タマ・トンガが東京ドームで遂に初勝利しIWGPタッグ最多戴冠!「ここ10年はとても長い道のりだった」
1月4日、東京ドームにて新日本プロレス『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』が開催。第2試合ではタイチ&ザック・セイバー・ジュニアの持つIWGPタッグ王座にタマ・トンガ&タンガ・ロアが挑戦。
タマとロアのG.O.Dは東京ドーム大会で一度も勝てた事がなく、昨年の1・4の試合後には会場まで応援に来ていた息子を抱きながら「レッスルキングダム、まだ1勝も出来ていない。G.O.Dは東京ドームで1度も勝つことが出来ないまままた今日を迎えてしまった。10年もの長い間勝てていないんだ。でもそれも今日は今日として引きずらずに行きたいと思う。この部屋を出たら一旦気持ちを切り替えて次のステップに行く。そしてトロフィーもベルトも必ず俺たちが取り戻す」と語っており、並々ならぬ思いでこの日の王座戦へと挑んだ。
両者入り乱れる乱戦で試合が始まり、セコンドの邪道も積極的に介入。G.O.Dは合体トンガンツイストからスーパーパワーボムと連携攻撃を狙っていくが、ザックがフロントネックで絞り上げて耐えるとタイチも聖帝十字陵。タイチはダブルアックスボンバーでなぎ倒しパンタロンを脱ぎ捨てるが、邪道がエプロンに登り介入する。タイチが邪道に気を取られているすきにタマがアイアンフィンガーを奪って装着し、気がついたタイチにアイアンフィンガー・フロム・ヘル。そこへロアがエイプシットで突き刺し3カウントを奪った。
タマとロアは満面の笑みで邪道に「I love you!」と言いながら抱きつき勝利を祝い、タマがマイクを持つと「俺が自分の兄弟に声をかけ、ゲリラズ・オブ・デスティニーを結成したのが2016年。そしてここまでの4年間は戦いばかり。それもつらい戦いばかりだった。山あり谷あり。それも激しいものだった。ここ10年はとても長い道のりだった。ついにトーキョードームで初勝利を上げることができた。ゲリラズ・オブ・デスティニーの略、G.o.D。そのまま読めばゴッド、神だ。それが俺たちなんだ。7回目のIWGPヘビー級タッグのチャンピオン。史上最多の記録を打ち立てることができた。間違いなく俺たちは最強だろう」と感慨深そうに語る。
改めてロアと邪道とToo Sweetを決めて抱擁すると、3人でZIMAで乾杯をしながら幸せそうに記念撮影に応じ、初めて東京ドームを笑顔で後にした。