挫折した元グラドルと絶望した元アイドルが本当の強さを求め泥臭い死闘を展開!

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 3日、神奈川県・とどろきアリーナにてスターダム『KAWASAKI SUPER WARS ~川崎超女大戦~』が開催され、中野たむがウナギ・サヤカを破ってワンダー・オブ・スターダム王座の5度目の防衛に成功した。

 中野たむはジュリアとの壮絶な抗争を経て今年3月に白いベルト(※ワンダー・オブ・スターダム王座)を獲得。この“聖なる白いベルト”をスターダムの象徴にすべく邁進するとともに、グラレスラー&女優レスラーのみで構成された人気抜群のユニット“COSMIC ANGELS”を率いてスターダムの中心人物として君臨している。
 たむは10月9日の大阪城ホール大会で岩谷麻優と30分フルタイムドローの死闘を展開して王座防衛に成功。この試合を見て胸を熱くしたコズエンの盟友であるウナギ・サヤカが、5★STAR GPでたむに勝利していることを理由に挑戦を表明。
 これを受けたたむは「COSMIC ANGELSは決して強いユニットではありません。年齢の割にキャリアも浅く身体能力も高くありません。ですが、みんな元アイドルだったりとかいろんな挫折を乗り越えてきた、人生の挫折者の集まりです。私たちが見せたいプロレスは、絶望しているからこその泥臭さ。今ウナギが直面している、そしてこれまで乗り越えてきた挫折と私が経験してきた絶望、どちらが本当の強さを見せるのか、そういった闘いをみなさんにお見せしたいと思います」とコズエン対決への思いを語っていた。

 試合は静かなグラウンドに始まり、ウナギは首攻めを軸に試合を進め、この決戦に備えて用意してきた新技・城門突破(※変形ブレードランナー)をエプロンからの断崖式、トップロープにたむの足をかけてのハングマン式と多彩なバリエーションで放っていき、コーナー上でのヘッドバッド合戦やビンタ合戦で意地を見せる。
 たむはコーナー上からの場外ダイビングクロスボディで流れを変えると、ウナギの正調式の城門突破、大儀であった(※変形MADE IN JAPAN)を受けきった上でタイガースープレックス、トラースキック、ハイキック、バイオレット・シューティング、タイガー・スープレックス・ホールド、トワイライト・ドリーム(※変形タイガー・スープレックス・ホールド)と怒涛の大技連打でカウント3を奪った。

 試合後、たむが「ウナギ!どうだった?白いベルトの味は。もっともっと辛い思いして、もっと泣いて、もっと自分自身と向き合って、もっと強くなれ!でないと、この白いベルトにも中野たむにもまだまだ追いつけないよ。でも、ウナギのこの1年の飛躍はたむもすっごくびっくりしてる。コズエンに入ってくれて、本当にありがとう!」と語りかけて握手を求めると、ウナギは泣きながらたむをしっかり抱きしめる。


 その後、たむ&ウナギとアーティスト・オブ・スターダム王座(※6人タッグ王座)を戴冠していたもう1人の盟友である白川未奈が挑戦を表明。たむが「その挑戦受けて立ちましょう。ただし、元の中野たむと白川未奈にはもう戻れない。その覚悟はある?」と問うと、白川は「中野たむと白いベルトの歴史、私が一番近くで見てきました。そんなの、当たり前でしょ?」と返し、2人はしっかりと握手を交わした。

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