世界ジュニアの防衛に成功した青木篤志が佐藤光留とのタッグで再び頂点を目指すことを宣言!
15日、東京都・後楽園ホールにて『2018 SUMMER ACTION SERIES」【開幕戦】』が行われ、青木篤志が岩本煌史を撃破し世界ジュニアヘビー級王座の防衛に成功した。
青木は今年2月から同王座の防衛を続けており、岩本は同日GAORA TVチャンピオンシップに挑んだTAJIRIとの「お互いにベルトを獲って8月にまた会おう」という約束を果たすべく闘志を燃やしていた。
試合は堅実なグラウンドの攻防から始まるも、先に仕掛けたのは青木。岩本にマンハッタンドロップから場外に投げ捨てトペ・スイシーダ。リングに戻してダイビングエルボードロップ、逆エビ固めと攻め立て、岩本がこれをブレイクすると腰へエルボーを連打してテキサスクローバーホールドと腰へ狙いを定める。
しかし、青木のダイビングフットスタンプをかわした岩本がロープに振られるのを切り返して一本背負いで叩きつけるとジャーマンスープレックス、さらに孤高の芸術を狙う攻勢に出るが、青木は怯まずカウンターのドロップキックからフロッグスプラッシュと畳み掛けるもカウントは2。
青木がバックドロップを狙うと、岩本はハリケーンドライバーで切り返し、続けて高速ドラゴンスープレックス。トドメの孤高の芸術を狙うが、これをこらえた青木がバックドロップで叩きつけ、最後はアサルトポイントで岩本を沈めた。
バックステージに戻った青木を、諏訪魔、石川修司、佐藤光留の三人が待ち受け、缶ビールで乾杯して青木を祝福。しかし全員車で来ていたため誰もビールに口はつけず。
青木は、暴走大巨人の2人が世界タッグ王座を保持していることを挙げ、「ジュニアのタッグリーグは光留さんと返り咲かなきゃいけない」と同リーグ戦三連覇の実績を持つタッグの再起を誓った。
さらに、世界ジュニア戦がセミファイナルであったことに不満しかない旨を語り、「メインがヘビー級6人?うるせー馬鹿野郎。チャンピオンシップの方が上だろコノヤロー!」と叫ぶが、直後に「……って光留さんが言ってます」と光留へ転嫁して笑いを誘った。
破れた岩本は、悔しさを滲ませながら「今回俺の中でしっかり準備してきた。それでもまだダメなのか。何が違うのか、何が足りないのか。俺はこの日の挑戦まで考えてきた。でも今日負けた。もうこんな悔しい思いは二度としたくない。青木篤志以外にもだ。世界ジュニアがかかればなおさらだ。ここで俺が勝たなくちゃ進まないんだよ。俺はまだあきらめない。今、誰も挑戦表明してないでしょ?来てないでしょ?だったらもう一回、実績掴めばいいんだろ。だったらもう一回。岩本煌史の次の挑戦者は岩本煌史だ。覚えとけ、この野郎!」と不屈の精神で再挑戦を熱望した。