修斗の創始者“初代タイガーマスク”佐山サトルが令和に仕掛ける新格闘技アルティメットシューティングが開戦!修斗のTOMAが勝利!
- 2025-7-23
- ニュース
- Ultimate Shooting

20日、沖縄県・沖縄コンベンションセンターにて『Ultimate Shooting』が開催。オープンフィンガーグローブの考案者であり総合格闘技の創立者といえる“初代タイガーマスク”佐山サトルが、25年の歳月を経て全局面を打撃技に絞る実戦型新格闘技を始動。この日沖縄県で初披露が行われた。
第2試合の日米対決には佐山が創始した修斗から元環太平洋フェザー級王者のTOMAが参戦し、沖縄米軍海兵隊の猛者ウォーレンと対戦。ストライカー同士の第2試合は、壮絶極まりない打撃戦となった。
1R、サウスポー同士の両雄が対峙してTOMAの左ローにウォーレンが前蹴り。ひと呼吸置いてウォーレンが右ジャブを突きワンツーで飛びこんだ。TOMAの右フック直撃でウォーレンがバランスを崩す。後退しかけたウォーレンにTOMAの強烈な右ハイがヒットする。TOMAが左ロー、最後にカーフ気味のローでゴング。
2R、距離を詰めて来たウォーレンにTOMAが飛び膝。前進してきたウォーレンに左カーフを連続して当てる。
ウォーレンがフルスイングで前進。右の直撃弾を顔面に受けたTOMAが組んで膝。ウォーレンがボディで突き放して右ストレート。フックを当てたところでTOMAの右目の腫れを見たレフェリーがタイムストップ。ドクターチェックがはいる。
試合再開。飛び込んでくるウォーレンをいなしたTOMA。両雄最後まで打ち合ってゴング。ドロー判定で勝負がつかず延長戦に突入した。
延長の3RでTOMAのカーフが効いたか動きが緩慢になったウォーレンをTOMAが追撃、ケージに圧して膝を入れてゴング。攻め抜いたTOMAが判定で勝利を掴みストライカー対決を制した。
腫れあがる右瞼からひとすじふたすじと血の汗を流しながらマイクを取ったTOMAが「ウォーレン選手、めっちゃ強かった・・・やばい。何発か良いの貰っちゃって目(の骨)が折れてるかわからないんですけど・・・」と苦笑い。「最後のラウンド、気持ちだけで闘いました。」とアスリートの意地をのぞかせながら「ウォーレン選手も気持ち良く殴り合ってくれたんで今日の闘いが出来たと思います。怪我を治さなあかんかもしれませんけど、ちょっと休んでまた頑張ります。おっさんになってきて、今年38歳なんですけどまだもうちょっと頑張りたいと思います」と、満身創痍の様相ながら大阪人らしい明るいマイクで締めた。