんだ?“サルナ”って。噛むんじゃねえよ。もういいよお互いボロボロなんだから。またサウナで会おうぜ。お前とはもういいよ、疲れた」
鷹木「(サウナ)今日はいかねえよ」
タイチ「意地とプライド、疲れたよ。じゃあな(※と言って控室へ向かう)
鷹木「(※一人残されて)岡本ー! そもそも削除の仕方も、わかんねえしよ。ただ男に二言はないというか、あんだけ反応があったことだ。なあ大星! 確かに、楽しみにしているお客さんも、登録者も、4万人近くいる。ただ俺は負けた側としては、タイチに必ずやり返さなきゃいけないと思ってる。アイツはもういいって言ってるけど、俺は必ずもう一度アイツと……『NEW JAPAN CUP』? 『G1』? わからないけども、必ず年内にやり返したいと思う。
YouTube削除については悪い、マジで削除のやり方がよくわかんねえから、これはYouTubeスタッフと要相談だ……。待てよ、アイツのゲームチャンネル? いいよ。鷹木信悟なんでもやってやるよ、コノヤロー。なんでもやってやるって。削除の件と、それとは別にタイチのゲームチャンネル、負けたからやるしかねえよ。出てやるよ。削除についてはちょっと考えさせてくれ。ホントL・I・Jには申し訳ないことした。このあと、陽太、内藤、頼んだぞ……。ちょっと俺はYouTubeスタッフに電話するわ」
第8試合
ゴングが鳴ると、バックの取り合い、腕の取り合いからじっくりとしたグラウンド戦へ。一旦離れて手4つで組み合っての力比べ。丸め込みの応酬から辻が場外にエスケープして間を取ると、上村はコーナーに上ってゆうゆうと待ち受ける。
再びリング内で対峙し、額を突き合わせての睨み合いから互いにロープに飛んでスピード勝負。上村がアームドラッグから腕へのエルボードロップを連打。辻もショルダータックルからサンセットフリップ、ボディプレスと反撃していく。
辻がボディブローで怯ませてからボディへの串刺しタックルを連打。さらにサッカーボールキックから逆エビ固め。ロープを掴んだ上村にスライディングキックを見舞って場外に叩き出した辻がトペのフェイントから両手を広げて余裕のポーズ。
上村がエプロンに上がってくると、辻がロープ越しのブレーンバスターを狙う。上村は着地してアームドラッグ連発からドロップキック。上村はバックドロップから背負投げ。さらに腕へのドラゴンスクリューから腕への低空ドロップキックを見舞い、チキンウィング・アームロックでしつこく絞り上げてから腕十字も、辻がロープに足をかけてブレイク。
上村がかんぬきスープレックスを狙うが、辻が引き込んで倒し逆エビ固め。さらにジャイアントスイングで振り回してから投げようとするが、上村がDDTで切り返す。上村はナックル連打でコーナーに詰めて逆水平チョップを連打。さらに上村がダブルチョップを発射も、かわした辻が多彩な丸め込みで翻弄。上村はアームドラッグから腕を絡め取って何度もバックスライドで丸め込んでスタミナを削り、回転エビ固め。キックアウトした辻が顔面へのブートを見舞う。辻がカバーに入るも、上村が下から幾度も丸め込みダブルアーム・スープレックス。
上村がコーナーに上っていくが、辻が地対空延髄斬りから雪崩式スパニッシュフライ。上村も負けじとかんぬきスープレックスで投げ捨てるも、ダメージが大きくカバーには行けず。
満身創痍の両者が選んだ技は、奇しくもロックアップ。さらにヘッドロックからショルダータックルの攻防を展開し、辻がボディスラム連発からロープに飛ぶが、上村がショルダースルーからダイビング・クロスボディを発射。かわした辻がカーブストンプからブレーンバスター・ボム。辻はジーン・ブラスターを狙うが、上村がフランケンシュタイナーからの腕十字。回転して脱出した辻がジーン・ブラスターを発射も、上村がアームドラッグからの十字架固め。辻はなおもジーン・ブラスターを狙うが、上村がRKOで迎撃しこだわりのかんぬきスープレックスを狙う。辻はヘッドバッドで脱出も、上村が投げっぱなしジャーマン。
