【試合詳細】8・5 NOMADS'新宿FACE大会 山下りな&優宇vs高橋奈七永&松本浩代 夏すみれ&高瀬みゆきvsSAKI&清水ひかり 水波綾vs網倉理奈 真琴&小林香萌&春日萌花vs安納サオリ&本間多恵&尾崎妹加 雪妃真矢vs櫻井裕子

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『NOMADS' vol.2』
日程:2022年8月5日(金)
開始:19:00
会場:東京都・新宿FACE
観衆:410人

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○雪妃真矢
6分44秒 ホワイトアウト
●櫻井裕子(COLOR‘S)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
真琴/●小林香萌/春日萌花
13分31秒 ポテリング
○安納サオリ/本間多恵/尾崎妹加

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○水波綾
10分47秒 ラリアット→片エビ固め
●網倉理奈(COLOR‘S)

▼夏すみれ復帰戦 タッグマッチ 20分1本勝負
●夏すみれ/高瀬みゆき
19分57秒 ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め
[galaxyPunch!]SAKI(COLOR‘S)/○清水ひかり(COLOR‘S)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
●山下りな/優宇(EVE)
19分57秒 ワンセコンドEX→体固め
○高橋奈七永/松本浩代

夏すみれが2年ぶりの復帰を果たし“黒高瀬”と妖乱ファイト!元スターダムのジャングル叫女がNOMADS'に登場し山下りなとバチバチ睨み合い!

オープニング


 大会開始前に山下りなと石黒淳士レフェリーがリングに上がり、各種アナウンス・諸注意・グッズ紹介などを実施。

 声出し応援OKな大会として告知されていたが、昨今の新型コロナ感染状況を鑑みて声出しはNGとなり、そのお詫びとともに山下が拍手や足踏みなどでの応援を実践。テンションが暴走気味な山下が石黒レフェリーをボディスラムで叩きつけ、雄叫びを上げてから大会オープニングコールを行った。

第1試合


 ロックアップからリストの取り合いとなり、雪妃がヘッドロックからフロントネックで捕らえ顔面に膝蹴り。さらに首投げから背中にサッカーボールキックを叩き込みフォールも2。
 再度サッカーボールキックからフォールも2。
 背中へのPKからフォールも2。

 雪妃はPKを狙うも、避けた櫻井がスクールボーイから低空ドロップキック。ロープに振ってショルダータックルも、受けきった雪妃がガットショットからコーナーに振ろうとするが、逆に振った櫻井が串刺しバックエルボーからロープに飛んでショルダータックルで倒す。フォールも2。

 櫻井はコブラツイストで捕らえるが、雪妃はロープを掴みブレイク。
 雪妃をロープにくくり、ロープに飛んだ櫻井が背中へのドロップキック。フォールも2。
 櫻井のエルボーを避けた雪妃がコンビネーションキックからソバット。さらにミドルキックで蹴倒しフォールも2。

 雪妃はロープに飛んで低空ドロップキックでふっ飛ばし、ランニングニーを放つが避けた櫻井がロープに振ってボディスラム。フォールも2。

 櫻井はフロントネックで絞り上げるが、雪妃はロープに足を伸ばしブレイク。

 櫻井は投げようとするが、耐えた雪妃にガットショットからロープに飛ぶも、雪妃はトラースキックで迎撃し顔面へのランニングニー。
 雪妃はコーナーに登るとミサイルキックからフォールも2。

 雪妃はランニングニーも、避けた櫻井が走り込んで来た雪妃の腕を巻き込んでブレーンバスターからフォールも2。

 櫻井はフロントネックで捕らえるが、切り返した雪妃が顔面に膝蹴りからスライディングレッグラリアート。フォールも2。

 雪妃はホワイトアウトで捕らえ、これで櫻井はギブアップ。

第2試合


 アクトレスガールズ一期生vs真琴&小林の元REINA+夏のWAVE時代の先輩である春日のタッグ。小林は「夏おかえり」と書かれたタンクトップを来て入場し、コーナーでそのタックトップを破り捨てる。

 先発は安納と小林。小林は「今日はクリーンにいこうよ」と握手を要求し、訝しがる安納を見て、レフェリーと尾崎、本間と握手し再度安納に握手を要求。
 安納がその手を握るとガットショットからヘッドロック。さらにロープに飛んでドロップキックも、避けた安納をアームホイップで投げ捨て、ロープに飛んでコルバタで場外に投げ捨てる。小林はトペを飛ぶかに見せて、リング中央に戻り挑発。安納はリングに走り込んで蹴倒すと、尾崎と本間が出てきて両脇から小林を絞り上げると、春日も「そんな事教えてないだろ!」と髪を引っ張り5人で小林を痛めつけてポーズを決める。
 さらに安納が顔面にビッグブーツを叩き込み、髪を掴んで起こすが、小林はガットショットからフロントネックで捕らえ、背中にチョップ連発。安納はたまらずロープを掴む。

