令和猪木軍の関根“シュレック”秀樹を破り真霜拳號がストロングスタイルの象徴を防衛!初代タイガーマスクの二番弟子が至宝奪還へ!
- 2022-12-9
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- リアルジャパンプロレス
8日、東京都・後楽園ホールにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.20』が開催され、真霜拳號が関根“シュレック”秀樹を破ってレジェンド王座の二度目の防衛に成功した。
真霜は、今年8月に2AW無差別級を持った状態で初代タイガーマスクの一番弟子であるスーパー・タイガーを下し、ストロングスタイルプロレスの王座であるレジェンド選手権も獲得してシングル二冠王に。初代タイガーが創設した王座を戴冠した真霜は「自分こそがストロングスタイルだ」と主張し始め、ストロングスタイルプロレスの外敵王者として君臨している。
10月30日に初代タイガーマスクの二番弟子である間下隼人を破って初防衛に成功した真霜に挑戦名乗りを上げたのは、RIZINヘビー級戦線で圧倒的な強さを見せた関根“シュレック”秀樹。
柔術家・総合格闘家でもあるシュレックはストロングスタイルプロレスのリングにも継続参戦中。船木誠勝からもプロレスラーとしての実力を高く評価されており、「もうタイトルとか狙っても良いんじゃないか」と背中を押されていた。
初防衛に成功した真霜が、自らのTwitter上にて「次は誰が取り返しに来るんだ?他に所属選手っていたっけ?」と挑発すると、シュレックが「おいおいおい、やけに天狗になってないか?俺は所属じゃないけどよ、なんか鼻につくぞその言い方。俺が鼻をへし折ってやってもいい。俺はストロングスタイルプロレス所属ではないがスーパーと間下には仲間意識みたいなものがあるからな」と呼応。真霜も真っ向から受けて立つ姿勢を見せた。
ストロングスタイルプロレス側も両者の王座戦を成立させるべく奔走。小川直也率いる“令和猪木軍”の一員として12月28日の『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』への出場も決まり多忙なシュレックのスケジュールを押さえることに成功し、今年最後の後楽園ホール大会で超豪華タイトルマッチが実現した。
立ち技の真霜、寝技のシュレックと互いの強みがハッキリとしていた両者だったが、いざ試合が始まると真霜は寝技で、シュレックは蹴り技と敢えて相手の土俵に踏み込む形の攻撃を仕掛け、序盤から緊張感ある攻防を展開。
中盤には真霜が巨人殺しの定石であるローキックの連打で足を潰しにかかるが、シュレックは蹴りをキャッチして豪快なアバランシュプレス。さらにベイダーハンマーの猛連打からアイアンクローで試合を決めにかかるが、真霜がバックドロップで叩きつけ、掌底、顔面への膝蹴り、バズソーキック、真剣(※ハイキック)と猛攻をかけて3カウントを奪った。
真霜は「関根“シュレック”秀樹、怪物だったなオイ。全然倒れない壁みてーだったよ。でも、無理矢理でもなんでも、このリングに最後に立っているのはこの俺だ!」と叫んで大会を締めようとするが、ここに間下隼人がリングに上ってきて挑戦表明。
真霜は、会場に集ったファンへ1ヶ月と少し前に敗れたばかりの間下の再挑戦の是非を問うが、返ってきたのは大喝采。真霜はこの反応に少し驚いた様子を見せつつ、「支持得てるじゃねーか、間下隼人。素晴らしいよ。今決めてやる。次の挑戦者は間下隼人だ!」と叫び、ベルトを掲げながら不敵な笑みを浮かべて間下を睨みつけた。
一方、敗れたシュレックはプロレスとMMAの感覚の違いに苦しめられた旨を語りつつ、「結構ダメージも与えてたし、スタミナも奪ってたんだけど、最後の根性がね、団体を背負うチャンピオンなのかなって。そういう気持ちを感じた。やっぱね、チャンピオンってのは強いんだなってのは感じたかな。蹴りだよね、やっぱ。蹴り。なかなかプロレスラーであんだけの蹴りを出来る選手っていないんじゃない?俺にとってはプロレスってのは憧れであり、夢だったからね。どうしてもやってると嬉しくなっちゃうし楽しくなっちゃうし、真霜拳號みたいないい選手とやってるとどんどんハイになってきて、自分の中に今までなかったものってのが呼び起こされて、また今日新しい自分を知れた。だからこそね、真霜拳號っちゅー男をね、もう1度やってみたいなと。彼のリングに、団体に上がってみたいなって気持ちもすごく出てきた」と再戦を熱望。
さらに、「ストロングスタイルのベルトを獲って、またMMAの花道歩いてみたいって夢もあるから、絶対来年獲ろうと思ってる」と王座獲りもまだまだ狙っていく貪欲な姿勢も見せた。