DDT若手世代『D GENERATIONS』が『若手通信世代』の“秘密兵器”平田一喜に快勝も…翔太は抗争継続宣言

DDTプロレスの若手主体興行第4弾『D GENERATIONS 4 〜 DDT Meet&Greet&Fight July 〜』が7月2日、東京・新宿FACEで開催された。『D GENERATIONS』(DGS)軍が抗争を続ける「若手通信世代」の“秘密兵器”平田一喜に快勝した。
DDT若手興行で勃発したDGS軍と『若手通信世代』による世代闘争は第2弾大会(5・14上野)を終えた時点で、DGS軍の5戦全敗だった。第3弾大会(6・12上野)では1勝1敗1分けで、通算でDGS軍の1勝6敗1分けとなったが、メインイベントで正田壮史&須見和馬が入江茂弘&翔太を破り一矢報いた。『若手通信世代』のスポークスマン・翔太は「7・2新宿、俺らの世代まだまだ終わりじゃねぇぞ。今日出たメンバーだけじゃない。若手通信興行に出てた、あんなレスラーやこんなレスラーもいるんだ。次はそいつらを投入してやる!」と秘密兵器の投入を予告していた。
今大会で両軍による対抗戦は2試合組まれ、まずは第4試合でTo-y&高鹿佑也がチーム・ドリフで元KO-Dタッグ、元アジアタッグ王者組の石井慧介&入江茂弘と対戦。DGS軍はTo-yがコジマワンダーランド、高鹿がアームロックで追い込んでいくも、入江がビーストボンバー2連発で高鹿を仕留めた。
そして第5試合で石田有輝&須見が翔太&Xと激突。試合が始まるまで極秘裏にされていたXの正体は、なんと平田だった。DGS軍は奇襲を掛け、平田に集中砲火。須見がスク~ルボ~イで平田を丸め込んで、わずか16秒で勝利。いつものごとく秒殺負けに平然とする平田に対し、翔太が「彼らDGS世代と我々、若手通信世代が血で血を洗う世代闘争をしてるんです。その抗争に決着をつけるべく、若手通信世代の主人公と言えば、平田さん。ファンの注目のマトだった平田さん。そんな平田一喜を秘密兵器として呼んだのに、なんでこんなことになってるんですか!」と喝を入れた。平田は「今日呼ばれた意味が分かったよ。秘密兵器Xとして、おまえらDGSをボキッと折って終わらせてやるよ」とようやく呼ばれた意味を理解して再戦を要求した。
そういいながら、平田は早々にメガネを手に取るも、翔太が止める。須見が翔太にスワン式ミサイルキック。平田が須見、石田をボンバーでなぎ倒すと、再び平田がメガネを取り出す。今度は翔太も観念したか一緒にダンス。平田が攻めていくも、須見がまたまたスク~ルボ~イで平田を丸め込んでDGS軍が快勝した。これで通算の対戦成績はDGS軍の2勝7敗1分けとなったが、DGS軍の追撃が目立つ格好となった。
平田は「おまえら、強かった。もう俺が教えることはない。おまえら世代が突っ走って、若手通信世代の壁、ぶっ壊してみろよ! 翔太さん、あんたたちは壊されないようにぶっ潰してやってくれよ!」と秘密兵器だったはずなのに完全に人ごと。
翔太は「今日は俺からは何も言えない。平田一喜を連れて来てしまった俺の策略の…完敗だ。秘密兵器は秘密兵器のままにすべきだった。だが、これでおまえたちとの戦いが終わったわけじゃないから。次はちゃんとしたXを連れて来たっていいんだからな。覚えとけ!」と雪辱を宣言。
勝利した須見は「D GENERATIONSが勝ちました! 今日僕が初めて勝って、平田さんにほめてもらって、もう最高の1日です!」と歓喜。
バックステージで翔太は「まだ終ってねぇ。まだまだこんなもんじゃねぇ。この秘密兵器のせいで、この戦いは泥沼化してんだよ。次は俺たちが主役の座を奪ってやるから」と抗争継続を期した。
また、メインイベントではTo-y、高鹿、正田、石田、須見の5選手によるバトルロイヤルが行われた。現在DGSのロゴマークが製作中で、その色をこの一戦の勝者のイメージカラーにすることになった。まずは石田が高鹿に丸め込まれて退場。続いて、スワンダイブ式の技を狙った高鹿が場外に落ちてしまい、オーバー・ザ・トップロープで脱落。To-yと正田がエプロンでの攻防となり、2人とも落下。ところが、場外にいた石田、高鹿がキャッチする形になる。そこに須見がトペで突っ込むと、To-yと正田が場外に転落し失格。その結果、須見が優勝し、ロゴマークの色は須見のイメージカラーの黄色に決まった。「黄色は幸せの印ってことで、D GENERATIONSを盛り上げるためにふさわしい色だと思ってます。これから、まだまだ盛り上げていきましょう」(須見)。