 小林は再度背中に強烈なチョップから挑発するが、安納は髪を掴んで引き倒すと、うつぶせの小林に馬乗りになり背中に平手打ちを連打。安納は尾崎にタッチ。

 尾崎はボディスラム。さらにうつぶせの小林の背中にダブルチョップを叩き込み本間にタッチ。

 本間は背中にチョップ連打も、たまらず小林は場外に逃げる。
 本間が握手を要求すると、小林がその手を握るが本間はガットショットからヘッドロックで捕らえグラウンドになると首4の字。さらに安納がフィギュアエイトで捕らえ、尾崎がボディへのエルボードロップ。苦しむ小林を本間がフォールも2。
 エルボーの打ち合いから本間がエルボー連打。ロープに飛ぶが、時間差でダメージを受けた小林が倒れるとフォールしようとするも、小林は首固めも2。

 小林は逆さ押さえ込みから顔面に低空ドロップキック。さらにロープに飛んで顔面に低空ドロップキックから春日にタッチ。

 春日はダイビングボディプレスも、安納が走り込んでガットショットからコーナーに振って本間が走り込むが、春日が避けると続いて走り込んできた安納をフロントネックで捕らえ、助けに来た本間もまとめてDDT。
 春日はバックを取るが、耐えた本間の足を刈って変形の極楽固め。これを離すと春日はロープに飛んで背中へのフットスタンプからフォールも2。
 春日はコーナーに振ろうとするが、逆に振った本間が串刺しバックエルボーからロープに飛んで低空ドロップキック。フォールも2。

 本間は脇固めから足もまとめてジャベで捕らえるが真琴がカット。
 真琴と春日はダブル攻撃を狙うが、本間が真琴を突き飛ばして同士討ちさせると、ロープに飛んで真琴にドロップキックからそのまま春日にセントーンで落下。フォールも2。
 本間は尾崎にタッチ。

 尾崎はエルボードロップからセントーン。フォールも2。
 尾崎はアルゼンチンで担ぐが、着地した春日をコーナーに振って串刺し攻撃を狙う。足を伸ばしてカットした春日がコーナーに上り、走り込んできた尾崎の腕を巻き込んでぶら下がり腕ひしぎ。だが力付くで持ち上げた尾崎がアルゼンチンで絞り上げるも、これは真琴がカット。
 春日はエルボー連打も、尾崎は背中へのエルボーからロープに振って投げようとするが、尾崎が空中で体勢を切り返しボディプレス。フォールも2。春日は真琴にタッチ。

 真琴はランニングニーからロープに飛んで側頭部へのドロップキック。さらにダブルニードロップからフォールも2。
 真琴はダブルアームの体勢も、耐えた尾崎がエルボー連打からロープに振るが、春日がエプロンから腕を掴んで動きを止めると、走り込んできた尾崎にサンドイッチミドルキック。さらに真琴がダブルアームスープレックスからカカト落としを投下しフォールも2。
 真琴は担ぐが、着地した尾崎がロープに飛ぶも真琴がスピアーで迎撃。真琴がロープに飛ぶも、尾崎はラリアットで迎撃。両者ダウン。両者タッチ。

 安納と小林がお互いエルボーを避けあい、安納のビッグブーツと小林のラリアットも避けあうと、小林がエルボーで倒してコーナーに登る。だが本間がエプロンから動きを止め、安納が正面に登ると雪崩式フランケンで投げ捨てコーナーに登るも春日がエプロンから動きを止める。小林が正面に登ると雪崩式フランケンで投げ返し、コーナーに登るとミサイルキック。フォールも2。
 小林がフロントネックから投げようとするが、耐えた安納にエルボーをフェイントにしたスネ蹴り連発。ロープに飛ぶが、本間が出てきてコードブレイカーから尾崎がセントーン.3人でロープに飛ぶが、真琴と春日が場外から尾崎と本間の足を掴んで倒し、安納の低空ドロップキックを避けた小林が延髄斬り。避けた安納がバックをとるが、真琴がブレイジングチョップから春日との合体大外刈りで倒し、春日がダイビングフットスタンプから小林がノーザンライトスープレックスホールドも本間カット。
 小林がコーナーに上るが、尾崎が尻へのチョップ連発からビンタを叩き込み、マイカバスターの体勢。そこへ本間がミサイルキックを発射し合体マイカバスターから安納がフィッシャーマンスープレックスホールドも春日がカット。
 安納はロープに飛ぶが、小林がカサドーラも2で切り返し合戦に。
 真琴と春日が次々ビッグブーツでサポートに入るが2。
 安納がポテリングで捕らえ3カウント。

第3試合


 握手をすると水波が気合注入の背中への張り手。
 ロックアップから水波がロープに押し込むが、体勢を切り返した網倉がエルボー連打からロープに飛ぶがショルダータックルの相打ち連発へ。打ち勝った水波がバックをとるが、切り返した網倉が丸め込みヒッププレス。さらにワープレスを狙うが、下から足を伸ばして2連続でカットした水波が3発目を避けて自爆させる。
 水波は首投げからヘッドロック。さらにギロチンドロップからフォールも2。

 水波はキャメルクラッチで絞り上げ、これを離すと背中へのギロチンドロップ。
 網倉は膝立ちでエルボー連打も、水波は強烈な逆水平チョップを打ち込んでコーナーに押し込むとマシンガンチョップ。さらに振りかぶってランニングチョップからコーナーに振っていくが、走り込んできた水波に網倉がショルダータックル連発。さらに投げようとするが、耐えた水波がエルボーでふっ飛ばし串刺しラリアット。コーナーに登るが、網倉はエルボーからデッドリードライブで投げ捨て、串刺しボディスプラッシュからロープに振ろうとするも、逆に水波が振ってラリアット。これを避けた網倉がショルダータックルでなぎ倒し、二度三度とショルダータックルで倒してからフォールも2。

