【会見全文】村上和成と船木誠勝の18年越しの一騎打ちはレジェンド王座戦!永田裕志戦にスーパー&間下が参戦直訴!ジャガー&薮下のSSPW女子タッグ王座に優宇&高瀬が挑戦!
- 2024-8-29
- コラム, ニュース
- リアルジャパンプロレス
29日、都内某所にて9月26日に後楽園ホールにて開催される『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.30』についての記者会見が実施。
会見に出席したのは、“初代タイガーマスク”佐山サトル総監、平井丈雅代表、ジャガー横田相談役、村上和成、船木誠勝、スーパー・タイガー、間下隼人、日高郁人、ダーク・ウルフ、Sareee。
まずは、平井丈雅代表より9月8日に神田明神で開催される『佐山武道 初代タイガーマスク 佐山サトル特別講演会』の告知が実施。4年連続でタイガーマスク勝守の授与も行なわれることも発表された。
佐山サトル総監も登場し、記者会見が開始。
出席者の紹介から大会概要の説明および対戦カードの発表、その後は平井代表より挨拶が行われた。
平井丈雅代表
「皆様、本日も記者会見にお越しいただきありがとうございます。ストロングスタイルプロレス、6月20日の大会を経て皆様に大変お世話になっております。本大会も初代タイガーマスク・佐山サ卜ル総監の思いのもと、一般社団法人初代タイガーマスク後援会様の協力のもと、そしてここにいらっしゃるマスコミ様、お客様、そして今大会もプロレスアプリ『STOMPING』様の協賛を受けまして大会を開催させていただきます。
今回は2大メインイベント、タイトルマッチと致しまして、前回6月20日大会で、1年4ヶ月レジェンド王座を保持しておりました間下隼人に、村上和成選手が挑戦していただきまして第18代の新チャンピオンになられました。村上和成選手の思い、船木選手と闘いたい。その思いを船木選手にお伝えしまして、『是非挑戦します』ということで今回のメインイベントが決定しました。
そして、女子タッグ王座。ジャガー横田様、藪下めぐみ様。今回タイトルマッチに挑戦いたしますのは、本間多恵選手、優宇選手。ジャガー様、薮下様の3度目の防衛戦となります。このあと各選手に試合への思いを語っていただきますので、皆様お聞きいただければと思います。本大会も宜しくお願い致します!」
続いて、ジャガー横田相談役から女子マッチ全般についての思いが語られた。
ジャガー横田相談役
「本日もお忙しい中会見にお越しいただいてありがとうございます。今回の女子はですね、自分もメインにいるのはイヤなんですけど、一応SSPWの認定タッグを保持しておりますので、まずは挑戦者を考えました。今は本当に女子の選手、フリーランスの選手が本当に力をつけてきていて、より強い選手にどんどん挑戦してきてもらいたいなと思い、逆に『タイトル挑戦しない?』っていう意味で優宇を最初に選びました。やはり、優宇選手は身体が大きくても動ける、技もキレる。そういう意味では本当に強い選手と闘っていかなければタイトルはどんどん上がっていかないので。負けるのはいけない。だけど、より強い人と闘って勝ち抜いていくというのが私の真髄でありますので。今回の優宇選手、本間多恵選手に挑戦してもらいますが、黙って負けることはありません。今回は自分がSSPWの認定タッグを獲りますので、それを1番に言いたかったと思います。
そして、シングルは高瀬みゆき選手と、尾崎妹加選手のシングル。この2人もフリーで力のある2人なので、スト口ングのリングで良い戦いをしてくれるんじゃないかと、そういうところで抜擢しました。
そして一番声を大にして言いたいのは、後ろにいるSareee選手ですね。私の影には必ずSareee選手がうろうろしてるんですが、10年くらい前にディアナで私を引退に追いやるために、私はこの娘と闘うためにCRYSISを作った覚えがあるんですが、マスコミの皆さん覚えておいででしょうか?そのときを思い出して、別に私達ライバルではないんですが、多分この娘は私を引退に追いやってくれるんじゃないかと私自身思っております。だけど、黙っては引退しないよと、いうような気持ちもありますので、今回モロライバルではありませんけど、奴はそういうことを考えながら隅に、私の近くに近づいて行ったんじゃないかなという勝手な思い込みがあります。Sareeeの活躍も楽しみにしていただけたらと思っております。今回後楽園大会、頑張りますので宜しくお願い致します」
