アクトレスガールズ頂上対決は青野未来vs茉莉の後楽園決戦へ!全日本プロレスとの業務提携に向けても前向き姿勢

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 20日、東京都・新木場1stRINGにて『ACTwrestling Step27』が開催。茉莉が青野未来の持つAWGシングル王座に挑戦することが決まった。

 プロレス団体としての活動を終え、2022年から『プロレスを用いたよりエンターテインメント性の高い公演』へと移行して新体制となったアクトレスガールズ。プロレスの『アクトレスリング』と、舞台演出にプロレスの要素を取り入れた『アクトリング』という分け方でプロレス活動が再始動。新体制になって間もなく続々と新人が加入していき、全ブランド合わせれば旧体制アクトレスを上回る勢力を誇る団体へと急成長。
 2023年7月には元DDTの谷口智一率いるベストボディ・ジャパンプロレスとの提携を発表。さらに全日本プロレスの福田社長もアクトレスに業務連携を提案するなど、“プロレス団体”では無くなったにも関わらずプロレス界が無視し切れない存在となっている。

 アクトリングは日米の映画・コミックなどのポップカルチャーを扱った国内最大の祭典『コミックコンベンション(通称:コミコン)』でリングを立ててパフォーマンスを行った他、YouTubeなどで活動する“アクトレスガールズゲーム部”が人気ゲームシリーズ『モンスターハンター』との公式コラボの実現、国内最大規模のボディコンテスト『ベストボディ・ジャパン』では“アクトレス部門”が創設されるなどマルチメディア展開に成功。

 アクトレスリングは2022年8月より元スターダムGMの風香がアドバイザーに就任して以降はリング上でのパフォーマンスの質が大幅に向上。旧体制アクトレスでも主力として活躍していた青野未来や茉莉、元スターダムの澄川菜摘(翔月なつみ)や惡斗、元JDスターのMARUといった以前からプロレスをよく知る実力者たちが中心人物として牽引し後進育成に力を注いできた。

 アクトレスリングの至宝・AWGシングル王座には青野未来が君臨中。
 青野は隔絶した強さを以て絶対王者として君臨しており、『青野未来を頂点としたピラミッドを崩す』という下剋上が団体全体のテーマとなりつつある。

 そんな中、12月29日の後楽園ホール公演を前に青野への挑戦希望者が続出。
 大人しく“順番待ち”をしていてはチャンスは巡って来ないことを悟ったアクトレスたちはベテラン・若手を問わず強い自己主張を行っていき、その中でもリング内で結果を残してきた茉莉、澄川菜摘、皇希が3WAYマッチで次期挑戦者を決めることになった。


 試合が始まると、同ユニットに属する澄川と皇希が茉莉に集中攻撃を仕掛けていくが、勝ちにこだわる澄川が皇希に攻撃して仲間割れ。茉莉がその隙を突いて1vs2で上手く立ち回る試合巧者ぶりを見せて形勢をイーブンに。
 茉莉が皇希を丸め込んで仕留めにかかるが、そこへ澄川が蒼魔刀で突っ込んで茉莉の顔面にクリーンヒット。澄川が茉莉にハイキックからフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。さらに必殺のダイビング・ダブルニードロップまで決めてみせるが、皇希がカットしてダブルラリアットで2人まとめてなぎ倒す。
 皇希はコーナーに上って必殺のアメジスト・バタフライ(※旋回式ダイビング・ボディプレス)を発射するが、これをかわした茉莉が疾風迅雷(※ネックブリーカーから入る首固め)で3カウント。

 試合後、マイクを取った茉莉はAWG王者の青野を呼び出し、「チャンピオン姿の最後の新木場公演になりました。12月29日、私が相手で文句ないでしょうか?」と啖呵。
 これを受けた青野も「もちろん。誰が来てもおかしくないと思ってました。茉莉さん、私は、あなたから一度も直接勝ったことがない。あなたから勝って、真のチャンピオンになります。よろしくお願いします」と返し、ベルトを挟んでバチバチに睨み合った。


 大会後、青野は「このベルトができたときも、ベルトができてからも、茉莉さんはベルトに対しての発言ってほとんど無かったと思うんですよね。だから、ベルトに興味ないのかなって思ってて。それはそれで私もすごく悔しかったです。でも、こうやって、やっとベルトに向いてくれたっていうのも、茉莉さんはSNSとかで『小さいピラミッドの中でやってるベルトだ』って言ってますけど、でも私はそんなこと思って無くて。確かに、『若手の子も含めた全員で』っていうのは出来てないですけど、その中でも強い選手と志を持っている選手をやってきたつもりなので、私は自信を持ってこのアクトレスガールズの頂上のベルトとだと思ってるし、それを思う茉莉さんがいるなら、私はその茉莉さんに勝って真の王者になりたいなと思います」とチャンピオンとしての強い思いを吐露。

 さらに、来年から全日本プロレスの業務提携が始まることについては「『プロレスを辞めたのに』とか色々言われちゃうのは仕方ないと思います。私たちはそのいただいたチャンス、大きな団体さんのリングで私たちアクトレスガールズをアピール出来るいい機会だと思うので。私たちが今やっていることを見ていただくのが早いと思うので。私たちアクトレスガールズは、それを大きなチャンスだと思って、存分にアピールしたいと思います」と前向きな姿勢を見せた。

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