【試合詳細】4・22 ストロングスタイルプロレス後楽園ホール大会 【レジェンド選手権】スーパー・タイガーvs河野真幸 【UWAアジアパシフィックヘビー級】間下隼人vs将軍岡本 大谷晋二郎&高岩竜一vsケンドー・カシン&田中稔 ジャガー横田&伊藤薫vs安納サオリ&雪妃真矢
- 2021-4-22
- 試合
- リアルジャパンプロレス
『ストロングスタイルプロレスVol.10 ~初代タイガーマスク40周年記念大会第1弾~』
日程:2021年4月22日(木)
開始:18:25
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:703人(満員)
▼タッグマッチ30分1本勝負
スーパー・ライダー/○日高郁人(ショーンキャプチャー)
9分38秒 石見銀山→体固め
伊藤崇文(パンクラスism)/●頓所隼(フリー)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
○村上和成(フリー)
7分13秒 サッカーボールキック→体固め
●阿部史典(プロレスリングBASARA)
▼女子スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
○ジャガー横田(ディアナ)/伊藤薫(フリー)
10分53秒 エビ固め
●安納サオリ(フリー)/雪妃真矢(アイスリボン)
▼UWAアジアパシフィックヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】●間下隼人
12分31秒 カイケツ
【挑戦者】○将軍岡本(フリー)
※間下が3度目の防衛に失敗。将軍岡本が第5代王者となる。
▼タッグマッチ 30分1本勝負
大谷晋二郎(プロレスリングZERO1)/●高岩竜一(フリー)
13分47秒 雪崩式腕ひしぎ十字固め
○ケンドー・カシン(はぐれIGFインターナショナル)/田中稔(GLEAT)
▼レジェンド選手権試合 60分1本勝負
【第15代王者】○スーパー・タイガー
11分4秒 タイガースープレックス・ホールド
【挑戦者】●河野真幸(フリー)
※スーパー・タイガーが初防衛に成功。
初代タイガーマスク40周年記念大会でスーパー・タイガーが王座防衛!大流血戦を制した村上和成が挑戦表明!間下が宿敵・将軍岡本に敗れ王座陥落!大谷&高岩が久々のタッグも惜敗!
オープニング
まずは平井丈雅代表より挨拶。
平井代表「皆様、本日は初代タイガーマスクストロングスタイルプロレスVol.10にお越しいただきまことにありがとうございます!今日という日は、私共にとって、そしてプロレス界、ファンの皆さんにとっても特別な日になると思っております。なぜならば、思い返せば1981年、4月23日、佐山サトルが初代タイガーマスクとしてデビューした日が、40年前の明日でございます。その前日に、ここプロレスの聖地後楽園ホールで戦いを見せられること心より御礼申し上げます!皆さま御存知の通り、佐山サトルは病と戦っております。一年前の今日であれば、佐山サトルはこの会場に来ることはできませんでした。しかしながら、このコロナの中、一年経ち、今日、この場所に皆様にご挨拶させていただけることになり、それは、佐山サトルの回復を祈り、そしてまた、このリングの上にもう2年、このリングマットの上にあがっておりません。本日2年ぶりに、リング下ではなく、このリングの上にあがると本人が申しております!なぜそれが出来るのか、佐山サトルの復活を願って応援していただいておりますファンの皆様、マスコミの皆様、そしてこの闘いを開催させていただける方たちの、お心があるからでございます。皆様に対してありがとうございます!この記念すべき日に、このリングで戦う18人のレスラーの方々、その方々にとっても今日という日、特別になると思います。その特別な日に!皆さまの!生涯記憶に残す闘いを見せてくれると思っております!皆様本日よろしくお願い致します!」