日高郁人
「ショーンキャプチャーの日高郁人です。皆様ご足労いただきましてありがとうございます。私は先日、大日本プロレスのBJW認定ジュニアヘビー級王座を奪取しました。他団体のジュニア王座ではありますが、ジュニアの王者としてしっかり今、2024年を自覚しつつこの日高郁人のストロングスタイルで今回の大会を戦い抜きたいと思います。宜しくお願い致します。
また、今回私のタッグパートナーの岩崎永遠ですが、佐賀のプロレスリングBURSTに所属しております。彼は2017年に私にプロレスラーになりたいと直接直訴をしてきて、当時所属であったプロレスリングZERO1でデビューをしました。彼が今回ストロングスタイル初参戦となります。彼は以前ストロングの合同練習にも参加しておりまして、間下隼人選手とも3回対決済みで、1度タッグマッチながら勝利を収めています。なので、今回の試合を皮切りにこのストリングでも実績を積んで、やがてレジェンド王座に挑戦できるような選手に成長してほしいと思っています。どうぞ皆様ご注目ください。宜しくお願い致します」
ダーク・ウルフ
「俺様はダーク・ウルフだ。俺様のストロングスタイルを見せてやる」(※ウルフは英語でコメントし、ペルク国際部長が務めた)
高瀬みゆき(代読)
「尾崎妹加選手との対戦。タッグでは何度も対戦してきた選手ですが、シングルマッチで戦うのは数年ぶりだと思います。あの頃から力強くパワフルだった妹加選手。私はあの頃よりも体も大きくなったし体力も技術もつきました。パートナーのいない己のみの真っ向勝負。すごく楽しみです。体で負けている分スピードをつけて全身でぶつかっていきます!」
尾崎妹加(代読)
「みなさまこんにちは。フリーランスの尾﨑妹加です。高瀬とは凄く久しぶりのシングルマッチ。多分2回目とか?だと思います。最近タッグで久しぶりに戦ったばかり。高瀬は会う度に強くなっているイメージがあります。でも、今回お互いベルトを保持しての戦いになるので絶対に負けられない。勝って最後までリングの上に立っているのは自分です。熱く激しい戦いお楽しみ下さい!!」
本間多恵(代読)
「トーナメントで負けて悔しいままで終わってしまった時間が動き出します。強い想いで巡ってきたこのチャンスを繋げていきます。9月26日後楽園ホール。感謝と尊敬を抱きしめて、世代交代の日になります。応援よろしくお願いいたします」
Sareee
「Sareeeです!私はこのストロングスタイルプロレスさんでやらなければいけないことがあると思っています。それは、やっぱりタイガー・クイーンとのシングルマッチ。何度かタッグで対戦してはいるんですけど、試合後も私達はバチバチやり合っているので。これはいつか近い内にどこかで絶対シングルマッチをやらなきゃいけないなと思っているので、組んでいただきたいと思います。是非宜しくお願い致します」
間下隼人
「間下隼人です。前回6月20日大会でタイトルマッチ、防衛に失敗して、前にいらっしゃる村上和成さんに完敗いたしました。もちろん悔しい気持ちも非常に大きいんですが、自分が目指した場所であり人物でもあるので後悔は全くありません。なので、このベルトがあろうが無かろうが、自分の中で自信を付けていって刀を磨いていって、またベルトを巻ける日までしっかり闘っていきたいと思います。今回、私のカードが決まっていないということで。昨日ニュースで新日本プロレスの永田裕志選手が参戦すると聞きました。生意気かもしれませんが、私は永田裕志選手と闘いたいです。是非ご検討のほど、よろしくお願いします」
スーパー・タイガー
