【試合詳細】9・23 666新木場大会 【きかんしゃ級】K666vs寧々∞D.a.ivsONRYO&児玉裕輔vs雪妃真矢&尾崎妹加 宮本裕向&藤田ミノルvs日高郁人&阿部史典 with 遠藤マメ 小仲=ペールワン&竹田光珠vsYANAGAWA&ジャンボリー・バーブリッジ
『666 vol.120』
日程:2022年9月23日(金・祝)
開始:18:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:666人(超満員札止め)
▼Los Inmortales対タッキー&ダブプロレス
[Los Inmortales]○ダイナスティ/政岡純(フリー)/夏すみれ(フリー)
9分18秒 横入り式エビ固め
●瀧澤晃頼(TTT)/青木魔太郎(ダブ)/木下亨平(ダブ)
▼Rebel&Enemy?対ズット抱かれるズ
○山下りな(フリー)/バナナ会長
6分24秒 山下&バナナのダブルトラースキック→体固め
[ズット抱かれるズ]唯我(バトスカフェ)/●HELLBROS Ryu
▼健康特化コウライジューズ対Los Inmortales
[健康特化コウライジュース]●小仲=ペールワン/竹田光珠
13分42秒 GRS→エビ固め
[Los Inmortales]○YANAGAWA/ジャンボリー・バーブリッジ
▼独り新生ヒダカヤ&Ⅹ対相席タッグ
○宮本裕向/Ⅹ=藤田ミノル(フリー)
15分11秒 石見銀山→片エビ固め
●日高郁人(ショーンキャプチャー)/阿部史典(BASARA) with 遠藤マメ
▼ラム会長軍対佐野女聖鬼軍果てなき闘いシーズン2022
ラム会長/葛西純(FREEDOMS)/ヤス・ウラノ(フリー)/●木下後輩
11分43秒 無効試合
●佐野直(フリー)/ガッツ石島(TTT)/唯我(バトスカフェ)/見た目が邦彦(西口)
▼666認定きかんしゃ級王座選手権試合
【挑戦者/Rebel&Enemy】雪妃真矢(フリー)/○尾﨑妹加(フリー)
12分11秒 ベルト奪取
※他2組は【王者組/ピンクタイガーモンスター軍ネオ】K666/寧々∞D.a.i、【挑戦者組/Los Inmortales】ONRYO/児玉裕輔(フリー)
※雪妃&尾崎が新王者となる。
雪妃&妹加がきかんしゃ級王座奪取!YANAGAWAが王者・小仲から勝利し無秩序無差別級へ挑戦表明!裕向と日高が和解し新生・新生ヒダカヤ始動!夏すみれがロスインモへ正式加入!
第1試合
Los Inmortalesのサポートメンバーとして加入した夏すみれが下僕たちを引き連れて新木場に上陸。
試合は木下と政岡のREAL HIPSTAR対決に始まり、エルボー合戦は互角も政岡が髪を掴んでのラフファイトで優勢。政岡がロープに飛ぶが木下はゼロ戦キックで迎撃。瀧澤にタッチ。
瀧澤はスリーパーホールドで絞め上げてからロープに飛ぶが、場外から夏が足を引き倒し、タッチを受ける。
夏は瀧澤の顔面を何度も踏みつけ、コーナー上で髪を引っ張りながら観衆にアピール。ダイナスティにタッチ。
ダイナスティはサーフボードストレッチからフィストドロップ。さらに夏&政岡がダブルチョップ。夏はムチを手に取って瀧澤に歩み寄るが、特に使うことはなくコーナーに戻る。政岡がフットスタンプから瀧澤を場外に放り出すと、夏が場外でムチ攻撃。リングに戻って政岡が顔面かきむしりからロープに飛ぶが、瀧澤がドロップキックで迎撃し木下にタッチ。
木下はダイナスティ&夏をドロップキックで場外に叩き出してから政岡にドロップキック、フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドと連撃して魔太郎にタッチ。
魔太郎はダイビング・クロスボディから政岡をコーナーに振ろうとする。政岡が振り返して串刺し攻撃を狙うが、魔太郎がバタリと倒れ込んだことで結果的に攻撃を回避。魔太郎は延髄斬りを発射も政岡が回避しマンハッタンドロップからDDT。さらにトラースキックを発射も魔太郎がキャッチして振り払い、胸で両腕をクロスさせながらのトペ・レベルサ。両者タッチ。
