【試合詳細】2・20 アクトレスリング新木場公演 松井珠紗vs福田茉耶 青野未来vs入江彩乃 澄川菜摘&夏葵vsワイルド・バニー&皇希 茉莉vs西田薫子 未依&水嶋さくらvs汐月なぎさ&岩井杏加
『ACTwrestling Step2』
日程:2022年2月20日(日)
開始:12:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:未発表
▼タッグマッチ 15分1本勝負
○未依/水嶋さくら
12分26秒 クマちゃんフォール
汐月なぎさ/●岩井杏加
▼シングルマッチ 10分1本勝負
○茉莉
8分25秒 フロントフリップ→片エビ固め
●西田薫子
▼タッグマッチ Point Match 15分1本勝負
●澄川菜摘/夏葵【10.5pt】
8分56秒 アメジストバタフライ
[うさうさとてふてふ]ワイルド・バニー/○皇希【12.5pt】
▼シングルマッチ Point Match 15分1本勝負
○青野未来【5.5pt】
8分21秒 ラリアット→片エビ固め
●入江彩乃【5.5pt】
※同点のためキャリア上位の未来に+1pt
▼シングルマッチ 10分1本勝負
○松井珠紗
8分43秒 フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド
●福田茉耶
新生アクトレスガールズのリングへ松井珠紗が帰還!初のポイントマッチではデビュー第2戦の皇希が澄川から金星!茉莉が「プロレスと一緒に見えるのは最上級の褒め言葉」
オープニング
全選手が入場し、『Love Riddle』でダンスパフォーマンスを行った。
第1試合
先発は杏加と未依。ロックアップからリストの取り合い。未依が足をとって倒し、マウントをとるとセコンドがくまちゃんを投げ入れくまちゃん攻撃連打。杏加はガードしていくが、未依はくまちゃんを顔面に押し付け窒息させようとする。さすがにこれはレフェリーが注意しブレイク。
これでくまちゃんが破損し、4代目であることが明かされるとくまちゃんをレフェリーに渡す。
未依はさくらとともに杏加をロープに振り、ダブルのガットショットからそれぞれ腕をとって固めると「杏ちゃんデビューおめでとう!」とアピール。未依はさくらにタッチ。
さくらはクロスボディアタックからフォールも2。
さくらは鎌固めで捕らえるがこれはなぎさがカット。
さくらはロープに振っていくが、杏加はドロップキックを叩き込みなぎさにタッチ。
なぎさはドロップキックからフォールも2。
なぎさはキャメルクラッチで捕らえ、髪を引っ張るがこれはレフェリーが注意。なぎさは逆エビ固めを狙うが、耐えたさくらの肩がついていたためフォールに。2で返すがそのままなぎさが逆エビ固めもさくらはロープを掴みブレイク。
さくらのエルボーとなぎさのチョップの打ち合い。なぎさが投げようとするがさくらが首固めも2。さくらは前方回転エビ固めも2。
さくらは未依にタッチ。
未依はくまちゃんを振り回して攻撃していき、さらになぎさにくまちゃんを投げつけるとキャッチしたなぎさにドロップキック。
未依は髪を掴んで引き起こすが、なぎさは強烈なチョップでなぎ倒す。
未依はさくらにタッチを要求するがさくらは拒否。
なぎさはチョップをフェイントに、怯える未依に少し優しくチョップを打ち込むが、未依が胸を張ると杏加は振りかぶってチョップ。だが未依は交わしてロープに飛ぶとクロスボディアタックからフォールも2。
未依は投げようとするが、なぎさが逆にボディスラムを狙うが体勢を崩してしまう。再度ボディスラムで投げつけて杏加にタッチ。
杏加は首投げ連発からボディスラム。フォールも2。
杏加はコーナーに振って串刺しバックエルボーから逆コーナーに振るが、未依はブーメランフェイスバスターからロープに飛んでラリアット。避けた杏加が卍固めで捕らえるがさくらがカット。
杏加は河津落とし3連発からスタナー。フォールも2。
未依は足を刈って転がすと、コーナーに駆け上がりダイビングフットスタンプからフォールも2。
未依はスピンキックからくまちゃんフォールで3カウント。
<試合後コメント>
岩井杏加
――リング上で初めてのパフォーマンスを行っていかがでしたか
