【試合詳細】8・12 アクトレスリング後楽園ホール公演 茉莉&青野未来vs夏葵&皇希 澄川菜摘vs松井珠紗 なる&向日葵vs岩井杏加&福永莉子
『ACTwrestling 後楽園ホール公演』
日程:2022年8月12日(金)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:750人(超満員札止め/コロナ対策限定人数)
▼蓮燦・藤本こあら デビュー戦 6人タッグマッチ
未依/●水嶋さくら/藤本こあら
10分48秒 北海どーん→エビ固め
○入江彩乃/石川はるか/蓮燦
▼シングルマッチ
○MARU
10分35秒 MARUロックマフラー
●CHIAKI
▼轟軍VS樹咲軍 後藤智香・みあ朝子 デビュー戦 8人タッグマッチ
[轟軍]●ワイルド・バニー/アレン/才原茉莉乃/みあ朝子with轟もよ子
11分42秒 横入り式エビ固め
[樹咲軍]荒幡寧々/汐月なぎさ/山田奈保/○後藤智香with樹咲早姫
▼向日葵デビュー戦 タッグマッチ
○なる/向日葵
10分13秒 ミサイルキック→体固め
●岩井杏加/福永莉子
▼ポイントマッチ シングルマッチ
○澄川菜摘
7分25秒 ダイビングダブルニードロップ→片エビ固め
●松井珠紗
▼タッグマッチ
茉莉/○青野未来
25分10秒 ラリアット→片エビ固め
夏葵/●皇希
新生アクトレスガールズが後楽園ホール初進出を果たし5人が同時デビュー!元JDスターのMARUが16年ぶりのリング復帰!元スターダムGMの風香がアドバイザー就任!
オープニング
本日出場する全員が黒の衣装に身を包みリングに登場。今までのアクトレスでも類を見ない大人数で『Love Riddle』でダンスパフォーマンスを行った。
そしてスペシャルゲストとして元スターダムGMの風香が呼び込まれる。
風香「皆さんこんばんは!元女子プロレスラーで、元スタダムジェネラルマネージャーの風香です!この度アクトレスガールズのアドバイザーに就任することになりました。スターダムを旗揚げした時、そこら辺にいるなんでもない女の子と毎日練習をしながら、あ~でもないこ~でもないと話して、そんな毎日の積み重ねで、少女たちがキラキラ輝く選手に育っていって、私はそれを観ることがすごく幸せでした。スターダムではもう自分ができることはやりきったと思っているので、この業界に戻って来ることは考えてなかったんですけども、先日坂口代表が青野未来選手と夏葵選手を連れてうちに遊びに来てくれて、変わらない坂口代表の熱意と、2人の選手の健気で謙虚な姿勢に心を打たれて、気づけばトントン拍子に今日を迎えることになりました。今の私にどこまでできるかわかりませんが、皆さんが大好きな選手の夢のサポートをできるように頑張りたいと思いますので、これからどうぞよろしくお願いします」
第1試合
先発はさくらと蓮燦。ロックアップをスカした蓮燦がロープにもたれかかり客席にアピール。再度のロックアップもスカした蓮燦がリングに寝転がりセクシーアピールを行うが、未依が出てきて背中にフットスタンプからコーナーに叩きつけ、さくらとともにおしりペンペン。ならばと彩乃とはるかがこあらをコーナーに押し込んで踏みつけていき、お互い離すと未依がエプロンから蓮燦の髪を掴んで動きを止め、さくらがボディを蹴りつける。
さくらはガットショットから足を刈って倒し、胸に乗ってバウンド。これがレフェリーに注意されると、ヘアーホイップから胸を乗り越えて未依にタッチ。
未依はくまちゃんを振り回して顔面に往復くまちゃん。さらに振りかぶるとくまちゃんをフルスイング。倒れた蓮燦をパラダイスロックで捕らえ、上に座ってかわいくアピールすると、ロープに飛んでケンカキックで転がしこあらにタッチ。
こあらをコーナーに振った蓮燦が串刺しヒップアタックからロープに飛んでドロップキック。蓮燦ははるかにタッチ。
はるかは首投げ連発から彩乃らとともにアクトレストレインから3人でこあらの上に座ると「強く!優しく!あなたに一生懸命!アクトレスガールズ!」と叫び、後ろで未依とさくらも一緒にポーズをきめるが、これを終えると後ろから蹴りつけコーナーに振ろうとするが、逆に彩乃たちがコーナーに振ってそれぞれに串刺しドロップキック。
こあらがはるかをロープに振ってカニバサミからシーラカンスロックで捕らえるが彩乃がカット。
こあらはボディスラムから未依にタッチ。
未依はくまちゃんをフルスイングしコーナーに吹っ飛ばすと、串刺しモンキーフリップからフットスタンプを投下しフォールも2。
はるかはエルボー連打。未依が走り込むもはるかはスクールボーイも2。
はるかはドロップキックから彩乃にタッチ。
彩乃は河津落としからロープに飛んでケンカキック。
髪を掴んで引き起こすと未依がスピンキックも、避けた彩乃がスタナーからロープに振っていくも未依がクロスボディアタックからフォールも2。
彩乃はコーナーに振るが、未依はコーナーを駆け上がりブーメランフェイスバスター。
未依はコーナーに登るとセカンドロープからフットスタンプを投下するが、避けた彩乃がくまちゃんを奪い未依にフルスイング。未依は転がりさくらがその背中にタッチ。
