“平成のテロリスト”村上和成が20年以上のキャリアでベルト初戴冠!「俺が佐山サトルの一番弟子だ!」

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 20日、後楽園ホールにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.29』が開催。メインイベントでは間下隼人の持つレジェンド王座に村上和成が挑戦した。

 総合格闘家としてPRIDEに参戦し、アントニオ猪木と佐山サトルに導かれてプロレスラーとなった“平成のテロリスト”村上和成が、昨年末にストロングスタイルプロレスに突然復活。圧倒的な強さを見せる村上を見て、現レジェンド王者であり佐山サトルの愛弟子である間下隼人が「俺はあんたと戦いたいんだよ!」と次期挑戦者に指名した。
 間下はかつての村上に憧れを抱いており、「僕のスタイルの模範になっている。すごくプロレスファンのときに好きだったんです。あの狂気が。スーパー・タイガーは2連敗しちゃってるし。ここはやっぱり同門として仇をとらないと」と思いを語っていた。

 これを聞いた村上は「佐山サトルを担げないぶら下がり健康機みたいな奴ばかり。お前は何を佐山さんから受け継いできたのか、その見えない芯の部分で魂をぶつけ合ってどんな音が響くのか。それがとてつもなく汚い音になるかもしれないし、とてつもなく綺麗な音になるかもしれないし、それは僕らも感じてみないとわからないですけど…間違いなく今まで聞いたことない音は聞けると思います」と並々ならぬ思いを語り、「俺が佐山の一番弟子だよってみんなの前で言うかもしれない」と予告していた。


 試合が始まると村上がローで牽制し、間合いを詰めようとした間下の顔面に左ストレート。たまらず場外に転がった間下を追ってイスが乱舞する荒々しい場外乱闘へ。
 額から流血した間下の傷口を踏みつけて挑発する村上だったが、間下もナックルからデンジャラスバックドロップで叩きつけ反撃。必殺のFSRを返した村上が小川直也仕込みのSTOを叩き込み、膝立ちの間下の顔面を蹴り上げてフォールすると3カウント。全く動けなくなった間下を見たレフェリーがすぐにドクターを呼び騒然となる中、村上が新王者となった。

 20年以上のキャリアの中でベルト初戴冠となった村上は、ベルトを腰に巻き嬉しそうに天を指差すと「オイ一言だけ。俺が、佐山サトルの一番弟子だ。よう覚えとけよ」と予告通り一番弟子を宣言。
 これに現一番弟子のスーパー・タイガーが「おい村上!最後の一言聞き捨てならんな。ごたくはいらねーんだよ!必ず!とりかえしてやるからな!」と吠え、流出したベルト奪還を吠えた。

 ストロングスタイルとはなんぞやを体現した今までにない迫力ある試合で会場が盛り上がり、昭和の匂いがする新時代が初代タイガーマスクの団体でスタートする。

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