【試合詳細】6・20 ストロングスタイルプロレス後楽園ホール大会 【レジェンド王座】間下隼人vs村上和成 タイガー・クイーン&青木いつきvsSareee&関口翔 ザ・グレート・サスケ&日高郁人vsアンディ・ウー&阿部史典
- 2024-6-21
- 試合
- リアルジャパンプロレス
『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.29』
日程:2024年6月20日(木)
開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1818人・超満員
▼シングルマッチ30分1本勝負
○ダーク・タイガー(DarkerZ)
10分7秒 首固め
●藪下めぐみ(CRYSIS)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○ザ・グレート・サスケ(みちのく)/日高郁人(ショーン・キャプチャー)
10分10秒 日高の野良犬ハイキック→体固め
●アンディ・ウー(フリー)/阿部史典(格闘探偵団)
▼プロレスアプリ『STOMPING』提供試合 3wayマッチ 30分1本勝負
○ダーク・ウナギ(DarkerZ)
8分6秒 ジャックナイフ固め
●ダーク・チーター(DarkerZ)
※もう一人はジャガー横田(CRYSIS/ディアナ)
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
○スーパー・タイガー/船木誠勝(フリー)/関本大介(大日本)
13分27秒 顔面へのソバット→片エビ固め
ダーク・ウルフ(DarkerZ)/●将軍岡本(フリー)/関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)
▼タッグマッチ 45分1本勝負
タイガー・クイーン/○青木いつ希 (ショーン・キャプチャー)
13分29秒 ジャパニーズ・オーシャン・バックドロップ・ホールド
Sareee(フリー)/●関口翔(フリー)
▼レジェンド選手権試合 60分1本勝負
【王者】●間下隼人
15分19秒 顔面への蹴り→片エビ固め
【挑戦者】○村上和成(フリー)
※第17代王者が4度目の防衛に失敗。村上が第18代王者へ
村上和成がキャリア初のベルトを戴冠し「俺が佐山サトルの一番弟子だ」!スーパー・タイガーが奪還に名乗り!ダーク・ウナギがジャガー横田から勝利の大金星!
オープニング
まずはストロングスタイルプロレスの平井代表より挨拶。
平井代表「皆様、本日はお忙しい中、初代タイガーマスク佐山サトルが主催致します、そして、過激な仕掛け人新間寿が作りました、タイガーマスクが主催致します、ストロングスタイルプロレスに今日もお越しいただきましてまことにありがとうございます!2005年3月に産声を上げたストロングスタイルプロレスは、今年で早くも20年になります。これも、佐山サトルのストロングスタイルを支え、過激な新間寿を支え、その活動に共感いただきました、初代タイガーマスク後援会様をはじめ、そしてこちらにいる、こちらにいる、こちらにいる!多くの皆様が支援していただいたおかげでございます。本当にありがとうございます。皆様も御存知の通り、佐山サトルは今、病と戦っており、本日も先程まで病院に居て検査、治療を受けてまいりました。今日ここに来ることができるのかどうか、平井くんわからないよ、そういうお言葉が昨日ありました。でもその後佐山先生からお電話がありまして、今日ここに来てくれた方たちにお礼を言いたい。今日このために何ヶ月も待ってくださった皆様にご挨拶したい。先程10分前に、隣の建物に到着いたしました。後ほど、皆様にご挨拶する時間を作らせていただきます。ありがとうございます。初代タイガーマスク後援会、新間寿会長、いつもありがとうございますいつも。皆様、本当にありがとうございます。本当にありがとうございます。感謝しかないんです。この興行ができる、佐山サトルが病気になっても、試合ができなくても、それを受け継ぐ間下隼人、スーパー・タイガー、ジャガー横田、そしてその戦いに共感する選手の皆さんが参戦していただく。それがこのプロレスです。一昨日、ある方に言われました。言われましたというか記事を読みました。