偽物の日高郁人たちがショーンキャプチャー音頭!本物と偽物が和解し“新生ヒダカヤ”が復活!
23日、東京都・新木場1stRINGにて『666 vol.120』が開催され、日高郁人と宮本裕向が和解し新生ヒダカヤに合流した。
666では、自分の心の中にある日高郁人像をそれぞれが自由に表現する集団“新生ヒダカヤ”が存在し、約1年半ほど活動を続けてきた。
日高とは昔から縁が深い宮本裕向、阿部史典を中心としたこの集団は、日高郁人を愛しすぎているが故に日高のムーブを過剰なまでに再現することから、666で解説を務めるMEN’Sテイオーには「完全に馬鹿にしている」と評されていた。
日高本人こそ666のリングには登場していなかったものの、昨年8月には日高率いるショーンキャプチャー所属の青木いつ希までメンバーに加えてしまったことから新生ヒダカヤは半ば公認のものになったのではないかと目されていたが、今年5月についに本物の日高郁人が現れ「日高郁人は3人はいらねえんだよ!」と不快感を顕にしたことで本物vs偽物の抗争が勃発。
しかし、阿部らがあっさり裕向を裏切り本物の日高側に付いたことで新生ヒダカヤは崩壊。日高&阿部は“相方タッグ”ならぬ“相席タッグ”を結成し、裕向は多彩なXを相席タッグにぶつけることで嫌がらせを続けていた。
この日裕向が連れてきたXの正体は、なんとかつて日高と“相方タッグ”として名を馳せた藤田ミノル。藤田は裕向を「相方!」と呼び、日高に対しては「あのオッサン誰?」と他人行儀。日高は「知らないならなんで来たんだよ?!」とまっとうなツッコミを入れる。
試合は藤田も交えて裕向が日高の歴史をなぞるようなムーブを連発し、日高が思わず「俺が昔やってたやつ!」と叫んでしまう微笑ましい展開に。そして、日高が裕向にショーンキャプチャーを決めると、阿部&藤田が「ショーンキャプチャー♪ショーンキャプチャー♪」とショーンキャプチャー音頭を踊りながら周囲を回るという愛に溢れた空間が広がる。
終盤には裕向と日高の一騎打ちとなり、裕向が日高にショーンキャプチャーを見舞えば日高も野良犬ハイキックで反撃。日高が石見銀山を狙うと、裕向はこれをイグチボムで切り返し、石見銀山で突き刺して3カウントを奪った。
偽物が本物から完璧な勝利を奪うというまさかの結末に会場が沸く中、裕向は「日高さん!今日勝利したから敢えて言います。もうこの闘い、終わりにしませんか?、一緒に組んで本当の新生ヒダカヤ、見せていきましょう」とチーム結成を提案。
これを受けた日高は「新生ヒダカヤって俺を馬鹿にしたこと散々やってきたけどさ、よくよく考えたら、そのたんびに日高郁人とヒダカヤの名前をお前らが売ってくれたんだよ。宮本、ありがとう。みんなで新生ヒダカヤ、やろう!」と呼応。
裕向と阿部らも和解し“新生・新生ヒダカヤ”とも呼べるチームが誕生。皆で一緒に笑顔でショーンキャプチャーポーズを決める中、会話に置いてけぼりとなった藤田だけ戸惑いの表情を浮かべた。