さくらはドロップキックからボディスラムで叩きつけ鎌固め。これを離すとロープに振り、カニバサミで倒してからスライディングクロスボディ。フォールも2。
さくらはコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、足を伸ばしてカットした彩乃がダイビングスタナーからドロップキック。さらにボディスラムを狙うが、さくらは切り返すと胴絞めスリーパーで絞め上げる。彩乃はそのままコーナーに下がると潰して逃れ、走り込んできたさくらをボディスラム。
蓮燦がはるかの手をつかんでロープ渡りからスワンダイブフットスタンプも、さくらが避けるとはるかが蹴りつけ彩乃に振り、彩乃はネックブリーカードロップからはるかがセントーン。さらに彩乃がロープに飛ぶが、未依がスリングブレイドで迎撃しこあらがフットスタンプ。さくらが走り込み丸め込むが蓮燦がカット。
蓮燦が未依をカニバサミで倒し、彩乃がお主の耳にドロップキック。さくらが彩乃にダイビングクロスボディからフォールもはるかがカット。
彩乃はさくらにスクールボーイも2。再度スクールボーイも2。再々度スクールボーイも2。再々々度スクールボーイも未依がカット。
彩乃は変形フェイスバスターで叩きつけフォール。これで3カウント。
<試合後コメント>
入江彩乃&石川はるか&蓮燦
入江「最近新しい子達がいっぱい増えてきてデビュー戦にかかわることも増えてきたんですけど、蓮燦はちょっとデビューの中でも特殊かなってのがあるので(笑)私自身は一生懸命頑張る子も好きだし、こういう子も好きなので、どんどん飛躍していったら良いなと思います。これからも一緒に頑張りたいと思います」
蓮燦「私自身は何度かアクトリングのお芝居の中で何度かリングに立たせていただいたことはあるんですけど、生身のアクトレスリングは別物で、皆さんの熱をダイレクトに感じることが出来たので、私もこれから蓮燦として一生懸命ぶつかって、叩きのめして、上を目指していきたいと思います!お願い致します!」
石川「蓮燦のデビュー戦ということだったんですけど、私もデビュー2戦目でまだまだ緊張して、なんか逆にデビュー戦の蓮燦に引っ張ってもらった感じがします(笑)もっとしっかりしていきたいなと思いつつ、彩乃さんにはデビュー戦のときにもタッグを組んでいただいて、すごく心強い先輩で、今日は楽しく試合ができました。ありがとうございました!」
――蓮燦さん、このアクトレスリングでの試合は、アクトリングとどのように違うと感じましたか
蓮燦「やっぱりアクトリングの方はお芝居なので普通の舞台と同じように稽古期間が1ヶ月あって、その中での試合シーンと呼ばれるものも早め早めから作っていただいてるんですけど、勝敗が、一部ポイントマッチで分かっている試合もあれば、どうなるか分からない試合もありまして、今回はドキドキで(笑)そんな中で今回はたくさんお胸を貸していただいて、楽しんで舞台に立つことが出来ました!」
――芸能界での活動など、アピールがあればお願いします
蓮燦「私BE WOOD LIVE に所属してるんですけど、そこで主催しているUDA☆MAPで毎年死に役しかやらせてもらえず、毎年死んでます。今年も死にました。なので、アクトレスリングの方では強く図太く力強く生きていきたいと思います!(笑)」
未依&水嶋さくら&藤本こあら
水嶋「第1試合の一発目ということですごく緊張したし、お客様を盛り上げる大事な役割があるということでプレッシャーを感じてはいたんですけど、お客さんのリアクションを意識しながら試合に臨めたかなという気もします。楽しむことが出来ました。ありがとうございます」
藤本「今日は後楽園ホールという大きな舞台でデビュー戦という記念すべき日を迎えられたことを本当にありがたく思います。課題はまだまだたくさんあるんですけど、今日は本当に楽しい試合をすることが出来たと思います。ありがとうございます!」
未依「私は前のアクトレスガールズから4年目になるんですけど、今までの後楽園ホール大会でも基本的に第1、第2試合を任されていて、今回は新体制ということで自分も先輩になったので、上に行けるかなと思ったんですけど、代表から『第1試合、一発目を盛り上げられるのは未依と彩乃しかいない』と言われて、第1試合を任せていただいたんですけど、思ったよりも後輩のみんなが頼もしくて、このご時世なんですけどお客さんがすごく温かくて、声が出せなくてもすごいその雰囲気がこっちにも伝わってきて、新体制のアクトレスガールズの第1試合として、アクトレスガールズらしさ、新しいアクトレスガールズらしさが見せられたんじゃないかと思います。このあとの第2からの試合も楽しみです」
――藤本さん、リングネームの由来などは
藤本「リングネームは、元々声優として活動させて頂いてる中での名前が藤本で、コアラは……話すとすごく長くなるんですけど(笑)コアラがメッチャ好きなので(笑)コアラは滅多に泣かない動物ってことで、泣かない強いキャラを背負ってと言うか、強い自分になれたらと思ってコアラにしました」
――アクトリングには出演されている?
藤本「アクトリングは公演自体にはまだ出ていないんです」
――では、リングは今日が全くの初めて?