しかし、ダメージが大きく追撃に行けず一瞬棒立ちに。その一瞬を逃さず辻がジーン・ブラスターを突き刺して3カウントを奪った。
リング中央にはイスが用意され、上村はどっかり座って「切れ!」と覚悟を決める。
辻はハサミで豪快に後ろ髪を切り取り、バリカンで中央の髪を刈り取る。上村は辻からバリカンを奪い、自ら落ち武者ヘアーにする男気を見せて退場していった。
<試合後コメント>
辻陽太
「(※イスに座り、上村の髪の毛を握りしめながら)これで3月から始まる『NEW JAPAN CUP』に本腰入れられるな。『NEW JAPAN CUP』を制して、内藤さん、アンタの前に挑戦者として立ってやる。
ただな、その前に1つだけやらなきゃいけねえことがあんだよ。オカダ! 俺はガッカリだよ。あのレインメーカーが、この新日本をこんな辞め方するなんてな。リングの上で泣きべそかいて、感謝しかねえって? そのくせなんだ、この中途半端な終わり方は。俺はこの数十年、新日本を引っ張ってきたお前がこんな筋の通らない辞め方するのが、この上なくガッカリだよ。ただよ、お前がこの新日本に貢献したのは、それは間違いない。
だから、俺から最後のチャンスを与えてやる。この札幌の次の大会、新日本の大会はどこだ? 『旗揚げ記念日』だろ? レインメーカー、新日本最後の試合に相応しいじゃねえか。その『旗揚げ記念日』で、この俺がお前の最後の相手になってやる。考えてみろ?
お前がこの新日本で唯一やり残したことと言えば、このジーン・ブラストした俺から一度もピンを獲ってないことだろう。アメリカに行くお前に……アメリカかどうかわかんねえけど、今こそお前がジーン・ブラストしなきゃいけねえんだよ。だから最後に、俺が餞のジーン・ブラスターをお前に放ってやるよ。オイ、棚橋社長! 『旗揚げ記念日』で俺とオカダのシングルマッチを組め。(※立ち上がって)フハハハハ!」
上村優也
「今日、負けたから髪を切った。たまたま負けたから髪を切っただけだ。俺は明日からもいつも通りトレーニングして、次の試合に備えるだけだよ。もうこのことは終わったこと。次だ!
次、『NEW JAPAN CUP』か? もうそこを見てるよ。悔しいけど、辻は俺と同期で、パンデミック中もここにゲイブを加えた3人で、新日本プロレスの苦しい時代をヤングライオンとして支えてきたんだよ。
次は俺たちがメインイベンターとして、プロレス界を最高の舞台にします! 必ず。あとは新日本プロレスからいろいろ出て行く選手がいますけど、別に出て行くんだったらもうとっとと出てってくれ。何も心配いらねえよ。もっと盛り上げるし、俺が。
でも、壮行試合でやられた借りがあるから。新日本プロレスじゃなくてもいいんだよ。どこのリングでも俺は、“レインメーカー”オカダ・カズチカに、必ず借りを返す。以上、ありがとうございました!」
第9試合
ゴングが鳴るも、両者しばらく組み合わずににらみ合う。ロックアップでの力比べからSANADAがクリーンブレイク。SANADAがショルダータックルからアームドラッグ。素早くパラダイスロックにとらえてから低空ドロップキックで場外に蹴り出す。
SANADAが場外飛びのフェイントを行うも、内藤は足払いから低空ドロップキックで場外に蹴落とし、場外飛びのフェイントから寝転びポーズで意趣返し。
内藤は場外に出てのらりくらりとSANADAをかわそうとするが、SANADAが追撃。これを待ち受けていた内藤はエプロンを使った断崖式DDTで脳天から場外マットに突き刺す。