「スーパー・タイガーです。今回私のところのカードも決まってないです。逆に今間下からも話がありました。昨日発表がありました、新日本プロレスの永田選手。私自身、新日本だからといって臆することなく、下手に出る必要も我々には無いと思っています。我々が本物のストロングスタイルであり、私は永田選手と組もうと、闘おうと、どちらでも。もしこのカードが空いているのであれば、我々の実力、そして強さというものをしっかりと永田選手にも感じてもらって、マット界に示せる絶好の機会だと思っています。あとは平井代表にお任せします」
藪下めぐみ(代読)
「ジャガーさんの教えて頂いた事、自分を信じて必ず防衛します」
優宇(代読)
「今回本間多恵選手とタッグを組んで、ジャガー選手と薮下選手の持つベルトに挑戦させていただきます。触れたことのないベルト、チャンスをしっかり掴んで、本間多恵さんと新チャンピオンになります」
ジャガー横田
「とにかく強い選手に挑戦してきてもらって、より強い人間がチャンピオンになればいいと思っていますので。私達が負けるようなことはないと思いたいですけれど、より強い人間がチャンピオンになるべきだと思っています。なので、私達にまだ残っているものがあればきっと勝つと思います。応援の程、よろしくお願いします」
船木誠勝
「船木誠勝です。お願いします。ちょうど24年前、2000年に1度引退しまして。そこから5年後の2005年、前田日明さん……前田さんと再会して、そのときに前田さんがサポートしていた団体がビッグマウス・ラウド。そのビッグマウス・ラウドの当時社長をやっていたのが村上選手ということで。そこで自分が前田さんに誘われて、そこで一緒にやっていこうという話になったんですけど、次の年、2006年に自分の復帰戦として村上選手とやるという予定もありました。なんですけども……その……会社内の、ちょっと卜ラブルで自分と前田さんが離れなければいけなくなってしまって。久しぶりに、5年ぶりに自分はマッ卜界に戻れると思ってですね。ほぼ毎日ビッグマウス・ラウドの事務所に行って、当時の村上社長と自分とで色々これからどうしていこうってことを会議したときは毎日本当に楽しくて、『これからまた始まるんだな』と思っていた矢先だったので。自分はものすごく……正直な話、申し訳ないなと。村上社長を1人残してしまったことに対して、何も出来ない、何もする前に別れなければいけなくなったということに、本当に申し訳ないと。そのあと村上社長、すごく苦労したと。色々話が入ってくるたびに『何もしてやれなかった。悔しい』。そんな気持ちがずっとありました。それからまた村上社長、会社を畳んで、そのあともプロレスラーとして頑張っている姿を記事で見るたびに、ずっとそのことを、もう18年になりますけど、ずーっと自分は思っていました。ですので、今回自分は夕イトルマッチの挑戦者として指名してもらってありがたいなと思ってます。そんな気持ちも込めて、格闘家・プロレスラー・村上和成に挑戦したいと思います。試合は、思い切り行きます」
村上和成
「今、船木さんから心の奥底の思い、18年前の思い、すべて語っていただきました。この思い、僕はただただ今喋る必要もなく。リング上でしっかり2人で、2人が奏でる音を皆さんに届け、僕たちでしか届けられない音を、皆さんの耳にこびりつかせたいと思います」
――佐山先生、村上選手と船木選手の言葉を聞いて、この試合に期待することは
佐山「佐山です。本日はお集まりいただき誠にありがとうございます。この2人の闘いが楽しみというか、まず船木選手がウチの団体に出ていただいて、私はすごく安心感を持っていました。『頼れる選手だな』と。その代名詞みたいなもんです。そこに村上選手が参戦していただいて、どこの世界よりも、どこのマッ卜よりも厳しいスト口ングス夕イルの試合が出来る2人が頂上決戦となって現れた。この2人の闘いをスト口ングス夕イルの代表的な試合だと私は感じています。また、ここにいる全員の選手、次は永田選手も入ってきてくれますが、今回の試合はベストな、私が目指すベストなプ口レスリングが見られる一夜になると思います。この2人をいつまでも見つめて、その闘いの音色を聞いていきたいと思います。2人とも頑張ってもらいたいです」
――船木選手、個人的な思いが村上選手にはあると思うが、レジェンド選手権の奪還についての思いは