「アクトリングは2回ほど出させていただいていたんですけど、そのときは役として出てて。今回は本名ということでメチャクチャ緊張しました!」
――アクトリングとアクトレスリングの違いはどういうものを感じますか
「やっぱり自分の中では役でやる……私は元々役者なので、役で人前に立つのと、今回出させていただいたのは本人でやるっていう違いが大きいのかなと思います」
――アクトレスリングでの今後の目標を教えて下さい
「私は結構遅いデビューなので、とにかく先輩たちに、先にデビューしたみんなに負けないくらいに元気で元気で勝ちを目指すくらいに行けたらと思っております!」
第2試合
薫子が走り込みドロップキック連発。さらにエルボー連打からロープに飛んでドロップキックも、避けた茉莉がストンピングからボディスラム。茉莉は「リングで一番大切なこと教えてやる!」とコーナーで顔面を膝で潰して客席に苦しむ顔を見せていく。
茉莉は「もう一つ大事なことがある!」とセンターに首投げから背中にサッカーボールキック。
茉莉は再度センターに首投げからサッカーボールキック。
茉莉は逆エビ固めで捕らえるが薫子はロープを掴みブレイク。
茉莉はコーナーに叩きつけ、串刺し攻撃を狙うが避けた薫子がスクールボーイからクロスボディアタック。フォールも2。
薫子はストンピングから逆エビ固め。茉莉はロープを掴みブレイク。
薫子はストンピングからロープに押し込み、そこへ走り込むが茉莉がカニバサミで倒して背中にサッカーボールキックからボディスラム3連発。フォールも2。
茉莉はマフラーホールドも薫子は耐えてロープを掴む。
茉莉はストンピングからフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。
茉莉はPKを狙うが、薫子がしがみついて動きを止めるとエルボーを必死に打ち込んでいく。
茉莉は強烈なエルボーで倒し、気合を入れて立ち上がった薫子がエルボー連打。茉莉はランニングエルボーも、避けた薫子が低空ドロップキックからロープに飛んでドロップキック。さらにコーナーに登りセカンドロープからのダイビングクロスボディアタックからフォールも2。
茉莉は担ぐが、着地した薫子にローキック。崩れ落ちた薫子の髪を掴んで引き起こし、再度担ぐとバックフリップを狙うが薫子が丸め込むも2。
薫子はブロックバスターホールドも1。
薫子が走り込むが、茉莉はカウンターのサイドバスターからフォールも2。
茉莉はフロントフリップで叩きつけフォールし3カウント。
<試合後コメント>
茉莉&西田薫子
――初シングルマッチでしたが、前回と違いは感じますか
茉莉「違うは違うんですけど元々今回のカードは1月30日のプレ旗揚げ戦で流れてしまったカードなので。このカードが決まる前からずっと練習は一緒にしていたので、やっと出来た!みたいな(笑)その前にも色々あってずっとずっと出来なかったシングルなので、やっと出来たっていうのが一番です」
――西田さんは大先輩と1vs1で当たってみていかがでしたか
西田「普段いつも練習を一緒に見ていただいている茉莉さんとシングルやらせてもらって、技術とかは全然無いけど、集中して気持ちだけは乗せていこうって思って今回一緒にやらせていただいて。やっぱりリングの中で2人きりというのが恐くもあり、茉莉さんだったから安心して飛び込めたって感じです!ありがとうございました!」
――茉莉さんのTwitterを拝見しました。今までやってきたこととは違うという意味で、お客さんにはどこを見てほしいと思いながらリング上でパフォーマンスをしているのでしょうか
茉莉「……(笑)」
(※困ったように西田を見る)
西田「わかんないです(笑)」
――「ここを見て欲しい!」と提示することが今後のアクトレスリングの指針になると思います
茉莉「悔しさとかを、より乗せて外に、伝えたいみたいな、もっと出してほしいみたいなことは言ったりしました。えっ、なんでしょう……(※西田へ)。知らないよね、やってないもんね(笑)」
西田「わかんないです……」
茉莉「すみません、ちょっと今は」
――「そういう風に見られてしまっているのか」と感じたのは、ファンからのどういう声でしたか