藤本「初めてなんです!本当に初めてです。不思議なことに全然緊張を入場するギリギリまで感じなくて逆に不安になってしまったんですけど、それよりも普段練習している稽古場だったりとか、人もいないし、先輩方と同期とで練習してたんですけど、先輩方もめったに見られない景色をデビューで見られるってことで急に不安というか緊張してきて、胃が出そうでした(笑)でも本当に楽しかったです!素敵な舞台を用意していただいて本当に嬉しかったです!」
第2試合
MARUがタックルもCHIAKIがスカしていき、ロックアップからバックの取り合い。
CHIAKIが力付くでリングに叩きつけてグラウンドの攻防になり、CHIAKIがフロントネックで捕らえるが、これを抜けたMARUが腕ひしぎ。クラッチを切らずにCHIAKIがヘッドシザースで切り返し、MARUはインディアンデスロックで絞り頭を抜くと、CHIAKIは下からエルボーを叩き込んで逃れバックを取り返す。
CHIAKIはぶっこ抜こうとするが、ロープを掴んだMARUを丸め込む。2で返したMARUにマフラーホールドもMARUはロープを掴みブレイク。
CHIAKIはストンピング。立ち上がったMARUとエルボーの打ち合いから、MARUがエルボーをスカしてロープに飛ぶとドロップキック。フォールも2。
MARUはヘアーホイップからコーナーで顔面を踏みつけ、これを離すとフェイスバスターから顔面へのフットスタンプ。髪を掴んで引き起こし、ボディスラムを狙うが耐えたCHIAKIが逆にボディスラム。フォールも1。
CHIAKIは首投げからスリーパーも、CHIAKIはロープに足を伸ばしブレイク。
CHIAKIはストンピング連打からコーナーに振り、串刺しスピアーから逆コーナーに振り再度串刺し攻撃を狙う。だがMARUが丸め込むも、お互い切り返し合うが2。
CHIAKIは投げようとするが、MARUがエルボーからビッグブーツ。だがCHIAKIは髪を掴むとコーナーに叩きつけ、逆コーナーに振ろうとするがMARUが逆に振って串刺しエルボー。さらにロープ上でマフラーホールドで絞り上げるがこれはレフェリーがブレイク。
MARUはスワンダイブフットスタンプから、ロープに飛んでスピアー。フォールも2。
MARUはマフラーホールドを狙うがCHIAKIはすぐにロープを掴みブレイク。
MARUはストンピングからロープに振ってエルボーも、CHIAKIが避けてスピアーで迎撃。
CHIAKIは足へのローキック連打。さらに座り込むMARUの胸にローキックからマフラーホールドで捕らえるがMARUはすぐにロープを掴みブレイク。
CHIAKIはフィッシャーマンを狙うが、耐えたMARUがエルボー。避けたCHIAKIがスクールボーイも2で返されるが、すぐさまCHIAKIはマフラーホールドで捕らえ絞り上げる。MARUはなんとかロープを掴みブレイク。
CHIAKIは髪を掴んで引き起こすが、MARUはバックを取るもCHIAKIはバックエルボー。スカしたMARUがスタナーからロープに飛んでコルバタで叩きつけるとフォールも2。
MARUはケンカキックからロープに飛ぶが、CHIAKIはパワースラムからフォールも2。再度フォールも2。
CHIAKIはフィッシャーマンスープレックスホールドも2。
MARUはケンカキックからスピアーでコーナーに叩きつけ、セカンドロープからのフットスタンプ。フォールも2。
MARUは足へのストンピングからMARU2ロックで捕らえCHIAKIがギブアップした。
<試合後コメント>
MARU
「やっぱリングってすごい、なんか特別だなって思いました。緊張したし」
――今日の試合は、MARUさんにとってどういう位置づけのものだったのでしょう
「リング復帰ですね。アクトレスガールズとしてリング復帰という形で、その初戦です」
――最後にリングに立ってからブランクが長かったと思いますが、どういったことを一番考えていましたか
「プロレス団体の選手として試合をやるということだったら多分私は復帰してないですけど、舞台公演の役者として上がれるので。あと若い人に色々見てほしいし。芝居とかプロレスとか」
――公私ともにかわいがっているCHIAKIさんとの試合でしたが、感想はいかがですか
「思ったより良かったです(笑)強かったっていうか、1個1個の技が他の選手よりパワーがあるので、強いというか、選手……じゃないですけど、強い人になると思います」
――最後のMARUロックマフラーも久々でした
「決まるかなあと思って……ちょっと身内の話ですけど、世羅りさという、MARUロックマフラーを伝授した選手がいるんですけど、今日見に来ているのでやろうかなと思って頑張りました」
――最後、試合が終わったあとCHIAKIさんにストンピングを見舞っていましたが、その意図は
「『私に勝てよ』ってことですね。これから」
――久々に試合をするにあたって、どなたかに相談したりアドバイスをもらったりといったことはありましたか
「結構現役の選手とかに、『リング復帰するから見に来てよ』って何人か『楽しみです』って来てると思うんですけど『41歳だけど頑張ってね』って言われました」
――風香さんがGMになることについて思うことは
「楽しみです!昔Jd’で私の後輩だったんですけど、同じ団体でずっとやってて、この来る前にも風香から連絡があって『また一緒にできるのが楽しみです』って来たんで『こっちこそ楽しみだよ!』って。楽しみです、今後も!」
CHIAKI
「MARUさんは私にこの世界を教えてくれて、ゼロからスタートを一緒にやっていただいたんですけど、そこから1年半後にこうして特殊な形にはなったんですけど、シングルマッチやらせていただいたことは誇りに思っています。本音を言うと、すごく勝ちたかったですね。ホントに身の程知らずだったんだなって、今思い知らされました」
――リング上でのMARUさんは今まで知らなかったと思います。闘ってみていかがでしたか
「実際見る前はすごく怖くて、正直ちょっと心が折れちゃうんじゃないかって自分で思ってたんですけど、闘いながら思ったことは、優しさを感じました。『これからも見てるよ』っていうメッセージが伝わった気がします」
――試合では、MARUさんから直伝されたストレッチマフラーも決めていました