 網倉はワープレスからロープに飛んでボディプレス。フォールも2。
 網倉は逆エビ固めを狙うが、力付くで返した水波を網倉は投げようとする。水波はリバースすると、走り込んできた網倉に大外刈りからロープに飛んでギロチンドロップ。フォールも2。

 水波は肩固めで捕らえるが網倉はロープに足を伸ばしブレイク。

 網倉はよろよろとエルボーを打ち込んでいくが、水波は強烈なエルボーで吹っ飛ばす。
 再度網倉はエルボー連打も、水波はエルボーを打ち込むと網倉は崩れ落ちる。立ち上がった網倉がエルボー連打から、水波のエルボーをガードして逆水平チョップ連打から突っ張り連打。さらにダブルチョップ連打も、受けきった水波が左右のエルボー連打。さらにラリアットからロープに飛ぶが、網倉はダブルチョップで迎撃しフォールも2。

 網倉はサンセットフリップからフォールも2。
 網倉はショルダータックルからコーナーに登り、セカンドロープからのダイビングセントーンからフォールも2。
 網倉は再度コーナーに登りダイビングセントーンも、水波が避けるとスピアー。さらにショートレンジラリアットからフォールも2。

 水波はロープに飛んでラリアットで一回転させてフォール。これで3カウント。

第4試合


 スクリーンには自室で病んでいく夏すみれの様子が映される。コスチュームを捨てた夏だったが、高瀬がこれを拾い夏に渡すと、笑顔を取り戻した夏が「帰ろうかな」と言って一緒に階段を登っていくが、高瀬の目が赤く光っており・・・。
 いつもとは違う入場曲で現れた高瀬は漆黒の巨大ハリセンを持ち込みヒールモードで登場。

 夏はセクシーなダンサーを4人連れて現れ、ついにリングに復活。復帰をお祝いし、アクトレス一期生の3人からサプライズの花束が渡される。
 対戦相手のギャラクシーパンチの2人が入場すると、試合前に「夏さん復帰おめでとうございまーす!」と花束が差し出される。

 だがこれを受け取った夏はその花束で「花が多い!」と清水を殴りつけ、ショックを受ける清水とSAKIを痛めつけながら「4つ目だぞ!こっちは小さいレンタカーしか借りてねーんだよ!」と高瀬とともに顔面を踏みつける。
 「帰ってきたぞー!」と叫んだ夏は、清水の髪を掴んで引きずるも、清水は「なめんなー!」とローキック。ロープに飛ぶが、場外から高瀬が足を掴んで倒し、そのまま場外に引きずり落とすと場外乱闘へ。

 リングに戻ると夏が清水の顔面を踏みつけ、逃れた清水をロープに振ってムチ攻撃。
 さらにコーナーに顔面を叩きつけ高瀬にタッチ。

 高瀬は顔面にハリセン攻撃。さらにSAKIにもハリセン攻撃を叩き込むと、これはレフェリーが没収。
 清水は前蹴りからロープに飛んでクロスボディも、キャッチした高瀬がバックブリーカー。
 さらに背中にダブルニードロップから、ダブルアームで担いでコーナーに逆さ吊りにする。
 高瀬は背中への串刺しドロップキックからフォールも2。

 高瀬は背中へのギロチンドロップから髪を掴んで引き起こし、スリーパーで捕らえながら下がると夏にタッチ。

 夏は顔面を踏みつけ、これを離すと背中へのエルボー。さらにコーナーに叩きつけ、串刺しバックエルボーから足を刈って倒し腰振り式ブロンコバスターを狙う。だが清水が避けて自爆させると、SAKIが顔面を蹴りつけ髪を掴んで動きを止め、清水が背中への串刺しサッカーボールキック。さらにロープに飛んでクロスボディからフォールも2。
 清水はSAKIにタッチ。

 SAKIはケンカキック連発からボディスラム。フォールも2。
 SAKIはジャイアントスイングからフォールも2。
 SAKIは清水にタッチ。

 ギャラパンはロープに振って清水がカニバサミで倒し、SAKIがケンカキックからダブルのエルボードロップ。さらに清水がダブルニードロップからコーナーに叩きつけSAKIにタッチ。

 SAKIは投げようとするが、耐えた夏にボディブロー。
 SAKIはロープに飛ぶが、レフェリーを夏が盾にして動きを止め、レフェリーを突き飛ばすとSAKIにネックブリーカードロップ。タッチしようとするがSAKIがバックを取るも、エルボーで逃れた夏にSAKIはビッグブーツ。ロープに飛ぶが、夏はマンハッタンドロップで迎撃し高瀬にタッチ。