茉莉「一番気になるのは、普通のプロレ……普通のという言い方はアレですが、プロレスラーさんがやっているプロレスと混ぜて、向こうのプロレスの世界に迷惑が……迷惑ではないんですけど、勝手に一緒にされて。例えば、プロレスもまるで勝敗が先に決まっているかのような話をされたりすると困る。こっちは正確には困らないんですけど、プロレスラーがやってるのと同じくらいの迫力が出せているということなので、こっちにとっては最上級の褒め言葉なんですけど……なんかそういう、まぜこぜにされちゃうと向こうは困っちゃうのかなって」
――具体的にはどういった声がありましたか
茉莉「さっきも言ったような、『アクトレスリングじゃないプロレスリングも勝敗が決まってるんじゃないか』みたいな。でも、一緒に見えるのは最上級の褒め言葉。舞台でも映画でも、殺人鬼の役して『アイツやべー奴だ!』ってなるのはね(笑)」
西田「嬉しいですよね(笑)」
茉莉「こっちとしては最上級の褒め言葉です」
第3試合
先発はバニーと菜摘。バニーは菜摘のロックアップをスカして客席にアピール。これに怒った菜摘がヘアーホイップからヘッドロック。抜けたバニーが腕を極めて髪を掴んでいくと、そのまま首4の字。これを離すと逆エビ固めで捕らえ、皇希が出てきてフェイスロックを仕掛けてうさてふの二人でアピール。だが夏葵が出てきてカットすると、夏葵と菜摘はそれぞれにドロップキックを叩き込み正面ロープに押し込んで客席にアピールする。
菜摘はバニーをコーナーに押し込み串刺しドロップキックから夏葵にタッチ。
夏葵は串刺しドロップキックからテキサスクローバーホールド。バニーはロープを掴みブレイク。
夏葵がラリアットを狙うが、バニーはこれを絡め取りネックロックで捕らえるが菜摘がカットし夏葵がフォールも2。
夏葵はロープに振るが、バニーはドロップキックから皇希にタッチ。
皇希はケンカキック。立ち上がった夏葵がエルボー連打からロープに振ろうとするが、逆に皇希がロープに押し込み反動をつけてリング中央に吹っ飛ばすとビッグブーツ。フォールも2。
皇希はストンピングから逆エビ固め。夏葵はロープを掴みブレイク。
皇希はカナディアンバックブリーカーも、菜摘がカットし夏葵がハイキック。さらに菜摘が顔面を蹴り上げ、夏葵がジャックナイフホールドもバニーがカット。
夏葵は串刺しジャンピングニーを放つが、皇紀はキャッチしそのままリングに叩きつけるとロープに飛んでラリアット。
皇紀はロープに飛んでいくが、夏葵はジャンピングニーで迎撃し菜摘にタッチ。
菜摘はフットスタンプからリバーススプラッシュ式ダブルニードロップ。フォールも2。
菜摘はソバットからフォールも2。
菜摘はコーナー下にセットし、夏葵がダイビングフットスタンプから菜摘がダイビングダブルニードロップ。フォールもバニーがカット。
菜摘はフィッシャーマンズスープレックスホールドも、2でバニーがレフェリーの足を掴んで場外に引きずり落とす。
バニーはエプロンから夏葵にエルボーからコーナーに登りミサイルキックを叩き込み、さらに皇紀の背中に飛び乗るとそのまま菜摘に二人分の体重でボディプレス。カットに来た夏葵も菜摘にフェイスバスターで叩き込むと、皇紀がコーナーに登りアメジストバタフライ(※旋回式ダイビングボディプレス)を投下し3カウント。
<試合後コメント>
ワイルド・バニー&皇希
バニー「ウチらなにげに組むこと多いからね。タッグ名も付けて。なんだっけ?うさうさと……」
皇希「てふてふです!」
バニー「うさうさとてふてふってタッグなんですけど、連携も増やしていけたらいいよね。今日、噛み合ったよね!」
皇希「噛み……?噛み合……?(苦笑)」
バニー「でも、皇ちゃんが頑張ってくれてるから、今回は皇ちゃんの頑張りで勝ち取った初勝利!」
皇希「初勝利!」
バニー「どうぞ!」
皇希「先週デビューして、今日2戦目。練習を一番最初に一緒に始めたなっきと対角で。正直不安もあったんですけど、なっきだからって安心感もちょっとあって。すごく、自分的には思い入れのある試合になりました。もちろん全部思い入れはあるんですけど、ひとしお思い入れのある試合だったと言うか、達成感もあります」