佐山サトルのこの団体、ストロングスタイルプロレス、もしかしたら佐山サトルにおんぶに抱っこのぶら下がり健康器じゃないのか?そして本当にストロングスタイルプロレスを守る、私、選手が、佐山サトルの、初代タイガーマスクのほんとに思いを体現しているのかどうか。そういうお言葉をいただきました。最初は、この20年、そこに居ない人間に何がわかるんだ、という気持ちがありました。ただ1時間2時間3時間、時間をおいてもう一回そのお言葉を読んで見ましたら、その方のお気持ちっていうのは、佐山サトルの思いを本当によくわかってる方でした。そこに一緒にやる我々、そして皆様への思い、その思いをもう一回きちんと、いつの時代でも、いつの時でも忘れずに、佐山サトルの思いを世の中に体現できるように、頑張れ、頑張れとおっしゃっている、その意味がわかりました。お言葉を言っていただいた方、本当にありがとうございます。そして、佐山サトル、新間寿、猪木会長から受け継いだ社会福祉活動をやっております。初代タイガーマスク基金、初代タイガーマスク後援会、そしてここにいる皆様とともにやっております。先般佐山先生がテレビを見ていた時に、能登半島の地震のニュースが佐山先生の目に入ってまいりました。能登半島、非常にうちにとってもゆかりのある深いところでございます。新間寿とともに佐山サトルは、本山明浄寺様と一緒になって講演会、チャリティーイベント、チャリティープロレス、様々な活動をやってきました能登が、このような形で被災にあわれた。そして一緒に活動された能登の方たちが、有志で、個人的に有志で9月14日にチャリティーのイベントを行う、それはストロングスタイルプロレスというわけではなく、地元の方たち、周辺の方たち、東京にいる方たち皆と一緒にやっていくというのをお聞きして、そこにジャガー横田様、うちの選手もいきます。そこで皆さんとともに頑張ろうという意味も込めて、そういう方たちが本当にストロングスタイルプロレスと頑張ろう能登というキャッチフレーズで、タイガーマスクとともにある、PRAY for NOTOの缶バッチを子どもたちに捧げたい。その缶バッチを作る費用を今募金で集めています。今入口で募金をしてくださった方たちに、タイガーマスクのステッカーをお渡しして、そのデザインが缶バッチとして子どもたちの手に渡ってまいりますので、よろしければ募金いただければと思います。よろしくお願いします。それでは、佐山サトルが、思いを込めた選手が戦う6試合、ジャガー横田様とともに、うちの選手とともに、その戦いを見ていただけたらと思います。よろしくお願いします!」
第1試合
薮下が走り込んで帯攻撃。だがすぐにDタイガーがコーナーに振って走り込むが、薮下は腕を取ってぶら下がり腕ひしぎで捕らえる。
これを離した薮下をDタイガーはビンタで場外に落とし場外乱闘へ。
Dタイガーがエプロンに叩きつけてからリングに投げ入れ、ケンカキックから首元を踏みつけていく。レフェリーが注意しブレイク。
Dタイガーはコーナーに叩きつけボディに膝蹴り連打。さらにエルボーから髪を掴んでヘアーホイップ。
薮下は起き上がると突き飛ばしてからケンカキック連発。さらに後頭部を踏みつけてからダブルレッグロックで捕らえマスクを掴んで絞り上げる。レフェリーが注意するとキャメルクラッチに移行し腕ひしぎで捕らえるが、Dタイガーはロープに足を伸ばしブレイク。
薮下はエルボーを打ち込んでいき、ケンカキック連発。さらにお互い髪を掴んで睨み合うと、Dタイガーが強烈なエルボーでロープに押し込みエルボー連打。
崩れ落ちた薮下の髪を掴んでロープに振るも、薮下は走り込んできたDタイガーのマスクを掴んでリングマットに押し込むとマスク剥ぎを狙い、レフェリーが注意するとスリーパー。Dタイガーはロープに足を伸ばすが薮下は胴締めスリーパーへ。Dタイガーは暴れてロープに足をかけてブレイク。
薮下はロープに振ろうとするが、逆にDタイガーが振るも薮下はカウンターのフェイスクラッシャー。さらにコーナーに登るも、走り込んだDタイガーがエルボーからデッドリードライブ。
Dタイガーは木刀攻撃から木刀を使ったチョーク攻撃。これはレフェリーが注意しブレイク。
Dタイガーは木刀攻撃も、薮下は脇固めで捕らえるがDタイガーはロープに足を伸ばしブレイク。
