アントニオ猪木さんへ初代タイガーマスクが追悼の30カウントゴング!「優しいときの猪木さんしか思い浮かばない」

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 8日、東京都・後楽園ホールにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.20』が開催され、初代タイガーマスクが師匠・アントニオ猪木さんに追悼の30カウントゴングを捧げた。

 初代タイガーマスクこと佐山サトルは、今大会の開催に向け「私からは、先日亡くなられた猪木さんのことをこの大会に表していきたいと思います。10カウントゴングをやらせていただきますが、これを30カウントゴングにしていきたいと思います」と追悼セレモニーの実施を宣言。

 そして、「まだ師匠が亡くなったということで、太陽が無くなったようで、ショックでびっくりしました。良いことも悪いこともあって、すべてを鑑みても私の師匠ですから、なんとも言えない大会になると思います。私の体調はちょっとすごく悪いですけども、猪木さんが『頑張れ』と言っているような気がしました。この大会を通じてどれだけアントニオ猪木がスゴかったかというのを、選手のみなさんが猪木イズムを継承して、それを表して欲しい。常にそういう大会になって欲しいと思います」と思いを語っていた。

 セレモニーには全出場選手が登場し、リング上には初代タイガーマスク、新間寿会長、藤原喜明、ジャガー横田、船木誠勝が上がった。
 新間会長は、梶原一騎さんが『愛とは相手に与えるものだ。格闘技は恋である、プロレスは愛だ。しかしその愛と恋を併せ持つ人間が自分には二人だけ居るんだ。一人はアントニオ猪木である。もう一人はタイガーマスクだ』と語ったエピソードなどを語り、「鳥は鳴けども涙を流さず、我ら一同は、涙乾く暇なし」と胸中を表現。

 セレモニーを終えた初代タイガーは、「走馬灯のように……心から、このゴングが届いてほしいと思いました。思い浮かぶのは、優しいときの猪木さんです。思い出がいっぱいあるもんですから。いいときも悪いときもありますけど、いいときしか思い浮かばないです」と、遠い目をしながら猪木さんへの思いを馳せた。

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