クリス・ブルックスが『DGC』覇者・高鹿佑也を退け、KO-D無差別級王座V4!「KING OF DDT、絶対優勝して、挑戦者チョイスします」

DDTプロレスが4月6日、東京・後楽園ホールで『CHANGE AGE 2025 ~4月は僕の嘘~』を開催した。クリス・ブルックスが若手ナンバー1決定リーグ戦『D GENERATIONS CUP 2025』覇者・高鹿佑也の挑戦を退け、KO-D無差別級王座4度目の防衛に成功。シングルナンバー1決定トーナメント『KING OF DDT 2025』(5・6後楽園で開幕)での優勝を宣言した。
戦前から高鹿を“ジェネリック遠藤哲哉”とやゆするなど眼中にない様子だったクリスは、スワンダイブを狙った高鹿の左ヒザにカウンターの低空ドロップキックを叩き込む。高鹿もバーニング時代の盟友だった岡田佑介さんの得意技であるインターセプトからアームロックにつなげ、クリスの腕を集中攻撃。だが、クリスはエルボーを打ち込んできた高鹿にカウンターのインローを叩き込み、ヒザにさらなるダメージを与えていく。これが功を奏し、高鹿がクリス戦用に編み出した新技・変型スカイツイスタープレスを完璧に決めたものの、自身のヒザのダメージでカバーが遅れて勝機を逃してしまう。最後はクリスが蒼魔刀、バズソーキックから、盤石のプレイングマンティスボムを決めて3カウントを奪取。試合後、クリスは高鹿の健闘を称え握手を交わした。
試合後、クリスは「コーロク! いつも悪口かもしれないけど、今日は面白かった。ありがとうございました。KING OF DDT、絶対優勝して、挑戦者チョイスします」と早くもトーナメント制覇を宣言した。
バックステージで、クリスは「今日は凄い面白かった。また、そのコーロクと会いたい。次はKING OF DDT、絶対勝つ」とキッパリ。
無差別級王座初挑戦で玉砕した高鹿は「全部出しきったんですけど、かなわなかった。いつまでも自分のことを若手かなと思ってたらダメだし、俺が俺がって気持ちが何より大事だって思ったから。今日は負けましたけど、またこの舞台に必ず帰ってきます。そしてベルトを巻いて最高のドラマティックドリームを見せます」と涙を見せた。
その「KING OF DDT 2025」1回戦で、王者のクリスはいきなり“ミスターDDT”HARASHIMAとの対戦が決まっただけに、優勝までの道のりは容易なものではなさそうだ。