薮下は帯を手に取り、Dタイガーの木刀を帯ではたき落とすとボディに帯攻撃。さらに木刀を奪ってチョーク攻撃もレフェリーが注意しブレイク。
薮下は帯攻撃からバックドロップで叩きつけフォールも2。
薮下は腕ひしぎで捕らえるがDタイガーはロープに足を伸ばしブレイク。
薮下はロープに飛ぶが、Dタイガーはカウンターのサイドバスターからフォールも2。
薮下はリバースタイガードライバーを狙うが、耐えた薮下にエルボー連打からロープに飛ぶも薮下は払い腰から腕ひしぎ。逃れたDタイガーを投げようとした薮下をDタイガーが丸め込み3カウント。
第2試合
先発はアンディと日高。アンディが足を刈って倒しロープに飛ぶが、避けた日高がロープに振ってアームドラッグ。すぐにアンディもアームドラッグからドロップキックで場外に落とし、トペを狙うかに見せてロープの反動でリング中央に戻りポーズを決める。
日高がリングに戻るとサスケにタッチ。アンディも阿部にタッチ。
サスケがローで牽制し、阿部のローをキャッチするが阿部がすぐにバックを取るも、サスケがリストを取るが阿部がスクールボーイも2。
阿部はフロントネックもサスケがワキ固め。阿部は切り返そうとするが、サスケはそのまま潰してマウントポジションでフォールも1。
サスケは腕ひしぎで捕らえるが、阿部は回転して抜けるとヘッドロックで絞り上げながらナックル。レフェリーが注意するが、ブラインドでナックルを打ち込んでいく。阿部はロープに飛ぶと低空ドロップキックからエプロンの日高にビッグブーツ。
阿部は膝を捻ってから足へのサッカーボールキック。さらに膝へのエルボードロップからアンディにタッチ。
阿部が羽交い締めにしたサスケにアンディがドラゴンスクリュー。さらに膝十字で捕らえ、阿部がサスケにサッカーボールキック。サスケはなんとかロープを掴みブレイク。
アンディは膝への低空ドロップキックから阿部にタッチ。
阿部はナックルからアンクルホールドで捕らえるが日高がカット。
阿部はロープに振ろうとするが、耐えたサスケにビンタ。
阿部はロープに振るもサスケは膝を崩し倒れ、阿部は容赦なくローキック連発。サスケは足をキャッチすると足へのヘッドバッドからエルボーを打ち込み日高にタッチ。
日高はドロップキック。走り込んできたアンディにもドロップキックを打ち込むが、阿部がビンタからアンディがコーナーに振って走り込むも、飛び越えた日高が走り込んできた阿部も避けてアンディに同士討ちさせると、アンディを踏み台にしたスイングDDTで阿部を突き刺しフォールも2。
日高はシュリケンも、避けた阿部が回転浄土宗からサッカーボールキック。阿部はアンディにタッチ。
アンディは回転蹴りも、避けた日高を水面蹴りで倒しコーナーに振ろうとする。逆に振った日高が走り込むも、アンディはショルダースルーでエプロンに落とし走り込むが、日高がエルボーをガードしてナックルからコーナーに登る。そこへアンディが走り込み雪崩式フランケンからミサイルキックを突き刺しフォールも2。
アンディはバズソーキックも、避けた日高が延髄切り。日高はサスケにタッチ。
サスケはスリーパーで捕らえ、そのまま投げ捨てるとコーナーに上りサスケ・スペシャルX ver10.2 セグウェイ(物まね禁止)。
避けたアンディが低空ドロップキックから足4の字で捕らえる。カットに来た日高を阿部がコブラツイストで捕らえるが、日高が逃れるとアンディに低空ドロップキックを突き刺しカット。
日高は阿部にアイルビーバックも、アンディが日高にドロップキックを打ち込み、サスケにグラウンドドラゴンスクリューから足4の字を狙う。だが日高が野良犬ハイキックを叩き込み、そこをサスケが丸め込み3カウント。
<試合後コメント>
ザ・グレート・サスケ&日高郁人
サスケ「組むの初めてだね」
日高「そうですね!」
サスケ「昔の2000年前後のときはさ、みちのくプロレスのリングでずっと戦い続けてたからね」
日高「毎日抗争してましたからね」
サスケ「そうだね。だから今日は嬉しかった」
日高「はい、ありがとうございます!」
サスケ「流石だな」
日高「ちょっとすいません、一歩助けるのが遅かったら会長の膝が壊れてましたけど」
サスケ「いや助かった助かった」
日高「僕もなんとか、デビュー戦の夜に、会長に六本木のあの高級そうな飲み屋さんで、ボン・ジョヴィをデビュー祝いと熱唱していただいた恩返しをしなきゃと思って」
