「かわいい後輩だから負けてあげるってことは絶対に無い」ジャガー横田が愛弟子のタイガー・クイーンを破って王座戴冠!号泣するクイーンに熱い檄!

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 7日、東京都・後楽園ホールにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.27 ―力道山先生没60年追悼興行―』が開催。ジャガー横田&藪下めぐみが初代SSPW女子タッグ王座を戴冠した。

 初代タイガーマスク率いるストロングスタイルプロレスでは、2021年7月に初代タイガーとジャガー横田が手掛ける女子版タイガーマスク、タイガー・クイーンが誕生。
 クイーンの誕生がきっかけとなり、同年8月には男子団体であるストロングスタイルプロレスと女子団体であるディアナが異例の協力体制を発表。クイーンを付け狙うダーク・タイガーら闇の勢力【DarkerZ】の襲来など女子マッチが盛り上がりを見せていき、その割合は年々増加。この度はSSPW女子タッグ王座が新設されることとなり、今年6月大会から初代王座決定トーナメントがスタートした。

 決勝戦に駒を進めたのは、ジャガー横田&藪下めぐみ、タイガー・クイーン&梅咲遥。
 【CRYSIS】ジャガー&薮下は確かな実力にダーティーファイトを交えた試合ぶりで危なげなく決勝戦に進出。対するクイーン&梅咲は若干のコミュニケーション不足が見られながらも圧倒的な個の実力をいかんなく発揮して決勝戦へと勝ち上がった。


 余裕たっぷりに見下ろすクイーンに対し、ジャガーはまるで挑戦者かのようにがむしゃらなエルボーを連打。場外戦へ持ち込んで観客席に叩き込んでいく中で試合開始。
 ジャガー&薮下はまず梅咲に集中砲火を浴びせて潰してからクイーンを倒しに行く周到ぶりを見せ、イスや黒帯を使っての凶器攻撃などなりふり構わぬ猛攻で勝利を目指す。
 終盤、クイーンがラ・ケブラーダで反撃のチャンスを掴むと、梅咲が旋回式ダイビング・ボディプレスで追撃。クイーンは必殺のムーンライト・コースター(※ムーンサルト・プレス)をジャガーに見舞うもカウントは2。クイーンがジャガーを肩車し、梅咲がダイビング・ネックブリーカーを合わせる変形ダブルインパクトを狙うが、梅咲がコーナーから飛んだ瞬間にジャガーがクイーンへリバース・フランケンシュタイナー。合体攻撃をかわされた上に脳天からマットに突き刺されたクイーンがそのまま3カウントを聞いた。

 これにより、ジャガー&薮下が初代SSPW女子タッグ王座を戴冠。

 勝利を確信していた中での敗戦に、クイーンはへたり込みながら号泣。
 ジャガーは、そんなクイーンを見下ろしながら「お前に足りなかったのは負けだ。その悔しい気持ちをぶつけろ!」と厳しくも愛ある言葉をぶつけた。

 バックステージに戻ったジャガーは、「新設されたベルトを巻くのは40年以上ぶりなんで。それも、薮下と巻けて本当に幸せで。薮下と一緒に頑張ってきて良かったという現実を今見つめています」と笑顔。
 クイーンに対しては「教える側の人間として、負けの悔しさを教えてあげたかった。2023年7月の彩羽匠戦以来負けるのは)2度目ですけど、ベルトがかかった試合に負けた彼女は何を考えて、どう出てくるのか楽しみですね。愛情があればあるほどこっぴどくやります。『なにくそ!』って思ってもらいたいからガンガンやりますし、思い切ってやります。かわいい後輩だから負けてあげるってことは絶対私の中にはありませんので、かわいいからこそガンガン行きます。その強い私に勝って欲しい」と熱いメッセージ。

 対するクイーンは、「……もう泣きません。必ずジャガー横田を超えます」と口数は少ないものの強い決意を感じられるコメントを残し、足早に会場を去った。

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