「宝ちゃんはスーパースターになっても変わらない」WWE帰りのカイリ・セイン(宝城カイリ)ことKAIRIが岩谷麻優とのタッグで日本復帰戦激勝!
26日、東京都・両国国技館にてスターダム『LECクリンぱっ!Presents STARDOM WORLD CLIMAX 2022 ~The Best~』が開催され、KAIRIが日本復帰戦を勝利で飾った。
2022年に入り、ロッシー小川EPが“謎の女性”と密会しているという情報が流れ一時スターダムを騒がせていたが、その正体はWWEでカイリ・セインの名で活躍した宝城カイリ改め“KAIRI”であったことが判明。
2012年にスターダム3期生としてデビューした宝城カイリは、同期の翔月なつみ(現:澄川菜摘)との“宝翔天女”や美闘陽子との“BY宝”などタッグ戦線で活躍。シングルでも赤いベルト(※ワールド・オブ・スターダム)、白いベルト(※ワンダー・オブ・スターダム)を両方戴冠し頭角を現すと、2017年にWWEへ移籍。WWEではASUKAとの“ザ・カブキ・ウォリアーズ”や紫雷イオとのタッグでも活躍し、2020年に結婚を発表すると日本に帰国。WWEの日本大使として活動していたが、2021年9月をもってWWE JAPANが解散。以降はプロレス界で目立った活動はしていなかったが、故郷であるスターダムを日本でのリング復帰の場に選んだことを発表した。
世界中から注目を集める“美味しい”相手をスターダムの面々が見逃すはずもない。
KAIRIが正体を明らかにした記者会見では早速ウナギ・サヤカが噛み付き、KAIRIの日本凱旋試合は両国大会1日目にKAIRI&岩谷麻優vs中野たむ&ウナギ・サヤカのタッグマッチで行うことが決定。
さらに会見終了時に大江戸隊がKAIRIを襲撃して因縁が生じ、紆余曲折の末に両国大会2日目にスターライト・キッドとのシングルマッチを行うことも決まるなどKAIRIは早くもスターダムの話題の中心に躍り出た。
KAIRIは入場時から圧倒的な華を見せつけ、試合が始まってもあの奔放なウナギを“凄み”で圧倒。日本での復帰戦に備えて特訓してきたカットラス(※裏拳)、クラーケン・ロック(※下から絡め取るアンクルホールド)といった技の数々を次々と披露。
岩谷は献身的にKAIRIのアシストに回るが、たむ&ウナギのコンビネーションに苦戦。ウナギの大儀であった(※変形MADE IN JAPAN)まで被弾するが、KAIRIが救出して場外に放り出し岩谷とともにプランチャの編隊飛行。さらにKAIRIが世界を魅了したインセイン・エルボーを投下し、最後は岩谷がムーンサルト・プレスでウナギから3カウントを奪った。
試合を終えたKAIRIは「まずスターダムのリングに上がれたこともですし、タッグパートナーが麻優さん。麻優さんってホントに節目節目、すごい大事なときに一緒にやってきた存在ですし、自分にとってもいつも節目になる試合が麻優さんなんですよ。だから今日もこうして麻優さんが隣で闘って、立ってくれているだけでどれほど勇気をもらえて安心できる、笑顔になれる。本当に麻優さんはかけがえのない存在です」と笑顔。
岩谷も「自分たちはちょっとどこか抜けているところがあって、なんか息が合っているのか、息が合っていないのか、なんか個人プレイをしちゃうんだよね?合わせようと思っても(笑)なんかそういうところがスーパースターになっても宝ちゃんが変わらないいいところでもあるし、自分たちがタッグを組んだらね、なんか超天才なタッグパートナーではなく、ちょっとどこかが抜けている、愛嬌のある面白いタッグになるのかなって思いました」と笑顔で語り、KAIRIとのタッグ継続を希望した。