2年間の練習生期間を経て156cmの『セーラームーンになりたい』女の子がリングデビュー!
12日、『ACTwrestling 後楽園ホール公演』でみあ朝子がアクトレスガールズデビュー戦を行った。
『女優によるプロレス団体』をコンセプトに所属選手を“アクトレスガールズ”と呼称して2015年に旗揚げされたActwres girl‘Zは、2020年よりアクションシーンに実際のプロレス技を取り入れた女優たちによるミックスメディア作品『アクトリング』と、プロレスを用いたよりエンターテインメント性の高い公演『アクトレスリング』のニ軸で展開中。
今回デビューした朝子は、短期間でのデビューを行うアクトレスガールズの中で2年間練習生を行っていたという特殊な女優。『セーラームーンになれます』となにかの募集で書いてあったのを見てアクトの門を叩き、前転もままならないまま心折れながらも諦めずにこの日を迎えた。
第3試合の5対5タッグマッチに出場した朝子は、同じくデビュー戦となるグラドルの後藤智香を相手に先発でリングへ。
156cmの朝子は173cmの後藤との体格差に苦しめられ、相手チームにボコボコにされてしまう。だがなんとか救出されると、仲間との連携攻撃に小さい体ながらも素早さで参加する。だが連携の強さを見せた相手チームが後藤をサポートし、なんと後藤がデビュー戦で初勝利を奪う結果に。
悔しいデビュー戦を終えた朝子は「あっという間に終わってしまって『みなさんありがとうございました』という気持ち。緊張はあまりしなかったんですけど、やっぱりちょっと、楽しくはありましたが悔しかったです。ホントに前転もままならなくて、腕立ても1回も出来ないくらいでした。半年くらいで皆さんデビューされるんですけど、私は2年かかってしまいまして、それでやっと、皆さんに励ましていただいてここまで来られました」と、涙を目にためてデビュー戦を噛み締めた。