「竹刀とか使わなくてもつえーじゃん!」“女子デスマッチファイター”世羅りさを“元UFCファイター”朱里がスリーパー葬!
28日、東京都・大田区総合体育館にてスターダム『STARDOM Flashing Champions 2022』が開催され、朱里が世羅りさとの因縁対決を制してワールド・オブ・スターダム王座(赤いベルト)を防衛した。
この日挑戦した世羅が率いる『プロミネンス』とは、2021年末を以てアイスリボンを退団した世羅りさ、柊くるみ、夏実もち(※宮城もちから改名)、藤田あかね、鈴季すずの5名で結成されたデスマッチ&ハードコアユニット。
プロミネンスは今年1月末にスターダムへと乱入し、世羅は朱里へ、すずはジュリアへの因縁をむき出しにして今日まで対抗戦を継続している。
朱里と世羅の最後のシングルマッチは、2020年9月20日のアイスリボン後楽園ホール大会。2019年からアイスリボンにレギュラー参戦していた朱里が、世羅が持っていたFantastICE王座にノーロープ・アイスリボン式ランバージャックルールで挑み、世羅が場外に飛び込む奈落式羅紗鋏(変形シュバインバスター)で朱里を突き刺し勝利した試合。
さらに今月13日に行われた『NEW BLOOD2』では、乱入してきた世羅が朱里を因縁の技である奈落式羅紗鋏でKOし、「次も同じ結末にしてやる」という無言のメッセージを送っていた。
試合はゴングと同時に両者突っ込んで真っ向から感情むき出しの打撃戦を展開。
ヒートアップした世羅は竹刀を持ち出して朱里を情け容赦無く殴打し、場外戦ではプロミネンスvsGod’s Eyeのセコンド同士が乱闘する大荒れの試合へと発展。
世羅は雪崩式羅紗鋏や得意の串刺しダブルニーも決めていくが、朱里がカウンターのハイキックから胴締めスリーパーでガッチリ捕獲。世羅も必死の抵抗を見せるもののガクリと力を失い、プロミネンス勢が大慌てでタオルを投入。朱里がTKO勝ちを収めた。
マイクを取った朱里は、「世羅、シングル久しぶりだよね?お前さ、竹刀とかさ、そういうの、使わなくてもつえーじゃん。すげーことできるじゃん。だから、次、試合する時は、そういうのナシで、お前と向き合って、1vs1で、心で試合したいよ。いつでも、かかってこいよ。待ってるから」とメッセージ。
その後、リング上には大江戸隊の渡辺桃が現れ、朱里の赤いベルトへ挑戦を表明。
これについて朱里は、「渡辺桃がリングに上がってきて、私は嬉しかったですね。5★STAR決勝戦で闘って大江戸隊に行った渡辺桃を見てるので。すごい弾けてるなというか、殻を破ったんじゃないかというのを見てて思ったので、この赤いベルトをかけて1vs1で渡辺桃と試合がしたい」と前向きな姿勢を見せた。
7月30日から開幕する真夏のシングルリーグ戦『5★STAR GP』には世羅りさの参戦が決定している。朱里と世羅の因縁はこれで終わりではなく、遠からず実現しそうだ。