181㎝・91kgの22歳怪獣女子と163cm・45kgの32歳もやし女子が1対1の激闘!

3日、東京・大田区総合体育館にて『STARDOM CRIMSON NIGHTMARE 2025』が開催。第5試合では鹿島沙希(32)vsボジラ(22)が行われた。
鹿島は2011年にスターダムでデビューし、2013年に退団するも2018年に復帰。岩谷麻優をパートナーにゴッデス(タッグ)王座や、夏樹☆たいよう&安川惡斗とともに初代アーティスト(6人タッグ)王者に君臨し5度同王座を戴冠するなど輝かしい実績を残してきた。
昨今は電光石火の起死回生でどのような状況からでも一瞬で丸め込み勝利する、最小労力最大効率の仕事ぶりで人気となっている。
対するボジラは元ECWのウルフ・ヘルマンの娘でありアルファ・フィーメルの秘蔵っ子。22歳で181㎝・91kgと女子選手の中では規格外の体格を誇り、無類の強さを以て大暴れ。昨年5月のマリーゴールド旗揚げ戦から未知の超大型外国人選手として大ブレイクしたが、家族の病気問題から今年4月12日の新木場大会を以てドイツへ帰国していた。
4月18日にラスベガスで開催されたアメリカのプロレス団体『GCW』に参戦しメーガン・ベーンと闘っていたが、同大会に鈴季すずも参戦しており、6月の代々木第二体育館大会でMi Vida Locaの最強メンバーとしてスターダムに上陸した。
ボジラはなぜか鹿島沙希へ何度も対戦要求をしており、リング上で英語で捲し立てられた鹿島がうっかり「YES」と言ってしまった事でこの日の対戦が決定した。

鹿島は163cm・45kgであり、身長差18cm・体重差46kgと向かい合っただけで絶望的になる体格差。試合が始まるなり鹿島はリングから逃亡するが、ボジラはリング中央で大の字になり鹿島を呼び込む。
そろりそろりとリングに上がった鹿島は、セミの死骸を確認するかのように足でつついてからフォールするも、当然ボジラは1で吹っ飛ばす。その勢いで場外に転がった鹿島を担いでボジラはリング外を一周し、エプロンへのフェイスバスターからリングに投げ入れる。すると鹿島が大の字に寝転がるが、ボジラはフォールせずに引き起こしてコーナーに振るも戦意喪失している鹿島はまともに向き合わずリングに転がり続ける。
だがボジラはコーナー上に座らせると雪崩式ブレーンバスターで叩きつけ、ついにフォールするも何故か鹿島は2で返してしまい、会場中が驚く中でボジラは引き起こすと顔面にナックル。
レフェリーがボジラを注意しているうちに鹿島は必死にコーナーマットを外そうとするが、なかなか外す事ができずにボジラとレフェリーの口論は終了。しかしボジラは鹿島の必死さを見てもう一度レフェリーと口論を始め、ついにマットを外すことができた鹿島を見て走り込み、鹿島は自信満々でこれを避けてボジラを金具が剥き出しのコーナーに自爆させる。さらにボジラに首固めを仕掛けるが、ボジラはこれを返すと容赦ないバックブリーカーから、フォールしても2で髪を掴んで引き起こす寸止めフォールを続ける。しんどくなった鹿島はロープを掴んでブレイクし、ボジラは鹿島をリングに投げ捨ててコーナーに登る。

しかし待ってましたとばかりに鹿島は昇龍拳からハイキックを叩き込み、雪崩式フランケンを狙うがボジラはコーナー上でキャッチ。そのままリングに着地するが、強引にフランケンで投げ捨てた鹿島がフォールも2。
ぐったりしながらも近づいてきたボジラのスネを蹴りつけた鹿島がDDTで突き刺しフォールも2。
ボジラが担ぐも鹿島がフランケンで丸め込もうとするが、ボジラはそのまま垂直落下に叩きつけ、ぶっこ抜いてから投げ捨てジャーマン。なんとかギリギリ生き延びた鹿島がコーナーに駆け上がろうとするが足を滑らせてしまい、これが上手くフェイントになり起死回生も2。
走り込んできたボジラをロープをたるませて場外に落とした鹿島は、エプロンからクロスボディを発射するがボジラが避けてそのまま床に自爆する。
大ダメージの鹿島がなんとか立ち上がるが、ボジラはコーナーに登っており、目があうとボジラは場外へプランチャを投下。リングに戻すと容赦ないラリアットを連発し、フォールするもカウント2で鹿島がレフェリーの腕を掴んで3カウントを阻止。
驚いたボジラはパワーボムを狙うが、鹿島は叩きつけられる前にタップしギブアップした。
だがボジラは無情にも鹿島をそのまま場外に投げ捨てた。
試合を終えたボジラは鹿島との試合を不満そうにしながらも、次の標的は玖麗さやかだと宣言しリングを後に。
勝利したのはボジラではあるものの、鹿島沙希の本気を見ることが出来た貴重な試合となった。
