SANADAがなんとかリングに戻ると、内藤はアームドラッグで翻弄して後頭部に低空ドロップキック。さらにグラウンドでのネックロックからヒップトス式ネックブリーカー。たまらずSANADAは場外に転がり出るが、内藤は追っていって場外カウントギリギリまでジャベで首を絞る。
両者リングに戻ると内藤が突っ込んでいくが、SANADAがカウンターの低空ドロップキック。さらにリープフロッグで翻弄してからのドロップキックで場外に蹴り出し、プランチャで追撃。SANADAな内藤をリングに放り込んでコーナーに上がろうとするが、内藤はロープを使ったネックブリーカーから再びヒップトス式ネックブリーカー。
内藤は雪崩式フランケンシュタイナーを狙うが、するりと抜けて着地したSANADAが地対空ドロップキック。雪崩式ネックブリーカードロップからマジックスクリュー。続けてドラゴンスリーパーからSkull End。さらにラウンディング・ボディプレスを発射も内藤が剣山で迎撃。致命傷こそ免れたものの、内藤の足にも大ダメージが入る。
内藤は首へのバックエルボーを連打し、コーナーに上げて雪崩式フランケンシュタイナー。SANADAも即座に起きてドロップキックで反撃してTKOを狙うが、内藤がクイック式のデスティーノ。
内藤はSANADAの顔面にツバを吐いてからさらに首へのバックエルボーを連打し、スパインバスターからデスティーノを狙う。これを耐えて担いだSANADAがデッドフォールを狙う熾烈な攻防が展開。振り払ったSANADAがシャイニング・ウィザードも、かわした内藤が延髄斬りも、SANADAがTKO。
SANADAがラウンディング・ボディプレス2連発からデッドフォールを狙うが、内藤がコリエンド式デスティーノで切り返し、バレンティアを狙う。振り払ったSANADAがシャイニング・ウィザードを叩き込み、デッドフォールの体勢。内藤はスイング式DDTのフェイントからフロントネックロックに捕らえる。
内藤が掟破りのデッドフォールを発射も、SANADAが側転してダメージを逃し、内藤の後頭部へのシャイニング・ウィザード。さらに正面からのシャイニング・ウィザードを叩き込み、デッドフォールを狙う。内藤はこれをロープを踏み台にしたスイング式首固めで3カウントをもぎ取った。
内藤「ブエナス・タルデス!札幌!新日本プロレス、『THE NEW BEGINNING in SAPPORO』、たくさんのご来場心から感謝します。グラシアス、アミーゴス!今日の札幌大会で、このリングを離れる男がいるわけで。2007年8月、その男が初めて新日本プロレスのリングで試合をした相手が、俺。その俺に何も言わずにこのリングを去ろうとは、オカダ、寂しいぜ。とはいっても、今日は俺のタイトルマッチ、メインイベントは俺なわけで。1年ぶりの大合唱、皆様しましょうよ。去年の2月以来、1年ぶりの大合唱。皆様準備はよろしいでしょうか?新日本プロレス、『THE NEW BEGINNING in SAPPORO』。最後の締めはもちろん!BUSHI!ヒロム、鷹木、テイタン、陽太、イ・内藤!ノス・オトロス!ロス・インゴベルナブレス!デ!ハ!ポン!」
金色のテープが舞う中、内藤が自身の右脇を開けて放送席のオカダに並び立つよう促す。はにかみながら再びリングに上ったオカダに対し、内藤が自身の胸を叩いてから拳を突き上げる。
オカダがこれに応えようとした瞬間、内藤が顔面へツバを吐きかけてロープに振る。オカダがドロップキックで迎撃するも内藤は寸前で阻止。オカダが組み付いてレインメーカーを発射も、内藤がこれを前転でかわして寝転びポーズ。立ち上がった2人は互いに見つめ合ってニヤリ。
その後、内藤は一緒に記念撮影を促すが、オカダは身を引いて1人リングを後に。しかし、退場する寸前に笑顔で内藤に拳を向けて応えた。
<試合後コメント>
内藤哲也&SHO
