「女子プロレスラーになるために陸上自衛隊に入りました」鍛え抜かれた21歳の逸材が驚きのデビュー戦!

21日、後楽園ホールにて『STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN May.』が開催。第1試合ではAZM(あずみ)を相手に儛島エマ(まいしまえま)がデビュー戦を行った。
エマは大阪府柏原市出身、156cm53kgの21歳。両親が見ていた事をきっかけに、小学生時代にDRAGONGATEを見たことでプロレスを意識。高校生の時に進路に悩み、当時スターダムを見てAZMと吏南に憧れてプロレスラーを目指し始めたというエマは、プロレスラーデビューするために陸上自衛隊に2年間在籍して資金を貯めながら身体を鍛え、上京して1年2ヶ月の練習生期間を経てデビュー戦へ。

白川未奈、メルセデス・モネとの3WAY戦を制しSTRONG女子王者となって日本に凱旋したAZM相手にデビュー戦となったが、冷静にリストの取り合からリープフロッグ、アームドラッグの応酬からフォール合戦とAZMのスピードに食らいついていく。
エルボー合戦から走り込むと、エマがコルバタで投げ捨て低空ドロップキックとデビュー戦とは思えない試合運びを見せ、さらに顔面にドロップキックからスワンダイブクロスボディと躍動。AZMのブレーンバスターを首固めで返して丸め込み合戦に持ち込み、AZMのサッカーボールキックを避けてのスクールボーイと攻め立てる。
だがこれを返したAZMが腕固めで捕らえ、なんとかロープに足を伸ばして逃れたエマにダイビングフットスタンプを投下。だがこれを避けたエマが2連続V9クラッチであと一歩まで追い詰める。
動揺するAZMに再度ドロップキックを突き刺すが、AZMは脇固めで捕らえ逃れようとするエマにブレーンバスター。
さらにハイキックから容赦ないバズソーキックを叩き込みあずみ寿司で3カウントを奪った。

デビュー戦を終えたエマは「長い練習生期間は今日一日のために頑張ってきたんだなと。自衛隊生活の体力なども活かせたかなと思います。今後はスピード活かした戦い方とハイフライヤーを目指し、ハイスピードのベルトも目指していきたい」と思いを語った。
デビュー戦とは思えない身体能力としっかりとした目標を語ったエマは、近いうちスターダムのベルト戦線に食い込んでいくことは間違いないだろう。