サスケ「ありがとう」
日高「勝利を掴むことができました」
サスケ「ということは、俺達のチーム名は決まったな」
日高「なんですか?」
サスケ「チームボン・ジョヴィだ。神のご加護を」
第3試合
まずはプロレスアプリ『STOMPING』のSTOMPINGマスク3人から各選手に花束贈呈。
ウナギとチーターがジャガーにダブルのガットショットからロープに押しこみ、チーターがウナギに振ろうとするがジャガーが逆に振るとウナギが凶器攻撃をギリギリで止める。ウナギがジャガーを羽交い締めにしてチーターが走り込むが、ジャガーが避けてウナギにエルボーが誤爆。お互い突き飛ばし合って仲間割れすると、ジャガーが「お前らでやれ!」とエプロンに降りる。
ウナギとチーターがエルボーの打ち合いからチーターがボードを持ち出すが、ウナギの巨大キセル攻撃をガードしていき、殴りかかるがウナギが避けてスネに巨大キセル攻撃。すぐにフォールもジャガーがカット。
ウナギはブレーンバスターを狙うが、耐えたチーターにエルボーからロープに飛ぶ。だがチーターがカウンターのラリアットからフォールもジャガーがカット。
チーターがウナギに胴締めスリーパーもジャガーがカット。
チーターがジャガーをコーナーに振って串刺しボディスプラッシュからロープに飛ぶとショルダータックルで倒しバックドロップからフォールも2。
チーターはフィッシャーマンの体勢もジャガーがDDTで切り返し、浴びせ蹴り式のかかと落としからフォールも2。
ジャガーはコブラツイストで捕らえるが、ウナギがカットしジャガーにエルボー連打。
ウナギはロープに飛ぶとXファクターからロープに飛んでギロチンドロップ。フォールも2。
ウナギはストレッチプラムで捕らえるが薮下がイス攻撃でカット。
薮下とジャガーがウナギをロープに振ってダブルのイス攻撃から、イスに座らせ薮下が帯でスリーパー。ジャガーが帯を掴んで薮下がロープに飛ぶと椅子に座ったウナギにドロップキック。ジャガーが踏みつけフォールもレフェリーはカウントを叩かず。
ジャガーがロープに飛ぶが、Dタイガーが場外から足を掴んで倒し、チーターとウナギでダブルのブレーンバスターを狙うがジャガーはまとめてDDTで突き刺し、場外に転がったダーカーズへエプロンを走り込んでウルトラタイガーアタック。
リングにチーターを投げ入れたジャガーがフィッシャーマンズバスター。フォールもウナギがカット。
ジャガーのエルボーを避けたウナギがコードブレイカーからチーターがラリアットでなぎ倒し、ウナギがコーナーに叩きつけチーターとダブルで走り込む。だがジャガーは二人まとめてかかと落としで迎撃すると、コーナーに登るがDタイガーがエルボーで動きを止める。
ウナギとチーターがデッドリードライブでジャガーを投げ捨て、ダブルのブレーンバスターからロープに振っていく。だがジャガーはチーターとウナギを同士討ちさせるとチーターを丸め込むが、ウナギがまとめてジャックナイフで3カウント。
納得いかないジャガーがウナギの巨大キセルを奪って巨大キセル攻撃連打。ウナギは巨大キセルを掴んでガードするも、薮下が割って入り、ジャガーは巨大キセルを奪ったまま去っていった。
佐山サトル総監&新間寿会長挨拶
“初代タイガーマスク”佐山サトル総監と新間寿会長が、初代タイガーマスク応援少年少女隊と初代タイガーマスクマスコットガールの野尻栞里さんらとともに入場。
新間会長「タイガーとともに、新日本プロレスに入って50有余年、身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留置まし大和魂。タイガーこそ大和魂をもって6m40のリングの中で戦い抜いた男の1人でございます。タイガーマスク、藤波辰巳、前田、アントニオ猪木、坂口征二、藤波辰巳、色んな人が6m40のリングの中で、皆様が喜ぶ、そして力づける戦いを見せてくれました。それが、新日本プロレスでありました。タイガーを入れた時に、こんなちっこいの入れやがって、言ったのはアントニオ猪木だったんです。ちっこいのなんか入れるんじゃねぇ。グラン浜田もいました。しかし私は、タイガーを入れた時に、この子は絶対に世のため人のためになる気持ちを持った人だ。気持ちはタイガーとあって、一番考えたことは、佐山のお父さんに会いたい。