青柳優馬が世界タッグ王座戴冠を目指すジェイク・リー&野村直矢に「2人のサクセスストーリーのかませ犬になるつもりは無い」

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 17日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2019 SUMMER ACTION SERIES ~2019 Jr. TAG BATTLE OF GLORY~」【開幕戦】』が開催され、青柳優馬が元・パートナーの野村直矢への複雑な思いを叫んだ。

 青柳優馬は2014年に全日本プロレスでデビューした際には秋山準から青色のショートタイツを贈られるなど高い期待を寄せられていた選手。青柳より8ヶ月先にデビューしていた野村直矢とともに現・三冠王者の宮原健斗率いるユニット“NEXTREME”に加入しノムヤギタッグで2度のアジアタッグ戴冠を果たすなどの活躍を見せていた。
 対する野村は、2017年にジェイク・リーをパートナーに世界タッグ王座を獲得するが、ジェイクの足の負傷による長期欠場から同王座を返上、そして2018年には青柳の負傷欠場によりアジアタッグを返上することになるなどの不運に見舞われてきた。
 そして今年2月にはNEXTREMEを脱退し、当時青柳とともに保持していたアジアタッグを今度は自らの事情で返上。合計3度目の王者返上の後は一匹狼として戦ってきたが、ジェイクの熱い勧誘に応えてタッグを再結成。世界タッグ王座の奪還へと動き出していた。

 この日のメインイベントでは、7月27日のエディオンアリーナ大阪大会で三冠ヘビー級王座戦を行う宮原健斗とゼウスの前哨戦として宮原健斗&青柳優馬vsゼウス&ディラン・ジェイムスの試合が実施。
 この試合は強烈なパワーを持つゼウス&ディランに青柳が痛めつけられていく展開となるも、青柳はブーメンランアタック等でしっかり反撃して宮原につなぎ、宮原がディランをシャットダウン・スープレックス・ホールドで沈めて勝利した。

 試合後、観客が宮原のマイクアピールを待ち望む中、真っ先にマイクを取ったのは青柳。
「おいジェイク・リー、野村直矢、俺はな、お前ら二人の世界タッグ挑戦へのサクセスストーリーのサンドバッグじゃねーんだ。このまま順調に挑戦できると思うな。俺が邪魔してやるから」と複雑な思いを叫ぶ。
そして宮原に向き直ると「それにあんたも!組んでますけども、あんたの首もそのベルトも狙ってるんで俺は。でも!まだ大将は一人にしませんから。以上です」と語ると宮原はおどけたような仕草ながら直立不動で立ち深々と頭を下げた。

 バックステージに戻った青柳は「ジェイク、野村直矢。お互い『お前とは絶対組まないよ』って言ってたのにワイロでも渡されたんか、おい。なんでいきなり組むことになって。しかも合体技まで用意して、合体技の名前まで決めてるんだぜ?おかしいと思わないか?周りは疑問に思っていないんですか?って俺は思いますよ。だからいまいちひん曲がっているようで、図太い精神。まっすぐな精神を持っているあのふたりを潰してやりますよ。僕がひとりでも潰してやりますよ。邪魔してやるよ。あのふたりの世界タッグ戴冠のサクセスストーリーを、かませ犬になるつもりは僕にはないんで。それに隣にいる宮原健斗の首を狙っているし、三冠も狙ってる。同じチームだけど、NEXTREAMだからって挑戦ができないわけじゃないからね。それも含めて。僕は言いたくなったら言いに行きますよ。(ジェイクは)岩本さん(岩本煌史)とアジアタッグのベルトを持ってるけど、アジアタッグのベルトはまだ一回も防衛していないからな。それでアジアも世界も盛り上げるなんて無理無理無理!」と不満をまくしたてながら会場を後にした。

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