 高瀬は逆水平チョップ連発も、清水がガットショットでカットしエルボー。高瀬は前蹴りも、SAKIが蹴りつけてコーナーに振ってギャラパンで走り込むが、高瀬はコーナーを駆け上がり2人まとめてミサイルキック。さらにSAKIに串刺しラリアットからコーナーに登りセカンドロープからのダイビングフォアアーム。
 高瀬は投げようとするが、耐えたSAKIのボディに膝蹴りからロープに飛んでRKO。
 立ち上がったSAKIのビッグブーツと高瀬のエルボーの打ち合い。高瀬がビッグブーツをスカしてエルボー。再度のビッグブーツもエルボーで迎撃すると、ラリアットでなぎ倒し投げようとするが、SAKIが逆にブレーンバスター。
 SAKIはロープに飛ぼうとするが、高瀬が髪を掴んで引き倒しロープに飛ぶも、SAKIはビッグブーツで迎撃し投げようとするが、着地した高瀬がサミング。ロープに振ろうとするが、逆に振ったSAKIがみちのくドライバーIIからフォールも2。
 SAKIはロープに飛んで側頭部へのランニングニーからフォールも2。
 SAKIはドクターボムからコーナーに上るも、高瀬は髪を掴んでエルボーから正面に上り雪崩式ブレーンバスター。
 高瀬はラリアットでなぎ倒しコーナーに登るも、SAKIは顔面を蹴りつけてから正面に登り雪崩式ブレーンバスター。
 SAKIは走り込むが、高瀬はラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 高瀬がロープに飛ぶが、ラリアットを巻き込んでSAKIがツイスターで叩きつける。SAKIは清水にタッチ。

 清水はランニング雷電ドロップから投げようとするが、着地した高瀬をコルバタで投げ捨てタイナーからPK。フォールも2。
 清水はロープに飛ぶが、高瀬はパワースラムで迎撃し夏にタッチ。

 夏はケンカキックからロープに飛んでビッグブーツも、避けた清水が延髄斬り。ロープに飛ぶが、夏はムチ攻撃で迎撃し、助けに来たSAKIにもムチ攻撃。レフェリーがムチを奪おうとするが、離さない夏に清水がドロップキック。清水はロープに飛ぶが、エプロンから高瀬がハリセン攻撃を叩き込み、夏がビッグブーツからコーナーで座らせ、串刺しブロンコバスターを狙うがSAKIがビッグブーツでカット。

 高瀬がSAKIをドロップキックでコーナーに押し込み、SAKIと高瀬をコーナーに座らせ顔面を踏みつけると、夏が2人まとめて串刺し腰振りブロンコバスター。

 夏は妖乱を狙うが、耐えた清水が水面蹴りからスリーパー。夏はロープに足を伸ばしブレイク。
 エルボーの打ち合いから、夏が足を踏みつけてロープに飛ぶも、SAKIが出てきてカウンターのボディスラムから、清水をホイップすると清水は夏へのフットスタンプ。清水はスライディングレッグラリアートからフォールも2。
 清水はノーザンライトスープレックスホールドも高瀬がカット。
 清水はロープに飛ぶが、夏は首固めも2。

 清水は高瀬のラリアットを夏に誤爆させ、SAKIが高瀬にビッグブーツから清水が高瀬にレッグラリアートで場外に叩き出す。清水はコーナーに上り場外の高瀬にダイビングクロスボディを投下し、SAKIが夏にカワイルドバスターから清水がダイビングフットスタンプを投下しフォール。これで3カウント。

夏「ただいま。2年ぶりの、復帰、SAKI、そして清水ひかり?次は、次、私が、フリーランスとして、カラーズさんからお仕事もらえた暁には、おめーら、おめーら2人を、また必ず、私の股間に沈めてやる!今日の所は、ありがとうございました」

 SAKIと清水が「おかえりなさい」とボロボロになった花を渡す。

SAKI「私達のリングで、簡単に私達と試合できると思うなよ」
夏「オファー楽しみにしてまーす!お客さん、改めまして、昨日までの、プロレス界、今のプロレス界には、何が足りない?夏すみれだろーがい!帰ってきました!今日からね、私の、また、いち、フリーランスとして、選手として、活動を再開していきます。ここに、このノマズに参戦してくれている他の選手たちと同様に、私も、これからは、プレイヤーとして、また、皆さんを、盛り上げて、いきたいと思うし、このノマズ、今後もまだまだ続けていきます。このノマズの、主役は、アタシ。そう思ってこれからはやっていきます。でももちろん、出てくれてる選手の皆さんも同じように思っていただいて大丈夫です!ここはとくにどこの縛りも、境界線も何もない場所だから。自分たちが主役になる、そう思って、今後も、こうして集まってくれたら、それはいち運営として嬉しく思います。だからこそ、改めて対戦してくれた両選手、パートナーの高瀬みゆき、ありがとうございました。NOMADS'Vol.2、残り一試合となりました。この現状のフリーランス界で極上のタッグマッチ、ご用意しました。最後まで皆さん、盛り上がって、心から楽しんでご観戦ください。ありがとうございました」

<試合後コメント>

夏すみれ&高瀬みゆき
――復帰戦を終えられた感触はいかがですか
夏「なんかね……エキシビションでやったときのほうが緊張しましたね。なんか、楽しかったなあって思うから。楽しみすぎてね、ちょっと時間ギリギリになっちゃって自分のリズムが崩れたところが悔しいなあっていうところは、やっぱぶっちゃけあるけど、でも、今日は私が1番このリングを楽しむつもりで来たから、それは達成できたんじゃないかな」