船木「何年ぶりですかね?多分もう5年くらい前になると思うんですけども、まさかここでこういう機会が来るとは思っていませんでしたので、ここで獲ればもう1回ストロングスタイルのトップとしてやっていけるんだなと思っていますので、その思いも含めて獲りたいと思います。頑張ります」
――スーパー・タイガー選手、「本物のストロングスタイル」という言葉があったが、今の新日本プロレスとストロングスタイルプロレスの“ストロングスタイル”の違いはどこにあると思うか
スーパー「申し訳ないですけど、皆様が見て感じたままだと。僕の口から細かく語る必要はないと思われますけど。今回のストロングスタイルプロレスのメインイベント、この大会のこのメインイベントが本当に我々を代表する、我々の求めるストロングスタイルです。初代タイガーマスク、佐山サトル先生が推奨する“ストロングスタイル”だと思っています。それに対して永田選手が参戦していただけるのは非常にありがたいことですけど、今のあちらの団体に対してどうこう私達は思うことはありません。自信を持って、胸を張って、プロレス界、そして世間に対して闘いを見せていく。それを永田選手に感じてもらえればと私自身は思っております」
――村上選手、18年前に船木選手が離れたときにに船木選手に抱いていた思いは
村上「離れたときの気持ちというのは、そこに何か恨みがあるとかつらみがあるとかは一切無いです。僕が逆の立場であれば、前田さんが“退け”と言えば退くのは当然の話。そこで自分がもし『違うな』と思ったとしても、それは絶対に“YES”しか答えがない。それが師弟の関係だと僕は思っているので、そこに対して一切、一物があるとかいうことは一切なく。1人の選手として素晴らしい選手だということがすべてです」
――平井代表、スーパー選手&間下選手からは永田選手との試合を、Sareee選手からはタイガー・クイーン選手との試合を求める声が上がったが、団体としてはどう応えるか
平井代表「永田選手の参戦につきましては、昨日発表させていただきまして、その中の永田選手のお言葉と致しまして、『この参戦は佐山総監に対しての思いに応えるものです』といただいております。そのお言葉こそが佐山総監のいつも仰っているストロングスタイル、“義”の世界にも通ずるものだと思っています。その永田選手の思いで参戦していただくことに対して、佐山総監の一番弟子、二番弟子でありますスーパー・タイガー、間下隼人が永田選手のストロングスタイルに触れたい、闘う、あるいは組む。どうなるにしろ触れたいという思いは叶えていきたいと思っております。Sareee選手につきましてはジャガー選手からお言葉を頂戴したいと思います」
ジャガー相談役「絶対やるべきだと思います、私自身も。やっぱ強い人間とどんどん闘っていくSareee選手を見ていたいので。永久に成長はし続けるものだと私は思っていますので、より成長するために、より強い者と闘えばいいと思っていますので、頭には置いておきたいと思っています」
『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.30』
日程:2024年9月26日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
▼Wメインイベント レジェンド選手権試合 60分1本勝負
【第18代王者】村上和成(フリー)
vs
【挑戦者】船木誠勝(フリー)
※村上は初防衛戦。
▼Wメインイベント SSPW認定女子タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/CRYSIS】ジャガー横田(ディアナ)/藪下めぐみ(フリー)
vs
【挑戦者組】本間多恵(フリー)/優宇(EVE)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
日高郁人(ショーンキャプチャー)/岩崎永遠(BURST)
vs
ダーク・ウルフ(DarkerZ)/阿部史典(格闘探偵団)
▼シングルマッチ 20分1本勝負
高瀬みゆき(フリー)
vs
尾崎妹加(フリー)
※その他数試合を予定