この子を育てたお父さんに会いたい。こういう気持ちを持たせる子が佐山サトルでありました。佐山こそ、私はニューヨークにつれていき、ロサンゼルスでも、どこに連れて行っても恥ずかしがらざるレスラーの1人だと思っております。タイガーと一緒にいると、色んな思い出が脳裏によぎります。しかし、タイガーマスク佐山サトル、アントニオ猪木もそうでした。藤波辰巳、坂口征二、みんなみんな、6m40のリングの中で、ファンのために、熱心に毎日のようにトレーニングを重ね、ある空手の団体が世界各国を回ってきました。最後に新日本プロレスの道場に来ました。その中の1人が言いました。新間さん、世界中、私どもは空手のグループも回ったけど、新日本プロレスに来てこのトレーニングのすごさ、素晴らしさを私達が学んだ。そういう道場が新日本プロレスの道場でありました。佐山サトル、この人がどれほどアントニオ猪木を助け、坂口征二さんを助け、そしてモハメド・アリが一番好きな試合が誰の試合かと聞いた時に彼が言いました。タイガーマスクが一番だ。モハメド・アリも喜ばせ、モハメド・アリを私は日本のリングに呼びました。多くの多くの格闘家、異種格闘技戦を私は考えました。それに答えてくれたのが、アントニオ猪木であり、坂口征二さんであり、藤波辰巳であり、タイガーマスクでありました。本当に、佐山さん、あんたと私は、今89歳になりましたけど、この身体の中に、脳裏に、浮かぶのは、アントニオ猪木とタイガーマスクであります。佐山ちゃん、あなたのリングの中での戦いを、多くの人が喜び、そして自分もタイガーマスクになりたいと思って、あなたが一生懸命努力したということを私は皆さんに伝えたい。タイガーマスク、佐山サトル、この人とともに89歳の私でさえ、いまだにまだ、椅子を並べて20回一セットの腕立て伏せを、30セットできますよ!私の孫が、東の一番ここに座っておりますが、その子を背中にしょって、私は自宅でローラーをやっております。89歳、まだまだ、私も現役であります。皆様とともに、タイガーマスクがいる限り、私達には青春であります!佐山ちゃん、私にこの青春とともに長生きをさせてくれている。私があなたに対し、今日は本当に心からありがとうという言葉を、皆様の前で私は言わさせてもらいます。佐山ちゃん本当にありがとう。皆様今日は本当にありがとうございました。本当にありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。佐山サトルを命と思う平井がここにおります。平井の仲人を私がやりました。いつ離婚されるかと思って心配しながら今平井を見守っております。平井、頑張れ!」
佐山総監「皆様ご来場いただきましてありがとうございます。本日は日本一のパーキンソンの先生に病院に行ってまいりました。パーキンソン、佐山さんこれは治りますよと言っておりました。昨日は、4代目タイガーマスクとYoutubeの撮影でした。Youtubeタイガーチャンネルで初代タイガーマスクのチャンネル作りますので、皆さん登録お願いします。皆さんの1人にこのマスクを差し上げます。日本を代表する、日本を守るためにチャンネルやります。よろしくお願いします。格闘技から思想から歴史から学べます。いつもありがとうございます。もっと元気になりますんで、もう少しお待ち下さい。必ず元気になります」
第4試合
先発は関根と船木。船木がミドルで牽制し、ジャブからリングを回る。ローからミドル、掌底からミドルとコンビネーションで攻めていくが、ガードして受けきった関根がタックルで組み付きグラウンドに持ち込もうとするが、船木が耐えると関根はベアハッグ。船木の背中に関本がタッチ。
関本はロープに飛んでショルダータックルも、関根は倒れずにショルダータックルのぶつかりあいへ。受けきった関本がベアハッグで捕らえ、関根は自軍コーナーに押し込み岡本がタッチ。
関本がショルダータックル連発も、受けきった岡本がロープに飛んでショルダータックルでなぎ倒す。
岡本はボディプレスも関本が避けてドロップキック。関本はスーパーにタッチ。岡本もウルフにタッチ。
スーパーの回し蹴りを避けたウルフがバックを取るが、スーパーがリストをとるも切り返したウルフがヘッドロック。ロープに飛ぶがスーパーがニールキックで迎撃するも、ウルフはアイアンクローで自軍コーナーに押し込み岡本とタッチ。