――高瀬選手、復帰戦のパートナーを務めて横で夏選手を見ていていかがでしたか
高瀬「そうですね……あのー……すっごく不安でした(笑)」
夏「(笑)」
高瀬「帰ってこれんのかな思ってたし(笑)だけど、女優なんで、夏さんは。リングという舞台本番で誰よりも注目される舞台に立てば大丈夫だろうと思っていたので。その通りになったんじゃないでしょうか。おかえりなさい、夏さん!」
夏「恥ずかしながら帰ってまいりました!」
高瀬「ちょっとヤバかったっすね」
夏「ちょっとぐらいさあ、手加減とか無いんかい?あの子達。感じ悪っ!」
高瀬「はははは!(笑)」
夏「ベルト、獲っちゃおうかしら。私が。あれ、どこのベルト?」

――SAKI選手が持っていたのはCOLOR’Sのベルトです
高瀬「あのベルトはある意味夏さん向きのベルトですよね。自由にルール決められたり」
夏「……ン狙っちゃおうかなあッ!!(笑)」
高瀬「NOMADS'に持ってきてください!」
夏「あとはCOLOR’Sさんのオファー次第ということで。ここはね、また裏でオトナのやり取りをさせていただきます」

――改めて、フリーランスのプロレスラーとして復帰されましたが、今後の目標は
夏「うーん、正直あんまり復帰してそうそう言うもんじゃないと思うけど、私が今日こうしてリングに戻ってきた最大の理由って、ちゃんと引退をするためで。正直この2年間でフェードアウトを考えたことも1度や2度じゃないくらいだったけど、結局フェードアウトっていうのは待ってくれているファンの人達にもそうだけど、今まで一緒に仕事をしてきた選手とか団体さんへの1番の不義理だと思うから、ちゃんと引退がしたくて、まずは今日リングに戻るところを始めてみた。そういう気持ちで私は戻ってきたんで。本当に、突き詰めたことを行ってしまうと、やっぱちゃんと自分の足でリングを降りて引退する。それが1番の目標です。でも、そのためにはまだまだやり残したことがこのプロレス界でいっぱいあるから、やり残したことを全て1個ずつ達成していって、全て達成した暁にはまた笑顔でね、引退をしたいと思うんで。それまでの間は、とにかくただ自分が楽しむことをやるっていうのを頭に置いて、フリーランスとしてまた試合をしていこうと思います」

――引退の時期というのは、1年後かもしれないし、10年後、20年後かもしれないと
夏「1年後っていう断定はできないけど、でも決して遠くはないかなと思います。ただ、さっきも言った通りやり残したことがたくさんあるし、なにより私来年10周年なんですよ。早いもんで。『アイツすぐ辞めるだろう』って言われてた新人が。なんだかんだで10周年なんで。10周年っていうのは自分の中でも特別なものだし、今日こうして出ている選手の中で山下りな、小林香萌と並んで10周年を3人出迎えたいっていうのが目標だから。少なくとも1年とかそんなすぐな話では無いってことですかね」

――高瀬選手のそのコスチュームは、夏選手の復帰に華を添えるためのもの?
高瀬「そうです。これは夏さんから『復帰戦を一緒にヒールでやってくれ』と言われたので、一生懸命ヒールの方の試合をたくさん見て剣侠して、『どうやったら悪そうに見えるかな?』とか考えて、今日この日のためだけにすべてやらせていただきました!」
夏「みんなどうですかぁ~!?黒高瀬!」
高瀬「うはは……(笑)」

――本当に、“黒高瀬”は今日で終わり?
高瀬「今日だけ……」
夏「(※被せるように)でもまだまだ見たい人いるんじゃないのっ?!(笑)」
高瀬「需要があれば2人でどっか行っちゃうかも知れませんけども!(笑)」
夏「なんか週プロさんが言いたげな顔をしている」

――そのコスチュームは1から作ったのですか?
高瀬「1から作りました!髪も!髪も今日で終わりです。このハリセンも、今日で終わりです」

――ニーズがあれば考えると
高瀬「ニーズがあれば。ただ、この髪は今日で最後かもしれませんね(笑)これも全部夏さんの復帰が待ち遠しかったからということで。おかえりなさいです!」

第5試合


 先発は奈七永と山下。手4つから奈七永が潰してグラウンドになるが、切り返した山下がフロントネックも奈七永が回転して抜ける。
 山下が手を上げると奈七永がその手を握るが、山下はガットショットからコーナーに押し込み、髪を掴んでのショートレンジラリアットからヘアーホイップを狙う。耐えた奈七永が逆に髪を掴んで引きずり回し、ヘアーホイップから低空ドロップキック。奈七永は松本にタッチ。

 松本と奈七永は山下の顔面を蹴りつけ、ロープに振ってダブルのショルダータックル。
 さらに松本の背中に奈七永がおぶさり、そのまま山下に倒れ込むが、山下が避けると優宇が走り込み2人まとめてセントーンで潰す。
 山下が奈七永に、優宇が松本にショルダータックルも、受けきった2人が逆にショルダータックルで倒す。
 松本は優宇を背負い、その背中に奈七永がおぶさると、3人分の体重で山下にボディプレスを狙うが、松本が重たくて動けないため、奈七永が諦めて二人分の体重でダブルニードロップ。松本は山下に弓矢固め。これを離すと奈七永にタッチ。

