遠藤哲哉が竹下幸之介に3日前のリベンジ果たしKO-D無差別王座獲り宣言!「俺がチャンピオンになって、皆さんに新しい景色を見せます」
DDTプロレスが3月2日、東京・新宿FACEで「Judgement2022 -LIMITED-」を開催。同20日の東京・両国国技館で竹下幸之介が保持するKO-D無差別級王座に挑む遠藤哲哉が前哨戦で、3日前(2月27日、東京・後楽園ホール)の雪辱を果たし、同王座獲りを宣言した。
2・27後楽園でのタッグリーグ公式戦(竹下、上野勇希VS遠藤、秋山準)では、竹下にPlus Ultraでギブアップを奪われてしまった遠藤は、この日、キャプテンフォール・イリミネーション6人タッグマッチ(竹下=キャプテン、上野、勝俣瞬馬VS遠藤=キャプテン、秋山、岡田佑介)で再び竹下と対峙した。この試合は相手チームのキャプテンから3カウント、ギブアップを奪ったチームが勝利となり、キャプテン以外の選手が敗れた場合は試合権利を失って退場し、続行されるルール。
両軍とも気合が入りまくりで、熱闘が繰り広げられ、あっという間に20分が経過。上野が秋山にフロッグスプラッシュを見舞うと、スルリと体勢を入れ替えた秋山が首固めで丸め込んで、まず上野が退場。続けて、岡田がサドンデスで勝俣から3カウントを奪って勝俣が退場し、1対3のハンディ戦になってしまった。
それでも、圧倒的に不利な状況で踏ん張った竹下はジャンピング・ニーからザーヒーをさく裂させ、岡田からピンフォールを奪取。
竹下はPlus Ultraで遠藤を絞め上げるも、秋山のカットに遭い、1対2ではなかなか決まらず。竹下もザーヒー、ラリアットでなんとか活路を見いだそうとするも、秋山のエクスプロイダーから遠藤が旋回式トーチャーラックボムを繰り出すと、最後は遠藤が宇宙一のバーニングスター・プレス(シューティングスター・プレス)を鮮やかに決めて竹下からピンフォールを奪い、3日前の借りを返した。
遠藤は「竹下、後楽園だけじゃない。今までのオマエとの試合、負けた試合、全部忘れてないから。初めてシングルマッチやった試合、タイトルマッチ挑戦した試合、2019年の大田区。今までの俺の10年間、全部両国でオマエにぶつけてやる。今のこの光景が、両国国技館のメインイベント後の光景だ」とマイク。
竹下は「ベルト洗って待っとくから、オマエも首洗って待っとけ!」とノーマイクで言って、退場した。
続けて、遠藤は「竹下から3カウントを取りました。でも、まだやり返したとは思ってないから。今日は俺一人の勝ちじゃなく、一緒に組んでくれた秋山さん、岡田、バーニングの高鹿(祐也)、全員で取った勝ちだと思ってます。両国まで残り少ないですけど、秋山さん、岡田、高鹿、DDTファンの皆さん、俺に力を貸してください。必ず借りた分はお返しします。俺がチャンピオンになって、皆さんに新しい景色を見せます」と締めくくった。
バックステージで遠藤は「後楽園、竹下にPlus Ultraで負けて、珍しく落ち込んだ。でも25周年のメインに立つ人間として、俺の肩、俺の背中に、DDTの運命がかかってるから。落ち込んでばかりもいられない。アイツが強いのに変わりはない。最後シューティングスターが決まって3つ取ったのはかなりでかいかな。決まれば勝てる。アイツも人間だというのが分かったから。それが今日の一番の収穫」と自信を見せた。
敗れた竹下は「最後一人になったときも3人倒す気で、どんな形であれ、遠藤哲哉から勝てば俺の勝ちやから。そういうつもりであきらめずに戦ったけど、さすがに最後は負けてもうた。でも、両国のメインの後はこうはならんから。最後にリングに立って、25周年のDDTを締めるのは、この僕なので」と前を向いた。