SHO「(※勝手に祝杯用の席に座って)まだかよ、オイ。予選会勝ったヤツはまだか? オイ、この俺に挑めるのは……(※内藤がやって来たのを見て)オッ、来た来た来た! (※拍手をしながら)オイ、オイ、予選会勝ったのはお前か? オオ、フハハハハ!」
内藤「(※コメントスペースにやって来ると、IWGP世界ヘビーのベルトをテーブルに置いて)これはこれはSHO選手、どうされたんですか?」
SHO「オオ、ようやった、ようやった。この俺に挑めるやないか。良かったな、お前。3.6、この俺とシングルできるぞ、お前。良かったな、オイ」
内藤「3月6日、大田区総合体育館でSHO選手と初めてのシングルマッチ、おこなうようだね?」
SHO「(※祝杯用の缶ビールを空けて、IWGP世界ヘビーのベルトを指差し)オオ、どうせならそれ賭けぇや、オイ。この俺に挑ませてやるんや、コラ(※と言って、ビールを飲む)」
内藤「挑戦したいの? SHOがチャレンジャーとして、俺に挑戦したいの?」
SHO「チャレンジャーはオメーじゃ、オイ! この俺というレスラーにお前が挑戦するんじゃ、オイ」
内藤「まあ、どうでもいいけどさ、ベルトはどうしたの? あれ? ベルト保持者じゃなかったっけ? まさか、どっかに忘れてきたの?」
SHO「ベルト……(※苦々しい表情で)俺だって被害者なんだよ!」
内藤「じゃあ持ってきてよ。ちょっと見せてよ。(※右の瞼を指で開きながら)見せてくれよ。昨日、チャンピオンになったんでしょ?」
SHO「なった! 俺、チャンピオンだよ」
内藤「じゃあ、見せてくれよ。IWGPジュニアヘビー級王座を、(※さらに右の瞼を指で開きながら)是非この目で、間近で見せてくれよ」
SHO「(※苦々しい表情で)見せてやるよ、オラ! 俺だって被害者なんだよ、オラ!」
内藤「どこ? どこ? 早く持ってきて」
SHO「いいから、それ賭けろよ、お前。どっちにしろ、負けんのコイツなんだよ。(※立ち上がりながら)俺がよ、ボコボコにしてやるよ、オイ! やったろうやないか、オイ! なんぼでも賭けてやる、このクソッタレが、オイ!(※と吐き捨てて引き上げる)」
内藤「(※帰っていくSHOに向かって)大田区総合体育館、楽しみにしてるぜ」
SHO「(※引き上げながら)俺だって被害者なんだよ、クソッタレが、オラ!」
内藤「SANADAは東京ドーム、そして今日の北海道立総合体育センター、2カ月連続で俺にタイトルマッチで負けてるわけで、悔しいだろ? 凄く悔しいだろ?
“敗者『NEW JAPAN CUP』エントリー禁止マッチ”、俺の要求は通らなかったから、だからSANADAは予定通り、『NEW JAPAN CUP』にエントリーするんでしょ? ならそこで優勝して、また俺の目の前に立ってくれよ。俺とタイトルマッチしようぜ。まあ、結果はまた俺の勝ちになってしまうけどね。
あと、今日でこのリングを去るオカダ。凱旋帰国後のオカダの活躍がなければ、俺が挫折することはなかったでしょう。でも、その挫折があったからこそ、たくさん悔しい思いをして、そして悩んでメキシコに行って、ロス・インゴベルナブレスに出会ったわけで、そういう意味で俺はオカダに感謝してるよ。
でも、このリングを離れるんだろ? じゃあさっさといなくなれよ。でも、オカダ! またどこかで会おうぜ、カブロン!」
SANADA
「最高のコンディションで行ったにも関わらず、完敗でした。まあでも、まだこの体が動く限り諦めないよ、うん」
オカダ・カズチカ
「最後に3つ解説させてもらって、新日本プロレスの凄い闘いは見せてもらいましたし、本当にJust 5 Guysもロスインゴももう絡めないのかなと思いましたけど、始まりが内藤さんであって、終わりがまた内藤さんだったんじゃないかなと思いますし、もう新日本プロレスは大丈夫だと思いますし、次やっていきたいと思います。これが本当に、ありがとうございました。おしまい」