岡本とウルフでダブルのショルダータックルから場外に投げ捨て、そのまま場外乱闘へ。
リングに戻り、岡本がナックルもスーパーがエルボーで返していく。岡本は額をこすりつけてエルボー連打でコーナーに押し込み顔面を踏みつける。
岡本は関根にタッチ。
関根はボディに膝蹴りからジャーマンを狙うが、スーパーはロープを掴んで耐える。
関根は一本背負いから腕ひしぎで捕らえるが、スーパーはロープに足を伸ばしブレイク。
関根はスーパーを岡本の足に叩き込みウルフにタッチ。
ウルフはブレーンバスターからフォールも2。
ウルフはコーナーに振って串刺しボディスプラッシュから逆コーナーに振って串刺し攻撃を狙う。だが足を伸ばしてカットしたスーパーがハイキックからミドルキックをキャッチしバックエルボー。さらにオーバーヘッドキックから関本にタッチ。
関本はロープに振ろうとするが、ウルフが逆に振って走り込むとランニングバックエルボー。受けきった関本がロープに飛んでラリアットの相打ちから、再度ロープに飛んでラリアットでなぎ倒す。
エプロンの岡本と関根もダブルラリアットで場外に落とし、ウルフをアルゼンチンで担ぎ上げるが岡本がエルボーでカット。
関本はスーパーにタッチ。
スーパーはソバットからキャプチュードで投げ捨てフォールも2。
スーパーが投げようとするがウルフがバックフリップで叩きつけ岡本にタッチ。
岡本はコーナーに振ってトレイン攻撃。ウルフがスパインバスターから関根がエルボードロップ。岡本がボディプレスを投下するが船木がカット。
関根がアイアンクローで捕らえ、岡本が羽交い締めにすると関根が走り込んでラリアット。
関根が羽交い締めにし、岡本がロープに飛ぶがスーパーが避けてラリアットが関根に誤爆。
船木が岡本をコーナーに振って関本が串刺しラリアット。さらに船木が串刺しニーからスーパーがジャンピングニー。フォールもウルフがカット。
関本と船木がウルフをダブルブレーンバスターで迎撃し、スーパーが岡本を投げようとするが、岡本がエルボー連打もスーパーはネックスクリューからDDT。フォールも2。
スーパーはハイキックからスピンキックを顔面に叩き込みフォール。これで3カウント。
<試合後コメント>
将軍岡本
「スーパーよりも、今日はシュレックがすごかったな。ちょろちょろと試合のリズムが崩れんだろが!クソが!」
スーパー・タイガー&船木誠勝&関本大介
スーパー「歴代レジェンド王者が揃い踏みで3人でやれたこと、やっぱり相手の」
船木「最後の素晴らしいです」
スーパー「やっぱり今回も思いがすごい。この2連敗岡本選手、そして今回間下がとってくれるであろう、間下に、まず負けることがない。今回身体は僕以上に仕上がってる。そのバックアップを。そのためにいい試合ありがとうございました」
関本「またよろしくお願いします」
第5試合
先発は関口と青木。ロックアップからリストの取り合い。青木がヘッドロックも関口が抜けてバックを取るが、すぐに青木はヘッドロックで取り返しグラウンドへ。関口はヘッドシザースで抜けて距離を取る。両者タッチ。
クイーンの二段蹴りを避けたSareeeとソバットの避けあいから距離を取る。
ロックアップからクイーンがロープに押し込もうとするが、Sareeeが切り返してロープに押し込みエルボーからロープに飛ぶ。だがクイーンがドロップキックで迎撃し青木にタッチ。
青木は串刺しバックエルボーからフェイスバスターで叩きつけ、ロープに飛んでボディプレス。フォールもブリッジして避けたSareeeがロープに飛んでドロップキックからボディプレス。さらに鎌固めで捕らえる。これを離すとストンピング連打から関口にタッチ。
関口はセントーンからフォールも2。
関口は腕へのニードロップから引き起こすが、青木はエルボーを打ち込みエルボー合戦へ。
関口がガードし腕へのコードブレイカーからロープに飛んで腕への低空ドロップキック。フォールも2。
関口は脇固めで捕らえ、逃れた青木にエルボー連打。ロープに飛ぶが青木はカウンターのバックフリップからクイーンにタッチ。
クイーンは二段蹴り。走り込んできたSareeeに回し蹴りも、避けたSareeeと関口を同士討ちさせると、ロープに飛んでまとめてネックブリーカー。
