「歴史に名を刻んだぞ!」史上5組目、22年ぶりの世界最強タッグ連覇を果たした宮原健斗&青柳優馬が最優秀タッグチーム賞受賞に自信!
5日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2021 世界最強タッグ決定リーグ戦 ~積田冷熱工事株式会社 presents~【優勝決定戦】』が開催され、宮原健斗&青柳優馬が史上5組目の世界最強タッグ2連覇を達成した。
全日本プロレスの年末の風物詩である世界最強タッグ決定リーグ戦。今年は史上初めて全16チームが参戦するA~Dの4ブロック制での開催となり、各ブロックの覇者が決勝トーナメントを行う形式に。
11月13日の開幕戦から激闘は続き、Aブロックは諏訪魔&芦野祥太郎、Bブロックは宮原健斗&青柳優馬、Cブロックは真霜拳號&KAZMA SAKAMOTO、Dブロックは土肥こうじ&羆嵐が制した。
決勝戦は宮原&青柳vs土肥&羆嵐の一戦に。
宮原&青柳は全世界タッグ王者でありシングル戦線でも活躍を見せる名実ともに全日本のエースであり、前年度覇者として優勝候補として名をあげられることも多かった。
一方、“土肥熊”の愛称で親しまれる土肥&羆嵐はかつてWRESTLE-1で圧倒的な強さを誇りタッグ王座の最多戴冠記録を持つ名タッグだが、団体の活動休止とともに“外敵”として全日本に襲来。当初の優勝予想では名があがることは少なかった2人だったが、並み居る強豪を圧倒的なパワーファイトでなぎ倒して決勝に駒を進めた。
今年6月、当時の世界タッグ王者であった宮原&青柳を土肥熊が襲撃して王座挑戦をぶち上げ、紆余曲折の末に7月の大阪大会で世界タッグ戦が実現。その際には王者組が防衛を果たしており、約5ヶ月ぶりの再戦となった。
試合は、序盤から土肥熊がその体格を活かしたパワーファイトで圧倒していき、青柳をファイヤーマンズキャリーでかついだ土肥を羆嵐が肩車式バックドロップで投げ捨てるなどの豪快な合体技も披露していく。
青柳が袋叩きにされる展開が続くも、頑丈さに定評のある青柳は虎視眈々と逆転のチャンスを狙っていき、青柳のトラースキック+宮原のブラックアウトの合体攻撃を決めて流れを引き戻す。
終盤には青柳が羆嵐のダイビングセントーンを食らって窮地に陥る場面もあったが、宮原がアシストに回り土肥を排除。青柳は羆嵐の巨体をジャーマン・スープレックス・ホールドで投げきり、最後のダイビングセントーンもかわしてエンドゲーム(※フロントネックロック+ハンマーロック)で絞り上げてタップを奪った。
これにより、宮原&青柳は史上5組目の世界最強タッグ決定リーグ戦2連覇を達成。テリー・ゴディ&スティーブ・ウィリアムス、三沢光晴&小橋建太、川田利明&田上明、小橋建太&秋山準という名だたる名タッグと肩を並べることとなった。
試合後、宮原は「我々2連覇、歴史に名を刻みました。約20年ぶりだ。世界タッグに関しては自ずと決まるだろう。2連覇達成したんだから決まりだろう。空気は読まねーぞ!2連覇達成したんだ。最優秀タッグチーム大賞、決定だ。そうだろ!マスコミ関係各位!大きく扱うように!」とプロレス大賞受賞に向けて意気込んだ。