――キャリアも浅い中、先輩から3カウントを奪ったことについて
皇希「なんですかね、なんだろ(笑)」
バニー「菜摘はブランクあるとはいえ、結構上の先輩だからね」
皇希「大先輩なので、緊張しました!(笑)ポイントマッチという初めての制度もあったりとかして、なんかもうずっと緊張しました!ずっと緊張しました!(笑)」
――皇希さんはなにかスポーツ歴はありますか
「スポーツ歴というか、5歳からクラシックバレエをずっと10年くらいやってたんですけど、それくらいですね」
――アクトレスリングでの勝利というのは、どのような嬉しさでしょうか。例えば、バレエで良い動き・練習したことが出せたというような嬉しさに近いのか、スポーツで勝ったときのような嬉しさに近いのか
皇希「バレエも勝敗っていうものではないので、そもそもが。どうなんですかね?」
バニー「サイコロを振ったりとか、本当に実力も併せ持ってないといけないやつだから」
皇希「不思議な感覚ですね。なんて言ったらいいんですかね。難しいですね」
バニー「結構運に左右されるよね」
皇希「今回は特に運が大きかったので。なんですかね。でもやっぱり勝ったってときの嬉しさはスポーツに近い気はしますね。例えば、体育祭で優勝しましたみたいな嬉しさが近いのかなと思いますね」
――今日の自分のパフォーマンスについてはいかがでしたか
皇希「もっと上手くやれたなってところはいっぱいあって。毎回そんな感じなんですけど、反省はいっぱいありますね。動画とかもちゃんと見て、次に繋げていけたらいいと思います」
次回大会の対戦カード抽選
ファン参加企画として、次回3月13日『ACTwrestling Step3』新木場1stRing大会の対戦カードを観客が決定する抽選会へ。
選手が半券を引き、その席に座っていた観客が虫食いになった対戦カードにその選手の名前を順次入れていき全体戦カードが決定。
1人目=汐月なぎさ→C
2人目=荒幡寧々→F
3人目=皇紀→H
4人目=夏葵→I
5人目=澄川菜摘→G
6人目=水嶋さくら→A
7人目=福永莉子→D
8人目=福田茉耶→E
9人目=松井珠紗→B
▼1st match Tag 15minutes
未依/A=水嶋さくら
vs
B=松井珠紗/才原茉莉乃
▼2nd match Single 10minutes
入江彩乃
vs
C=汐月なぎさ
▼3rd match Tag 15minutes
ワイルド・バニー/D=福永莉子
vs
E=福田茉耶/山田奈保
▼Semifinal match Single 10minutes
青野未来
vs
F=荒幡寧々
▼Final match Tag 15minutes
茉莉/G=澄川菜摘
vs
H=皇紀/I=夏葵
第4試合
ロックアップからリストの取り合い。未来がヘッドロックで絞り上げグラウンドになるが、彩乃はヘッドシザースで抜けて距離を取る。
彩乃はロープに飛んでドロップキックも、ハンドスプリングで起きた未来がガットショットからロープに飛んでドロップキック。避けた彩乃が低空ドロップキックからお主の耳をぽーい2連発。さらにコーナーで顔面を潰していく。
これを離すとボディスラムからフォールも2。
彩乃はロープに飛ぶが、未来はカウンターのボディスラムから背中にサッカーボールキック。再度サッカーボールキックからPKも、彩乃はキャッチし足へのエルボーから逆エビ固め。未来はロープを掴みブレイク。
彩乃はロープを使ったアキレス腱固めから足を踏みつけていき、これを離すと首投げからお主の耳にドロップキック。だが避けた未来が髪を掴んで引き起こすと、彩乃がエルボーを打ち込みエルボーの打ち合いへ。
彩乃は未来のエルボーをガードしエルボーを打ち込んでいき、ロープに飛ぶが未来はドロップキックで迎撃。
未来はレッグブリーカーからリバースインディアンデスロックで捕らえるが、彩乃はロープを掴みブレイク。
未来はロープに飛ぶが、彩乃がネックブリーカードロップで迎撃しあやのんロール。未来はロープを掴みブレイク。
彩乃は河津落としを狙うが、耐えた未来が強引に投げようとするも、着地した彩乃にハイキックを放つが避けた彩乃がエンドレスワルツも2。