瀧澤が出会い頭のドロップキックを発射もダイナスティがスライディングで回避。ダイナスティは串刺しジャンピングニー、サッカーボールキック、カンクーントルネードと畳み掛けるも木下&魔太郎がカット。魔太郎が政岡に、瀧澤がダイナスティにドロップキックを放って場外に叩き出し、魔太郎がノータッチ・トペ・コンヒーロで追撃。瀧澤がダイナスティを仕留めにかかるが、夏が飛び込んできて顔面にムチの一撃。思わぬ大ダメージを負った瀧澤をダイナスティがスクールボーイ。ロープに足をかけながら押さえ込んで3カウントを奪った。
ダイナスティ「みんな分かるよなあ?Los Inmortales、新メンバー!夏すみれ!Los Inmortalesに唯一足りなかったディーバの枠を夏さんが華麗に埋めてくれましたよ。なあ、リーダー!夏さんにプレゼント差し上げてください」
リーダーのYANAGAWAから夏へロスインモのTシャツが恭しく手渡され、夏もそれに袖を通して皆で記念撮影を行った。
第2試合
Ryuは唯我にバブみを感じてオギャり、唯我もそのママみを以てRyuを抱きしめる。これを見た山下とバナナはロックアップでガッチリ組み合って見せて対抗。
試合がいつまで経っても始まらずこのままではRyuが唯我の子宮に還ってしまうと考えたか、山下&会長が奇襲。唯我&Ryuをハンマースローして誤爆させようとするが、2人はしっかり抱き合うことで誤爆を回避。
山下と唯我の対面となり、放送席の須山氏から「唯我選手は近畿大学柔道部出身、山下選手も高校時代は福岡県大会2位の実績がある」と2人の柔道にまつわるエピソードが語られるが、2人はショルダータックル合戦から山下がボディスラムで叩きつけて両者タッチと柔道要素まったく無しで終わるという解説者泣かせの攻防を見せる。
会長はバナナを隆起させながらロックアップをスカしてRyuに両中指を立てるというラム会長の伝統芸能を見せるが、Ryuは動じることなくマンハッタンドロップからドロップキックを発射。会長はこれをスカしてコーナーに振り串刺し攻撃を狙うが、Ryuがかわしてティヘラ。会長のズラが取れて千賀になってしまい、千賀は三点倒立でズラを頭にはめて会長に戻る。
会長は「唯我よりもあたしの方がいい女でちゅよね?ラムの方がいい女でちゅ!ラム、セクシーでしょ?ラムちゃんねえ、エロいんですよ~♪」とシャツとタイツを脱ぐストリップショーを開始。会場からは黄色い歓声が上がるが、乳頭を露出した会長に獣欲を剥き出しにしたレフェリーのひよこが「オーッ!オォォーッ!」と雄声を上げながら会長を押し倒してパコり始めたため会場はドン引き。
会長がRyuをキャメルクラッチで捕らえると唯我がミドルキックでカット。山下もRyuをキャメルクラッチで捕らえると唯我がミドルキックでカット。Ryuが会長をキャメルクラッチで捕らえると会長は「抱きしめてあげるから助けて♪」と救助要請を出すも、山下は「いや、いいです」と救助を拒否。会長が「じゃあなんもしないから」と言うと山下がカット。会長が山下を抱きしめると、山下は振り払って会長にトラースキック。
唯我とRyuが山下にトレイン攻撃を見舞い、山下を挟みながら2人で抱き合うと千賀が3人の周囲を回りながら尻や股間を押し付けていき、唯我&Ryuが山下へダブルショルダータックル。会長が追撃をカットし、山下とともに2人でRyuをストンピングで袋叩きにしていくと、唯我が「やめて!やめて!私のRyuになにをするの、あなたたち!やるなら私にしなさい!」と懇願。山下&会長は情け容赦ないサンドイッチトラースキックを叩き込み、唯我をRyuの上にかぶせながら押さえ込んで3カウントを奪った。
第3試合
影に向かいて影を斬り光に向かいて光を斬りそうな電光石火の王者タッグに対するは新戦力も加入したロスインモ。
試合は小仲とリーのクラシカルなグラウンドレスリングの攻防に始まり、代わる光珠とYANAGAWAはショルダータックル合戦を展開し、光珠のドロップダウンを先読みしたYANAGAWAがフットスタンプを見舞って先制。顔面かきむしりからショルダータックルで倒したYANAGAWAが追撃を狙ったところを光珠がドロップキックでカウンター。小仲&光珠がダブルのバックエルボーでYANAGAWAを倒して2人でスーパーマンプッシュアップを開始するが、小仲がここでヒジを痛めてしまいしばらく離脱。
