丸藤正道が秋山準を撃破しチャンピオン・カーニバル決勝進出!

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 25日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2018 チャンピオン・カーニバル』が行われ、メインイベントで丸藤正道が秋山準に勝利し、チャンピオン・カーニバル決勝進出を決めた。

 丸藤と秋山は2000年に共に全日本プロレスからNOAHに移籍。同じ釜の飯を食い続けた盟友である二人はNOAHでGHCヘビー級王座を奪い合うなど切磋琢磨し活躍。2012年に秋山がNOAHを離脱する際に行った両者のシングルマッチでは、秋山が勝利していた。
 時を経て、互いが互いの団体を背負う立場になってからの今回の対決には多くの注目が集まっていた。

 試合はじっくりとした立ち上がりで始まるが、丸藤は秋山の顎をクイっと上げて挑発し逆水平チョップ。さらに秋山をドロップキックで場外に叩き落としプランチャを放っていく。
 しかし、これをかわした秋山は一転攻勢。場外でニーバット、パイルドライバー、断崖式のニードロップ、エプロンでのブレーンバスターと攻め立てていき氷のような冷たさを見せる。リングに戻ると、秋山はNOAH離脱時のシングルマッチで丸藤を破った胴締めフロントネックロックで絞め上げていく。
 これをブレイクした丸藤に秋山はエクスプロイダーから串刺しジャンピングニーを狙うが、これをかわした丸藤が延髄斬りでカウンター。さらにコンビネーションキックのフルコースを見舞って不知火で叩きつける。
 秋山は意地で立ち上がり、膝立ちの丸藤の髪を掴んで膝蹴り連発からニーパッドを外して膝蹴り連発し、リストクラッチ式エクスプロイダーを狙うが、耐えた丸藤の顔面に膝蹴り。崩れ落ちた丸藤にランニングニーを狙うも、避けた丸藤がトラースキックから虎王。再度トラースキックから虎王を5連発、最後に後頭部への虎王を叩き込むと、秋山も肩を上げることが出来ずカウント3。
 丸藤が過去の雪辱を晴らし、チャンピオン・カーニバルの決勝進出を決めた。

 試合後、丸藤は倒れたままの秋山に歩み寄り、一緒にリングを降りてグータッチ。両者健闘を称え合った。

 バックステージに戻った丸藤は、「まだまだ超えられてないんで。強くて怖かったですよ、秋山準。そして、今日は決勝じゃないんで、しっかり優勝しないとこの勝ちも意味なくなると思うんで。あと一つ……風は俺に吹いてる。秋山準……いや、秋山さん。ありがとうございました!」と秋山へ感謝の言葉と優勝への意気込みを語った。
 対する秋山は、「勝ち逃げ、できなかったよ。勝ち逃げしてやろうと思ったけどな」と静かに語り、会場を後にした。

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