「ジャイアント馬場さんの出身地で挑戦させてほしい」キャリア30年の大森隆男が全日本プロレスの至宝に名乗り!

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 19日、後楽園ホールにて全日本プロレス『#ajpw MANIAx in 後楽園ホール』が開催。メインイベントでは宮原健斗の持つ三冠ヘビー級王座に野村直矢が挑戦した。

 前日に行われた全日本プロレス50周年記念日本武道館大会にて、諏訪魔から三冠王座を奪取した宮原健斗。その宮原に挑戦するのは、2021年に全日本プロレスから去った野村直矢。野村は現在北原光騎の元で鍛錬を積んでおり、打撃能力が飛躍的に向上している。

 試合ではナックルや左右の掌底など激しい打撃で宮原を攻めた野村だったが、必殺のスピアーをキャッチした宮原が顔面に強烈なブラックアウト(膝蹴り)。20分以上全ての打撃を受けきった宮原がシャットダウンスープレックスホールドで3カウントを奪った。

 その宮原の前に大森隆男が立ちはだかると「全日本プロレスの創設者、ジャイアント馬場さん。馬場さんの出身地、新潟県三条でそのベルトに挑戦させてほしい」と挑戦を表明する。
 これを聞いた宮原は「古き良き全日本プロレスを知る男、大森隆男さんよ。この全日本プロレスの良い所はキャリアをふんでもチャンスがあることだ。心の奥の奥の底であなたの奮起を待ってたよ。一つだけ条件がある!当日は、ノーフィアーの大森隆男で来い!」と、馬場さんが現役時代に大森が高山善廣と組んでいた『NO FEAR』で挑んでくる事を条件とする。
 だが大森は「いやいやいや、ノーフィアーの大森隆男も、ゲットワイルドもノーフィアーも全部俺だよ。全部俺。今さらどうこうすることじゃねぇ。そのベルト、キレイに磨いて待っててくれ」と即答し爽やかに去っていった。

 舌戦では一歩遅れを取った宮原は「キャリア30年という中でまだベルトを追い求める。素晴らしい事じゃないですか。今のプロレス業界がなにかオジサマたちに冷たい雰囲気がある中、全日本プロレスらしいじゃねーか。我らの創設者ジャイアント馬場さん、そして最後の教え子大森隆男さん、シチュエーションは整ったな。ノーフィアー!?ゲットワイルド!?ワイルドハート!?全て賭けてこいよ、30年のあんたの全てのキャリアを背負って、そしてあなたに夢を重ねる世の中のオジサマたちに夢を見せてみろよ」と受けて立つ構えを見せた。

 二人の三冠王座戦は、10月22日の17時より新潟・三条市厚生福祉会館にて行われる。

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