思わぬ孤軍奮闘を強いられた光珠はロープに飛ぼうとするが、場外から足払いをしようとしていたダイナスティに気付いて静止。その隙にYANAGAWAが背後からローブローを見舞い、場外では夏が光珠にムチ攻撃を連打。リングに戻してYANAGAWAがギロチンドロップで追撃しリーにタッチ。
リーは光珠にグラウンドでコブラツイストをかけながら口を左右に引き裂こうとするラフプレーからYANAGAWAとともにダブルショルダータックル。さらにリーがカミカゼからセントーンを見舞いブレーンバスターを狙うが、逆に光珠がブレーンバスターで叩きつけ小仲にタッチ。
小仲はリーにスワンダイブ式ブレーンチョップ。カットに来たYANAGAWAを地獄突きで撃退し。リーにゼロ戦キックから左右の足へ交互にスピニング・トゥーホールド。リーが下から首固めで切り返すも、小仲はキックアウトして光珠にタッチ。
光珠はリーへコーナーからの飛びつき式DDTからエルボー合戦を展開も、リーがエルボースマッシュから一本足頭突き、後頭部へのラリアットを叩き込む。光珠もひるまず雄叫びを上げてスピアーを突き刺すが、リーはネックハンギングツリーからのジャンピングフェイスクラッシャー。両者タッチ。
突っ込んできた小仲をソバットで迎撃したYANAGAWAは首投げから顔面への低空ドロップキック。さらにコーナーに振って小仲の足をロープにかけながらの延髄斬り、ネックブリーカーと連撃。さらにコーナーに上っていくが、小仲は怒涛のヴィーナス4連打から座禅式アイコノクラズム。さらにコーナートップで光珠を肩を組みながら飛び込む合体ダイビングニードロップ。小仲はフィッシャーマン・バスターからゴウライジャーポーズを決めるが、その隙に起き上がったYANAGAWAが急所蹴りから延髄斬り。ロープに飛んでトドメのGRSを叩き込んで3カウントを奪った。
YANAGAWA「現チャンピオンから3カウント獲っちゃった!ということでチャンピオン、もう俺が言いたいことは分かるよな?次回大会、お前が持ってるベルトに挑戦させろ」
YANAGAWAらロスインモの退場後、小仲がマイクを取る。
小仲「すみません、負けてしまいました。今YANAGAWAから挑戦表明ありました。ロスインモには負けてもいいけど、YANAGAWAにだけは死んでも負けたくありませんでした。なので、次、ハロウィン大会、挑戦受諾します。皆さん私とYANAGAWAのタイトルマッチ、是非見に来てください!今日はありがとうございました!」
第4試合
自分の心の中にある日高郁人像をそれぞれが自由に表現する集団“新生ヒダカヤ”は約1年半ほど活動を続け、解説を務めるMEN’Sテイオーには「完全に馬鹿にしている」と評されるほどの日高愛を見せてきた。
昨年8月には日高率いるショーンキャプチャー所属の青木いつ希までメンバーに加えてしまったことから新生ヒダカヤは半ば公認のものになったのではないかと目されていたが、今年5月についに本物の日高郁人が現れ「日高郁人は3人はいらねえんだよ!」と不快感を顕にしたことで本物vs偽物の抗争が勃発。
しかし、阿部&マメがあっさり裕向を裏切って追放し本物の日高側に付いたことで新生ヒダカヤは崩壊。日高&阿部は“相方タッグ”ならぬ“相席タッグ”を結成し、裕向は相席タッグに多彩なXをぶつけることで嫌がらせを続けていた。
この日裕向が連れてきたXの正体は、なんとかつて日高と“相方タッグ”として名を馳せた藤田ミノル。藤田は裕向を「相方!」と呼び、日高に対しては「あのオッサン誰?」と他人行儀。日高は「知らないならなんで来たんだよ?!」とまっとうなツッコミを入れる。
日高と藤田はロックアップでの力比べからテクニカルなリストの取り合いを展開。藤田が「思い出した!」と日高に握手を求めるが、藤田の握手が信用ならないことを誰よりも知っている日高が応じずにいると藤田がガットショット。
裕向と阿部の対面ではグラウンドでスピーディーな腕の取り合いが展開され、優位に終えた裕向が藤田にタッチ。
