“全日本vsGLEAT”のエース対決は全日本に軍配!宮原健斗がT-Hawkを下して三冠ヘビー級王座V4!

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 29日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2022 SUPER POWER SERIES』が開催され、宮原健斗がT-Hawkとの“エース対決”を制して三冠ヘビー級王座V4を果たした。

 全日本プロレスの至宝たる三冠ヘビー級王座はジェイク・リーが保有していたが、昨年12月の年内ラストマッチでジェイクが鼻骨骨折および左眼窩内側壁骨折の怪我を負い王座を返上したことから空位に。
 今年1月に新王座決定トーナメントを制した宮原健斗が約2年ぶりに三冠ベルトを巻くことになり、その後は危なげなく3度の防衛を達成。宮原が全日本のエースとして団体を牽引してきた。

 この日挑戦したT-Hawkは、CIMA率いるユニット“#STRONGHEARTS”のエースにして新興団体・GLEATのエース。全日本への参戦歴も多く、昨年9月にはエル・リンダマンとともにアジアタッグ王座を戴冠し、今年のチャンピオン・カーニバルでは初出場にして一時は優勝戦線に名を連ねたりと存在感を示してきた。

 今回の三冠戦は、宮原が同世代のライバルの1人であるT-Hawkを指名する形で実現。T-Hawkは自身の入場曲ではなくGLEATの団体テーマで入場し、団体を背負って大一番に臨む覚悟を見せた。

 試合は、互いが相手の全力を受けきった上で勝つファイトスタイルということもあり序盤から白熱。
 宮原がエプロンでのパイルドライバーを決めればT-Hawkも得意の逆水平チョップで宮原をコーナー上から場外に叩き落とすといった、リング内外を問わずの激戦を展開。宮原はブラックアウトの名で、T-Hawkはケルベロスの名で使うニーアタックの撃ち合いとなり、これを制したT-Hawkが必殺のナイトライドを決めるも宮原は意地のキックアウト。追撃を狙うT-Hawkに宮原がゼロ距離ブラックアウトを叩き込み、最後はこだわりのシャットダウン・スープレックス・ホールドで沈めた。

 見事V4を果たした宮原が「T-Hawk!あんたみたいなな、エネルギーがあるレスラーが同世代にいて誇りに思うよ。そして!今日あなたと闘えて誇りに思うよ。これから先、俺らの世代で、このプロレス界引っ張っていかなきゃいけないんだ。お前は間違いなくその中の一人だろ。これから先の闘いでまた!あんたと対峙した時は、今日以上の試合をするぞ。そして!お互いこれからの人生を、GLEATしようぜ」と最大限の賛辞を送ると、T-Hawkも「宮原健斗、やっぱりあんたは、最高の男ですね。おい、GLEAT、最高の男と認めてんだ。お前は常に最高でいろ。すぐに追いかける」と笑顔で返した。


 そして、宮原は次期挑戦者としてジェイク・リーを指名。ジェイクは、前三冠王者であり、昨年10月16日の大田区総合体育館大会で60分フルタイムドローで決着を付けることが出来なかった相手。王者直々の指名を受けて登場したジェイクは「大田区の続き、やろうか、宮原健斗。俺は、いつだってウェルカムだ」と快諾。
 宮原は王者権限として6月19日に大田区総合体育館で行われる全日本プロレス50周年記念大会での対戦を要求。正式決定は出ていないものの、宮原とジェイクの頂上決戦は然るべき舞台で行われることになりそうだ。

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