第1試合
先発はライダーと伊藤。ライダがローからミドルで牽制。伊藤もローで牽制し、お互いローで距離を見合うとライダーがタックルで組み付く。伊藤は回転してバックの取り合いからグラウンドの攻防となり、膝十字で捕らえるがライダーは一度立ち上がると膝十字でとりかえす。ロープ際での攻防となりこれは一度ブレイク。
伊藤がタックルからグラウンドに引き込み腕ひしぎを狙うが、ライダーは足をとって切り返す。伊藤もアキレス腱固めで取り返し、ライダーはヒールホールドで絞りながらロープを掴みブレイク。
バックの取り合いからグラウンドの攻防となり、伊藤が腕を取ろうとするがライダーは回転しハーフガードからナックルを落としていく。さらに足を掴んで太ももへのストンピング連打。ライダーはこれを離して日高にタッチ。伊藤も頓所にタッチ。
頓所は巻き投げていくが、日高が走り込みアームホイップからロープに飛ぶが、頓所は膝蹴りからロープに飛ぶも、日高はジャンプしてスカす。だが足を刈って倒した頓所が低空ドロップキックを叩き込み、コーナーに叩きつけて伊藤にタッチ。
お互い前蹴りで牽制から伊藤が距離を詰めてフロントネックロック。そのままグラウンドに引き込み馬乗りになると腕ひしぎ。日高はすぐに回転して腕ひしぎで取り返すが、伊藤はロープに足を伸ばしブレイク。
日高はストンピングからフロントネックで捕らえ、そのままコーナーに下がりライダーにタッチ。
ライダーはロープに振ってフライングクロスチョップ。フォールも2。
ライダーは巻き投げてフォールも、伊藤が下からV1アームロックで捕らえ絞り上げる。
そのままコーナーに押しこみ、膝蹴り連発から逆コーナーに振って串刺しジャンピングニー。
伊藤は投げようとするが、ライダーがバックを取ってスリーパー。伊藤はロープを掴みブレイク。ライダーは日高にタッチ。
日高はコーナに振ってシュリケン。ボディに左右の膝蹴りからロープに振ろうとするが、伊藤がローキック連打で動きを止めてミドルキック連打。日高はキャッチし太ももへの膝蹴り連打も、伊藤はキャッチし裏投げ。伊藤は頓所にタッチ。
頓所はランニングエルボーからエルボー連打。日高はロープに振ってラリアットも、避けた頓所がドロップキックを叩き込み、ブレーンバスターからフォールも2。
頓所は串刺しビッグブーツから、逆コーナーに振って串刺し攻撃も、避けた日高は走り込むが頓所が足を伸ばしてカット。さらに延髄斬りから走り込んでフェイスバスター。ふらつく日高に飛びつきDDTからフォールもライダーがカット。
頓所が羽交い絞めにした日高に伊藤がミドルキック。伊藤が羽交い絞めにしたところへ頓所が走り込むも、日高が避けてエルボーを誤爆させると、頓所を踏み台にして伊藤にスイングDDT。さらに頓所へライダーがライダーキックから日高がフォールも2。
日高はロープに振って野良犬ハイキックからフォールも2。
日高は石見銀山からフォールし3カウント。
第2試合
村上が入場するなり阿部が襲撃し場外に叩き出す。
エプロンに上がった村上を阿部はビッグブーツで場外に落とすと、村上は「こっちこいオラ!」と挑発。阿部は挑発に乗らずリングで待ち構える。
村上がエプロンに上がると走り込もうとする阿部に「ならこっち来いよ!」と場外に降りるが、阿部は「いきません」と拒否。
村上はリングに上がり、掌底で牽制していくが阿部がビンタ。村上が膝蹴りも、阿部はタックルで飛び込むが村上がこれを切ると阿部はロープを掴みブレイク。
阿部が飛び込むも村上は下から足をとってアキレス腱固めで絞り上げ、阿部は足へのナックルで逃れようとするが村上も足を絞ると足を抑えてのスリーパー。阿部はロープを掴みブレイクも、離れ際に足を取るが村上はすぐに離れて距離を取る。
阿部がビンタ連発からヘッドバッド。これで村上は額から大流血。