クイーンは関口の腕を取って、背中にエルボーから変形卍固め。関口はそのまま丸め込むが2。
クイーンはケンカキックからロープに振るが、関口がブーメランクロスボディから低空ドロップキックを叩き込み、コーナーに上りセカンドロープからのミサイルキック。フォールも1。関口はSareeeにタッチ。
Sareeeはミサイルキックから投げようとするが、耐えたクイーンにSareeeはカサドーラフットスタンプ。さらにフィッシャーマンズ・スープレックスホールドも青木がカット。
関口が青木をコーナーに振り、Sareeeもクイーンを振ると、関口が走り込むが2人が避けると青木がSareeeを捕らえ、走り込んできた関口にもまとめてDDT。さらにクイーンがまとめて低空ドロップキックで場外に叩き出し、コーナーに登ると三角飛びケブラーダ。
リングに戻り、クイーンがダイビングクロスボディからフォールも2。
クイーンはバックを取るが、切り返したSareeeがエルボー。エルボーの打ち合いからお互いエルボー連打。Sareeeがロープに飛ぶが、クイーンがスカしてバックを取ると投げ捨てジャーマン。すぐさまSareeeも投げ捨てジャーマン。Sareeeが走り込むがクイーンが二段蹴りで迎撃し両者タッチ。
青木が走り込むも関口がガットショットからロープに振るが、青木はショルダータックルでふっ飛ばし、背中にランニングダブルニー。さらにブレーンバスターホールドも2。
青木はランニングダブルニードロップからコーナーに上り、セカンドロープからのダイビングボディプレス。フォールも2。
青木はジャーマンを狙うが、耐えた関根にエルボー。ロープに振っていくが、関口はジャンピングエルボーで迎撃し、ジャベで捕らえるが青木はロープを掴みブレイク。
関口が619からSareeeが低空ドロップキック。関口がミサイルキックからSareeeもダイビングフットスタンプを投下し、関口がカケラホマもクイーンがカット。
関口はエルボー連打からロープに飛ぶが、青木がSTOで迎撃し走り込むが関口は飛びつき腕ひしぎ。これはクイーンがカット。
関口は走り込むが、避けた青木がバックを取って投げ捨てジャーマン。さらにクイーンが顔面にソバットを叩き込み、青木がロープに飛んでラリアット。フォールもSareeeがカット。
青木はフロッグスプラッシュを投下し、クイーンがムーンサルトから青木がフォールもSareeeがカット。
青木はジャパニーズ・オーシャン・バックドロップで3カウント。
<試合後コメント>
タイガークイーン&青木いつ希
青木「本日6・20ストロングスタイル、初代タイガーマスク佐山サトル先生、ストロングスタイルプロレス皆様!ご来場いただきまことにありがとうございます!そして、その、後楽園ホール大会、セミファイナル、女子のタッグマッチ、今日勝ったのは、タイガークイーン選手そして、タイガークイーン選手デビュー前、佐山サトル先生のご指導とともに、受けさせていただいた青木いつ希つまり!ストロングスタイル!正調女子タッグが勝ちましたー!ねぇクイーンさん!可愛いお耳ですが、この調子で、私、どんどん、頼もしい青木いつ希となってまいりますので、クイーンさん、また組みましょう」
クイーン「よろしくお願いします」
青木「やるぞー!ありがとうございました!」
――今日もSareeeと激しい攻防がありましたが今後の対戦に関しては
クイーン「いつかシングルはやりたいですけど、今日は頼もしいパートナーがいてくれたので、今後もやりたい」
Sareee&関口翔
Sareee「いやーごめんね助けに行けなくて。申し訳ないです」
関口「ありがとうございました」
Sareee「いやー、ちょっと悔しいですね。自分2回か3回かわかんないですけど、2回目なのかな?対戦してて、タッグとはいえちょっと負けてるので、前回シングルやりたいって言ったんですけど、なかなかシングルが組まれないので、まあストロングスタイル、そんな大会がないから仕方ないのかもしんないですけど、次こそちょっと、シングル組んでもらいたいですよね。ここまでお互い熱くなってるので、これは一騎打ち、やりたいなと思います。はい」
――今日やってみて感じるところは