藤田は阿部をグラウンドカンパーナに捕らえ、裕向が阿部の顔面に低空ドロップキック。これを見た日高は「俺が昔やってたやつ!」と思わず感想を叫ぶ。裕向がロープに飛ぶと阿部がカウンターの低空ドロップキックをヒザに見舞い日高にタッチ。
日高は裕向へ野良犬マシンガンを見舞い飛打キャッチIII。ブレイクしてコーナーにもたれかかる裕向へシュリケンを発射も、裕向がこれをかわし日高の足をロープに引っ掛けてのドラゴンスクリュー。藤田にタッチ。
藤田は雪崩式フランケンシュタイナーから「ショーン!キャプチャー!」と叫んでのアンクルロック。さらに「ショーン!キャプチャー!」と叫んでのBONEYARD。日高がこれをブレイクすると、裕向&藤田が2人がかりで向かっていくが、日高は裕向を踏み台に藤田へステップDDT。阿部にタッチ。
阿部と藤田は互いに多彩な方法でクロスアームスリーパーを切り返し合うテクニカルな攻防を見せ、阿部が回転浄土宗。ここへマメが飛び込んできて「ヤイヤイヤーイ!」と奇声を発しながらラリアットも、藤田にはノーダメージ。マメは腕に大ダメージを負いながらもスライディングD(ディープキス)を決め、阿部と藤田がエビ固めの応酬。藤田は「行くぞ!石見銀山!」と叫んで阿部を担ごうとするが、阿部がブレーンバスターで切り返して両者タッチ。
裕向と日高は互いにロープに飛びながら日高はリープフロッグ、裕向は側転で相手の攻撃をかわし合い、日高が回転エビ固めを決めるも裕向が自ら後転して抜け出し顔面への低空ドロップキック。さらにシュリケンから藤田との合体ネックブリーカー。続けてショーンキャプチャーへのプレリュードを奏で、「行くぜ!ショーン!キャプチャー!」とポーズを決めてからショーンキャプチャー。これをひっくり返した日高が逆にショーンキャプチャーを決めると、阿部と藤田が「ショーンキャプチャー♪ショーンキャプチャー♪」とショーンキャプチャー音頭を踊りながら周囲を回るという愛に溢れた空間が広がる。
藤田が阿部にエルボーを見舞うと阿部がアイル・ビー・バックで帰還し伊良部パンチ。さらに裕向にも一撃入れるが裕向もアイル・ビー・バックで帰還しニールキック。裕向がバックエルボーを見舞うと日高もアイル・ビー・バックで帰還しニールキック。
阿部が日高を肩車し合体ステップDDTを狙うが、裕向&藤田がダブルのカニバサミで転倒させ、逆に藤田が裕向を肩車しての合体ステップDDTを日高に見舞う。
裕向と日高の野良犬ハイキックが相打ちとなるも、ロープに飛んだ裕向へ日高がカウンターの野良犬ハイキックを叩き込み、リバースDDTから石見銀山を狙う。これを着地した裕向がイグチボムで叩きつけ、「石見!銀山ッ!」と叫んで石見銀山。裕向が石見銀山で日高から3カウントを奪うというまさかの結末となった。
裕向「日高さん!今日勝利したから敢えて言います。もうこの闘い、終わりにしませんか?」
阿部「なに勝手なこと言ってんだ!」
裕向「日高さん、俺はね、阿部とマメちゃんに裏切られて、独り新生ヒダカヤでやってきました。でもこれから、日高さん、一緒に組んで本当の新生ヒダカヤ、見せていきましょうじゃないか。どうですか?今日勝ったから言います。一緒にやってください!」
日高「宮本、よくよく考えたら、新生ヒダカヤって、俺を馬鹿にしたこと散々やってきたけどさ、そのたんびに日高郁人とヒダカヤの名前をお前らが売ってくれたんだよ。宮本、ありがとう。みんなで新生ヒダカヤ、やろう!」
阿部「やったあ!みんなで!」
裕向「もう裏切んなよお前!」
阿部「もう裏切りません!」
マメ「俺たちは今日から本当の!本物の!新生ヒダカヤだ!あァ~りがとよっ!(※大仁田興行の締めのように『やさしくなりたい』が流れる)」
その後、全員で「行くぞ!ショーンキャプチャー!」とポーズを決めてから退場していった。
第5試合
普段は写真撮影やSNSへ試合内容を書き込むことが禁止されるラム会長の試合だが、最近はよくこれらが解禁されることも多く、この日もオープンな形で実施。