村上は受けきると「カモン!」と挑発し、阿部は額へのナックルからエルボー連打。村上はビンタで倒し、顔面へのストンピング連打から首投げ。踏みつけフォールも、阿部は足に噛み付いて返し、そのまま立ち上がると村上のミドルキックをキャッチしドラゴンスクリュー。
阿部は回転浄土宗からお卍固め。村上はそのまま巻き投げてサッカーボールキック連発。
阿部は立ち上がるとビンタを打ち込んでいき、ナックルを打ち込むが額を殴ったため自分の拳にもダメージ。
エルボーの打ち合いから阿部が左右のビンタ。村上が掌底連発。阿部がフラつき倒れると、村上はチョークで抑えて掌底を叩き込む。
阿部は立ち上がるとエルボー。村上はボディに膝蹴りからマウントナックル連打。さらにサミングも、これはレフェリーが注意していくが、村上はレフェリーに急所攻撃。四つん這いになったレフェリーを踏み台にした阿部がジャンピング延髄斬りから伊良部パンチ。もう一発伊良部パンチを狙うが、村上が受けきり左ストレート。再度左ストレートからサッカーボールキックを叩き込み、倒れた阿部をフォールし3カウント。
<試合後コメント>
村上和成
「おう、見ての通り。あんな若いやつに威勢のいいやつがいたとは。まだ名前は覚えてませんけども。まあ、心は折れねえ奴だとは思ったんで。相手にはならないですけど、俺のスイッチを入れてくれたかな。これぞ佐山さんの下に来た人間たちだなってことは、納得できましたし。まあまあまあまあ、久しぶりに楽しいスイッチを入れさせてもらったんで。これからが始まりなんで、これからも楽しんでいきます」
第3試合
先発は安納とジャガー。ロックアップから安納がヘッドロックで捕らえ、ロープに飛ぶとラリアットを避けて雪妃ともにダブルのビッグブーツ。さらにサンドイッチドロップキックから、安納が串刺し攻撃も、ジャガーは避けて雪妃にエルボーから、雪妃を安納に振って2人まとめて串刺しエルボー。ジャガーは伊藤にタッチ。
伊藤は安納をコーナーに叩き込み、串刺しラリアットから逆エビ固め。安納はなんとかロープを掴みブレイク。
伊藤は安納の背中に乗って潰していき、背中へフットスタンプからボディスラム。フォールも2でブリッジして抜けた安納が、ストンピングから雪妃にタッチ。
雪妃はトラースキックも、伊藤がコーナーに振り串刺しラリアット。伊藤はジャガーにタッチ。
ジャガーは卍固めで捕らえるが安納がカット。
安納と雪妃はジャガーをロープに振るが、ジャガーはダブルラリアットを切って安納をガットショットで倒し、雪妃をロープに振ってカニばさみで安納に叩き込む。ジャガーは雪妃をロープに振ろうとするが、雪妃は切り返してミドルキックで倒すとサッカーボールキック。避けたジャガーはスクールボーイも2。
ジャガーはロープに飛ぶが、雪妃はブレーンバスターで切り返しフォールも2。
雪妃はブレーンバスターを狙うが、ジャガーがDDTで切り返し浴びせ蹴り。
ジャガーは伊藤にタッチ。
伊藤はフットスタンプからセントーン。フォールも2。
伊藤は投げようとするが、雪妃が耐えてハイキックも、避けた伊藤がバックドロップ。
ミドルキックの打ち合いから雪妃がソバット。ロープに飛ぶが、伊藤がラリアットでなぎ倒し、ロープに飛んでいくが雪妃はトラースキックで迎撃し安納にタッチ
安納はミサイルキックからエルボー連打も、受けきった伊藤へ安納はロープに飛んでランニングエルボーからエルボー連打。バックをとるが、投げられないと見るやロープに飛ぶも、伊藤はキャッチし投げ捨てる。
伊藤がロープに飛ぶが雪妃がエプロンから蹴りつけカニばさみでロープにもたれさせると、安納がランニングニーから雪妃もランニングニー。さらにダブルのミサイルキックからフォールも2。
伊藤を二人でロープに振るが、伊藤は2人まとめてクロスボディでなぎ倒し、ジャガーがエプロンを走り込んでのダイビング浴びせ蹴り。そこへ伊藤がリングからスライディングキックを叩き込み、ジャガーが安納をリングに投げ入れると伊藤がパワーボム。フォールも2。
伊藤はコーナーに登り、ダイビングフットスタンプからフォールも雪妃がカット。