 奈七永は背中にサッカーボールキック連発からケンカキック。山下が「背中もっとこいよー!」と挑発し、奈七永がロープに飛んで背中にサッカーボールキックを叩き込むと座り込む。山下が背中にサッカーボールキックも、奈七永はビンタから首投げで倒し背中にサッカーボールキック。さらにビンタ連発も、立ち上がった山下とエルボーの打ち合い。吹っ飛んだ山下に松本がエプロンからビンタを叩き込み、奈七永は強烈なエルボーを打ち込むが山下は耐えるとエルボー。エルボーの相打ちから奈七永がロープに飛ぶが、山下がショルダータックルで倒し優宇にタッチ。

 優宇はセントーンも、避けた奈七永が低空レッグラリアート。フォールも2。
 奈七永はボディスラムを狙うが、耐えた優宇がボディスラム。さらにドロップキックで吹っ飛ばすと、背中に松本がタッチ。

 優宇はドロップキックで奈七永に松本を叩き込むと、尻を押し付けて潰し、逆コーナーから走り込んでキャノンボール。これを松本が避けて奈七永だけ潰す。
 松本はガットショットからロープに振るが、優宇はクロスボディを発射して倒し、場外に転がった松本奈七永にまとめてみたらし団子を狙うが、奈七永と松本は押し返すと反対側にいた山下が潰されてシます。場外の優宇と山下に、松本が奈七永を担いで「くらえ!奈七永爆弾!」と投げつけ、松本がコーナーに上ると、リングに投げ入れられた優宇にミサイルキック。フォールも2。
 松本は投げようとするが、耐えた優宇がラリアット。キャッチした松本が担ぐが、優宇がそのまま重さで潰してフォールも2。
 手を握り合ってのチョップの打ち合い。松本がロープに飛ぶが、優宇が逆水平チョップからセントーンを投下しフォールも2。優宇は山下にタッチ。

 山下はロープに飛んでラリアット。投げようとするが、耐えた松本が投げようとするも、山下がブレーンバスターからチンクラッッシャーを狙うが、耐えた松本にガットショットからロープに飛んでチンクラッシャーを狙うも、松本がキャッチして耐える。山下はガットショットからロープに飛ぶが、奈七永がエプロンから羽交い締めに。松本が走り込むと山下が避けて誤爆させようとするが、耐えた松本がビンタからダブル攻撃を狙う。山下が避けると奈七永を松本にセットし、奈七永の足を刈ってチンクラッシャーをさせ、さらに山下が松本にチンクラッシャーから投げようとするが、耐えた松本が走り込むも山下はボディにヒザ蹴りからロープに飛ぶ。これはラリアットの相打ちになり、再度の相打ちで打ち勝った松本が奈七永にタッチ。

 奈七永と松本はコーナーに振ろうとするが、山下が2人を逆にコーナーに振って走り込むが、松本がカウンターのサイドバスターから奈七永が冷蔵庫爆弾。さらに松本がリバーススプラッシュダブルニーから奈七永がフォールも2。
 奈七永は背中にチョップからボディに膝蹴り連発。山下はエルボーを返していき、エルボーの打ち合いから山下がエルボー連打。奈七永は受けながら前に出ていきロープに押し込むと、エルボーとラリアットを交互に連打しバックドロップの体勢に。耐えた山下が逆にバックドロップで叩きつけ、ロープに飛ぶも奈七永が避けると松本がラリアット。さらに奈七永がスライディングDからフォールも2。
 奈七永はフェイスロックで捕らえるが、山下はロープに足を伸ばしブレイク。
 奈七永はショートレンジラリアットでなぎ倒し、コーナーに登ると冷蔵庫爆弾。これを山下が剣山で迎撃すると、優宇がキャノンボールから山下がコーナーに登り、ダイビングボディプレスからフォールも2。
 山下は投げようとするが、リバースした奈七永を山下が丸め込むが2.
 奈七永が走り込むが、山下がカウンターのインプラントからフォールも松本がスライディングチョップでひっくり返す。これを優宇もスライディングチョップでひっくり返すが2。
 優宇が松本を投げようとするが、奈七永がカットしダブルのバックドロップで叩きつける。
 松本と奈七永は山下をロープに振るが、山下はダブルラリアットでなぎ倒し奈七永を投げようとするが、奈七永が山下にバックドロップ。全員ダウン。
 奈七永と山下はラリアットの相打ち連発から山下がロープに飛ぶが、奈七永がラリアットで倒しフォールも2。
 奈七永はロープに飛ぶが、山下がラリアットで迎撃しフォールも1。
 山下はトラースキックからインプラントで突き刺しフォールも松本がカット。
 山下は担ごうとするが、耐えた奈七永がスクールボーイも2。
 山下がロープに振ろうとすると優宇がバックを取るが、山下が走り込むとラリアットが誤爆。
 奈七永が松本に山下を担がせ、松本は優宇ヘパワーボムで叩きつけると奈七永がフォールも2。
 奈七永はショートレンジラリアットからフォールも2。