試合前には、「本日出場予定のGENTARO選手ですが、先日の666大阪大会の帰りのバスの中で666彼岸花毒美代表より発された飲酒禁止の通達に対し、『じゃあマスクをすれば飲んでもいいんですか?』と反論。その発言が毒美代表の逆鱗に触れたため、本日干されましたことをお知らせ申し上げます」とGENTAROらしいエピソードがアナウンス。
ラム会長と佐野の対面でゴングが鳴ると、佐野のロックアップを側転でかわしたラム会長が「シュシュシュ!」とエア手裏剣を投擲。大ダメージを受けた佐野へラム会長がショルダータックル、バックエルボーと見舞い、再び手裏剣を投擲してから両者タッチ。
葛西とガッツの対面となりロックアップで押し込み合う力比べからチョップ合戦。ガッツが珍しく袈裟斬りチョップやローキック連打からラリアットを放ち、葛西もラリアットで迎撃。ガッツが「長州~ッ!」と叫んでニールキックを叩き込むと葛西もバックドロップで応戦。唐突に令和の長州橋本戦が展開される中、両者タッチ。葛西は妙に似ているモノマネで「健介!行けるか!健介!健介!」と木下後輩にタッチ。
後輩と唯我の対面となり、後輩は唯我にショルダータックル連打からガッツ&佐野へダブルドロップキック。さらに佐野をグラウンドでコブラツイストに捕らえると、マイクを手に取った見た目ががカット。
見た目がは、佐野に耳打ちされたことをそのまま棒読みでマイク。
見た目が「おい若いの、お前何歳だ?」
後輩「25歳だ」
見た目が「俺は47歳だ。このリングではこういうプロレスリングは求められてないんだ。俺も東京の芸人の端くれ。関西の芸人には負けないぞ。どうだい?一発芸対決だぁ~!じゃあ俺から行くぞ。……本を売~るならブッコロス♪(※会場から生暖かい笑い)」
後輩「おい、最初の対決なのになあ、クソスベっとるやないか。今から大阪名物を見せるから、しっかり見とけよオラ。行くぞ行くぞ行くぞ!大阪名物パチパチパンチやぁ~!どやっ!どやどやどやどやっ?!(※見た目がのときよりは大きな拍手)……お客さんは優しかったけど、ちょっと中途半端な雰囲気になってしまって、しまったしまった島倉千代子~♪」
会場が接近中の台風の影響もあってからジメジメした空気となる中、この日出場予定のなかった先輩が登場し、スベり散らかした後輩にガンを付けてから腕にヤバい注射を打ち、暴走モードに突入して佐野女聖鬼軍を襲撃。どさくさに紛れ、ヤスが本気で嫌がる見た目がをバチバチとしばき倒しながらランニングスリー、垂直落下式ブレーンバスターと痛めつける。そんな中、干されたはずのGENTAROがウルトラマンのお面を付けて花道に現れる。
佐野「GENちゃん、干されたんじゃなかったの?」
GENTARO「女房が毒美さんに謝ってくれて、いいことになりました。すみませんでした、ホントに」
佐野「ちょうどよかった。佐野軍、今大ピンチだから救ってくれ!助けてくれ!」
GENTAROは葛西を上手投げ、ヤスを巴投げ、先輩に諸手突き、ラム会長にスペシウム光線を発射。楽しそうにはしゃぐラム会長も指をクロスさせてビームを放つがスペシウム光線にかき消される。
佐野「ギブアップしたほうが良いんじゃないか?」
後輩「やばい!ラム会長がピンチだ!こまったこまった、こまどり姉妹~♪」
ラム会長「ズコーッ!」(※と口に出しながらずっこける)
次第にBGMがウルトラマンから炎のファイターへと変わっていき、GENTAROが後輩に延髄斬りからコブラツイスト。
佐野「おい後輩、ギブアップしたらどうだ?」
後輩「まいったまいった、マイケル・ジャクソン~♪」
全員「ズコーッ」
会場が暗転し、リング中央に後輩だけが残された状態でスポットライトが当たる。
後輩「あぁ~、えらいこっちゃ、なんのこっちゃ、抹茶に紅茶~♪」
最初から最後まで島木譲二ネタに溢れた試合は、そのまま後輩が無言で退場したことで終りを迎えた。なお、団体公式試合記録には「無かったことにしてください」と書かれていた。
第6試合
天井から吊るされたきかんしゃ級のベルトを獲得したチームが王座戴冠となるマネー・イン・ザ・バンク方式で実施。
ゴングが鳴ると早速妹加に肩車された雪妃が手を伸ばすが、K666に突き飛ばされ危うく雪妃が場外に転落しそうになる。ピンク軍とレネミーがエルボー合戦を展開し、ピンク軍がダブルドロップキックでこれを制する。