「まだまだ全然新米な私に技を伝授してくれたことが素直に嬉しかったので、これでホントは勝ちたいなって気持ちがありました」
――先程、MARUさんは試合後のストンピングについて『私に勝てよ』というメッセージを込めていたと語っていました
「はは(笑)超えます!(笑)」
第3試合
KISAKI Armyは思い思いの武器を持って入場。対するTODOROKI Armyは、もよ子が魔人●ウのコスプレで登場し、朝子を騎馬に乗せてリングを回って入場する。
リーダーの轟もよ子が握手を要求するが、樹咲早姫はスカす。先発は本日デビューの朝子と智香に。
智香が腕をあげると、朝子は手が届かず。ジャンプしても届かず、ロープに飛んで飛び込むが、諦めると足を踏みつけリストを取る。リストの取り合いから智香がヘッドロックで捕らえ、さらにボディスラムで叩きつけ踏みつけフォールも2。
智香は寧々にタッチ。
寧々は首投げからストンピング。さらにロメロスペシャルで捕らえ、バニーたちも出てきてポーズをきめる。これを離すとTODOROKI Armyでストンピング連打も、奈保が出てくると次々コーナに振ってKISAKI Armyがトレインエルボーから智香が串刺しボディスプラッシュ。寧々がフォールするもバニーがカット。
もよ子が出てきて次々ショルダータックルで倒し、残りをコーナーに集めて串刺しボディスプラッシュで潰すと、KISAKI Armyをリング中央に寝かせてまとめて潰してポーズをキメる。
朝子は寧々をコーナーに叩きつけ茉莉乃にタッチ。
茉莉乃はコーナーに叩きつけ顔面に攻撃し、そのままロープにこするとコーナーに振ろうとする。逆に寧々が振って串刺しジャンピングニーからなぎさにタッチ。
なぎさはエルボーも、避けた茉莉乃がロープに飛んでガットショット。さらにココナッツクラッシュからアレンにタッチ。
アレンはロープに飛ぶが、場外から早姫が足を掴んで倒し、なぎさがロープに飛ぶともよ子が場外から足を掴んで倒す。
もよ子が早姫に「リングに上がれ」と要求し、早姫はリングに上がるがもよ子は自分の体重が重たくてなかなかリングに上がれない。諦めたもよ子がバニーをリングに上がらせると、バニーはエルボーから惡斗様固め。これは奈保がカット。
TODOROKI ArmyがKISAKI Armyを正面ロープにくくりポーズをきめると、これを離してなぎさがアレンに逆エビ固め。アレンはロープを掴みブレイク。
エルボーの打ち合いからアレンがDDTで突き刺し、ドロップキックからバニーにタッチ。なぎさも奈保にタッチ。
奈保はエルボー連打からロープに振って、エルボーを避けるとソバットからスタナ―。だがすぐに立ち上がったバニーがドロップキックを叩き込み、ボディスラムを狙うが奈保が着地すると突き飛ばし、寧々がバニーにエプロンからミドルキックを叩き込むと奈保が光の輪も2。
奈保はガットショットから智香にタッチ。
智香はエルボー連打。バニーは強烈なエルボーでふっ飛ばし、智香はロープに飛んでミドルキックもバニーはキャッチし足を刈って倒すとリバースインディアンデスロック。智香はロープを掴みブレイク。
バニーは智香の足を掴むと、その足へ茉莉乃、朝子、アレンが攻撃。バニーはトップロープに智香の足をかけて逆さ吊りにすると、足へのドロップキックからフォールも2。
バニーはロープに飛ぶが、なぎさが追走ラリアットから奈保がセントーンを投下し智香がフォールも2。
茉莉乃とアレンが智香を羽交い締めにして、バニーがドロップキックを突き刺す。もよ子が走り込みダブルラリアットも、智香が避けて茉莉乃たちに誤爆させ、バニーに智香と寧々がダブルのエルボードロップ。智香がフォールも朝子がカット。
早姫がもよ子をバニーに叩きつけ、奈保が髪を掴んでバニーを引き起こすと智香がハイキック。バニーはキャッチすると、寧々と奈保となぎさがバニーにトリプルサンドイッチビッグブーツを叩き込み、智香がスクールボーイで3カウントを奪った。
<試合後コメント>
荒幡寧々&汐月なぎさ&山田奈保&後藤智香&樹咲早姫
山田「今回は個性と個性のぶつかり合いみたいな、『誰が出てきたんだよ』ってお客さんにもホントに情報過多な試合でしたね(笑)でも今までにないくらい熱かったし、頭もフル回転だし、お客さんも楽しんでくれて嬉しい試合でした!ありがとうございました!」
汐月「今回はじめて5vs5というこの大人数の試合を経験させてもらったんですけど、頭がゴチャゴチャになるまさに情報過多な試合で、ホントにいまだかつて無い面白さ・楽しさがありました。大勢同士たからこそ『みんなで頑張った』っていう、1つの場所にみんなで向かっていくっていう一体感をすごく感じられた試合だったので、楽しかったです!ありがとうございました!」
樹咲「私は今回リーダーを努めさせていただいたんですけど、実は本番でのデビューはして無いんですよ。なので、今回をキッカケに頑張らせていただきたいなと思います。今回、デビュー戦で初勝利の智香ちゃん!おめでとう!」
荒幡「5vs5ということで、私タッグほとんどやってなくて、シングルか3WAYか6人タッグしかやったことなかったんで、ついに10人になったんだと思って(笑)すっごく色んなこと考えながらやって、智香ちゃんが一番いい形でデビューできて、樹咲さんもリーダーとして頑張っていたので、いい試合が出来るように今回は頑張ってサポートに回らせていただきました。貢献できたかな?一生懸命やり切りました!すごく楽しかったです!」
後藤「今日はついに……おまたせしました。おまたせしすぎたかも知れません。ということで、ついにデビューさせていただきました。この後楽園という地でのデビュー戦のスケジュールを組んでいただいたんですけど、今回発表されたときに5人ということでどうなるんだろうと思ったんですけど、本当に先輩方に勝たせていただいた試合だというのを、デビューできたっていうのを一生の糧にしてこれからも頑張っていきます!今度は自分の力でも勝てるように頑張ります!今日は勝たせていただいてありがとうございました!」
――後藤さんは『ミスFLASH2022』のファイナリストに残っていますが、同じくファイナリストに残っていた現スターダムの桜井まい選手はご存知ですか?また、『ミスFLASH2022』から新たにプロレスラーが誕生したことについて思うことはありますか