Sareee「いやー全てにおいて刺激たっぷりな選手ですよね。殴り合い一つにしてもめちゃくちゃダメージこっちにもありますし、これがちょっとほんとに、良いライバルが見つかる。良いライバルになってると思うので、でも一騎打ちやってみないとわからない部分もあるじゃないですか?なので私は希望しますよほんとに」
関口「自分は久しぶりにSareeeさんと組むことができて、すごい何年ぶりでしょう?」
Sareee「何年ぶりだろう?すごい成長がやっぱ見られたので嬉しいですね」
関口「いやでも今日自分が負けて、Sareeeさんも組でバツついちゃったので、次また組む機会があったら、是非組んで次は勝利を絶対しましょう」
Sareee「しよう」
関口「今日はありがとうございました」
Sareee「ありがとうございました」
第6試合
じっくりと距離を見合い、村上がローで牽制し距離を詰めさせない。
間下が近づくと村上が左ストレートを顔面に叩き込み、たまらず間下はリングを転がり場外へ。
村上はロープを上げてリングに戻るように挑発。
間下がリングに戻ると突っ込んで組み付くが、村上が切り返してロープに押し込み顎を押さえる。これはレフェリーがブレイクさせる。
村上が顔面をはたいて挑発すると、間下が突き飛ばしてロープに押し込み膝蹴り連発からロープに振るが、村上はロープを掴んでそのまま場外へ。間下はすぐにこれを追って場外ダイブから殴りかかり、イスが乱舞する荒々しい場外乱闘へ。
額から流血した間下を場外で連れ回し、客席から悲鳴が上がるのに満足した村上がリングへ投げ入れフォールも2。
村上は腕を掴んでケンカキック連発からミドルキックで蹴倒しフォールも2。
村上は流血した額をグリグリと踏みつけ、悲鳴をあげる間下をキャメルクラッチの状態で額を痛めつける。
手が血に染まりテンションが上がった村上が間下を蹴りつけていくが、間下は膝立ちでエルボーを必死に打ち込んでいく。
受けきって「どうしたコラ!」と挑発した村上に間下がナックルを叩き込み、デンジャラスバックドロップからコーナーに振って串刺しラリアット。さらにロープに飛んでビッグブーツからフォールも2。
間下はクロスフェイスで捕らえるが村上はロープに手を伸ばしブレイク。
間下はハイキックを叩き込むが、倒れない村上にジャンピングカラテキック。さらにFSRでフォールも2。
間下はタイガースープレックスを狙うが、耐えた村上の後頭部にヘッドバッド。さらにサッカーボールキックから走り込むが、村上が左ストレートで迎撃しフォールも2。
村上はSTOからフォールも1。
村上はマウントナックル連打から背中を蹴り上げ、ロープを掴んで立ち上がった間下にSTO。フォールも2。
村上は腕を掴んで引き起こし、膝立ちの間下の顔面を蹴り上げてフォールするとこれで3カウント。間下の状態を見たレフェリーがすぐにドクターを呼んだ。
村上はベルトを腰に巻かれリング中央でアピール。
村上「オイ一言だけ。俺が、佐山サトルの一番弟子だ。よう覚えとけよ」
スーパー「おい村上、おい村上!最後の一言聞き捨てならんな。ごたくはいらねーんだよ!必ず!とりかえしてやるからな!」
<試合後コメント>
村上和成
「リング上で言った事が全てです。強いか弱いか。それは魂がいっぱい残っているか残っていないか。どれだけ責任を持ってリングに上っているか。その結果がお客さんの心を打ち、こうやっておまけのベルトをもらいました。僕の中では、初めて巻いたベルトです。重いなとは感じますが、ただただ、20年あまり、佐山さんと猪木さんの言葉を信じ、それを貫いてきた結果が、ここに、こうした形で、まあベルト持ってないとなんか、プロレスラーは弱いとかね、まだまだペーペーだみたいな奴らもいるんで、これで、俺もベルトを巻いたので、ペーペーからちょっと抜けたのかなと思います。まだこれからも、ただただ目の前にくるやつをぶちのめしていきます。それが佐山さん、そして猪木さんから習ったことです。僕にはそれしかないです。それが、俺の生き様です。これがなくなったらいつでもリング降ります。まあ逆に皆さんいったら、お前牙無くなったなとおっしゃってくださいよ。その時はしっかりとリングを去りますんで。以上です。これからもこんな多くの人たち、このリングに、集まってください。それを俺も呼べるように、俺も切磋琢磨していきますし、ここの看板背負う奴らも、しっかりとこの敗北をしっかりと飲み込んで、やってくれればと思います。以上です。ありがとうございました」