打・投・寝打の新格闘技を“初代タイガーマスク”佐山サトルが創設!修斗王者が沖縄米軍海兵隊からTKO勝利!
- 2025-7-23
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20日、沖縄県・沖縄コンベンションセンターにて『Ultimate Shooting』が開催された。
試合開始に先駆け実戦型新格闘技の沖縄県初披露に際し、宜野湾市の佐喜真淳市長が駆けつけ熱い激励の言葉が贈られた。
“初代タイガーマスク”佐山サトルよりアルティメットシューティングを託された、息子の佐山聖斗より「アルティメットシューティング、アルティメットボクシング、武道掣圏道の流れを汲んだ新しい格闘技です。基本的な理念としては実戦市街地型格闘技となります。スピードと連続性を楽しんでください」と競技理念が披露され、佐山よりマイクを託された本大会のルールディレクターを務める米軍截空道を主宰する平原伸泰師範より「パンチ、蹴り、投げ、抑え込んでパンチ、誰でもわかるルールで、明快に勝敗が決まります。打撃系総合格闘技をコンセプトに武道の要素がはいりまして、礼節ある闘いを日米で親善大会としてやります」と、ルールの説明が行われた。
極め技を廃し寝技も打撃展開するので、打・投・極ではなく、打・投・寝打のヒッティング格闘技が、アルティメット・シューティングであるという。イベントの大トリには修斗創始者である佐山サトルをリスペクトする現修斗ライト級王者キャプテン☆アフリカが参戦。リアルに実戦を想定して24時間沖縄の海を守っている戦闘のプロ、米軍海兵隊の猛者アーニー・プレシアド・バロンとの決戦に挑んだ。
キャプテン☆アフリカは、口も腕も立つストラッサー起一をはじめとした強者揃いの総合格闘技道場コブラ会所属で大阪生まれ育ち。柔道がバックボーンの組み技の匠で現修斗ライト級王者が「佐山サトルに触れたかった」とアルティメットシューティングに参戦を決めたという。対するアーニー・プレシアド・バロンは若干21歳、沖縄米軍海兵隊の兵士でレスリングがバックボーンだ。
グラウンドの攻防必至と思われた対決だったが、蓋が開くやいなや両雄距離を詰めアーニーがパンチを先制で見舞うとキャプテンも応戦。キャプテンがアーニーの左腕を引き込み巻き投げで倒すとレフェリーがブレイク。キャプテンがアーニーをシングルレッグで倒すがここでもレフェリーがブレイク。組み技が認められないルールのため、レフェリーが細かくチェックを入れる。左ストレートを交わして距離を取ったアーニーをキャプテンが追撃のパンチからこかしてテイクダウンに成功。マウントの下であらがうアーニーの左腕をハンマーロックに固めると、関節技と判断したレフェリーがはいってブレイク。キャプテンが左ストレートを畳みかけ再度巻き投げ。バックマウントからパンチ連打でアーニーが動けぬと見たレフェリーが試合を止めた。得意の組み技を封印、打撃用寝技技術を駆使してアーニーを制圧したキャプテンの完勝だった。
キャプテンはマイクを取ると「自分は佐山さんのファンで、尊敬している佐山さんの誘いなので出ないといかんなと思って出場を決めました!改めて勝利出来て嬉しいです」と語り修斗の創立者である佐山サトルに最大級の敬意を快心の笑顔に滲ませ一礼してケージを降りた。