伊藤はジャガーにタッチ。
ジャガーは投げようとするが、雪妃が走り込むもジャガーは避けてガットショットからロープに飛ぶも、雪妃はカウンターのボディスラムから安納がポテリングも2。
ジャガーは安納をコーナーに振り、串刺し攻撃も安納は避けるとバックを取る。ジャガーはロープを掴み耐えるが、雪妃がエプロンからエルボーを叩き込み安納がジャーマンスープレックスホールドも2。
安納は羽交い絞めにするが、伊藤が走り込んでラリアットでカットすると、ジャガーがダイビング浴びせ蹴りからフォールも雪妃がカット。
雪妃がジャガーにハイキックから伊藤のラリアットを避けて安納とサンドイッチ延髄斬り。安納はジャガーを丸め込むと、あらためてジャックナイフもジャガーが切り返して3カウント。
初代タイガーマスク40周年記念セレモニー
初代タイガーマスク・佐山サトルがリングに登場。
佐山総監「本日はご来場いただきましてまことにありがとうございます。40年前の昭和56年4月23日、私が、蔵前国技館でデビューしたダイナマイトキッド選手との闘いみなさん覚えてらっしゃいますか?あの時から40年経って、皆さんとまた会える日を楽しみにしてこに上がってまいりました。体の調子は悪いですけど、皆さんとともにこの40周年の、2,3日前まで体調良かったんですが少し悪くなりました。ストロングスタイルプロレスが力道山先生から、猪木さん、藤波さん、長州さん、私に受けつがれた使命だと思ってます。ストロングスタイルの試合を女子プロレスの皆さんとも一緒に日本から世界に広めて、最高のプロレスをつくっていきたいと思いますのでみなさんご協力よろしくお願いします。
次の試合はまた厳しい試合になりますが、タイガーマスク講演会によって大きな大きな選手に鍛えさせていただき、道場も提供いただいて素晴らしい試合になると思います。タイガーマスク講演会の皆様ありがとうございます。いつも試合を、生まれ変わったさらに素晴らしい展開に出来る試合を行わせていただきますので、40周年から変わったストロングスタイルを見てください。本日はありがとうございました」
お祝いのメッセージがスクリーンに映され、スタン・ハンセン、ピート・ロバーツ、ザ・ビリントン・ブルドッグス、長州力、藤波辰爾のメッセージがおくられる。
そして小林邦昭から手紙が届きリングアナが代読。
初代タイガーマスクマスコットガールの野尻栞理ちゃんより花束が渡され、2点の絵(毘沙門天、ダイナマイトキッド)もプレゼントされ、さらに原田文史さん(スーパースター列伝作者)から肖像画が渡される。
続いて大阪の子ども食堂への寄付のお礼として、子どもたちからの感謝のプレートが贈られる。
平井代表「先ほど佐山サトルが入場した時にお気づきになったかと思いますが新日本プロレス時代に付き人をつとめていらっしゃいました山崎一夫さんが30年ぶりについて頂いております。山崎さんから花束をお願いします」
(山崎一夫より花束が渡される)
平井代表「(感極まりながら)佐山選手と苦労をともにされて、山崎さんから一言佐山先生へ」
山崎「佐山さん、ほんとはこんなつもりで来たんじゃないですけど、ほんとにそばで支える事ができたのかと思いまして、何もこの10年間ご恩返しができてないものですから、ちょっとでもと思ってきました。ありがとうございました」
<バックステージコメント>
初代タイガーマスク
――40周年という節目で久しぶりにリングに上がりました
「やっぱり気持ちよかったですね。ちょっと今日体調悪かったんで上がれるか分からなかったんですけど、無事に上がれることが出来てホッとしてます」
――40年という年月については
「長くもあり、短くもあり、あっという間であったりとか。ダイナマイトとかブラックタイガーの死去を聞いて、寂しい思いが強いですね。40年っていうのは寂しいものだと思います。早く自分も健康にならないといけないと思いますね」
――まずは、体を治すことが目標ということでしょうか