 奈七永はナナラッカからワンセコンドEXで叩きつけ3カウント。

奈七永「山下ー!!山下ー!!」 
山下「なんだおらー!」
奈七永「おい、初めて出会ってから7年ぐらい経って、お前には、いつか負けるかもしれないって初めて会った時に思ったんだ。でも、今日、高橋奈七永が勝った。でもほんとに、ちょっとの差だった。ちょっとの差だったと思う。でもその差が、その差がパッションの差なんだよ!私は、昔、浅草のとある小料理屋のおばさんに、おかみさんね。人生は、永遠の山登り何だよって言われたことがあって、すごい心にグサッと来て、その言葉を私から山下に送ります。人生は永遠の山登り、お前、お前がこうして優宇、優宇もだよ。NOMADS、こうやって、フリーの人たちが上がれるリングを作ってくれて、ほんとにプロレスって最高だなって、最高だなって、最高だなーって!思いました。フリーのみんな、山登りの途中。私もエベレストの頂上にたどりつくまで死ぬまで頑張る。だから、みんなで頑張っていこうよ。みんなみんな、お客さんもそうだよね。私は、最近ちょっと腰が寂しいから、ちょっと腰にあるものを巻いて、またここに戻ってきたいと思ってるんで、次もよろしく」
山下「高橋奈七永からの、痛みと、言葉をしっかり、受け取りました。フリーになって、登る山は違うかもしれないけど、こうやって、同じリングで痛みをわかちあえるのはすごく幸せなことで、対戦相手としてはすごくムカつきますけど、でも、この試合を希望した、この試合を希望した山下りなからひとつ言葉を言うなら、ほんとに同じ時代にプロレスができて幸せです。ありがとうございます。腰に、腰になにか手土産を持った高橋奈七永とまた会いたいです。ほんとにありがとうございます」

 奈七永と山下が抱き合う。

山下「優宇ちゃんも松本さんもほんとにありがとうございます。チンクラッシャーの続きはまた別のリングで」
松本「もういいよね?見たくないよね?」
山下「松本さんが一番やりたがってます。私は知っています(笑)ほんとにありがとうございます。このまま、なんだかいい感じに終わりたいんですけど、一つだけ、もう一つあって、私は、ちょっと今日会いたい選手がいて、来てもらっています。すいません、出てきてください」

 夏がロープを上げる中、リングにジャングル叫女が登場。

山下「ジャングル叫女。フリーランスになった、ジャングル叫女、あなたがフリーになるなら、私は、あなたとリングで会いたいと思ってました。せっかく、何もない身一つになったんだから、このノマズのリングで一緒に組んだり暴れたりして楽しんでくださいよ。どうですか?」
叫女「(握手をスカしてマイクを奪い)去年フリーランスになりましたジャングル叫女です。最強の、はぐれものが集まるリングがあるって聞いたんですけどここですか?呼んでおいて、まあボロボロにやられてますが大丈夫ですか?そんな人とはね、今握手できませんよ。やっぱりフリーって、強いやつが最後に残る。いわば、ジャングルみたいな世界。みんな敵、私はそう思ってます。なので、まあ、私を呼んだからには、それはそれは最高のカードを?準備してくれるんですかね?期待してますよ」
山下「ずいぶん生意気言ってくれるね。もちろんだよ。お前が最高に楽しめるカード、用意するよ。ただ、面白い試合になるかどうかは、お前次第だけどね。お客さん楽しませられんのかよ?」
叫女「呼んだこと後悔するぐらい、暴れてやるから、な」
(ジャングル叫女は控室へ)
山下「思った以上に生意気で、ちょっと言葉に詰まっちゃいました。ボロボロに打ち負かしてやるよ。とにかく、今日は沢山のご来場ありがとうございました。最後に本日参戦した選手全員にリングにあがってもらいます。お願いします」

 改めて全選手入場式が行われ、山下がマイクを持つ。

山下「あの、プロレスは一人じゃできなくてですね、それは対戦相手もそうだし、お客さんもだと思います。また次回大会は未定ですが、ここにいる選手、お客さんと楽しんで行きたいと思っております。今日は本当にありがとうございました。それでは最後にノーホーム、イエスアンビシャスでしめます。ノーマーズ!ノーマーズ!ですよ。ノーマーズでしめますので言ったらみんな拳をあげてください。いきますよ!いきますよー!おいパッションはあるのかー!?ノーホーム、イエスアンビシャス!ノーマーズ!」

<試合後コメント>

山下りな&優宇
山下「ありがとう!ありがとう!」
優宇「ありがとうございました!新鮮ですね、山下さんとのタッグ」
山下「負けちゃったけど、今日優宇ちゃんとタッグ組みたいと思ったのは、なんか、『プロレスがとてもなんかなあ、つらいなあ』ってときにはいつも優宇ちゃんが隣りにいてくれたりとか、なんか試合以外での痛みとかをすごく共有してくれる……大事な、友達」
優宇「やだぁ!バックステージで泣かせるんですかぁ?!やめてください!(笑)」
山下「一緒に試合して、痛いこととかを組んで共有したいと思ったので試合したんですけど、ほんとに今日はありがとうございました」
優宇「なんか、今日はメチャクチャ痛い日でしたね(笑)いつもより痛い日でした。共有、一緒にできて良かったです」
山下「人生の縮図といいますかね。でも痛いだけじゃないので。こうして終わってみたらホッとするというか、笑顔になれるというか。そういう試合をまた一緒にしましょう。次は対角で」
優宇「はい。試合、山下さんとはまだまだ交わりたいです。フリーになって……今、EVEってところに所属してますけど、日本ではほぼフリーの活動と一緒なので、こういう立場に慣れてよかったなと今日改めて思いました」