「特になにか思うことはないんですけど、同じ舞台で闘った同志なので、どこかでキッカケがアレばまたお会いしたいと思っています」
――リングの上で会いたいという気持ちはありますか
「私が、というよりもミスFLASH時代を知っているファンの方が『桜井まいさんといつ闘うのかな』みたいのを楽しみにしてくださってる方が結構いらっしゃるので、やったら面白いのかなと思います。一緒に闘えるようになるまで頑張ります(笑)」
みあ朝子
「あっという間に終わってしまって『みなさんありがとうございました』という気持ちなんですけど、これからもっと、轟軍がまたあったらいいんですけど、そのときにはメチャクチャ強くなって相手を倒したいと思います」
――初めてのリングの感想は
「緊張はあまりしなかったんですけど、やっぱりちょっと、楽しくはありましたが悔しかったです」
――アクトレスガールズとなった経緯を教えてください
「私は元々舞台でやっていたんですけど、『こういうのがあって、セーラームーンになれます』って書いてあったんで、『セーラームーンになれるならやりたいです』ってそれだけで行ったんですけど、でも実際はいちばん苦手な器械体操から始まって、ホントに前転もままならなくて、腕立ても1回も出来ないくらいだったんでした。やっぱり半年くらいで皆さんデビューされるんですけど、私は2年かかってしまいまして、それでやっと、ということになりました。皆さんに励ましていただいてここまで来られました」
――2年というと、現在はスターダムにいる月山和香選手などと同じ時期に練習を始めたのですか
「和香さんはもう活躍されていて、そこでお手伝いさせていただいていました。2020年の8月、夏葵ちゃんと皇希ちゃんとホント同じ日に練習させていただいて茉莉さんにご指導いただいて」
――そこから体制もメンバーもやることも変わりましたが、それはどう受け止めましたか
「元々『(体制などが)変わるから』ってことで入ったので、そこは全く抵抗なく入りました」
第4試合
先発は向日葵と杏加。ショルダータックルのぶつかりあいから、向日葵がロープに飛んでのショルダータックル連発。3発目をスカした杏加がロープに飛んでドロップキック。さらにロープにもたれかかる向日葵の背中にドロップキックから、卍固めで捕らえるが向日葵はロープを掴みブレイク。
杏加がロープに飛ぶが、向日葵はスクールボーイも2。
向日葵はなるにタッチ。
なるは低空ドロップキック連発からボディスラムを狙うが、杏加が逆にボディスラムから再度ボディスラム。再々度ボディスラムから莉子にタッチ。
莉子となるはエルボーの打ち合いへ。なるがロープに飛んでスピアーを突き刺し向日葵にタッチ。
向日葵はドロップキックからボディスラムを狙うが、莉子は切り返して胴絞めスリーパー。そのまま向日葵がコーナーに下がって逃れると、串刺し攻撃を狙うが莉子は避けてエルボー。莉子はおさげを掴んで振り回し、そのままコーナーに叩きつけ杏加にタッチ。
杏加はエルボー連打から顔面を踏みつけるがなるが背中にドロップキックを打ち込みカット。
なるが杏加にボディスラムから、向日葵がストンピングを落とし逆エビ固め。杏加はロープを掴みブレイク。
向日葵となるが杏加をコーナーに振り、向日葵が串刺しドロップキックからなるも串刺しドロップキック。向日葵がストンピングから髪を掴んで引き起こし、ブレーンバスターを狙うが杏加が逆にボディスラム。フォールも2。
杏加はロープに飛ぶが向日葵はドロップキックで迎撃しなるにタッチ。
なるは低空ドロップキックから足へのストンピング連打。アンクルホールドで捕らえるが杏加はロープを掴みブレイク。
なるはロープを使ったヒールホールドから、足への低空ドロップキックを叩き込みフォールも2。
エルボーの打ち合いから杏加がエルボー連打。ロープに飛ぶが、なるはドロップキックで迎撃しロープに飛ぶとラリアット。避けた杏加がスタナーを叩きこむがダブルダウン。
杏加が立ち上がり、河津落としを狙うがなるが切り返してDDT。
なるがエルボーも、避けた杏加が河津落としからフォールも2。
杏加がロープに飛ぶが、なるはスピアーで迎撃しフォールも2。
なるはコーナーに登るとミサイルキックを突き刺しフォール。これで3カウント。
<試合後コメント>
なる&向日葵
なる「デビューおめでと~!」
(※2人で抱き合う)
なる「デビューしてみてどうだった?」
向日葵「メッッッチャ楽しかったんですけど、いっぱいいっぱいで!(笑)勝ちに行くことしか考えずに。メッッッチャ楽しめました!勝てた~♪」
(※2人で抱き合う)
なる「私1人じゃ絶対勝てなかった!私自身が初めてデビュー戦の子とタッグを組むっていうので、対角にもデビュー戦の子がいるっていうのはなくて。後輩はいたんですけど、今回はじめてデビューの相手をさせてもらえて、本当に先輩としてまだまだ教えられてないことがたくさんあったりしたんですけど、ひまが満足できるデビュー戦が出来たのかなと思って、私もめちゃくちゃ嬉しいです!」
向日葵「なるさんがいてくださったお陰です!」
なる「練習来始めたときから知ってて、前転から一緒にやってたんで、一緒に頑張ってきた子と勝てて本当に良かったです!」
向日葵「これからは1人でも勝てるように、ガッシガッシ練習して!」
なる「もしかしたら対角になるかもしれないから、そのときはバチバチに行けるように頑張ろう!」
向日葵「はい!」
――向日葵さん、これまでのスポーツ経歴などあれば教えてください
向日葵「スポーツ経歴はほぼ無くて、大学卒業から役者を始めて、2年くらい役者やって、役者のつながりでここを紹介していただいて入って、ほぼ運動できなかったから前転すら出来なくて(笑)そこから4ヶ月位で今日デビューを迎えているので……はい!死ぬかと思いました!(笑)」
――役者としてリングに立つのとアクトレスリングでリングに立ってパフォーマンスをするのとで感じた違いはありますか
向日葵「全然違いますね!パフォーマンスとしては全体を意識しないといけないし、ここまでの人数の方を前にしたのが初めてだったので、緊張しました。緊張しましたね。『緊張してません!』みたいな感じでやってたんですけど、メッチャ緊張しました!(笑)こんな大勢の方に手を叩いて応援していただいて、それだけで胸が一杯になりました」
