「また血管がドクドクするような試合、やろう」葉月とジュリアが火花バチバチ!コグマが桜井まいにリベンジしタッグ王座防衛!
28日、東京都・大田区総合体育館にてスターダム『STARDOM Flashing Champions 2022』が開催され、“FWC”コグマ&葉月がゴッデス・オブ・スターダム王座の初防衛に成功した。
“FWC(Fukuoka W Crazy)”葉月、コグマともに一度はプロレスラーを引退し、葉月は約2年、コグマは約6年のブランクを経て2021年に復帰。“出戻り組”と揶揄されたこともあった2人だが、スターダム5期生の同期の絆でタッグ戦線を勝ち抜き、同年11月のタッグトーナメントで優勝。そのままの勢いで突き進み、今年1月にかつて誓い合った2人でのゴッデス戴冠を果たした。
その後、3月には“BLACK DESIRE”渡辺桃&スターライト・キッドに王座を明け渡しスランプに陥りかけたものの、5月5日には地元・福岡大会ですぐに王座奪還。改めて王者としての防衛ロードを歩み始めた。
この日、初防衛戦の相手に迎えたのは“Oh! まいジュリア”ジュリア&桜井まい。
強さを求めてDonna Del Mondoへやってきた桜井の向上心をジュリアは高く買っており、2人は師弟のような関係を構築。桜井がコグマから3カウントを奪って王座挑戦に名乗りを上げたという経緯もあり、ジュリアは桜井の王座戴冠を全力でサポートする意欲を見せていた。
序盤は桜井が捕まる展開も、1vs2の劣勢を覆す同時攻撃などを見せて自力で窮地を脱出。ジュリアとの合体バックドロップやダブルのダイビングエルボードロップなどの連携も決めて軽快に攻め込んでいく。
終盤には葉月とジュリアが場外でバチバチやり合い、リング上はコグマと桜井の一騎打ちの様相を呈する。コグマの投げっぱなしジャーマンや胴締めスリーパーを耐えきった桜井だったが、最後はコグマのダイビング・ボディプレスを被弾して3カウントを聞いた。
試合後、桜井は「自分はこのDDMに入って一番大きなチャンスが今日でした。だからジュリアさんと一緒にベルト巻きたかった……。でも、諦めないので、絶対にまた挑戦して、一緒に巻きましょう!」と涙ながらに語りつつも前を向く。
ジュリアも「こっからですよ。いい経験だったと思うし、それを次に活かせばいいし。でも今日は申し訳なかったけど。でも、私は面白い喧嘩相手見つけたから、収穫はあったと思ってるよ。ゴッデスのベルトはあたしたちが巻く。諦めねーから」と不敵に笑った。
一方、コグマは「今日は私がさくまいに借りを返す日だったので、この前の勝ちがマグレだったことを証明できたまでです」とリベンジに胸を張り、葉月は「ジュリア、私はまだまだまだまだやり足りない。ジュリアもそうだと思うよ?5★STARもあるし、同じリーグになったらまた血管がドクドクするような試合、やろう」とジュリアとの“延長戦”を求めた。