彩乃は河津落としからお主の耳にドロップキック。フォールも2。
彩乃はあやのんロールで捕らえるが、未来はロープを掴みブレイク。
彩乃はロープに飛ぶが、未来はラリアットでなぎ倒しフォールも2。
未来はダブルアームの体勢も、着地した彩乃にハイキックからダブルアームスープレックスで叩きつけフォールも2。
未来はロープに飛ぶが、彩乃がラリアットを避けると未来はそのまま後頭部にラリアット。ふらつく彩乃に改めてラリアットを叩き込みフォール。これで3カウント。
<試合後コメント>
青野未来&入江彩乃
――新体制となったアクトレスガールズで行った2人のシングルマッチはいかがでしたか
青野「初のポイントマッチだったので、結構実はここは、結構ギリギリな状態で、最後の運でどっちが勝つかわからない状態だったので、正直そこで自分も焦ったし、でも今回は自分が勝てたっていうのが、プロレスとはまた違う力の強さ、勝負だけじゃなくて、他のところが混ざっているっていうのが、自分の勝利にもちょっと重みを感じて、勝つっていうのは色々全部のことが、みんなに勝っていかないと勝てないんだなってことを実感しました」
入江「未来さんと点数の面で結構競れてた自分の状況にびっくりして。最後の運のサイコロのところでもしかしたら自分が勝つかもしれないってところがあって。今まで実力でいったら未来さんに敵うことは到底無かったので、自分にもそういう勝つ瞬間っていうのをファンの人とかに見せられる機会が自分にはやっと、実力はないにしろ巡ってくることがあるんだなって気がついて。色々なことを頑張っていかないと後輩に追い抜かれちゃうし、先輩に勝つところをみんなに見せることもできなくなってしまうし。今までの自分にできることを頑張ってきたんですけど、自分にもたくさん後輩ができて、先輩として色んなことをしてあげたいし、見てあげたいし、憧れてもらえるような先輩にならなきゃいけないなって、先輩の姿を見て、後輩が入ってきて、そこから改めて先輩のかっこよさに気づき、頑張らないといけないなって思いました」
――「頑張らないといけない」という部分は今までと変わらないですか?
青野「そうですね。実力と運が3ポイントずつあるので、運もあるんですけど、実力の3ポイントって10ポイントの中でメチャクチャでかいので、やっぱり変わらず頑張って、ソレ以上に頑張らないといけないなって思います」
第5試合
珠紗が入場すると水色革命チームがロープを上げる。
茉耶がスイッチしながら距離を取りローで牽制。珠紗がタックルからバックを取りヘッドロックで捕らえグラウンドに引き込むが、茉耶が回転して逃れるとすかさず珠紗が低空ドロップキック。
珠紗はロープに振るが、茉耶はロープを掴んで挑発し、珠紗が走りこむと茉耶は足をとってアキレス腱固めで捕らえるが珠紗はすぐにロープを掴みブレイク。
近づいてきた茉耶を珠紗がカニバサミで倒して低空クロスボディを発射するが、茉耶が避けると珠紗がロープの間をすりぬけ花道に転がり、茉耶はこれを追って花道でエルボー合戦。
茉耶はミドルキックを叩き込み、首投げから背中にサッカーボールキック。さらにエルボーを落としていくが、珠紗はこれを避けると床に自爆。
珠紗はリングに戻り、エプロンに戻った茉耶の顔面をコーナーに叩き込もうとするが、足を伸ばして耐えた茉耶がリングに戻ると珠紗はフェイスバスターから低空ドロップキック。フォールも2。
茉耶はローキック。珠紗はエルボーを打ち込み、ローとエルボーの打ち合いへ。
茉耶がロー連打から「来いよ!」と挑発し珠紗がエルボー連打。よろけた茉耶を珠紗はブレーンバスターで投げ捨て、フォールしようとするが茉耶が引き込み腕ひしぎ。クラッチを切らない珠紗を見て三角絞めに移行した茉耶が、改めてクラッチを切って腕ひしぎへ。珠紗はロープに足を伸ばしブレイク。
茉耶は腕へのローキック。珠紗は走り込んで膝蹴りからハイキックを避けてボディブロー。さらにフィッシャマンスープレックスホールドも1。再度フォールも2。
珠紗は膝蹴り連発も、茉耶はローキック。
珠紗は首相撲から膝蹴り連発。ロープに飛んでいくが、茉耶はトラースキックを顔面に叩き込みバズソーキックを狙うが、避けた珠紗がマフラーホールド。茉耶は切り返して羽折り固めを狙うが珠紗はロープに足を伸ばしブレイク。