「波があるんで。調子いい日と悪い日があって、今日はちょっと調子悪い時が来ちゃったんで。だんだん良くなってきていますので、皆さん期待して……試合出るとかじゃなくて、いい具合に上がってますね」
――会見では、「コーナーに上がってポーズを決めたい」という言葉もありました
「今日、コーナーの高さを調べようと思ったんですけど、機会がなかったんで目線で調べたら、なんか上がれそうな気がして。是非上がることを夢見たいと思います」
――ストロングスタイルプロレスというところでも佐山先生のプロレスを皆目指していますが、41年目への抱負は
「分かってくれている子たちもいっぱいいるので、それを復活させるためには、そういう子が、例えば30人くらいに増えたらありがたいと思いますね。女子プロもいい子がいっぱいいますし、頑張ってもらいたいですね」
――女子のタイガーマスクを作る計画も進行中だとか
「まだ発表できないんですけども、それらしきものは進んでいます」
――では、まだまだやることはこれからもたくさんあると
「やはり、力道山先生、猪木先生、藤波さん、長州さんの後を継ぐ者がいないと、僕らがやっていかないと、潰れてしまいますので、それを是非復活させていきたいと思います」
(コメントを終えたタイガーを山崎が支えながら退席)
第4試合
手4つから間下がガットショットを叩き込みヘッドロックも、岡本が切り返して腕をひねる。間下はロープを掴みブレイク。
リストの取り合いから岡本がコーナーに押し込み、チョップを叩き込んでブレイク。
間下がエルボー連打。岡本が強烈なエルボーで返し、間下がエルボー連打からミドルキック連打。受けきった岡本がチョップを打ち込むが、間下は負けじとエルボー連打。岡本は膝蹴りからヘッドロックで絞り上げ、グラウンドに引き込むも間下は跳ね除けて距離を取る。
ロックアップからリストの取り合いとなり、岡本がロープを使ったアームロック。さらに場外に投げ捨てると、岡本は腕へのストンピングから鉄柱に押し付けた腕へのエルボー。さらに鉄柱に押し込みぶちかましも、間下が避けて自爆させるとリングに戻る。
間下はエプロンを走り込んでのサッカーボールキックから場外に降り、エプロンに岡本の腕を叩きつけてリングに戻すとアームロック。さらに腕へのエルボーから腕へのストンピング。腕へのサッカーボールキック連発からリストを捻るが岡本はロープに足を伸ばしブレイク。
間下は腕へのナックル連打も、岡本はボディブロー。間下はサッカーボールキックから首投げで倒し背中にサッカーボールキック。フォールも2。
間下はV1アームロックから腕ひしぎ。岡本はロープに足を伸ばしブレイク。
間下はミドルキック連打も岡本はキャッチし足へのラリアットから、足を狩る形でのラリアット。さらに串刺しラリアットからスライディングぶちかまし。フォールも2。
岡本はコーナー下に間下をセットしコーナーに登るが、間下はジャンピングキックからデッドリードライブ。
間下は串刺しジャンピングダブルニーからPKを叩き込みフォールも2。
間下はバックを取るが、耐えた岡本を大外刈りで倒しフォールも2。
間下はバックドロップを狙うが、耐えた岡本が脇固め。間下はロープに足を伸ばしブレイク。
岡本はショルダーアームブリーカーから河津落とし。さらに担ぐが、着地した間下がバックを取りバックドロップ。両者ダウン。
間下は低空ドロップキックを顔面に叩き込みフォールも2。
間下はローキックからミドルキック。ガードした岡本がショートレンジラリアットでなぎ倒し、十三不塔で叩きつけ3カウント。
岡本「骨のあるやつ連れてこい!(不機嫌そうにマイクをリングに叩きつける)」
<試合後コメント>
将軍岡本
「なんだろうなあ、アレでチャンピオンなんだろ?このベルトの価値なんてねーじゃねーか。俺がチャンピオンになったってことでよ、誰か骨のあるやつ連れてこいよ。あぁ?……不完全燃焼だよ。こんなベルト獲ったってしょうがねえんだよ。次だ次。次の相手が楽しみです。ハァッ……」
