三冠ヘビー級王座の前哨戦に勝利したゼウスが王者・宮原をリスペクト!「同じ全日本プロレスの仲間という心がある」
15日、東京都・後楽園ホールにて『2018 SUMMER ACTION SERIES」【開幕戦】』が行われ、29日の大阪大会で三冠ヘビー級王座を巡って争う王者・宮原健斗と挑戦者・ゼウスの前哨戦が行われた。
メインイベントにて宮原健斗&ヨシタツ&野村直矢vsゼウス&ジョー・ドーリング&KAIの6人タッグマッチで行われたこの試合では、序盤に対面した宮原とゼウスがチョップ、ラリアットと打ち合い、ゼウスのラリアットを避けた宮原がジャーマンスープレックスで叩きつけ、ゼウスも宮原のキックをキャッチしてショートレンジラリアットでなぎ倒すなど互角の攻防を展開。
終盤に両軍入り乱れての乱闘になった際に宮原と野村がジョーをロープに振るが、ジョーはクロスボディで2人まとめて迎撃。残されたヨシタツはゼウス相手に奮闘するが、ゼウスはジョン・ウー、串刺しラリアットからのハイキック。さらにラリアットからのジャックハマーという猛攻をかけ、そのまま3カウントを奪った。
勝利したゼウスはリング上でマイクを取ると、「おい、おい!健斗オラ、健斗、前哨戦はまずは俺の勝ちや。7月29日、大阪、覚悟しとけオラ!」と啖呵を切った。
続けて、既に控室に戻ってしまったKAIをリング上から呼び戻してマイクを渡すと、KAIは「明日は海の日ということである意味KAIの日でもあるんで、ゼウスさんと人生は祭りやろ、わっしょいですね!それで締めさせてもらいたいと思います!」と笑顔で語り、2人で興行を締めた。
バックステージに戻ったゼウスは、「必ず7月29日に三冠王者になり、もっともっと全日本プロレスのファンのみなさんに、もっともっと楽しんでもらいたい。この暑い暑い夏に、熱い熱い試合をして、みなさんの心を熱くしたいと思います」と王座戦に向けた抱負を語った。
続けて、宮原について「現・三冠王者の宮原健斗の入場の時にファンが一丸となっている姿を見て。対戦相手なんですけどなんだかうれしいですね。やっぱり同じ全日本プロレスの仲間という心があるんで。対戦相手なんですけどすごくうれしかったです。自分もこれくらいほしいなって。このようになりたいなって」とリスペクトの意向を示し、全日本プロレス愛を持つ者同士の王座戦を待ち遠しく思う気持ちを語った。