3月に引退した清水ひかりがアクトレスガールズに1夜限定復帰!「いろんな奇跡が重なって今回出れた」「引退試合番外編みたいな気持ちで見て」

26日、横浜産貿ホール・マリネリアにてアクトレスガールズ『ACTWRES SENGOKU SERIES『HIKARI WO HANATSU』』が開催。アクトレスガールズ10周年記念で清水ひかりが1日限定復帰を行った。
清水は2017年にBeginningでアクトレスガールズデビューし、ダンスをバックボーンとした身体能力の高さから他団体へ数多く参戦。井上京子や高橋奈七永などとのシングルを経て成長し、2019年に入りColor′sへ移動するが左肩を負傷し長期欠場へ。2022年からはアクトレスガールズを卒業しSAKIらとともに新生COLOR'Sを旗揚げ。STARDOM参戦時はアクトレスガールズの先輩でもある中野たむ率いるCOSMIC ANGELSと連携していた。
しかし度々怪我を繰り返しており、2025年3月16日に現役引退。その後は石焼き芋屋さんやかき氷屋さんとしてキッチンカーなどの運営をしている。
7月21日に行われたアイドル×お笑い×アクトレスガールズの合同イベントにかき氷屋さんとして出店していたひかりだったが、そこにグレート朝子が現れ無銭飲食。さらにキッチンカーを蹴りつけて去ったことに激怒したひかりとシングルマッチが電撃決定した。なお事前にこの試合は2時間6分1本勝負となり、ノーフォール・ノーギブアップの完全決着ルールであることが予告されていた。

オープニングの『Love Riddle』にひかりも参加し一緒にダンス。ひかりの現役当時アクトレスガールズにいた入江彩乃と茉莉がロープをあげて入場させるとひかりは涙目に。
リングに上ったひかりは上野大会で無銭飲食されたかき氷の料金500円をグレートに要求するが、グレートは「ワンモアアイス!」とまさかのおかわりを要求。意味がわからずひかりがキレる。
手4つからひかりが潰してケンカキック。そのまま場外に転がったグレートは、場外を徘徊しパパを探す。リングに戻るとひかりがストンピングからロープに飛んでスライディングブロンコバスター。フォールも、今回はフォールがないためひかりが困惑。
ひかりは足へのローキック連打から足4の字で捕らえると、グレートは苦しんだ末にギブアップ。しかしギブアップもないため試合は続行し、グレートは死んだふりをするがひかりが絞り上げると悲鳴を上げてしまいバレる。グレートはロープに這ってブレイク。
ひかりは走り込んでサッカーボールキックも、グレートが避けると地獄突き。さらにヘッドロックのまま噛みついて押し倒すも、レフェリーが注意しブレイク。
グレートはマウントをとりながらチョーク攻撃もレフェリーが注意し、グレートはそのまま噛みついていくがレフェリーが引き剥がす。
ひかりはソバットからコーナーに振ってPKF。さらにダイビングフットスタンプを投下し、よろよろと立ち上がったグレートへイナズマレッグラリアート。さらに魔性のチョークスリーパーで捕らえ、これでグレートが落ちてレフェリーが試合をとめた。

勝利したひかりは「グレート朝子、私にアクトレスガールズに改めて感謝を伝える機会をくれてありがとう。お前が世界一弱いグレートだったから、私は今日アクトレスガールズに出演することができました。いろんなことがあってアクトレスガールズを抜け、プライドをもって頑張ってたから私はここに戻ることができなかった。ほんとは大好きな場所で、これからもっともっと盛り上がってほしい場所だと思ってます。後楽園ホールも、もっともっといっぱいいっぱいになったら嬉しいです。今日来てくれてる人が、清水ひかりのことよりも、グレート朝子、みあ朝子、そしてアクトレスガールズをもっと応援したいと思ってもらえるような団体になったら嬉しいです。もう一度、引退してるのにもかかわらず、最後リングに上げてくださってありがとうございました」と挨拶し深々と頭を下げる。
改めてバックステージでは「ほんとに最後に恩返しという形がうまくできたのかわからないんですけど、たくさんのアクトレスガールズで関わってくださった方々に感謝を伝えることができたのかなと思っています。引退してから今アイスリボンさんの劇団Venusっていうところで私がアドバイザーで入ってるので、そこで一緒にリングで体を動かしたりとか、激しいこととか受け身とかはできないんですけど、一緒にトレーニングしたり、首の筋トレしたり、そういうのをやってたおかげでなんとか今日出演することができたのかなと思ってます。これが1年後とかだったら、私の多分筋力ももっともっと落ちてたし、リングに上がることが怖すぎて、きっとオファーを受けることができなかったので、ちょうど10周年っていうタイミングでもあるし、引退してすぐ体を動かし続けることができてたっていう、もうほんとにいろんな奇跡が重なって今回出れたのかなと思ってます。アストレスガールズとしてやっていく体ではないので、今日がほんとに引退試合番外編みたいな気持ちで見ていただけたらなと思いました」と、あくまで一日限定復帰であったことを強調した。
10周年を迎えたアクトレスガールズには高瀬みゆきや谷ももも上がっており、8月13日後楽園ホール大会に安納サオリ&なつぽいの一期生タッグが参戦するなど卒業生が数多く帰ってきている。
他にも卒業生にはまなせゆうな、尾崎妹加、中野たむ、月山和香、INA(葉月イナ)、ひめか(有田ひめか)、角田奈穂、川畑梨瑚、桜井麻衣、本間多恵、関口翔、向後桃、長谷川美子、壮麗亜美(三浦亜美)、SAKI、櫻井裕子、網倉理奈、福田茉耶、HIMAWARI(向日葵)、林亜佑美、藤本こあら、アレン、叶ミク(かなみっく)、キラ☆アンなどもいるため、今後どのような10周年イヤーを行っていくのか注目だ。