――先輩タッグの強さやパッションはいかがでしたか
山下「ヤバいね。悔しいっていうのと、まだまだ高い山にいるんだなっていう嬉しさがありました。やっぱり私は強い高橋奈七永、松本浩代が大好きなので。なんだろなあ、悔しいけど、もう試合したくないとかも思わないし、なんならもう1試合あと5分くらいやりたい。そんな遊びの時間とかも作れたらなと思います。もう数分だけやらしてくれみたいな」
優宇「なんかちょっと、やりたいです」
山下「そんな自由なこともやって、実験場みたいな感じなんで。人体実験の場なんで、ここは」
優宇「おそろしい(笑)」
山下「ダメだったらみんな笑ってくれるだけだから。高橋奈七永と松本浩代、大きな壁でああリ山であり先輩であり。私は松本さんはタッグパートナーでもあるし、奈七永はプロレス飛び越えてマブダチだと思ってるんで。このバックステージコメントを奈七永が読むのを承知で言ってます。マブダチとしてもよろしくな!奈七永!」
優宇「また飲みに行きましょう」
山下「行きましょう!今日は本当にありがとうございました!」

――試合後にはジャングル叫女選手を呼び込みましたが、やはり対戦希望ということでよろしいのでしょうか
山下「はい!やっぱり自分だけじゃなくて、ここ試合したことない人がほとんどなので。ジャングル叫女は海外に行くみたいですけど、日本国内でもまだ、ハッキリ言うと井の中の蛙だと思うんで。海外行くのもいいですけど、日本のプロレスの奥深さと楽しさ、ここで味わってもらいたいなと思ってます」

<大会後コメント>

ジャングル叫女
「ずっとね、SNSではだんまりだったんですけど。というのも、このNOMADS'に'に呼んでいただいて、この機会を使って発信して行こうかなっていうのを思いついて。正直、リング上ではカッコいいこと言ってましたけど、メチャクチャ怖くて。なんていうんですかね、フリーランスって、怪我とか病気とかしたら補償がないというか、守られてない分強くなければいけないと思うし、本当に強い人が残る、弱肉強食の本当にジャングルみたいな世界だなって。私はそういうところに自分から飛び込んでいったんで。生半可な気持ちじゃない、私もそうですけど、今いるフリーランスのみなさんもそういう気持ちでやっているのかなと思うので、そういうところで闘っていける、そういう人達が集まったこのNOMADS'って大会は私にとって自分を試す1つの場なのかなというのもあって。まあ、今海外でもう復帰戦が9月10日にDPWってところでマーシャって選手と試合が決まってるんですけど、そのあとも何試合も決まっていて、基本的には海外を主戦場にしていくことにはなるんです。日本では試合が決まって無かったんですけど、NOMADS'なら出たいなというか、出てやってもいいかなみたいな気持ちにさせてくれたのは夏すみれなのかなと思うし、今日呼んでくれた山下りななのかなと思うし、そこは少しだけ感謝しながら自分というものを、新しいを第2のプロレス人生が幕開けになるんですけど、日本国内でも試合をしていけたらと思います」

――基本的には海外で試合をしつつ、日本での試合はNOMADS'が中心になりますか。それとも1人のフリーランスとして様々な団体に上がりたいですか
「今は基本的には海外を拠点にしてって感じなので、日本でオファーがあったら呼んでいただいて、NOMADS'さんには飛行機代を出してもらって(笑)こっちにきて試合をする感じなのかなって自分の中ではイメージしてます」

――今後の国内活動は、オファー次第と
「そうですね、はい」

――復帰に向けてのコンディションやモチベーションなどはいかがですか
「今は2回のヒザの手術もあったので、それを乗り越えての9月10日。2年ぶりくらいなんですかね。復帰戦に鳴るんで。5月23日にちょっとプレ復帰で試合はしたんですけど、そのあと何度も試合をしていくっていう状況になってみないとまだわからないっていうか。だから1回復帰してみないと今の自分の状況はわからないので、それ次第かなって思います」

――フリーとなっての復帰後の目標を教えてください
「まあ、日本でシングルのベルトを巻けてないので。だからといって海外で巻けるのかといったらそうじゃないかもしれないですけど。私は大きい団体もありますけど、小さい団体でも関係なく、色んなチャレンジを出来るんであれば挑戦して、タイトルホルダーじゃないですけど、ベルトをジャラジャラ巻いて日本に凱旋帰国してもいいのかなって思いますし、そのときに日本人の選手と試合をしてチャンピオンとして受けて立つとか、そういう今までできなかったこととかもワールドワイドに考えてやっていきたいと思います」

――今日は試合ではないですが、本格復帰をする前提で観衆が見守る中でリングに立ちました。その際に上がったどよめき、歓声などはどのように受け止めていますか
「SNSでもわざと発信をしていなかったっていうのもあると思うんですけど、『忘れちゃってるかな』って自信喪失してる部分もあったんですけど、出たらしっかりジャングル叫女として皆さん迎え入れてくれたので。大会自体もあったかいなって思ったし、そういう機会を与えてくれた夏すみれに感謝ですね」

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