第5試合
先発はカシンと大谷。カシンのタックルを切った大谷とグラウンドの攻防もカシンが距離を取る。
カシンが握手を要求し、大谷が拒否するとグータッチへ。カシンは素直にグータッチしてリングを周り、ロックアップからバックの取り合いとなりリストの取り合いへ。カシンが巻き投げて腕をとっていくが、大谷は立ち上がるとカシンはそのまま下がり稔にタッチ。大谷も下がり高岩にタッチ。
ロックアップから稔がバックを取るもリストの取り合いへ。高岩が足を刈って倒しヒールホールドも、稔がレッグシザースで逃れ距離を取る。
稔がガットショットからエルボー合戦。高岩がショートレンジラリアットでなぎ倒し、コーナーに叩きつけると逆水平チョップ連発。逆コーナーに振って走り込むが、稔がミドルキックで迎撃しミサイルキック。
稔は腕へのニードロップからリストを捻ったままカシンにタッチ。
カシンはガットショットから足へのストンピング連打。顔面を踏みつけていくが、これはレフェリーがブレイクさせる。
カシンは首投げからスリーパー。高岩は逃れて逆水平チョップも、カシンはエルボースマッシュで返しエルボーの打ち合いへ。カシンが急所蹴りから稔にタッチ。
稔は急所へのニードロップからストンピングを落としカシンにタッチ。
カシンはグラウンドカンパーナからキャメルクラッチ。稔が高岩の顔面に低空ドロップキックを叩き込み、カシンは離すとストンピングから稔にタッチ。
稔はリストを捻ってブレーンバスターを狙うが、耐えた高岩が逆にブレーンバスター。高岩は大谷にタッチ。
大谷はエプロンのカシンをビッグブーツで落とし、稔をコーナーに押し込むと顔面ウォッシュ。カットに来たカシンにも顔面ウォッシュ。大谷は稔に再度顔面ウォッシュを叩き込み、チョップ連発から逆コーナーに振って串刺しビッグブーツ。
大谷は再度逆コーナーに振って串刺しビッグブーツから投げようとするが、着地した稔は走り込んできた大谷をロープをたるませて場外落とすとスライディングキックからプランチャを投下。
リングに戻り、稔は首投げからサッカーボールキック。さらにその場飛びムーンサルトを投下しフォールも2。
稔はチョップからエルボーを打ち込み、エルボーの打ち合いから大谷がエルボー連打。ロープに飛んでビッグブーツも、避けた稔がハイキック。大谷はふらつきながらも水面蹴りで倒し両者ダウン。両者タッチ。
高岩が走り込んでラリアットも、カシンは巻き込んでローリングクレイドルも2。カシンはそのまま再度ローリングクレイドルも2。カシンは再々度ローリングクレイドルも2。
カシンはネックブリーカードロップからフォールも大谷がカット。
カシンはナックルから飛びついていくが、高岩が強引に担いでデスバレーボムからフォールも2。
大谷がカシンにミサイルキックから高岩がコーナーに登り、大谷がボディスラムでセットするが、稔が大谷の足を掴んで場外に引きずり落とし、リングに駆け上がるとコーナーの高岩にジャンピングミドルキック。動きの止まった高岩にカシンが飛びつき雪崩式腕ひしぎで捕らえ高岩はギブアップした。
<試合後コメント>
ケンドー・カシン&田中稔
(※稔がカシンの左胸の「GLEAT」のペイントを指して)
稔「宣伝までしてくれてありがとうございます」
カシン「グリート」
稔「いや、GLEAT(グレート)です!(笑)」
カシン「このままじゃ終われないから」
稔「はいっ?」
カシン「このままじゃ終われないよ」
稔「あっ、勝ったのにですか?」
カシン「いや、ちょっと(相手の)動きが悪いな」
稔「あっ、そうですか……。でも、相手も48歳の……」
カシン「うーん、もっかいやるしかないよ」
稔「またお願いします」
カシン「グリートで」
稔「いやっ、いやいや、GLEATです!」
カシン「グリートでまたやろうよ」
稔「じゃあ、グリートの旗揚げ戦で……」
カシン「とりあえず、振り込んどいて」
