惡斗が明日アクトレスガールズから緊急発表があることを予告し一部選手から涙!澄川菜摘がAWG王座初防衛もノーコメント

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 14日、新木場1stRINGにてアクトレスガールズが『ACTwrestling Step39』を開催。メインイベントでは澄川菜摘の持つシングル王座に後藤智香が挑戦した。

 翔月なつみこと澄川菜摘は女優を目指して上京し、舞台でプロレスラー役を演じたことがきっかけとなって2012年1月にスターダム3期生としてプロレスラーデビュー。
 同期の宝城カイリ(現:カイリ・セイン)とともにデビューから1年3ヶ月でゴッデス・オブ・スターダム王座(※タッグ王座)を戴冠するなど将来が期待されていたが、腰の負傷から2013年7月にスターダムを退団して事実上の引退状態となり、2015年に惜しまれつつ正式引退。一時は女優業からも離れていたが、2019年から復帰。2021年11月にはアクトレスガールズとしてリング復帰を果たした。

 その後、澄川は自身のユニットである【The Royal】を結成。かつてのプロレスのキャリアを活かして後輩の育成に尽力し、The Royalの若手たちは今や全員トップ戦線で活躍するスターに成長した。
 澄川自身は一歩引いた位置にありタイトル戦線には中々絡めずにいたが、貪欲にベルトを目指すThe Royalの後輩たちの姿に刺激を受けて奮起。先月の後楽園ホール大会で茉莉の持つアクトレスガールズの至宝・AWGシングル王座へ挑戦し、見事ベルトを奪取。「元々のスターダム時代から見てくれてる方はやっぱり惡斗との1戦を望んでいるのかなと思いますし、私自身スターダムの時は惡斗に勝つことが一度も多分できてないので。なので、やっぱり一度シングルで勝ちたいという相手が惡斗だなと思います」と次期防衛戦を惡斗と行おうとするが、惡斗を見た目線の先にセコンドの後藤智香がおり「菜摘さんがベルトを獲ったら一番に挑戦したいと思っていました!同じ気持ちでいてくれてありがとうございます!」と勘違いの挑戦表明を行ったため、澄川も流されてこれを受諾し初防衛戦はThe Royal同門対決で行われる事となった。


 試合は容赦なく澄川が蹴撃し、耐える後藤の顔面に蒼魔刀を突き刺していく。エプロンではロープを使った卍固めで捕らえ、これを離せば顔面蹴りから場外を走り込んでの蒼魔刀とえげつない連撃に会場のファンも息を呑む。
 後藤は投げようとした菜摘を担いで得意のジャイアントスイングで振り回し、173cmの高身長から落とすカナディアン・サイドバスターやチョークスラムで反撃。だが澄川はアレンから引き継いだキャッチ延髄切りで流れを切り、後藤のラリアットを脇固めで捕らえてからの澄川式横入りキドクラッチで3カウントを奪った。

 同門対決を終えた2人は固く握手。しかし両者共コメントはなく、同日に行われた夜公演では惡斗が「急で大変申し訳ないんですが、明日アクトレスの公式で緊急発表が一つあります!何があったかとかは今日キャストに聞かないで頂いて、明日ちゃんと発表するので、明日の告知を皆様お待ち下さい!」と説明すると聞いていた一部選手の目から涙がこぼれる。
 だが最後は練習生もリングに上がり全員笑顔で「強く!優しく!あなたに一生懸命!アクトレスーガールズ~!!!」の掛け声で会場が一丸となった。

 明日は様々な発表が重なり、女子プロレス界にとって大きな転換点となりそうだ。

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