2チームの攻防を静観していたロスインモだったが、ONRYOがどこからかラダーを運んできてピンク軍へ投擲。児玉がK666の上にラダーを乗せてセントーン・アトミコ。
ロスインモの2人はピンク軍をコーナーに立てかけたラダーへとぶつけ、雪妃にもダブルショルダータックルを見舞うが、妹加が突っ込んできてダブルラリアット。レネミーがロスインモをラダーに叩きつけ、ONRYOへ妹加のラリアット+雪妃のハイキックでサンドイッチ攻撃。さらに妹加のアルゼンチン・バックブリーカー+雪妃のダイビング・ニードロップという得意の合体攻撃を狙うが、K666が雪妃を引きずり落として自らがコーナーへ。妹加はONRYOをK666に投げつけるという豪快な攻撃で阻止。
妹加がラダーをセットして登り始めるが、寧々が妹加のおさげを引っ張って引きずり下ろす。これをカットした雪妃が足払いをかけ、妹加がセントーンで追撃。レネミーでダブルブレーンバスターを狙うが、寧々が着地して足払い。倒れた2人へサンセットフリップを見舞う。
ピンク軍が協力してラダーを立て、寧々が登っていくがONRYOがカットし2人をそれぞれラダーに叩きつける。ONRYOは寧々に怨霊ドライバーを狙うが、K666が後頭部へのハイキックを見舞ってカット。ピンク軍がサッカーボールキック+PKのサンドイッチキックを見舞うが、児玉がロープに飛んでハンドスプリングエルボーで2人まとめて吹き飛ばし、ラダーを登り始める。
雪妃はラダーを横から押し倒して児玉の顔面をロープにしたたかに叩きつけるとラダーを立て始めるが、ラダーマッチに慣れていないからかラダーを立てる位置決めに苦戦。もたついている間にロスインモのセコンド陣がリングになだれ込んできて雪妃に襲いかかるが、雪妃はリー、政岡を自力で排除し怨霊に貫通ランニングニー。さらに雪妃はONRYOにミサイルキックを放つも、雪妃が起き上がったところへ寧々がミサイルキック。妹加が寧々にスパインボム。児玉が妹加にエルボーバッド。K666が児玉にライダーキック。ONRYOがコーナーからダイビング・サクマドロップス・アタック。
ONRYOはロープにラダーを立てかけてK666をブレーンバスターで投げようとするが、K666は切り返してONRYOをファルコンアローでラダーに叩きつける。児玉がスワンダイブ式の攻撃で援護しようとすると、K666はこれを見逃さず「セックスボンバー!」と忍に捧げる技で児玉を排除。ロープ際にセットしたラダーの最上段に上がった寧々が高高度プランチャを投下。
K666がラダーを立てて登っていくと反対側から雪妃も上がっていって打撃合戦を展開。雪妃がK666にローブローを見舞ってひるませ、下から妹加がK666をアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げる。そこへ雪妃がラダーからのダイビング・ニードロップを落として合体攻撃を完成させ、妹加がラダーを登ってベルトをキャッチ。雪妃&妹加がきかんしゃ級の新王者となった。
雪妃に腰へベルトを巻かれた妹加は、同王座の伝統に則って「シュッシュッシュッ♪」と笑顔できかんしゃムーブで喜びの運行。そのまま退場していき放送席から大会終了のアナウンスが流れるが、訓練された666ファンは「まさかこのまま終わるはずがない」と判断して大多数が席を立たず。
その後雪妃&妹加がラム会長と山下と連れてリングに戻ってくる。
妹加「すみませんでした!嬉しすぎて帰っちゃいました、すみません(笑)」
ラム会長「かわい~」
妹加「皆さん!きかんしゃ級のベルト、獲ったぞ~!ユキさん、一緒に挑戦してくださってありがとうございます。一緒に巻きましょう、このベルト。これ、レネミー(の4人)でも入ると思いますよ。ちょっと接続部ないんですけど」
山下「今日は大丈夫!(笑)」
妹加「皆さん、お足元の悪い中ご来場いただき誠にありがとうございました!次回の666、10月29日にありますので、ハロウィン大会楽しみにしてください!じゃあレネミーで締めたいと思います。プロレスで不謹慎!666ぅ~♪」