カーベル伊藤が全日本プロレスの王座を戴冠!
13日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『AJP Prime Night 2020 ~年内最終興行~』が行われ、大森隆男&ブラックめんそーれ&カーベル伊藤が全日本プロレスTV認定6人タッグの初代王者となった。
株式会社カーベルは『新車市場』『100円レンタカー』『ペットの旅立ち』『コレCARラ』を全国に展開しており、創立14年目にして年商75億円を誇る急成長中の企業。2017年9月より全日本プロレスとスポンサー契約を結んでいるが、今年5月には新型コロナウイルスの流行で不安になっている全日本プロレスファンを安心させるために契約期間の途中ながら2020年9月から開始となる次回の2年契約の早期発表に踏み切った。
そして、同社の社長である伊藤一正氏は、“カーベル伊藤”の名でオリジナルのマスクを被って闘う社長兼プロレスラー。2016年にメキシコでデビューしてからは全日本プロレスの地方大会を中心に数多の団体へ参戦しており、出身地である愛媛県で活動するローカル団体・愛媛プロレスでは四国統一タッグ王座を獲得するなどプロレスラーとしてのキャリアも積み重ねている。
そして主戦場とする全日本プロレスでは、ヨシタツが建国した新たなユニット“ヨシタツ・キングダム”に財務大臣として入閣し、その存在感を高めている。
全日本プロレスでは、諏訪魔の要求に応える形で全日本プロレスTV認定6人タッグ王座が新設。2012年のGAORA TV王座が新設以来の新ベルトに選手たちは色めき立っていた。
そしてカーベル伊藤は、2018年にはK-DOJOで千葉6人タッグ王座に挑戦、昨年6月の全日本プロレス愛媛大会で行われた6人タッグトーナメントで優勝(パートナーは秋山準&ライジングHAYATO)を果たしており、この試合形式に自信。かねてからよくタッグを組んでいた“ワイルドめんそーれ”の2人とともに大一番に臨んだ。
大森隆男&ブラックめんそーれ&カーベル伊藤vs崔領二&レブロン&大門寺崇で行われた初代王者決定戦では、序盤こそカーベル伊藤が得意のジャンピングニーなどで優勢を掴むものの、崔の強烈なサッカーボールキックの連打を浴びて窮地に。
ランズエンド勢の連携にめんそーれが捕まる展開となるが、久々の王座戴冠チャンスに燃える大森が大暴れ。崔との打撃戦に正面から打ち勝ち、レブロンの凶器攻撃もはねのける獅子奮迅の活躍を見せ、めんそーれが大森をサポートする中でカーベル伊藤が場外へのカーベル・スプラッシュでアシスト。最後は大森がアックスボンバーでレブロンから3カウントを奪った。
大森は約3年ぶりに勝ち得たベルトを嬉しそうに撫でながら「俺は1つだけこのベルトに不満があるんだ。PWFの認可がまだ降りてないんだ!俺たちの力でベルトの価値を上げて、絶対PWFの認可を受けましょう!」と燃える。
カーベル伊藤も「全日本には今いろんなユニットがあるよね。本隊、NEXTREAM、Enfants Terribles……言い出したらきりがない。その中で1番強い3人が巻くベルト。それがこれだ!全ユニット、やろうぜ防衛戦!」と早くも防衛戦に向け気炎を上げた。