お茶の間で大人気の双子大相撲レスラー“斉藤ブラザーズ”の兄・ジュンが憧れの人を超えて三冠ヘビー級王座V3!

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 29日、東京都・大田区総合体育館にて全日本プロレス『ドリームパワーシリーズ2025【最終戦】』が開催。斉藤ジュンが宮原健斗を制して三冠ヘビー級王座の3度目の防衛に成功した。

 双子の大相撲力士レスラー【斉藤ブラザーズ】斉藤ジュン&斉藤レイはともに190cm・110kg超えの大型選手として全日本の未来を背負って2021年6月に2人同時デビュー。2人で世界タッグ王座を戴冠し、2025年2月にはジャンボ鶴田&谷津嘉章が持つ同王座の最多連続防衛回数を更新する8回の防衛を達成するなどプロレス史に名を刻んだ。
 世界タッグこそ落としたものの、ジュンは三冠ヘビー級王者として強さを見せ続けてきた。

 実力やビジュアル面も折り紙付きの2人だが、お茶目なその性格も愛されている。
 地元・ミヤギテレビの『OH!バンデス』の1コーナーである『TAXIめし リターンズ』で兄弟揃ってレポーターを務めてお茶の間の人気者に。さらに2人で歌う『どっち?』でCDデビューして話題を呼ぶなどリング内外でプロレス界をDOOMしつつある。

 斉藤ブラザーズフィーバーが起こる中、長年全日本のエースとして団体を支えてきた宮原健斗が奮起。
 今月9日の後楽園ホール大会では青柳優馬との【ビジネスタッグ】で斉藤ブラザーズから世界タッグを奪還。さらにこの日は宮原がジュンの持つ三冠王座に挑戦。20代の若手選手たちの台頭で若返りが進んでいる全日本の中で宮原が意地をぶつける試合だ。


 試合はじっくりとしたレスリング戦に始まるが、宮原が場外戦へ持ち込んでヘッドバッドや鉄柵攻撃で圧倒。しかしジュンもファンから宮原の応援タオルを奪って首絞め攻撃に使い、自分の汗をぬぐってから返すという粋なファンサービス。
 宮原も負けじとエプロン・パイルドライバーを決めて逆転を許さず、ジュン対策のために再特訓していたスネーク・リミット(※飛びつき式の変形三角絞め)を決めて失神寸前まで追い込む場面も見せる。
 しかし、コーナー上の攻防を制したジュンが雪崩式チョークスラム。ジュンはスピアーやジャックハマーで畳み掛けるが、受けきった宮原がブラックアウトを猛連打。必殺のシャットダウン・スープレックス・ホールドを狙っていき、あとはブリッジに入るだけという完璧な形にまで持ち込むもダメージからかクラッチが維持できず尻餅をついてしまう。
 その隙を見逃さなかったジュンは、宮原の顔面にスライディング・キックをめり込ませ、サイコブレイク(※コブラクラッチ式チョークスラム)で叩きつけて3カウントを奪った。

 マイクを取ったジュンは「俺は全日本プロレスに入団した時に『目標にするプロレスラーは誰ですか』と聞かれて、こう答えた。『宮原健斗です』と。あのときのあの言葉、やっぱり間違ってなかったよ。宮原健斗、あんた最高のプロレスラーだ。この舞台で最高に闘えたこと、俺は絶対に忘れない。宮原健斗、ありがとう。だが、それはそれ、これはこれだ。勝ったのは、この俺、齋藤ジュンだ。これで絶対の三冠チャンピオンだ。これからは宮原の最高時代ではない。全日本プロレスの顔が俺だ。斉藤の時代の幕開けだ。お前らはそれを楽しみに見ているがいい!」と世代交代をアピールする堂々のマイク。

 その後にはレイから手渡されたヤマザキの『春どら つぶあん入り桜もち&いちごホイップ』に舌鼓を打ち、「お前ら、お花見に行く予定はあるか?せっかくの春だぞ?お花見に行かないのか?行くだろ?俺が満開のDOOMな桜を咲かせといたから、お前ら楽しんでこい。まあちょっと今日明日で気温が落ちてるからな、しっかり体調管理して、行ってこいよ」とファンを気遣う牧歌的なマイクからチャンピオン・カーニバル優勝を宣言しつつ大会を締めた。

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