「永田裕志の最期を見届けに来い」永田裕志が三冠ヘビー級王座に挑戦表明し史上4人目のメジャー完全制覇に挑む!

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 4日、東京都・エスフォルタアリーナ八王子にて全日本プロレス『#ajpwエキサイトシリーズ2023~株式会社エイト presents #ajpwエキサイトMANIAx~』が開催され、宮原健斗が三冠ヘビー級王座の防衛に成功。次期挑戦者に永田裕志を迎えることが決まった。

 宮原は、三冠ヘビー級&世界タッグ王座の五冠王として君臨してきたが、三冠王座への挑戦が決まっていた青柳が1月22日の後楽園ホール大会で世界タッグ王座を奪取し、五冠王に王手をかけた。
 宮原を“太陽”とするなら青柳は“月”の選手であり、キレキレの皮肉やファンの声を代弁するマイクでファンの支持を集めてきた。2022年にはジャンボ鶴田さんの持つチャンピオン・カーニバル最年少優勝記録を更新するなど成長もめざましく、ファンからも“青柳新時代”を期待する声も多く上がっていた。


 試合は、最初こそじっくりとしたグラウンドに始まるも、早々に場外戦となり、宮原がエプロンからの奈落式ジャーマン、青柳が鉄柵へのカーフ・ブランディングを決めるなど序盤から大技が飛び交う試合に。
 宮原は、ギロチンドロップや投げっぱなしパワーボムなど普段は使わない技も繰り出す引き出しの多さを見せて行くが、青柳も隙あらばエンドゲーム(※フロントネックロック+ハンマーロック)やスピンキックと必殺の一撃を狙っていくスリリングな中盤戦へ。
 宮原がカウンターのラリアットからシャットダウン・スープレックス・ホールドを決め、試合は終わったかと思いきや、青柳が意地のキックアウトを見せ、スピンキック→ロックスター・バスター→ザ・フールと必殺技の猛ラッシュ。宮原はこれを受け切り、2度目のシャットダウン・スープレックス・ホールドを決めて3カウントを奪った。

 4度目の防衛に成功した宮原の前に現れたのは、新日本プロレスの永田裕志。
 永田は昨年より全日本に継続参戦しており、今年1月に宮原の持つ三冠王座に挑戦を希望した際には「ホームで居場所がないから全日本に上がってるんだったら受けない」と一刀両断にされてしまった。
 永田は、新日本・全日本・NOAHのヘビー級シングル&タッグ王座をすべて戴冠するという“グランドスラム”に王手をかけている選手であり、三冠王座はその最後のピース。「2023年、しっかり新日本プロレスからとても最高な契約をもらったよ」とホームでの居場所を誇示しつつグランドスラム獲りを宣言した。

 しかし、流石の永田も偉業を前に緊張したのか、マイクが噛み噛みになり苦笑い。
 これを受けた宮原は「永田裕志さんよ、あんたの本当の狙いは俺は知ってるぞ。お前は本当はグランドスラムを達成するためだけに!挑戦したいんだろ?本音を言えよ。あんたは、昭和の匂いがする。このプロレス界、昭和の匂いがするレスラーが終わりを告げようとしてる」と受けて立つ姿勢を見せ、2月19日のプロレスの日に行われる後楽園ホール大会で永田との防衛戦を決定。
 バックステージでは、「グランドスラム、あなたの最後の思い出は儚く散るでしょう。昭和の最後の匂いがする永田さんよ、最後の勇姿を新日本プロレスファンに見届けてもらえ。せいぜい新日本プロレスファンの皆様、応援に駆けつけないと、儚く終わるぞ?せいぜい永田裕志さんの最期を見届けに来いや」と敬礼ポーズを取りながら語った。


 シングル&タッグ両方のグランドスラムは、高山善廣、武藤敬司、小島聡の3人しか達成していない偉業。永田もその偉大な歴史に名を刻むことが出来るのか。その答えは2月19日の全日本プロレス後楽園ホール大会で出ることになる。

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