宇宙人をわずか5分で撃退!ムーンサルトの攻防を制した女子レスラーが「日本人同士で闘えないベルトだけど宇宙人とは何回でもやりたい」
28日、大田区総合体育館にて『STARDOM Flashing Champions 2022』が開催。スターダムが誇る7大タイトルマッチが行われた本大会の第4試合では、岩谷麻優の持つSWA世界王座にフキゲンです★が挑戦した。
SWA王座は同国人同士によるタイトルマッチが認められない特殊なベルトであり、5月の福岡大会で岩谷がテクラから奪取。これによって岩谷はスターダム内のベルトを全て戴冠したことになり、グランドスラムを達成していた。
その岩谷へ挑戦を表明したのは大江戸隊のフキゲンです★。鹿島沙希いわく「宇宙人だから」と挑戦権利を主張し、岩谷は「どう考えても日本人だろ!」と抗議していたがタイトルマッチが正式決定してしまった。
入場してガウンも脱いでいない岩谷をフキゲンが奇襲し試合開始。得意の東スポ攻撃で攻めていくが、岩谷はお約束のブレーンバスターを切り返して流れを戻すと雪崩式フランケンなど激しい攻撃を見せる。だがフキゲンもキレのあるロールスルージャーマンやムーンサルトプレスなど普段とは違う技であわやの場面を見せるが、岩谷はツームストンパイルドライバーで突き刺すとムーンサルトプレスを投下しわずか4分59秒で3カウントを奪った。
初防衛に成功した岩谷は「簡単に勝てる相手ではないって思ってたけど…フキゲンのムーンサルトなんか聞いたこと無いよ!悔しいけど、麻優が出すムーンサルトよりフキゲンの出すムーンサルトの方がお客さんの心をつかんでたなって。防衛したけど悔しいところではある。本来は、日本人同士で闘えないベルトだけど、まさかの宇宙人で。これはこれで、アリかなって思いました。まあ、宇宙人とは何回でもやりたいと思います」と、宇宙人との抗争を継続する思いを語った。
新型コロナウイルスによる入国制限も緩和され、外国人選手の参戦もプロレス界として多くなってきている。かつてSWA王座を戴冠した選手たちは現在WWEやAEWで活躍しており、次期挑戦者にどのような選手が名乗りを上げるのか期待が集まる。