斉藤ブラザーズの限界オタクがリング上で感極まりハグ!「まこりんさんの愛はしっかり受け取ったぜ!」

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 9日、後楽園ホールにて全日本プロレス『世界最強タッグ決定リーグ戦2024』が開幕。セミファイナルで大石真翔がファンとしての夢を叶えた。

 大石は2001年にプエルトリコ時代のKAIENTAI DOJOで1期生としてデビューし、キャリアの多くをDDTで過ごした。確かな技術を持つ職人という側面もありつつ、ド直球の下ネタも得意なコミックレスラーとしても一流という業界屈指のユーティリティレスラー。頼れる兄貴分としてリング外でも若手たちから慕われる存在だ。
 そんな大石だが、妻で元女子レスラーの大畠美咲さんの地元である仙台へ移住することを決め、10月3日にDDTを退団。仙台を拠点にフリーランスとして活動を開始する予定だった。
 しかし大石は宮城に縁があることもあってか業界屈指の“斉藤ブラザーズオタク”として知られている。2人が出演する『TAXIめし』をはじめとした番組はすべてチェックし、普段から私服も赤い革ジャンでキメている他、盟友・旭志織からは「『TAXIめし見てるから』という、耳を疑うような理由で遅刻してくる男」とLINEのスクリーンショットとともに暴露されるほどの限界オタクだ。

 10月22日の全日本後楽園ホール大会に突如現れた大石は斉藤ブラザーズに「リング上で会うのは初めてだな。リング上で見てもカッコいいな。お前ら、かわいいなオイ。ほんとに、ほんとにかわいい。あの、うん、俺は、あなた達と、仲良くなりたい。一緒にご飯とかも食べに行きたいし、スイーツも食べたいし、お酒とかもね、僕飲めないんだけど一緒に行きたいし。でも俺もプロレスラーだ。仲良くなる前にお前らと闘いたいんだよ!」と全日本プロレスのシリーズに全戦参戦することになる世界最強タッグにエントリー。
 しかも開幕戦から、斉藤ブラザーズvs大石&マイク・D・ベッキオの試合が組まれる事となった。


 ウキウキと先発でリングに上った大石は、レイのパワーや体重、ジュンのボディスラムから髪をかきあげるポーズを間近で見てニヤニヤしながらボコボコにされていく。だが初参戦となるベッキオが体格に似合わず機敏な動きでジュンとレイを翻弄し、大石の指示で息のあった連携を見せる。しかし調子に乗った大石がレイの得意技であるアイスバイン(=ランニングアッパー掌底)をレイの顔面にペチンと叩き込むが、平然と受けたレイはビンタでおしおきしチョークスラムからアイスバインを叩き込み3カウントを奪った。
 試合に負けたもののファンとしての大きな夢を叶えた大石はレイとジュンにハグし、嬉しそうな表情でDOOMポーズをきめて会場をあとに。

 ジュンとレイは「まこりんさんの愛はしっかり受け取ったぜ!」とファンサービス。
 元々「レイの飲みっぷり、食べっぷり、ジュンのスイーツ好きを間近で見たい、もっと間近で見たいという一念でこのリングに上がりました」と言っていた大石は、試合後の気持ちを聞かれて「僕の愛も、斉藤ブラザーズの愛も、僕らに伝わりましたよ。でもやっぱり負けて悔しいんで、もう一回、ワンモアタイム。お願いします。サンキューベリーマッチ。DOOM」と、役得な接触にハマった様子だ。

 しかし最強タッグは始まったばかり。12月8日の優勝決定戦まで大きな目標を失った大石は生き残ることができるのだろうか?

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