岩井杏加&福永莉子
岩井「くやしぃ~!」
福永「くやしいですね……」
岩井「自分はずっとなるさんに負け続けだったので、今回も負けてしまったのがすごい悔しいんですけど、次は絶対負けないです」
福永「私も今回後楽園でなるちゃんと向日葵ちゃんをボコボコにする気満々だったんですけど、前日に靭帯切っちゃって……。杏ちゃんに負担かけちゃったし、ホント後楽園でかつ気満々だったんですごく悔しいです。でも今回勉強することが多かったので、しばらくは治療に専念してまた強くなって帰ってきたいと思います」
――デビュー戦の向日葵さんの相手をしましたが、印象はいかがでしたか
岩井「勢いが半端なくて」
福永「度胸もすごいですよね」
岩井「立ってるだけでオーラがあって、ホントに最初のタックルとかも『この子すごいな!』ってほんとに思いました」
福永「魅せ方、派手さ、パワー、ホントにすごくて、向日葵ちゃんはアクトレスガールズを引っ張っていく選手に慣れるんじゃないかなって。ガンガンにやったからこそ、やっぱやりたかったですね、初戦で」
第5試合
走り込んだ菜摘がタックルから腕ひしぎも珠紗はロープを掴む。すぐさま菜摘はグラウンドで腕を取っていくが、珠紗はアキレス腱固めで取り返すも菜摘はロープを掴みブレイク。
珠紗はロープに飛ぶが、菜摘はアームホイップで投げ捨てる。
珠紗のタックルを菜摘が脇固めで捕らえるが、珠紗はロープに足を伸ばしブレイク。
菜摘はロープの反動を使ったダブルニードロップからフォールも2。
菜摘はロープに飛ぶが、珠紗はカニバサミでロープに叩きつけると、エプロンに出てDDT。場外に落下した菜摘を見て珠紗はコーナーに登るが、菜摘はエプロンに登るとビンタから髪を掴んでエプロンに引きずり落とす。
エルボーの打ち合いから菜摘のビッグブーツと珠紗のエルボーの打ち合い、これに菜摘が打ち勝ち場外に落とすと、エプロンを走り込んでのダイビングニーを発射。
だが珠紗もエルボーから場外ブレーンバスターで叩きつける。
リングに戻り、珠紗がコーナーに登りミサイルキック。フォールも2。
珠紗はトップロープに菜摘の足をかけてグリーンキラーからロープに飛んでスライディングクロスボディ。フォールも2。
珠紗はコーナーに上り、セカンドロープからのムーンサルトプレス。フォールも2。
珠紗はトップロープに登るが、菜摘が股に潜り込みパワーボム。さらに髪を掴んで引き起こすとハイキックからスピンキック。避けた珠紗がボディへの膝蹴りから投げ捨てフィッシャーマンスープレックス。ダブルダウン。
珠紗が髪を掴んで引き起こそうとするが菜摘が丸め込むも2。
珠紗はラ・マヒストラルも、お互い切り返し合戦に。
珠紗がロープに飛ぶが、菜摘はローキックからミドルキック。さらにハイキックからスピンキックを顔面に叩き込みフォールも2。
菜摘はフィッシャーマンスープレックスホールドも2。
菜摘はボディスラムからコーナーに登り、ダイビングダブルニードロップからフォールし3カウント。
<試合後コメント>
澄川菜摘
「久々の後楽園で、新体制のアクトレスガールズでセミを飾ることが出来て、本当に嬉しいんですけど、最初セミになったときは、あとからアクトレスガールズに来た私に務まるのかなとか心配になったんですけど、松井珠紗とだったらいい試合できると最初から思っていたので。向こうも熱い気持ちで応えてくれて、とても盛り上がる、メインにつながるいい試合が出来たと思います。松井珠紗が今後アクトレスをどうしていきたいのかは分からないですけど、彼女と一緒にもっとアクトレスを面白くしていけたらと思ってます」
――ポイントマッチで負けることもありましたが、今日の試合では勝利しました。こういった試合で松井さんから勝つことはどういう感触ですか
「実力で、普通のプロレスでももちろん負けたくないですし、ポイントマッチってことで色んな要素で点数課されて、本当に負けられない闘いだと思ってるので、どんな試合だとしても本当に今回ギリギリだったんですけど勝つことが出来ました。今後もっと大差をつけて勝つことが出来るように、どんな形でもやっていきたいと思います」
――後楽園ホールはいつ以来でしょうか
「後楽園は、12月の(前体制の)アクトレスガールズ最後の後楽園で惡斗とサオリさんvs夏葵と私で。そのときは夏葵が負けてしまって、すごく悔しかったということでここでまたリベンジできて嬉しいです」
松井珠紗
「アクトレスガールズが新体制になって初の後楽園ホール大会、大会じゃない。公演。ホントにありがとうございました。澄川菜摘選手と初めてのシングルマッチをやらせていただいたんですけど、なんか、すっごい楽しかったです!前に1度タッグマッチで当たったことがあって、そこで『ブランクもあるのにすごい強い選手だな』って思ったんですけど、今回初めて1vs1、シングルマッチでやることができて本当に楽しくて楽しくて。もし出来るんだったら、私と菜摘さんが組んでも面白いんじゃないかなーって。このアクトレスガールズをもっともっと面白い方向に、私と菜摘さんなら変えられるんじゃないかなって思いました。負けた身で言うのもアレですが(笑)」
――新生アクトレスガールズになってから様々な主張と行動をしてきましたが、この約8ヶ月というのはいかがでしたか
「なんか停滞してるなって。なにも進んでないなって最初の方は感じていたんですけど、今思えばそういうこともきっと無駄じゃないと思うので、無駄にしないように、これから、今までの半年ちょいの興行のすべてをいい方向に持っていきたいなと、面白くしていきたいなと、変わらず思っています」
――師匠でもあるMARUさんが今日復帰しました
「16年ぶりのリング復帰で、ホンット正直な話『そんな動けないだろ』ってナメてたんですよ、私MARUさんのこと(笑)でも今日MARUさんとCHIAKIの試合を見させていただいて、『やっぱ踏んでる場数が違うな』と。なんか、場馴れ?分かんないですけど、お客さんを持っていく力はピカイチだなと。『ナメててごめんなさい』って思いました(笑)」
第6試合
先発は夏葵と茉莉。ロックアップから茉莉がヘッドロック。夏葵がボディにエルボーから突き飛ばし、茉莉は飛び越えると夏葵をロープに振るも、夏葵はブーメランアームホイップから再度アームホイップ。だが茉莉がガットショットから前方回転してのアームホイップで投げ捨てフォール合戦。両者1で返し距離を取る。
