日墨美女レスラー頂上対決は大和撫子に軍配! 「勝負でも美人でも負けたくなくて美容院もエステも行った」

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 24日、東京都・後楽園ホールにてアイスリボン『リボンの騎士たち2022』が開催され、安納サオリがCMLLからの刺客ステファニー・バッケルを制してICE×∞王座の防衛に成功した。

 アイスリボンとCMLLは互いに選手を留学させるなど親交が深く、現在はCMLLからステファニー・バッケル、ダリスの2名が来日。バッケルが安納の持つICE×∞王座に挑戦が決まってから前哨戦の戦績は1勝1敗。アイスリボンの晴れの舞台である後楽園ホール大会のメインで所属外の選手2名による頂上決戦が行われた。


 試合は序盤からバッケルのラフファイトに始まり、観客席に突っ込んで暴行を加えるバッケルが圧倒。安納も怯まず真っ向からビンタ合戦を挑むなど気の強さを見せつけるが、バッケルは腕関節を狙う多彩なジャペから619などのルチャムーブで翻弄。安納がなにかを仕掛けようとするたびに返し技で捕縛するという圧倒的な強さを見せつける。
 我慢の展開が続いた安納だったが、コーナーに上ったバッケルを雪崩式フランケンシュタイナーで放り捨てて逆転の狼煙を上げ、タンタンドル(※変形ヘッドハンター)から極楽固め。バッケルのジャーマン・スープレックスを被弾する場面もあったが、安納は怒涛のジャーマン・スープレックス連発。最後はデビュー時から温めていたというとっておきの新技・IROAS(※イロアス。マヤ式ジャーマンと同型)で3カウントを奪った。

 マイクを取った安納は「私は、貴女と隣に立つのが嫌やった。美人やし綺麗過ぎるし、スタイルメチャクチャいいしさ。でも私だってな、勝負も美人でも負けたくなかってん。だから美容院行ったりエステ行ったり、ちょっとメイク変わったりしたけど誰も気付いてくれへんのね?!なんでや!」と普段はあまりマイクで見せない関西弁で女としての意地を叫ぶ。
 そして、「バッケル、貴女は美人なだけじゃない。メチャクチャ強いよ。だから4つもベルト持ってるんやな。美人で強くて、最高かよ。欲張り。最高かよ。バッケル、私は貴女と試合するたびに貴女のこと大好きになった。ありがとう、バッケル。貴女をリスペクトします!」と語り、スペイン語でもバッケルに思いを伝える。
 これを受けたバッケル握手しながら頭を下げ、「アイル・ビー・バック」と再戦を誓って退場していった。

 安納が大会を締めようとすると、この日タッグ王者となった星いぶきが現れ「アイスリボンの選手が誰一人メインに立ってない。自分はすごいすごいすごい悔しい!」とアイスの至宝を奪還すべく挑戦表明。これに触発されたアイス所属選手が続々とリングに上ってくる。
 安納は不敵な笑みを浮かべ「やっと来ましたか。みんなでアイスを大きくしようって気持ちは伝わってるけど、もっと来いよ」と挑発。
 これを受けた石川奈青がマイクを取り、「私は、美人で強くてかっこいい安納さんの隣に立ちたいと思ったんですけど、やっぱり私対角で闘いたいです。ジャーマン被ってるんですよ。私がジャーマンで安納さんから3を獲ってそのベルト剥がしてみせますんで」と啖呵。

 安納はいぶきよりも先に石川の挑戦を受けることを宣言し、11月5日&6日で開催する東京ドームシティ・プリズムホール大会での王座戦を決定。さらに「ここの選手、一度にやったるわ」と全員からの挑戦を受けることを宣言。その後、アイスリボン伝統の締め「プロレスでハッピー!」を悪意なく「みんなでハッピー!」と間違え、結果的に所属選手たちへの挑発を重ねる結果となった。


 バックステージ戻った安納は「私はベルト巻いたときから『所属選手とやりたい』って行ってましたよ。遅いねんて。正直やっとこの画が見えたと思いましたね」と外敵王者としての貫禄を発揮。さらに“ここぞ”のタイミングで負傷欠場することの多い石川へ「万全の体制で私の前に立ってくれることを願ってます」と発破をかけた。
なお、新技のIROASはローマ字表記の“SAORI”の逆読みであり、ギリシャ語で“英雄”の意を持つ名であることも語られた。

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