(※困惑する稔を置いてカシンが先に去っていく)
稔「振り込みですか?!」
第6試合
スーパーがローキックからミドルキックで牽制。河野がタックルもスーパーが切り返してコーナーに押し込みクリーンブレイク。
スーパーがジャンピングニーから足をとってアキレス腱固めも河野はロープを掴みブレイク。
スーパーはローキック連打からロープに飛ぶが、河野はキチンシンクで迎撃しストンピング。さらに首投げからスリーパーで捕らえるがスーパーはロープに足を伸ばしブレイク。
河野は場外に投げ捨て、背中へダイビングハンマーブローから記者席にスーパーを叩き込む。
リングに戻ったスーパーへ河野はエルボーからロープに振ってバックエルボーで倒しフォールも2。
河野は逆片エビ固めもスーパーはロープを掴みブレイク。
河野はロープに振るが、スーパーは河野を避けるとエルボーからハイキックを叩き込みニールキックで倒す。
引き起こすとミドルキック連打でコーナーに押し込み、逆コーナーに振ると串刺しジャンピングニーからネックチャンスリーを狙うが、耐えた河野がエルボーからコーナーに振り串刺しジャンピングニー。避けたスーパーがソバットからガットショットを叩き込みネックチャンスリー。フォールも2。
スーパーはダブルアームスープレックスの体勢も、河野はリバースするとランニングニーからロープに振って追走ニー。再度追走ニーからバックドロップで叩きつけてフォールも2。
河野はファルコンアローからフォールも2。
河野は投げようとするが、耐えたスーパーヘ前蹴りからチョークスラム。フォールも2。
なかなか立ち上がらないスーパーへ河野はストンピング連発。膝立ちになったスーパーの顔面にケンカキック連発から掌底も、避けたスーパーが左右の掌底から膝蹴りを叩き込み、膝をついた河野の顔面に二段式の膝蹴り。フォールも2。
スーパーはチキンウィングフェイスロックで捕らえ、これを離すとハイキック。ガードした河野がネックハンギングボムで叩きつけてフォールも2。
河野はシャイニングウィザードからフォールも2。
河野はロープに飛んでランニングニーも、スーパーは避けて旋風脚。ダブルダウン。
膝立ちでエルボーの打ち合いから、スーパーがエルボー連打。河野が強烈なエルボーから走り込むが、スーパーが延髄斬りからツームストンパイルドライバーで突き刺しフォールも2。
スーパーが顔面へのソバットからフォールも2。
スーパーがタイガースープレックスホールドで3カウント。
スーパーがマイクを持つが村上が乱入。
村上「久しぶりだな。お前の試合見とったけど、なんかねーなー。何かが無い。お前の試合には牙がない牙が。もしよかったら、いつでもお前のその牙復活させてやるぞ。オイ、ベルト賭けてやるか?ベルトがないお前ならやらない。なぜなら俺はベルトフェチだからな。以上。じゃあな。考えとけ(リングを去る)」
スーパー「おいおいおい村上、お前まだ終わってねーからな!忘れてねーよ!俺に牙が無くなった?2021年、このタイガーマスク40周年、俺が!本物の牙見せてやるよ!」
<試合後コメント>
スーパー・タイガー
「いやあ、この試合がギリギリまでどうなるかわかりませんでした。2021年、僕の中で他団体でも2月末からやってきて、9試合目だったんですけど、なんとかここまでたどり着いて。ここでまた40周年を前に、しっかりとした形で、強い相手と……いやぁ、強かった。あんなダイナミックな、僕が知ってる中じゃ、河野くん、あのサイズからあの技、すごいですね。王道から色んなイデオロギーが、技の1つ1つに、感じました。村上、忘れてませんょ。アイツがこのマットから突然いなくなって、そしてまた復活して、IGFでも1回ありました。正直今プロレス道に邁進してるなかで、牙のこと言われたら僕一番カチンとくるの分かってるんで、弱いタイガーじゃない、強いスーパー・タイガー、怖いスーパー・タイガー、いつでも、刀はしっかり磨いてるんで、見せてやりますよ、見せてやるよ、やってやります」