茉莉は未来にタッチ。夏葵も皇希にタッチ。
ロックアップから一度離れ、手4つから未来がひねってローキック。皇希がロープに振ってビッグブーツも、立ち上がった未来がロープに飛んでドロップキック。茉莉が未来の髪を掴んで引き起こし強引にタッチ。
茉莉はローキック連打から水面蹴りで倒し、カンパーナで吊り上げると夏葵がカット。
茉莉が「足出せ!」と未来に要求し、嫌々未来が膝をつくと茉莉は皇希を未来の膝に叩き込む。フォールも2。
茉莉は再度「足出せ!」と要求し、未来がトップロープに足をかけると皇希の顔面を叩き込む。何度も叩き込んでいき、未来が痛そうに足を下ろすと、茉莉は両足を要求。だが皇希が茉莉を未来の足に叩き込み、串刺しビッグブーツからボディスラム。さらにボディプレスを投下しフォールも2。
皇希は夏葵にタッチ。
夏葵は膝立ちの茉莉の胸にローキック連打。茉莉はキャッチして担ぐが、着地した夏葵がガットショットからコーナーに振って串刺しジャンピングニー。茉莉はキャッチするとが、逃れた夏葵に阿吽からランニングサッカーボールキック。さらにサッカーボールキック連発からフォールも2。
茉莉は担ぐが、皇希がカットしてエルボーから夏葵とともにロープに振るが、茉莉は連続で蹴りつけると2人まとめてドロップキック。茉莉はバックフリップからフォールも2。
茉莉はオモプラッパで捕らえるがこれは皇希がカット。
皇希と夏葵はロープに振ろうとするが、耐えた茉莉に皇希がショートレンジラリアット。夏葵がドロップキックから皇希がビッグブーツを交互に連続して叩き込み、さらに皇希がラリアットから夏葵がドロップキックでふっ飛ばし、串刺しジャンピングニーからロープに飛んでフットスタンプ。フォールも2。
夏葵はアナコンダ・バイスで捕らえるが、茉莉はロープに足を伸ばしブレイク。
夏葵はフィッシャーマンスープレックスホールドも1。
夏葵はドロップキックで吹っ飛ばすと、未来がその背中にタッチ。
未来はドロップキックからコーナーに振って串刺しドロップキック。
逆コーナーに振ろうとするが、耐えた夏葵がハイキック。さらにミドルキックも未来はキャッチしてエルボーから、足をロープにかけて足へのドロップキック。
未来はニークラッシャーから足を極めようとするが皇紀がカット。
未来は腿へ強烈なローキック。夏葵もローキックで返していきローキックの打ち合いへ。エルボーの打ち合いになり、夏葵がエルボー連打からロープに飛ぶが未来がカウンターのボディスラム。
未来がロープに飛ぶが、夏葵がカウンターのジャンピングニーから皇希にタッチ。
皇希はロープに飛んでのケンカキック連発も、避けた未来が背中にドロップキック。さらに首投げから背中にサッカーボールキックを叩き込み、二度三度とサッカーボールキックからフォールも2。
未来はロープに飛んでラリアットも、ラリアットの相打ち連発となりこれは未来が打ち勝つ。
未来がコーナに振っていくが、皇希が走り込みラリアット。皇希は逆エビ固めで捕らえるが、未来はロープを掴みブレイク。
皇希はロープに飛んで走り込むが、未来が足を刈って倒すとロープに飛んで低空ドロップキック。フォールも2。
未来はぶっこ抜きのみちのくドライバーIIからロープに飛ぶが、ビッグブーツで場外までふっ飛ばした皇希がロープに飛ぶも、茉莉がリングに飛び込んでドロップキックで皇希を場外に吹っ飛ばす。そのまま場外乱闘へ。
茉莉が羽交い締めにした皇希へ未来が走り込むが、皇希が避けてラリアットが茉莉に誤爆。夏葵がコーナーに登るが足をすべらせリングに落下。再度コーナーに登った夏葵が場外へのプランチャを投下する。
リングに戻り、皇希が未来の腕をつかんで起き上がりこぼし式のショートレンジラリアット。フォールも2。
皇希はロープに飛ぶが、未来はドロップキックで迎撃。さらにキャプチュードで叩きつけ、コーナーに上るも夏葵がエルボーでカットしハイキックからデッドリードライブ。そこへ皇希がロープに飛ぶが、茉莉が走り込んで担ぐとフロントフリップから、未来を皇希へ熨斗紙で叩きつけフォールさせるが夏葵がカット。
茉莉は夏葵を羽交い締めにしサンドイッチハイキックを狙うが、夏葵が避けて誤爆。皇希がダブルラリアットも茉莉にだけヒットし、未来をロープに振ってパワースラムからフォールも2。
皇希はアメジストバタフライ(※旋回式ダイビングボディプレス)を投下しフォールも茉莉がカット。
皇希は未来をスパインバスターで叩きつけジャックナイフでフォールも2。
皇希はロープに飛ぶが、未来はラリアットで迎撃し、ロープに飛んでスライディングラリアットからフォールも2。
未来はコーナーに上りミサイルキックからフォールも夏葵がカット。
茉莉は夏葵にソバットも、夏葵が避けてシャイニング・ウィザード。だがすぐに茉莉もトラースキックを叩き込み両者場外へ。
未来が皇希を投げようとするが、耐えた皇希にミドルキックから顔面にソバット。ふらつく皇希をダブルアームスープレックスで叩きつけた未来がフォールも2。
未来はロープに飛んでラリアットでなぎ倒しフォール。これで3カウント。
エンディング
未来「新生アクトレスガールズ、初の後楽園ホール公演、ご来場いただきありがとうございます!新体制、今年から新体制になり、後楽園ホール公演がこの8ヶ月で行われるということが、すっごくすっごく不安で、だけど、今日こんなに、こんなに沢山のお客様が集まってくださって本当に嬉しいです!今日、ここで、沢山デビューしました。そして、復帰戦もありました。ほかにもまだまだ、こんなに良い選手がいっぱいいっぱいます。だけど、まだまだなのは、本当に身に染みています。私たちは、もっともっと上を目指し、今までのアクトレスガールズ、昔のアクトレスガールズを、絶対超えてやります!だから、どうか、これからも応援よろしくお願いします!」