茉耶はバズソーキックからフォールも2。
茉耶は走りこむが、珠紗はバックを取るとハイキックも避けてロープに飛んでジャンピングニー。フォールも2。
珠紗はバックを取り、ジャーマンスープレックスホールドも茉耶の肩があがっておりフォールにならず。珠紗はフットスタンプからフォールも2。
珠紗は再度ジャーマンスープレックスからストンピング。さらに顔面に膝蹴り連発からフィッシャーマンスープレックスホールドで叩きつけ3カウント。
珠紗「松井珠紗が、アクトレスガールズのリングに久しぶりに帰ってきましたー!新体制、アクトレスガールズになりまして、お客さんの中には今までと何が違うんだよって方いっぱいいると思うんですけど、それはこれから作っていくものだと思っているので、育っていくのは私達のような残留メンバーじゃなくて、福田茉耶を筆頭に新しいメンバーたちが次の新しいアクトレスガールズを作っていくものだと思うので、先輩達についていきます近づきますじゃなくて、超えていきますという人が出てきてくれることを願っております。ありがとうございました。さて、休憩中に次回の3月13日のカードも決まったということで、まだチケット購入してないよという方はいないと思うんですけど、いないですよね?まさか。今一度確認していただいて、3月13日もこれからのアクトレスガールズを楽しみにしていてください、ではしめましょう。本日の出場選手あがってください。みんなでしめの挨拶いきますか?みなさん小指を立てて一緒にやってください。ではいきましょう。いきます。せーの!」
全員「強く、優しく、あなたに一生懸命!アクトレス、ガールズ~!」
<試合後コメント>
松井珠紗&福田茉耶
――新体制ならではの顔合わせでのメインでした
松井「私、去年の12月19日の横浜大会、(旧体制アクトレスガールズの)最後の大会に出れなくて、なんとなく自分の中で、前のアクトレスガールズが終わってない感じがしてたんですけど、今日オープニングを踊ってからメインに行くまでで『あっ。新しいアクトレスガールズになったんだな』っていうのをすごく感じました。今回の対戦、前にアクトリングでお芝居という形ではシングルをやらせてもらったことがあるんですけど、今回本名っていうのは初めてで。なんか、Uスタイル?を学んでて、とても新しい風ということで、今後がすごく楽しみになりました」
福田「このアクトレスガールズさんの舞台に上がらせていただくに当たって、すごく自分自身でも、1人……ちょっと周りとは違う、私が上がっていいのかなっていうのをすごく思ってて……(※涙ぐんで言葉に詰まる)」
松井「泣かないでぇ~(笑)」
福田「でも、そんな中でも皆さんが温かく、坂口社長もふくめ、『いいんだよ』って言ってくださって……すみません……。私も本当に勉強不足で、もっと……すみません、ごめんなさい……」
松井「すごく真面目で、責任感が強くて。アクトレスガールズで私達が21歳で最年少になるんですけど、私は、私と茉耶ちゃんの2人で下から若い風で追い上げていきたいなと思ってます。今後もよろしくお願いします!」
福田「お願いします」
――今までやってきた試合と、アクトリングでのお芝居という形のプロレス、今日のアクトレスリングはそれぞれ違うものだと思うのですが、今日のパフォーマンスはやってみてどういう感想を持ちましたか。また、どのようなものを見せたいと思ってやりましたか
松井「違いっていう違いを正直私はあんまり感じられてなくて。でも、なんでしょう。自分は一応、新しい子が多い中で自分はプロレスを4年やって来たというプライドがあるので、私は私なりのリングでの魅せ方を見せてやろうっていうのを思ってやって来ました、今日は」
――フィニッシュの一連の流れは、ジャーマン2回からフィッシャーマンで決めました
松井「私はジャーマン一発で仕留めるつもりだったんですけど、まだまだですね。これからどんどん磨いていきたいと思います。一発で仕留められるように」
――パフォーマンスという点に於いては、2発、3発うつよりも、1発で仕留められる方が美しい?
松井「個人的には一発できれいに行きたかったかなって感じはしますね」