茉莉「えー、今日はご来場ありがとうございました。今青野から話があったんですけど、今日リングに上がってパフォーマンスした28人。28人いますけど、22人がまだデビュー1年未満。だからなんだって話なんですけど、私は、さっき話があったようにまだまだなんですけど、すげーメンバーが揃ってるなって思ってます。めちゃくちゃ良い選手が、練習してるのも頑張ってるのも当たり前なんです。デビュー1年未満だから今日見せたもので、すごいなんて言ってもらうつもりはありません。毎公演、毎公演自分と戦って、一人ひとりが自分を越えて、もっともっともっともっと、すごいところに、高いところに上がっていきたいと思います。みんなリングに上って!あがれー!毎度おなじみみずかさん今日もありがとう!皆さんお気づきかと思いますが、実況席に阿川(祐未)さんも来てくれました。今日はありがとうございました。(夏葵と皇希に)なんか言いたいことある?」
夏葵「皆様、本日は、新体制初アクトレスガールズの初の後楽園公演、ご来場いただきありがとうございます。私と皇希は、ちょうど2年前の8月にアクトレスガールズに初めて出会って、今日対戦させていただいた茉莉さんに、初めてご指導いただいて、プロレスも何も知らない、色々、体操から筋トレから全て教えていただいて、今日2年たってここでメインを2人でやらせてもらえたのがとても嬉しいです。ありがとうございます。私達、私達が、一番上になりたいです!私達で、アクトレスガールズって言えるように胸張ってここから頑張って参りますので、皆様アクトレスガールズの応援よろしくお願いします」
未来「そしたら、最後にいつものしめをやりたいと思います。私達が強く優しくあなたに一生懸命アクトレスガールズと言ったら、一緒に小指を上げてください。じゃあ一緒にしめましょう。せーの、強く!優しく!あなたに一生懸命!アクトレスガールズ!」
<試合後コメント>
茉莉&青野未来&皇希&夏葵
――新体制アクトレスガールズの初後楽園のメインをこの4人で行った感想を
青野「リング上でも言ったんですけど、正直メチャクチャ不安で。新木場とか新宿FACEで公演を何度かやらせてもらってたんですけど、まあ全然入ってない日もあったりとか、自分も含めて力不足だなというのを痛感していた中での後楽園ホール大会ということで、本当に不安が大きくて。でも、後楽園ホール大会っていう目標があったからこそみんなすごい頑張っていて、チケットを売るってこともそれぞれがすごい頑張ってこの後楽園ホールをいっぱいにしよう、満員にしようって思いで動いていたので、このタイミングで出来たことは今思えばすごくありがたくて、良かったことだなっていうのを思って。それで私が一番嬉しかったのが、本当にたくさんのお客さんが今日来てくれて、すごく温かくて、もしかしたらやるって言ってたけど、去年までみたいな景色は見れないんじゃないかなとか……(※涙で声をつまらせる)正直あったので、さらに新しいお客さんもいて、もっともっとパワーアップするのを感じられたので、本当にしあわせでした。ありがとうございます」
茉莉「アクトレス全体については青野からコメントがあったんで、自分は試合について。自分がゼロから教えた2人とメインに立たせてもらって、すごくプレッシャーだったんですけど、会社の期待と、私たちの先輩からの期待と、他のメンバーからの期待と、全部背負って、すごくすごくプレッシャーの中で立ったと思います。私も正直不安なママリングに上がって。でも2人を信じて行くしか無いなと思って今日来たんですけど、私が最大限期待したところまでは正直足りなかったです。周りからの期待もある2人だし、本人たちも上に上がりたいっていうすごい強い気持ちのある2人なので、もちろん甘く見て上がってきたとは思ってないですけど、実際聖地・後楽園ホールで28人上がるこのリングで、メインに立つということがどういうことかとか、身にしみてわかったと思うので。期待の最大値に届かなくて良かったと思ってます」
――これを機にもっと伸びてほしいと感じた?
茉莉「そうですね。技もスタミナも、本人たちが一番わかってると思うので。練習でどんなに言ったりアドバイスしたり、伝えたりしてもリングの上でしか学べないことがあるので。未熟なことがいいという意味ではないですけど、一番勉強になったのかなと思います」
――夏葵さん、皇希さんはいかがですか
夏葵「さっき言った通り、私と皇希はホントに2年前、8月、初めて皇希と出会って、初めてアクトレスガールズの練習場に呼んでいただいて、本当になにも知らない状態で始めさせていただいて、でも茉莉さんに丁寧に教えていただいて、坂口さんからもお言葉をいただいて、本当になんにも知らない状態でしたけど、アクトレスガールズで、最初アクトリングからやっていたんですけど、プロレスの技を使わせていただいてパフォーマンスをしたいと思い今日までやらせていただいています。まさか後楽園ホールでメインを張らせていただけるとは思って無くて、正直ホントに今日この公演を終えて私たちの力不足を感じましたし、もっともっと頑張らなきゃいけないと思っています」
皇希「アクトレスガールズでプロレスというものに出会って、茉莉さんとか夏葵がいてくれたからここまで頑張れたと思ってて、アクトレスガールズのトップにいる未来さんとこの4人で後楽園でメインが出来たことがすごく嬉しかったですけど、それと同時にすごいプレッシャーで『私でいいのかな』『私で出来るのかな』っていう不安がすごく大きくて、やっぱり終わってみて、まだまだだなと思うところがたくさんあったので、もっと高いところに行けるように自分自身も、アクトレスガールズも高いところへ行けるようにまたみんなで、自分自身も頑張っていきたいと思いました」
――試合直後から涙を見せていましたが、その涙はどういう涙だと思っていますか
夏葵「悔しさが強いですね。この後楽園ホール公演、セコンドでデビュー戦の子たちを見て、みんなすごいキラキラ輝いてて、緊張してても笑顔で思い切り立ち向かっているのを見て、気持ちがいっぱいになって、その状態で臨ませていただいていたんですけど、改めてメインで試合を終えて、『もっと出来たな』『練習では出来たのに』とか、リングでは、お客さんの前ではまた感覚が違うのかなって思ってたんですけど、悔しくて、でも皇希と2人で挑戦させてもらえたこともすごく嬉しくて、お客さんがすごくたくさんの拍手を送ってくださったことでも気持ちが溢れてしまいました」
皇希「私も悔しいって気持ちが一番大きかったかなと思います。自分の技術がまだまだなのと、私はこの後楽園ってステージで、みんながいて、お客様がいて、そんな中で出来たことが、色んなことで感極まっちゃったのかな」